インスタレーション

『半魚が忘れた輪切りの夢』小林藍

オバラです。明日よりシルバーウイーク、当校も暦通りお休みを頂きます。皆様お間違えのないようお気を付けください。それに伴い、ブログも1週間お休みさせて頂きます。

武蔵野美術大学油絵科大学院に通う藍より、展示のお知らせが届きました。
 ・高2の時の自画像はこちら
 ・昨年の卒業制作で優秀賞を頂いた作品はこちら
彼は高校生の時はガツンと訴えかけてくる油絵を描いていましたが、映像や漫画なども大好きでした。大学に入ってからは専らインスタレーション作品を制作しています。
インスタレーションとは現代美術のジャンルの一つで、空間全体を作品として、鑑賞者に体感させるもの。部屋全体が作品になっていて、歩き回ったり佇んだりすることで、アーティストの世界観が五感に訴えてきます。
と説明すると簡単なのですが、教授が書いた優秀賞の作品の解説を読んでも難解極まりないでしょう。
一部抜粋 ― 【起きた事と起こらならかった事が等価に扱われていることが示唆される。「シンデレラ」において足の大きさ(長さ)を手がかりに物語が駆動するように、「不在」こそが物語を動かす要素として重要なのである。】
ま、体感してみるしかないですね!

『半魚が忘れた輪切りの夢』小林藍+詩霖
2026.9.25(金) 〜 10.4(日) ※9.28(月)のみ休廊 開廊時間:13:00 – 19:00
NOBI ギャラリー 西武国分寺線小川駅から徒歩10分
※9.26(土)の17時からは、トークイベントのため入れない可能性があります。
詳しくはこちら

高輪ゲートウェイ【ぐるぐる展】

稀にブログに出現するミオス卒業生(生徒としては8年間)&元ミオスのスタッフの杉本菜々子です。ご無沙汰しております。
皆様は山手線30番目の駅となる高輪ゲートウェイにはもう足を運ばれましたでしょうか?
高輪ゲートウェイシティにオープンしたMoN Takanawaという文化施設があるのですが、こちらのこけら落とし特別展をエスコートするキャラクターデザインを任され、メインのバルーンも制作しました。
9月まで開催していますので、ぜひ夏休みに遊びに来て頂ければ嬉しいです!

世界は、ぐるぐるでできている。
様々な物語をめぐり、体感しながら未来へのヒントに出会い、自分自身をアップデート。テクノロジーや文化、アイデアの渦に飛び込めば、世界の見え方がぐるりと変わるはず。知るほどに面白い、思わず誰かに話したくなる発見が待っています。
人と人、過去と未来、異なる分野が混ざり合いながら新しい文化が生まれていくことを展示する知的エンターテインメント。
あなたも“ぐるぐる”の世界へ飛び込んでみませんか?

開館記念特別展【ぐるぐる展ー進化しつづける人類の物語】
日程 2026年3月28日(土) ~ 2026年9月23日(水・祝) 10:00〜19:00(金土は21:00閉館)
会場 MoN Takanawa:The Museum of Narratives(モン タカナワ: ザ・ミュージアム・オブ・ナラティブズ) Box1500
料金 一般 2,500円/U25 1,500円/小中高生 800円/未就学児 無料
※全てのチケットで音声ガイドがご利用いただけます。(追加料金なし)

強気でばかりはいられない

コロナ禍(6年前)に、授業閉鎖の暇にかまけて作った栄養ドリンクの侍

小原です。3月半ばに浪人が決まって、長い時間掛けてようやく自分の中で気持ちが落ち着いて、言いにくいのにちゃんと報告に来てくれた学生がいました。「ごめんなさい」と言わせてしまうのが、心苦しいです。
受験の1年前(高2の終わり)にはミオスを退会して美大受験専門の予備校に通うので、私に謝る必要は全くないし、なんなら予備校の先生に言う必要もないでしょう。でも、そう言いたくなる気持ちも分かります。そう言うより他に、別の言葉も見つかりませんしね。

刀身の長さと鞘の大きさで釣り合い自立 刀はちゃんと鞘に収まります(でも刀を手から外すと、倒れてしまいます)

しかし浪人生は「応援に応えられずに申し訳ない」気持ちはあっても、他人を妬む負のオーラは不思議とないんですよね。ひたすら落ち込んで、「不合格だったので、もう1年頑張ります!」のように吹っ切れるのが5月でしょうか。

みなさん自分を奮い立たせるジンクス・おまじない・ルーティン・縁起担ぎなどありますか?それはいつ決めましたか?弱っている時ではなかったでしょうか?
凹んでいる時は、自分でテンションを上げなければなりません。勝負の前にストレスを減少させ、自信を増加させる。受験生たちも、そんなオリジナルの必勝パターンを考えて、戦ってもらえればと祈ります。

侍の参考にした、お菓子の空き箱で工作をする作家さんのページはこちら

入選してました(過去形)

増村 油彩

小原です。本日に会期が終わりました『2026年 第48回 神奈美公募展』に出品されていた増村さん。終わってからこの写真とこんなメールが!
「今年も神奈川美術協会主催の〈神奈美公募展〉に2点出品し、共に入選出来ました。
2作品共に教室で描いた作品です。
尚、会場の横浜市民ギャラリーには〈あらかわ画廊〉の『花満開の時展』が置いてありましたよ。」
もう!展示が始まる前に言ってください!私の展覧会の話なんていいんですよ!私はいつも画廊の企画展なんで、きっとオーナーが絵が売れるようにDM送ってるんです。プンプン!

左の作品の講評はこちら
右の作品はブログに載せていませんでしたので、少しご紹介させて頂きます。

運河の作品は、決して目を惹く派手さはありません。しかし、見つめていると鑑賞者が空間に溶け込み、やがてその一部になっていくかのように感じさせます。
整然とした街並みにやわらかい光が当たり、時を重ねた建物の肌合いが美しく照らし出されています。
穏やかな川の流れと共に、やさしい時間が流れ…
偶然の水のゆらぎ、主張し過ぎない船の存在の落ち着きが私の心をつかみ、いつまでもこの場につなぎ留めます。

増村さんが初めて「ここで筆を置くべきだ」と作品が告げる瞬間を、感じた作品ではないでしょうか?絵は理屈ではなく、感覚が完成を決めるのです。

題名ありき

小原京美 『あゆみ』 透明水彩/絹本

小原です。現在、銀座の画廊で展覧会を企画して頂いております。すでに1週間が過ぎ、あと5日間で終了です。(最終日4月11日の土曜日は16:00まで)
4人のグループ展ですので、私以外の作家の話も聞けて楽しいと思います。ぜひ多くの方にご覧になって欲しいです。

私は漢字の題名を付けることが圧倒的に多く、作品が完成してから作風に合った題名を考えます。この2枚『あゆみ』と『めぐる』はタイトルを先に決めてから、何を描こうか考えました。二年前の個展最終日に父が他界し、今回の展示も三回忌法要をはさんだ会期でしたので、再生を感じさせる絵(+タイトル)にしたいと願いこの作品達ができました。

小原京美 『めぐる』 透明水彩/絹本

3月31日(火)〜4月11日(土) ​12:30〜18:00〈日曜休廊 / 最終日16時終了〉
あらかわ画廊|Arakawa Gallery
〒104-0061  東京都中央区銀座1-10-19 銀座一ビル3F
■有楽町線 銀座一丁目駅 出口10番11番より徒歩1分
■銀座線 京橋駅 出口2番より徒歩2分

東京方面についでがございましたら、ぜひお立ち寄り下さいませ。
オバラ在廊予定日  4月7日(火)12:30~15:00 、9日(木)12:30~15:00 、10日(金)全日 、11日(土)全日

花の展覧会

小原京美 『揺らめき』 透明水彩・墨・絹本 

小原です。来週から銀座で展覧会を行いますので、お知らせです。今回は個展ではなく、画廊企画の四人展となります。企画のテーマは『花満開の時展Ⅲ』

私は古い着物の裏地の絹に、透明水彩や墨で描いています。日本画の世界では、絹本(けんぽん)と呼ばれ、掛け軸などの制作に使われることが多い素材です。絵を描く媒体として唯一の動物性。(蚕が作っているのでタンパク質で構成されています。)
絹は微かな光沢を帯びています。油彩のキャンバス(麻)などと比べると非常にもろいのですが、その儚さに心を奪われ、制作を続けています。自分と真逆なものに惹かれるのかもしれません。

DMより
花弁が散った後しばらくして蕊(しべ)は いっせいにはらはらと舞い落ちる。
満開の時が過ぎ その後の桜にも美を見出す。
和の神髄かもしれない。
そんな日本の春の風情に またひとつ酔わされてみたいと思います。

3月31日(火)〜4月11日(土) ​12:30〜18:00〈日曜休廊 / 最終日16時終了〉
あらかわ画廊|Arakawa Gallery
〒104-0061  東京都中央区銀座1-10-19 銀座一ビル3F
■有楽町線 銀座一丁目駅 出口10番11番より徒歩1分
■銀座線 京橋駅 出口2番より徒歩2分

東京方面についでがございましたら、ぜひお立ち寄り下さいませ。
私が在廊予定の日は、3月31日(火)全日 、4月2日(木)12:30~15:00 、4日(土)全日 、7 日(火)12:30~15:00 、9日(木)12:30~15:00 、10日(金)全日 、11日(土)全日です。
※4月5日(日)日曜休廊、最終日4月11日(土)16:00 まで

卒業の季節‐卒展のお知らせ

マユカです!今回は私の作品についての記事です。多摩美術大学で3月13日〜15日にかけて開催される、卒業展示(学内展)についてのお話をさせていただきます。

いつの間にやら四年生、私自身あっという間すぎてびっくりしています。この四年間は主にデジタルでイラストレーションの作品を作り続けてきたので、締めもイラストでの制作にしました。

私のイラスト制作のルーツが「ゲーム」なので、大学の卒業制作ではそのルーツを辿るようにゲームのコンセプトアートを想定した作品群によって世界観を伝えるような展示を目指しています。ゲームの内容がどう、と言うよりはキャラクターデザインや風景などのビジュアル面を押し出して見せる目的での描き方をしています。

舞台は中世ヨーロッパ、当時のカメラでは白黒にしか映らなかった世界をモノクロのままに冒険する、そんなイメージの世界観です。

卒業審査の際に撮ったものしか全体の写真がなく見辛いのですが…
これらの作品、実はデジタルだけでなく油彩でも一部作品を製作しています。

「よりゲームの世界観に浸ることのできるコンセプトアート」とは何かを考えた時、写真を使用すると生々しすぎてゲームっぽさが損なわれてしまう、デジタルでは印刷した時の質感があまりにも現代で世界観に浸れるかと言われたら怪しい…など様々試行錯誤した結果、油絵が「時代を表す目的」でも「生々しさを打ち消す目的」でもぴったりだと感じ、5枚ほどの油彩画を描き、うち2枚にはパネルに印刷したキャラクターを貼り付けてゲーム画面のような表現を施しました。

また、グラフィックデザイン学科は各々が一番得意な表現を用いて一つの大きな作品を作り上げる、という製作形態をとっているので、イラスト以外にも立体作品や服飾系の作品、平面作品など様々な作品を見ることができるのも魅力の一つです。ぜひ見にきていただけたら嬉しいです!

会期 : 2026年3月13日 – 3月15日 10:00~18:00(最終日15:00まで)
会場 : 多摩美術大学八王子キャンパス 東京都八王子市鑓水2-1723

学内展のホームページはこちら

受賞作家奨励展

鈴木M 油彩

昨年の春に県展(県展の記事はこちら)に出品し【横浜市会議長賞】を受賞した水曜午前クラスの鈴木さん。横浜で受賞者だけの展示会が行われるそうです。1回の出品でこのように再度展示の機会が頂けるのは嬉しいですね。励みになります。
お近くまでお越しの際は、ぜひ足をお運びください!
(この作品の講評はこちらをご覧ください。)

【県展受賞作家奨励展】
会期: 2026年2月26日(木)〜3月3日(火)  
   10:00〜17:00(初日14:30 OPEN)
場所: 港南区民文化センター ひまわりの郷ギャラリー
    京急市営地下鉄 上大岡駅 駅ビル中央棟4階

未来と伝統への眼差し

香月 油彩

大竹です。今回ご紹介させていただくのは、香月さんの油彩画です。どちらもF20号(727mm × 606mm)の大作で、見応えのある作品となっています。

左の作品では、お二人のお孫さんの後ろ姿が描かれています。お兄ちゃんのきちんとした服装や、光を受けて輝くランドセル、そして満開の桜から、入学式の日であることが伝わってきます。新しい世界へ踏み出す高揚感と、少しの不安の両方を抱えながら並んで立つ姿が、とても愛おしく感じられますね。
満開の桜はまるで二人の門出を祝福しているかのようです。さらに、周囲の風景を映し込む川面の美しい表現は、画面に奥行きと静かな時間の流れを与えています。きらめく水面は二人の行く先に広がる明るい未来を予感させます。
香月さんは以前にも幼い頃の二人の後ろ姿を作品にされています(コチラ)。鑑賞者もまた、作品を通して時の流れや子どもたちの成長を追体験し、自身の記憶と重ね合わせながら温かな気持ちになることでしょう。

右の作品は、歌舞伎の演目「連獅子」を題材にしたものです。近年では、映画『国宝』の公開をきっかけに、若い世代の間でも歌舞伎への関心が高まり、改めてその魅力が見直されています。歌舞伎座では写真撮影が禁止されているため、ポスターやグッズなどを参考に制作されていますが、それを感じさせないほどの迫力がありますね!
豪華絢爛な衣装、金色の煌めき、緻密な文様の描写。大胆な構図の中に、歌舞伎独特の緊張感と静かなエネルギーが宿っています。特に、人物の表情と視線の力強さは圧巻で、画面から強い気迫が伝わってきます。背景を深い色でまとめることで、衣装の鮮やかさや人物の存在感がより一層際立ち、舞台の神聖な空気までも描き出しているようです。
日本の伝統芸能が持つ厳かな精神性を、丁寧な観察と確かな描写力によって表現しています。

こちらの作品は、3月より開催される実生会展にて展示される予定です。ぜひ会場で、実際のスケール感と絵肌の息遣いを体感していただきたいと思います。

【第11回 実生会展】
会期: 2026年3月6日(金)〜10日(火)  
   10:00〜17:00(初日12:00開館・最終日14:00閉館)
場所: 上野の森美術館 本館2階

芸大生の作品展

F50(1167×910mm) 木製パネルに高知麻紙、岩絵具、墨、膠、胡粉

ブログアップが1日遅れてしまい申し訳ございません。サトルです。今日は僕の展示のお知らせをさせてください。
1/24〜1/30にギャラリーカクカッコ(東京都中央区銀座1-14-11銀松ビル4階)にて、藝大、多摩美生による展示会を開催します。

グループ展の展示タイトルは『混線中』、メンバーは日本画2名、油画科5名。日本画、油絵、立体作品の様々なジャンルの作品を展示します!
(実はDMをデザイン科の友人に頼んでいたのですが、体調不良で完成が伸び、本日までブログを待っていた次第です。結局間に合わず、ここに載せることができませんでした。)

この展示は藝大の建築科の2年生がオフィスビルの一室を借りて作った、期間限定のギャラリーを使うので、完全に作家達が好きなように、自由なコンセプトで展示する事が出来るようになっています。展示に向けて作品を作るのではなく、今までの作品でとにかく気に入っているものを持ち寄りますので、等身大の芸大生の作品が見れるのが今回の最大の魅力!僕は日本画2枚とドローイングを展示します。銀座ではギャラリー巡りやショッピングも出来ますので、お越し頂けたら幸いです!

展示期間 1月24日(土)〜1月30日(金) 13:00〜19:00
展示場所 東京都中央区銀座1-14-11銀松ビル4階 地図はこちら 東京メトロ 銀座一丁目駅 10番出口より徒歩約1分
髙木の在廊日 1/26、1/30以外は終日在廊予定です。