ナツメです。人生最後の春休み!ということで、アトリエもお休みをいただき、母と2人で10日間イタリアへ行ってきました。本日は作品紹介ではなく、旅先で訪れた美術館のお話です。
イタリアはちょうどオリンピックの開催期間中でしたが、開催地付近には行かなかったためか、駅や空港にポスターが貼ってある程度で街中でそれらしい盛り上がりを感じることはありませんでした。もしかするといつもより人が多かったのかもしれません。ホテルではテレビでさまざまな競技中継が流れていて、夜はそれを眺めながら過ごしていました。
最初に訪れたのは、ローマのヴァチカン美術館。
ヴァチカン市国の中にある巨大な美術館で、すべてをゆっくり見て回ろうとすると丸一日ではとても足りません。ラファエロの『アテネの学堂』や、ミケランジェロの『最後の審判』が特に有名です。

建物自体も壁や天井の隅々まで装飾が施されており、目がいくつあっても足りないほど。
個人的に一番惹かれたのは、石像がずらりと並ぶ部屋でした。所狭しと配置された彫刻群は、地震大国の日本ではまず見られない方法で展示されていて、それだけでも文化の違いを感じます。デッサンが捗りそう!

たくさん歩いた末に最後の大聖堂に辿り着き、いよいよ最後の審判が見れる!と思ったのですが、なんと修復中で、絵を囲う足場しか見ることができませんでした。悔しかったので、記念にポストカードを購入しました。
また、その他にもミケランジェロのダビデ像があるフィレンツェのアカデミア美術館、ボッティチェリの『ヴィーナスの誕生』、レオナルド・ダ・ヴィンチのデビュー作『受胎告知』などが有名なフィレンツェのウフィツィ美術館にも訪れました。

ダビデ像。500cmと想像以上の大きさで、近くに立つとその迫力に圧倒されます。
見ていて特に印象に残ったのはキリスト教絵画の多さでした。展示作品の多くが聖書の場面を描いたもので、体感では8〜9割を占めていたように思います。
ルネサンス期の画家たちは、聖書や聖人伝に記されている人物や物語を、いかにリアルに、説得力をもって描くかという共通の課題を持っていたといわれています。文字を読めない人々にも物語を伝えるため、絵は信仰を支える重要な役割を担っていたのだそうです。
そうした背景を思うと、画家たちがこぞって宗教画を描き続けたことや、当時の社会における宗教絵画の需要の大きさも自然と想像されます。
宗教と美術が長い時間をかけて深く結びついてきた歴史を、知識としてではなく、体感として受け取ることができた気がします。

超余談ですが、現地で見かけたおにぎりはどれも5€(ほぼ1000円!)でした。そして機内食で“onigiri”と言って出されたのはツナマヨの巻き寿司。来日するイタリアの人には本場のおにぎりを強く勧めたいです。





ナツメです。3月いっぱいお休みをいただきイギリス旅行に来ているので、今月はブログでも旅行記を書かせていただくことになりました!-9時間の時差なので、皆さんが起きる頃に布団に入っています。

