幼児クラス遠足報告2

大竹です。旭先生に続き幼児クラスの遠足の様子をご報告させて頂きます。
当日は天気にも恵まれ、絶好の遠足日和でした!動物公園へ向かう途中のバスでもどの動物を描こうかな?おやつは何を持ってきた?とみんなの期待が高まります。
バスを降りて桜が咲いている坂道を登りきると動物園が見えてきます。お茶も飲んで体力を回復したらスケッチブックとクレヨンを持っていざお絵描き!
まずは私の方で描き方のデモンストレーション(鹿やシマウマの後ろ足はくの字になっている事、一色ではなく色々な色を重ねて描いてみる事など)を行い、檻の前でバリバリ描いていきます。鹿がちょうど餌を食べていたり、シマウマが俺を描いてくれと言わんばかりに目の前にきてくれたりと動物たちもサービスしてくれたお陰でとても上手に描けました!
他のお客さんにも「すごく上手だね〜!」と褒められて幼児たちのやる気にもさらに火が付きます。近くで見るシマウマの大きさやペンギン達の鳴き声の意外な怖さ、鹿の体毛の色の違いなど実際に見てみないとわからない事が沢山あり、良い刺激にもなったかと思います。

おやつ交換やおもちゃでひとしきり遊び、帰り道の坂道も一気に駆け下りてバスに乗り込んだので当日の夜は皆グッスリだったと思います。(バスでも既にうとうとしている子も笑)
世間で明るくないニュースが続く中、子供達の気分転換にもなったでしょう。お家でもスケッチした動物を見返して遠足の事を思い出してね!

そして明日は小学生クラスの遠足です!少人数の参加ですが、その分目一杯楽しみましょう!先生たちもボランティアの中高生の先輩たちもワクワクしています!当日をお楽しみに。

幼児クラス遠足決行!

旭です。今回の遠足は参加キャンセルが相次ぎ、幼児クラス在籍者の半分以下の少人数。密集を避けることにより感染症に配慮した遠足となり、講師も生徒さんに悪影響がないよう、全員マスクをした状態での遠足決行でした。

行き先は桜満開の夢見ヶ崎動物公園。バスでの移動も楽しくおしゃべりがはずみます。人数が少ないと「聞いて聞いて!」の洪水も楽々こなせましたので皆満足そうな笑顔。他に乗客も少なくほぼ貸し切りでしたので、尽きないお話しも「少し静かに話そうね」など注意は不要で、行きからストレス発散・絶好調でした!

行程は動物たちのスケッチをして、広場でおやつタイムをとり、輪ゴムで弾くとくるくる回って飛ぶおもちゃで遊ぶ、という流れでした。加余子先生にスケッチのことはお任せして、私はおもちゃについて詳しくお話します。

今回のおもちゃですが、2つの紙コップの底同士で貼り付け、中央にクリップを曲げたものをトリガーにして接着した、昔懐かしいゴム飛行機のようなおもちゃでした。紙コップの部分に思い思いの絵柄をつけて飛ばすことで、描いた絵柄はハートや星なのに、クルクルと回る模様は色が混ざって全く違って見えてきます。紙コップで軽量なこと、回転することによって滞空時間も長いので、見た目を重視し一度飛ばしてもう少し描き足して…を繰り返している生徒さんもいたのが印象的でした。
また、アトリエに帰って来てからお母さんを待っている間にも、皆で飛行時間や飛行距離を競う遊びに夢中。お迎えに来たお母様に早速おもちゃ自慢していました。(スケッチブックのお絵描きは着いて早々にしたので、おやつタイムとおもちゃ作りで上書き保存されてしまったのかな?wきっとお絵描きはお家で自慢してくれているでしょう。)

帰りの道すがら「もう帰る時間なの?もっと遊びたかったなー!」や「久しぶりにお友達と外で遊べて、すっごく楽しかった!」という声を聞けたのがとても嬉しかったです!!
今回の引率は私と加余子先生、お手伝いのソウキ先輩(中2)だけで行きましたが、生徒たちの元気さがいつもの1.5倍はあったような……。ずっとお家の中にいるのは大変ですよね。アトリエのイベントに参加してストレスを解消してくたら嬉しいです!

自粛に負けず、幼児対象の春休みワークショップはまだ続きます!下の写真は私の考えたカリキュラム『4月1日(水)【スペースシャトル作り】』
コックピットに自分が乗っているスペースシャトルや戦闘機を作ります。ジェットエンジンを搭載した航空機、カッコいいでしょう!?
キャンセルも出て少人数です。過密しないで制作できますので、まだお申込みも承っております。詳細はこちら

講師陣も全力で体調管理に努めておりますが、みなさんもどうかお元気で過ごしてください……!

幼児遠足は発見の旅!

長い春休みはもう終わり、ついに大学2年生になってしまいました、一平です!
今回僕は小学生クラスの学生ボランティア…ではなく、リーダーとして参加しました!なので最初は小学生クラスのことについて少し書きます。

初めてお手伝いではなく責任者側に立った今回の遠足は、小学生一人一人が個性豊か過ぎてまとめるのに苦戦しました。ですが途中から自分はイエスキリストだと言い聞かせ、迷える子羊達(小学生達)を無事、他の従者達(先生方や学生ボランティアの方々)と共に神の国(夢見ヶ崎動物公園)に導かせる事が出来ました。

あいにくの天気により午後の予定と午前の予定をチェンジしたりとアクシデントはありましたが、みんな飛ぶオモチャでは男子はどうやったら遠く飛ぶか、女子は柄はどんな風にしようかとそれぞれで楽しみ、絵の方もシマウマの体の形やフラミンゴの羽の質感などこだわりをしっかりと持てていました。結果、今回の遠足は100点中120点と言えるでしょう!

大竹先生をはじめ、手伝ってくれた菜々子先輩や高校生達が小学生クラスの遠足のブログを僕より詳しく書いてくれているので、僕は幼児クラスの遠足について書こうと思います!(でも昨日の旭先生のブログにほとんど紹介されているので短めに…)

少し暑いくらいの春の日に、元住吉からバスでちびっ子達を連れ約30分、旭先生が道を間違えかけたり(事前にしっかり下見にも行ったのに!)…と若干のアクシデントはありながら夢見ヶ崎動物公園に到着です。はじめはみんな「くさ!」「ライオンは?キリンは?いないの?」など苦情タラタラでしたが、描き始めると小学生のお兄さんお姉さんにも負けないくらいたくさんの動物を集中して描きました。

「シカの角って意外と短いね」「甲羅の模様が11匹違うよ!」「シマウマの白いところ結構汚いねー」「ペンギン白と黒以外にも色あるよ!」など沢山観察をして沢山の事に気付けましたね。何もフィルターがかかっていない、純粋な目で本物を見れた事、いつもは図鑑や写真などの止まった動物ばかりですが外に出て、動く動物をスケッチ出来たことは、なかなか無いとても良い体験でした!みんな線に迷いが無くて素晴らしい!

一通り動物達を描いた後はお菓子交換タイム!みんなそれぞれ持ってきたお菓子を僕と旭先生にたくさんくれました。喋ったことがない子がいても積極的にお菓子を交換しに行って皆で交流していたので「チョコボール1つぶでここまで仲良くなれるなんて…」と悔しい気持ちがまた込み上げてきました(笑)

そして幼児クラスも飛ぶオモチャを作ります!ですが、小学生のお兄さんお姉さんとは違います。輪ゴムで上に飛ばすと描いた柄が回転しながら下に落ちてくるオモチャです。
思い思いに好きな柄を描き、飛ばして楽しんでいました。上に飛ばすのが難しかったので落とす方にチェンジし、ノリ先生の指示でみんなすぐさま展望台へ!そして展望台から落として綺麗な柄を見る事が出来ました。

幼児クラスを卒園する子もいますが、ミオスをやめてもどんな時でも何かを観察し発見するワクワクと、好奇心いっぱいで成長していって欲しいと思います!

最後になってしまいますが、遠足に同伴してくださったお母様方、僕達に子供達を預けてくださった保護者の方々に感謝を申し上げたいと思います。本当にありがとうございました!

春うらら、幼児遠足

幼児クラスの旭です!本日は幼児クラスの遠足についてお話しさせてください。
前日の小学生クラス遠足の時の曇り空はどこへやら、翌日の幼児クラスは暖かく日差しが眩しい遠足となりました。午後にアトリエに集合して、バスに乗っていざ夢見ヶ崎動物公園へ出発します!
ミオスの外に出るからか、みんなの面持ちは緊張で少し暗め、帰りたさで体調の悪くなってしまう子が出ませんように……などと祈ってる間に、子どもたちはバス車内でガンガン打ち解け、緊張もほぐれていったようです。それどころか少し盛り上がりすぎたような?でも、「バスの中ではアリさん声だよ〜」と一声かけるだけで他の乗客にも子どもたちはちゃんと気遣えるところが偉かった! 


夢見ヶ崎動物公園前バス停に着くなり、走り出したくてウズウズする子どもたち。さっきの緊張は何処にいったのか、公園で見る新しいものに興味津々なようです。

記念撮影をぱしゃりと撮ったら、早速シマウマを描きます。「縞の形がうまくかけない〜」と嘆く子が多いのですが、確かに臀部と胴体の境目の縞の形がどう続いているのか、など、幼児にはわかりにくい点も多いのがシマウマです。しかしそこに気がつけているならば、見る目がついてきている証拠。図鑑ではなかなか見ることのできない真後ろから見たシマウマや、頭を振るって求愛するシマウマなど、現物を見ることの影響は凄まじいですね。 


難しいシマウマの次はペンギンさん。やはり子どもたちはペンギンが大好きでした。ここで面白かったのが、構図でした。もちろん横向きで直立するペンギンを描くのが一般的だし、映えます。しかしある子は日向ぼっこをしているペンギンを後ろから描いていました。少し手を抜けば黒い塊になってしまうんですが、ヒレのシルエットや頭のもたげ方、腕につけているリングを描き込むことで、これがペンギンなんだ、と説得力を持たせている。「絶対横から描いた方が楽なのに〜」と思わずにいられませんが、そのパンキッシュな姿勢には感動するし、一人の若い表現者として見習うべきだと痛感します。

愛くるしいペンギンさんとバイバイして、シカを描きにいきます。シマウマやペンギンに比べたら地味っぽく感じるシカさんですが、実はそんなことはありません。シンプルそうな毛皮もよく見ると色の変化があるものだし、何より夢見ヶ崎動物公園ではシカの生息数が多いため、モチーフの数としては事欠かないのです。シマウマとは違う頭の形、特徴的な尻尾を描き終えて、今度はシカさんたちの前でパシャリ。いい絵が描けましたね! 


絵を描き終えて糖分が足りなくなったところで、広場に行ってシートを広げ、お楽しみのおやつタイムです!各々が持ち寄ったお菓子を交換して、いろんな味を楽しみました。普段こんなに沢山食べることがない甘い物が一杯で、楽しかったですね!みんなで輪になって、好きなものを共有する楽しさも知って貰えたようで嬉しい限りでした。

丁度良く眠くなる頃合いですが、まだ終わりません。シートを畳んで、ゴミを片付けたら、飛ばして回るおもちゃをつくります!フタバガキ(下図)の種子を模した昔懐かしいおもちゃです。公園で見つけては投げ飛ばして遊んだ方もいらっしゃるのでは??
自然の創り出した面白い形から着想を得たおもちゃ、いかがでしょうか。薄いスチロールボード、厚紙、テープがあれば簡単に作れるところもセールスポイントです。ですが、水性マジックで色をつけて、回転する時ひとつの模様となるのを見るのも楽しく、何故回るのか?ということも考えてもらえることから教育面でもとてもよい教材です!
 
帰りのバス。動物園でまだ動物を見ていたい、遊んでいたい。でもお家に帰りたい。それらの複雑な感情をミックスさせながら帰途につきます。みんな、楽しんでくれたでしょうか??お家でお話ししてくれるような遠足に出来たなら、それは幸せなことです。
 
最後になってしまいましたが、同伴頂いたお母様方、道中様々な面でサポートしてくださり本当にありがとうございました。信頼してお子さんを預けてくれた保護者の皆様にも感謝申し上げます、大学生という若輩の身ながら、貴重な経験をさせていただきました。そして最後に、一平先生のサポートがなければ私は道を間違えていた…後輩とは思えない不可欠な存在でした。小原先生には言うまでもありませんね!
 
最後の挨拶だけで一記事分かけてしまいそうなので、この辺で終わります。重ね重ね、ありがとうございました!!

春爛漫!幼児遠足

こども達だけでなく、先生たちも楽しみにしているスケッチ遠足!!私は遠足引率が11回目となりますが、過去最高の満開の桜&スケッチ日和だったと思います。上着いらずの初夏のような暑さの中でのスケッチにも関わらず、元気いっぱい疲れ知らずのこども達!通常授業と違う環境、しかも屋外ということで、普段の制作では見ることのできないテンションのこども達。絵を描く時の眼差しも違うなぁと感じる場面が多々ありました。

動物園内は、お花見の方が例年より非常に多く、かなり混んでる中でのスケッチでした。暖かく気持ちの良い気候で、動物達もご機嫌な様子。最初に描いたヤギは、はじめお昼寝中でしたが、スケッチの準備が整ったところで、スッと歩き出し、手で触れそうな距離で描くことができました。最後にはお立ち台の上にも乗ってポージングの大サービス!モデルのヤギさん、絶妙なタイミングを計って、慣れたものです。

次は、フラミンゴとペンギンです。フラミンゴは羽根の色をクレヨンで表現するのが難しく、ピンク、オレンジ、白、ペールオレンジなど、自分が感じた色を積極的に混色していき、美しい色が出せました。ペンギンは、暑さの為か外には一匹もいなくて、水中を物凄いスピードで泳いでいるので、目で追いかけるのが大変!一瞬で観察しなくてならないので、集中して見る技も習得できました。羽を動かして泳いでいる姿をリアルに感じたり、皮膚のザラザラした感触もしっかりと観察できたと思います。水槽のガラス越しに見るのは、やはり迫力がありますね!

最後にシマウマを描いたのですが、これまた運良く私達の近くまで来てくれました!やっぱり、モデル慣れ?です。途中、木の上に止まっている鳥の糞の被害も受けながらも、しっかり4枚描き上げました。

スケッチの後は、おやつ&あそびタイム。今回の飛ばして遊ぶおもちゃは、地上で飛ばしても遠くまで飛び、展望台の上から飛ばすとさらに良く飛び、何度も何度も繰り返し走り回ってました。みんな最高の笑顔!元気!元気!帰りのバスの中でも誰ひとり寝ることなく、お喋りしながら、まだまだテンションマックス!引率して頂いた保護者の方、途中色々な場面でご協力を頂きまして、ありがとうございました。私達にとっても、年に一度の楽しい楽しい遠足でした。

最後に私事ですが、この遠足授業をもちまして、幼児クラスの担当を終えることとなりました。ようじクラスのみんな、ありがとう!保護者の皆様にも心より感謝申し上げます。(Eri Ito)

夢見ヶ崎動物公園にスケッチ遠足と感謝な気持ち

水曜日担当の滝口です。
 今日は、幼児クラスで夢見ヶ崎動物公園にスケッチ遠足に行きました。桜満開で春日和、いや初夏並みの暖かさで、動物園も広場も人でいっぱいでした。細かいスケジュールやそれぞれのスケッチの内容は、後ほど伊藤先生の方からの報告でお願いして、僕の方は全体の感想としていきたいと思います。

 まずは、動物園での遠足スケッチって、結構動物次第でどんな感じで描けるかが決まってしまうので、座りっぱなしだったり、お尻向けて顔が見えなかったり、逆に動き回って落ち着いて描けなかったりというハプニングが多くて、段々描くよりも見てる方が長くなったりしてしまうことが多いのですが、なんと今回は素晴らしい結果が!!
 まるで、動物たちはミオスの専属モデルたちかと思わされるかのごとくに、みんなが描き始めると、近くに寄ってきてくれたり、見やすい位置でちゃんと止まっていてくれたりと、全く動物たちで苦労することがありませんでした。描いたのは、ヤギ、フラミンゴ、ペンギン、シマウマでしたが、みんなしっかりと描くことができて、教えて回る僕らもとっても楽な感じでした。最後のシマウマなんて、クレヨンとか準備している時には、お部屋の中に入ってしまったのに、描き始めようと思ったら、部屋から出てきて描いてるみんなの前に止まってくれていました。まずは、動物たちにありがとうと感謝したいです。

 次に、参加している幼児たち。動物園に来てしまったら、もう楽しくって楽しくって絵を描くどころじゃないくらいに飛び回ってしまうかと思いきや、みんな本当に絵を描くのが好きで、シートを敷いて描く準備ができたら、描き方を教わりながら、真剣に最後まで描ききっていました。顔から足先、尻尾、体の模様に至るまで、動物を見て何色か、どんな模様があるのかなども確認しながら、しっかりと表現していきます。描き終わってしまっても、まだ次何描いたらいいのかな?と、地面や水など背景も塗ったりで、本当に絵が好きじゃないとこんなに真剣にならないよな〜と感心しっぱなしでした。
 スケッチを終えて広場に移動して、お菓子タイムや工作したおもちゃを使って飛ばして遊ぶ時間でも、作った工作を使って楽しく遊んでいる姿を見ているだけでも、美術というきっかけというか物作りとそれを使って楽しむという教育がしっかりと培われていて、とっても素晴らしいと思いました。それは日頃のご家族の家庭教育によるものと思います。そんな美術を教えていける子供たちやご家族に感謝です。


 それとこういったイベント企画の授業は、ついつい時間にルーズになりがちで、遊びの方が多くなってしまって、絵画教室なのにただ遊びに行っただけになってしまいがちなのを、滞在する時間の中でどのくらい一つの場所で動物を描くのか、どのくらいの数の動物を描いて欲しいか、その後の広場に移動しても残りの時間で何をして過ごせるかなどをしっかりと事前に考えていて、無駄のなくかつ飽きさせない工夫をして授業づくりをさせれているアトリエ・ミオス伊藤先生には、とても勉強させてもらいました。僕も以前、専門学校で学生を連れて動物園のスケッチをして回りましたが、やはり広い動物園を決まりなく生徒に回させると、どうしても生徒の意欲の差が出て、ただ見て回るだけの人としっかりと描いて過ごせる人に分かれてしまいます。授業の内容は、やはりそれを組み立てる先生の力でもあるなと思います。このスケッチ遠足の組み立てをしてくださった伊藤先生には本当に感謝です。

 今回のスケッチ遠足で、僕のアトリエ・ミオスでの授業も最後になりましたが、とっても楽しく子供たちに触れ合うことができ、しかも美術を楽しんでいる子供たちを見られて、初心に帰ることが出来ました。これからは、僕も表現者としての世界も大事に続けていきながら、同時に若い世代に楽しさを伝えていく美術教育も残りの人生で大事にしていきたいと思っています。来週に最後のブログを書きますが、今回は全て感謝のブログとして、こういう機会をいっぱいくださったアトリエ・ミオスに感謝です。ありがとうございました。

園児の動物画

オバラです。昨日の伊藤先生の記事に続き、幼児遠足・11人分の作品ご紹介!
カメラの不調により、かなり小さく載せることになってしまい申し訳ないですが、こんなに小さい画像ですら、イキイキとした動物たちが描けているのが良く分かって頂けるかと思います!
一緒に参加して下さった親御様に「こんなにステキな作品ができるなら、遠足を1年に1回とは言わず、しょっちゅう企画して下さい!」と言わしめるほど。

小学生も幼児も今年の遠足は鳥インフルエンザの影響で閉鎖している檻が多く、見られる動物の種類が限られたことによってギャラリーが1ヶ所に集中してしまい、人の頭越しにチラ見という最悪の事態の発生に備え(実際下見の際はそういう状況になっていました)、事前に大人げなく本気モードで描いたクレヨン画を持参して挑みました。
が、有難いことに当日はインフルエンザは終焉していまして、どの動物もほとんど間近で見る事ができ、上記のような素晴らしい幼児絵画の出来栄えに仕上がりました!
せっかく描いた絵を自慢する機会もないままスゴスゴ退散。久々に「絵って、上手いだけじゃダメなんだ…」と敗北感に打ちひしがれました。
鳴き声を聞きながら、巻き散らかされた毛を触りながら、うん〇の臭いを嗅ぎながら、動物に話し掛けながら、五感をフルに使って表現しないと本当の意味でのリアリティーは生まれません。各パーツの形状や、動く場所(関節)の状態に触発されて描き、例え思ったように全体像が描けなくても、自分の中での視覚イメージでその動物が完成されていく。心の感動が結び付くことによって絵画制作が成り立っていく様を目の前で見せ付けられました。
鳴き声が大きいからくちばしを大きく描いた、岩山に軽々登って行ったのを見ながら描いたから足の関節が一つ多い、胴体の模様が面白いんだから足も首もいらない、まさにキュビズムの考え方と同じではありませんか!

普段学生達に「お前の絵は何が描きたかったかわからん!感動が伝わらない絵なら描く意味がない!没収!焼却!」と頭ごなしに怒鳴っていますが、答えは身近なところにありました。
話しが反れますが、浪人が決まった学生を慰めようとバーに連れて行ったら(飲ませていませんよ)「俺、英語の学部受けたのに、英語が楽しいって思ったの12月になってからだったんだ。それまでは大学に合格する為に英語勉強してた。そんなの受かる訳ないよ。でもそれがわかったから、浪人するのが楽しみと言える程強くもないし、親にも申し訳ないけど、怖くはなくなったよ。」と言っていて、勉強でも制作でも「心から楽しい」と感動することの大切さをひしひしと感じたのでした。

なんだか幼児クラスの遠足と離れてきましたが、この小さき人達の動物画には、そこまで考えさせるパワーが漲っているということが分かって頂ければ幸いです。
23年続けている二日連続の遠足に、そろそろ体力の限界を感じてきてはおりますが、こういう感動をもらえると思うと若者に引率を譲るのも惜しくなるというジレンマに悩まされ、悶々です。

幼児スケッチ遠足に行ってきました!

昨日幼稚園生もスケッチ遠足に行ってきました。元住吉から市バスに乗って、夢見が崎動物公園へ。ほぼ貸し切り状態のバスの中では、動物園にはどんな動物がいるのかなぁとお喋りが弾みます。みんなとのお話が楽しくて、一番喋っていたのがノリ先生と私。こども達から「バスの中では静かにしてね!」とダメ出しが、、、。(スミマセン!)20分程の乗車時間でしたが、そんなワクワクタイムであっという間に到着。動物園は山の上にあるので、バス停からはひたすら坂道です。幼稚園生には疲れてしまいそうな長い道のりだけど、ミオスの子ども達は元気元気!何故かクリスマスソングとアニメソングを歌い、坂のラストでは猛ダッシュする気力も残っているほど!

今年は鳥インフルエンザの影響で、下見の時は非公開の動物がいくつかあり、当日どれだけ見れるかなと心配していましたが、ラッキーなことにペンギンもフラミンゴも見ることができました。(よかった~)気候が良い為かごきげんな動物が多く、檻ギリギリまで近づいていて、手が届きそうな位間近で観察できました。毛の色や目の色までよ~く見て描いたので、スケッチはどれも素晴らしいです!スケッチ作品は、明日のブログでご紹介しますので、どうぞお楽しみに☆
 
スケッチの後は、お待ちかねのお菓子の時間です。今年は、桜がまだ咲いていないので残念でしたが、外でお友達と一緒に食べるのは気持ちが良く最高に楽しいですね!そして遠足最後は、広場でパラシュート遊びをしました。パラシュートに絵を描いて、展望台から飛ばして走り回って遊びました。「今日の遠足は楽しかった?」と聞くと、「うん!パラシュートがたのしかった」と返事が、、、?じっくり集中して描いたスケッチの達成感があるからこそ、パラシュートの遊びも思い切り楽しめたと思います。まだまだ、みんなと遊んでいたい気持ちも残しつつ、またバスに揺られて、お母さんが待っているアトリエに無事に帰りました。私達もこども達も終始笑顔の楽しい楽し遠足でした!きっとこの日は、ぐっすり寝てしまったでしょうね。参加してくれたみんな、ありがとう!(Eri Ito)

ごきげんな動物達


続いて、本日も幼児クラスのスケッチ遠足の様子をお伝えします。
昨日磯辺先生が遠足の全貌を書いてくれましたので、私からは(全て載せきれないのですが)スケッチ作品をずらっとお見せしたいと思います。

遠足二日前に下見に行ったときは、桜の開花はなく閑散とした園内でしたが、遠足当日は暖かな日で五分咲きと言ったところでしょうか、園内は、老若男女かなりの人で賑わっていました。
その中をミオスキッズ18人+保護者7人+スタッフ4人、総勢29人の大所帯での移動となり、大勢で何をしているのかな?と声を掛けられることもしばしば・・・。
見知らぬ人にもお絵描き上手をいっぱい自慢できました!!

気持ちの良い気候の為なのか、どの動物もとてもご機嫌が良く、モデルとしては絶好!!
スケッチしているこども達の目の前の柵まで来てくれることが多く、動物を間近で見れる楽しさが、作品にも表れています。迫力やリアリティがぐんと増していますね!
スケッチ中には、動物も色々なポーズで動き回り、こども達を楽しませてくれましたが、突然の動物の大きな泣き声にびっくりしたり、目の前で排泄された時には、テンションマックス!!動物のリアクションに、こども達も大喜び!
動物との楽しいやりとりをしながらも、しっかり観察して描いた絵なので、補足説明しなくとも、普段教室で描く絵とは違うこども達の視点を感じてもらえるのではないでしょうか?


そして、こちらは遠足ラストのお楽しみ♪パラバルーン!大きな大きなバルーンの中では、みんなピョンピョン跳ねて楽しそう!
スケッチも、お菓子タイムも、パラバルーンも、まだまだやりたい元気印の幼児クラスでした!(Eri Ito)

幼児も遠足、行ってきましたよ!

昨日は小学生の遠足でしたが、今日は幼児の遠足です!磯辺です!
小学生は電車に揺られていきますが、幼児遠足はバス移動。
場所は毎年恒例、夢見ヶ崎動物園。なんと、無料で入れてしまう動物園なのです。
ライオンやトラなんかの猛獣はいないのですが、フラミンゴやペンギンやヤギやシマウマなんかも結構近くで見ることができるので、スケッチ遠足にはもってこいです。
バス停から動物園までの間に少々きつい坂道があるのですが、そこはさすがの若者たち、ダッシュで集合場所に到着です。

今日は本物が目の前にいるということで、色も本物の色を考えながら一生懸命クレヨンを選んでおりました。例えばシマウマは白と黒、使ったとしても灰色かなというイメージが私の中にもあったのですが、実際に見てみると結構全体的に土で茶色っぽくなっています。
フラミンゴもピンクのように見えて実際は薄いオレンジ…?と、色々な発見がありました。

ペンギンも小さいのによく見て描けていますね。小さい動物ほどちょろちょろと動き回って全然同じポーズをしてくれないのでさぞかし描きづらかっただろうとは思うのですが、短時間で特徴をつかんで大まかな形を描く練習になったのではないかと思います。
作品の写真は明日伊藤先生がまとめてアップしてくださるので楽しみにしていてくださいね!

スケッチの後は、公園に移動しておやつターイム!みんながカラフルなグミや飴、いちごのチョコなんかをくれる中、お返しに「おにぎりせんべい」を配り歩く私…。いや、美味しいし溶けないし虫歯になりにくいし喉にもつまらなそうだからいいかなって思ったんです!一口食べて「なにこれおいしい!」って言ってくれた子もいましたよ!(真剣)

そしておやつの後は恒例のパラバルーンタイム。風が強かったのでちょっと大変だったけれど、みんなしっかり持って遊べて、最後はたたむところまで手伝ってくれました。帰りもまた坂道ダッシュだったのでバスに乗るころにはみんなへとへとだったけどぐっすり眠れたかな?他の遠足で動物園に行く機会があったら、この動物はどうやって描こうかなー?って考えながら見てみてね!お疲れさまでした!