イベント最終報告

外で元気に遊ぶ屋外イベント最終報告、カサネです。このカリキュラムを知った1ヶ月前から、みんなが全力で色を使うところを見られるのが、ずっと楽しみでした。
小学生クラスの4日間とも、水鉄砲の冷たさが嬉しいほどの暑さでしたが、みなさん体についた色は取れましたか?水曜・木曜の二日間参加した私は、鏡で確認し辛い部分がまだ落ち切っていません笑


月曜クラス / 木曜クラス

まずは水のみの撃ち合いから始まり、巨大布への色水発射、みんなの期待値とともに要求グレードが上がり、ドキドキしながら自分の胸へ「度胸だめし」3発!次に友だちの背中にも遠慮がちに3発!真っ白な服に、水の冷たさと色が広がっていきます。


自分の胸に向かって度胸試し / 友達の背中におずおずと

水鉄砲をにぎる手のウズウズが最高潮になった瞬間、小原先生の「よーい、スタート!」ゼンマイを巻き上げたチョロQ状態の子どもたち解放!
「わー!」「きゃー!」という声が一斉にあがり、カラフルな水が飛び交う瞬間は壮観でした!
「芸術は爆発だ!」なんて言いますが、まさに!みんなの創造性の大爆発でした。


一番最初に水鉄砲に水を入れて / 最後は手を洗い?

あんなに真っ白だった服もあっという間にカラフルに、かと思えば混ざりすぎて不思議な色になってたり笑
型にはまらず楽しみ方も様々で、絵や文字を描いたり、手形をつけ合ったり、「色が混ざるのが綺麗!」と言って布を見つめる子もいれば、「髪染めれるじゃん!」と途中からヘアゴムを取る子もいました。


左上 水だけの掛け合いで遠慮を消し去る / 右上 この写真だけ見ると戦争犯罪行為
左下 カメレオン?忍者? / 右下 公園で頭を洗うルンペン?

撃ち合う時間が終わっても、お互いの服や手足を見せ合ったり、「これ、お母さん絶対びっくりするよ!」といたずらに笑っていたり。最後までキャッキャッと満喫していました。きっと親御さんは色んな意味で目を丸くするだろうなあと思いながらも、みんなの満面の笑みを見てとても嬉しくなりました。


白い集団が… / カラフル集団に

巨大な布は乾かして、すでに小さく裁断しました。みんなの撃った色水たちはどんな形のカバンになるかな?余った布をもらい、私もみんなとお揃いのカバンを作らせてもらおうかな?楽しみですね!

テンション限界超え

みなさんお久しぶりぶりです!2019年3月まで水曜、木曜クラスでアシスタントをしていました髙木聡です!夏休みの間だけミオスに復帰してお手伝いさせていただきます。よろしくお願いいたします!

色水鉄砲のワークショップ/ラスト木曜クラスの紹介です!詳しいワークショップの手法や内容は3人の先生が紹介してくれましたので、そちらをご覧頂ければと思います。今回はアシスタント復帰1日目の僕の受けた衝撃(物理的にも精神的にも)をお伝え出来たらなと思います!

水鉄砲というと、やはり警察官の持っている拳銃のような小型のものを想像していたのですが(アトリエで用意していた30個はコレ)、皆が持ち寄った水鉄砲は想像を絶するクオリティでした。まるで西部劇に出てくるような大きなリボルバー銃の形をしたものや、軍隊が使う長い狙撃銃のようなもの、中には背中にタンクを背負いずっと撃ち続けられるようなものまで……!思わず、カッコいい…..!と、高卒一年目にして水鉄砲にときめいてしまいました。

もちろんそんな凄い造形のゴツい水鉄砲は威力も凄まじかったです。もはやホースで水撒きをしているのではないかというほどの量の色水が飛び交っていました。もちろんみんなの白いTシャツは一瞬で鮮やかな色に染まり、僕と旭先生とノリ先生はずぶ濡れ地獄でした。雨で濡れてずぶ濡れ、レベルては無く、もはや風呂に浸かったのではないかというレベルまで全身カラフルな色で染まりました!笑

先生達に比べて子供達はやはり外での運動に慣れているのか野生の本能なのか、不意を突くのが上手く、気づけば後ろを取られて背中とお尻に集中砲火をくらってしまいました…..パンツ真っ青…..。

皆んな水鉄砲を撃つ前どころかミオスで集合している時点でテンションMAXでしたね!それが撃ち始めたらMAXどころか限界を超えたテンションでした!普段静かな子も弾けるような笑顔で相手の服を鮮やかに染めていました!

そんな楽しい戦いが終わった後は皆で自分達が汚してしまった道や看板を色のついてない水鉄砲で撃って綺麗に掃除しました!意外と便利な水鉄砲……。弾けるときは弾ける、真面目なときは真面目なのがミオスの良いところですね!

八月中は木曜日の小学生クラスと学生クラスを担当させて頂きます。久しぶりにミオスでアシスタントをするので、至らないところもあるかも知れませんが、よろしくお願いします!
ちなみにこの日の1番の衝撃は一年半ぶりに会った旭先生がロン毛になっていたことです。(噂では一平先生もサラサラストレートのロン毛とか!?)

色水鉄砲の乱

コロナ騒動と大学の不安定な状況でご無沙汰しておりました、アサヒです!
月曜クラス一平先生、火曜クラス大竹先生に続き、水曜クラスの色水鉄砲のブログです。

今回の色水鉄砲の授業は、私にとって久しぶりの小学生クラスでした。「水曜クラスのみんな覚えてくれているかな?」と、すでに月曜・火曜と高校生アシスタントの先輩達が色水鉄砲遊びをした後のTシャツを借りて、着ながらソワソワと待っていましたが、そんな不安も束の間。入ってくるなり開口一番「アサ先生!何そのダッセー柄のTシャツ!!」「だっさ!」「なんかきたなーい」「何色なの、それは?」と辛辣なコメントを受け、「全然変わってないじゃん!!これなら遠慮なく指導できるな」と安心しました。(ちょっとイラッとしたのは秘密です)

天気は曇り時々雨、水鉄砲に関して十分に説明を受け、自分の胸に自分の色水鉄砲を撃ち、真っ白のTシャツを汚すことへの抵抗をなくす「度胸試し」↓

胸に撃った色と合う色を考え、その色を持っている友達に胸を撃ってもらう「ガンマンの決闘」↓


を行なってから、ついに「色水鉄砲合戦」の開戦です!!

戦いの様相は鮮烈でした。飛び交う八色の色水は弧を描いて戦場を彩り、それぞれのTシャツはみるみるうちに鮮やかな色に染まっていきます。「ここに水色欲しい!」「オレンジ頂戴!」「背中が白すぎる!撃って!!」など、今回の遊びでしか得られない気づきもたくさんありましたね!

「顔は撃っちゃダメだよ!!ダメだからね!」と散々言ったのに、私は合計4回くらい目に入って痛みにのたうちまわりました。友達の顔には撃たないで、私とノリ先生と一平先生の顔にだけ集中攻撃するのは偉かったのですが……。いや、全然偉くはないですね。

最後に色水を撃ちきった水鉄砲にただの水を入れて、元の色水よりも薄くなった状態で撃ち合いました。これがまたオリジナルTシャツにいい味を出していましたと感じます。そのままの濃さで撃っただけだと白の面積が多すぎたTシャツも、薄めた色水で撃つことによって白が全体的にほんのりと染まり、「ただ色水を撃っただけ」ではない完成度に仕上がりました。

うっとうしい小雨も何処へやら、小学生たちの熱気で晴れ間も見え始め、みんな満足げにどろんこでアトリエに帰りました。タオルでゴシゴシ顔や手についた色水を落とします。「これから電車に乗るんだけど!」と言っていた生徒さんも、体に残る激戦の証がちょっと誇らしげでしたね。

感染症で大変な状況の中ですが、みんなが楽しんでくれたならとても嬉しいです。短い夏休み中も元気にお会いできることを心待ちにしています!!

遊んで作品制作

大竹です。火曜クラスでも色水鉄砲、やってきました!あいにくの雨でしたが、どうせ水鉄砲を打ち合ってもビショビショになるのだからと決行しました。(それでも時間を短縮してでのイベントでした)
私は色水鉄砲イベントには今回が初参加でしたが、念のために着替えを持ってきていて正解でした。見事に下着まで色水が貫通しておりました。みんな背後を狙うのが上手でしたね…。
銃撃戦による偶然の模様はどれも夏らしい爽やかに仕上がりました。沢山当てられた子は色が混ざり合って海の中の様な色合いになったり、そこまで被弾してない子は花火の様な模様に仕上がたり…色々な表情が見える素敵なシャツができました!楽しく遊んでいるうちに作品も出来上がる、一石二鳥なイベントですね。
ウイルスの流行のせいで夏休みが短くなってしまった上、遠出するのも難しい中で
楽しい夏の思い出となってくれたらと思います。

綺麗な汚れ

生活リズムが整いまくりです、一平です!

昨日のノリ先生のブログでもありましたが、本日は月曜に行われた色水鉄砲のワークショップの紹介です!

このワークショップは別名「先生ズブ濡れ地獄」と言いまして、とにかく先生が狙われてて集中砲火されるという僕らからしたら恐ろしいイベントですまずこのワークショップの概要を説明しますと、非常にシンプル!布用の絵の具を水に溶かし、それを水鉄砲に入れて白Tに撃ちまくる、以上!

そして肝心の月曜は雨が降ったり止んだりと相変わらずの不安定な天候でしたが、開始時刻になるとアトリエに白Tを着た凄腕スナイパーたちが続々と集まってきました、我々はスナイパーに追われるウサギです。アトリエでやったらグッチャグチャになるし密だしで大変なので、近くの公園に移動。

みんな撃ちたくてうずうずしていましたが、最初はまず色水ではなく普通の水を撃ちます。何故かというと濡れている布に色水をかけた方が色が綺麗に染まってくれるからです。普通の水の時点でみんなテンションがMAX、さあいよいよ色水で撃ち合います!

急に色水になったので始めはちょっと遠慮気味かなぁと思っていましたが、全くそんな事はなく最初っから集中砲火です、ちょっとは遠慮しなさいよ!!みんなまっさらな白Tが様々な色で綺麗に汚されていきました!ちなみに僕は大学で作業中に汚れてしまったデニムを履いていったのですが、このイベントによりかなりアーティスティックなデニムに変身!怪我の功名ってやつでしょうか。

自分で持ってきた大きい水鉄砲を使ってより広範囲に攻撃出来た子もいれば、死角に入り込んで僕のお尻を撃ち抜く子もいたりしました。みんな、ホントに一回サバゲーやってみたら?

そんなこんなで若干雨にも降られましたが、それ以上の元気で応戦しました。周りにも迷惑をかけず、汚してしまったところも綺麗に水鉄砲で掃除してみんな偉い!

ちゃんと風呂入って風邪ひかないようにね!

生配信練習、全く役に立たず…


色水鉄砲 初日!雨交じりの時間帯でしたが、どちらにせよパンツまでびしょ濡れだー!

オバラです。本日、小学生クラスは外イベント【色水鉄砲で撃ち合い】の日でした!
月曜クラスの様子は、明日の一平先生のブログにてご紹介します!

さて先程22時には予告通り生配信の練習をしました。なんと、視聴者Max時で3人(;´д`)
ダラダラ分かりにくくしゃべってしまったのでいいんですけど。人望も人気もないなぁ。
構図について話しましたので、まぁ興味がある方はアーカイブが残っています。昨日のブログを見てください。

が、めげてもいられない!勉強会までにもう一度練習します。
7月30日(木)22時~生配信ダラダラジオ『ハッピーあわ~2』はこちら

頂きっぱなしなボランティア

火曜のブログ当番をすっかり忘れていた旭です。大変申し訳ございません!最近教員免許の実習準備、模擬授業作成に忙しくうっかりしておりました。ごめんなさい!‼!

今回は東住吉小学校で毎年催されるとうすみフェスティバルにて、「アトリエ体験」ワークショップのボランティアを開催しました。その準備と当日仕切りを担当させていただきましたので、感想と、ボランティアで実は逆に自分が施されていた、というお話を書かせていただきます。

一平先生のワークショップ企画をお借りして、飛び出すポップアップカードの作成をしていきます。
教室に入るなり、私の心臓はバクバク、手はブルブル、足もガクガク。なんせ大先輩の現役小学校教員の方が、教室の中にいらっしゃるのです(私の大学の中で、現職の先生方は比喩表現なしに「神様」です)。さらに、これまで一度も、こんなに期待した目をした25人の生徒たちに授業をしたことはありませんでした。前年度からアトリエ・ミオスの評判を聞いている生徒たちを前に、「失敗は許されない」とガチガチに緊張した状態で、挨拶をしました。あらかじめ用意しておいたサンプルの飛び出すカードを披露します。
  パカッ
「おぉー!」
「えぇ〜!?なんでぇ〜!?」
みんなの反応は良さそうです。よかった。ワンテンポ置いて、じゃあみんなも作ってみよう。なあに、難しいことはない……ここで説明は終わり、私たちの仕事は子どもたちの想像力を活かすものへと変わります。画用紙を切って貼る、折り紙を折って貼る、カードの端をギザギザにしてみる。色んな作品が出来上がりそうですね。

40分×3回、程よい緊張感を保ちながら、お手伝いをお願いした3人の大学生の仲間たち(2人は私同様、ミオス卒業生)の助けもあって、大きなアクシデントもなく無事終えることができました。彼らの助けがなければ、緊張から失敗していたでしょう。お手伝いありがとうございました。生徒さんたちも先生方も楽しんで頂けたならよかったです。

さて、今回ボランティアを準備、進行させて頂いたわけですが、気付いたことがあります。教育学部に在学してもう2年目になり、来年には教育実習が始まります。そんな中、模擬授業だけでは太刀打ちできないところが多い。やはり実際の生徒の前に立ってフィードバックを貰える経験が重要です。その経験を今回させていただけたのは、東住吉小学校の寛容さ、ノリ先生の期待、一平先生の企画力、人脈、さまざまな人が私に味方してくれたからです。誰かの厚意がひとつでもなければ立ち行かなくなる経験でした。私と繋がりを持ち、助けてくださった皆様と、参加してくれた生徒さんたち、学校の皆様に、心から感謝を申し上げます。ありがとうございました。

小学生の油絵ワークショップ報告第四弾


はじめまして!今回の夏休みの油絵から主に火曜小学生クラスをお手伝いさせて頂いています、美術系高校に通う二年生のカナホです。ミオスには高校受験間際の中学三年生の冬から学生クラスに通っています。

遅くなりましたが先輩方に引き続き、油絵のワークショップ報告をさせて頂きます。
結論から言うと小学生、めちゃくちゃ上手いです。「え、これ下手なアドバイス出来ないじゃん!!」とだんだん完成に近づくにつれ不安を覚えました笑

私自身、高校に入ってから油絵に触れて最近油の種類を知ったばかりなので、教える時は光の方向や陰影のつけ方などデッサン的な教え方しか出来なかったのですが、みんなよく話を聞いてくれて絵に反映させてくれたのでとても嬉しかったです。(お花やビン、金属は少し難しかったね。)
実は静物画を描くときある一点を描けばそれらしく見えるなんて小賢しい技術もあるのですが(透明なガラス製品、光沢のある金属には白の絵の具で1番光があたるところハイライトを描いたり、果物などには熟す前の色-リンゴなら黄や緑-を先に置いたりしてリアリティを出す)小学生はひとつひとつよく観察してどうしたらそれっぽく見えるんだろう、どんな色を塗ればいいんだろう、と考えて自分なりに工夫して描いてる子もちらほらいてただただ感心しました。自分で考えながら絵を描く作業って案外疲れるんです。そんな時に私たちお手伝いがアドバイスをする訳ですが、何か解決の糸口に繋がってたらいいなあ笑

もしこれからお子さんの絵を見る方がいらっしゃいましたらたくさん褒めてあげてください。みんな長いようで短い夏休みの期間とても頑張ったね。お疲れ様でした!

小学生の油絵ワークショップ報告第三弾

リンです!今回は夏休み期間のカリキュラムだった油絵について書かせていただきます。

実は私、小学生の6年間ミオスに通っていたので、この油絵のカリキュラムは6回受けたことがあるんです!(学生クラスになってからも描いてはいますが、学生は題材も期間もフリースタイルなので、ちょっと感じが違います。)当時は教えてもらう側でしたが、今は教える側。私も成長したなぁ…なんて。
でも実際に教えるのは凄く大変!!
分からないことばかりだから、生徒に質問されても、「ノリ先生に聞いてごらん!」って何回言ってしまったことか…そして生徒が帰ったあとで「今日私、なんもやってないじゃぁぁぁん!!」なんて頭を抱えることが多かったです笑
いやはや、人に教えることは難しい…!

話は変わりますが、小学生の時に描いた油絵を思い出してみると、当時の私は、上手い絵=写真みたいなリアルな絵 だと思っていたので、”リアルな絵が描きたい欲”が強かったです笑  そのため、なるべく柔らかい絵の具を選んで、薄く伸ばして、細かくリアルにリアルにリアルに描こうとしていたと思います。もちろんリアルになんて描ける技術は無く、やる気が空回りばかりしていました笑笑

けれど今、生徒たちの十人十色な作品を見ていると、リアルな作風よりも、形は歪でも、味があったり個性がある方が素敵だな、と感じるようになりました。確実に、小学生の時の私とは、価値観が変わってきているな、と実感しました。もちろん、写真みたいなリアルな絵は、作者自身の技術(写真みたいに絵を描くことができる技術)が光っていて、魅力的です。しかし、形や色が完璧でなくても、少し歪で個性的な作品も、リアリティの魅力とは別に、人を惹き付ける力があるなと思いました。

生徒の中でも、高学年の子たちは、今までノリ先生を始めとする(ここ大事!)ミオスの先生方に教わってきた技術を使って、細かく繊細に絵を描ける子が多いイメージです。一方、低学年の子たちは、まだ絵を描くことに慣れていないので、幾分かは形は歪になってしまいます。けれども、だからといって個々の作品に魅力が無いわけではなく、むしろそれぞれの個性丸出しで、色使いも派手で、それはとてもとても魅力的な作品に仕上がっていました。自分もバイト代を出してでも欲しい…と思った作品もあったくらいです笑

私は今回のカリキュラムでは、生徒たちの素晴らしい作品を見ることができ、まるで美術館に行っているみたいで楽しかったです!!

小学生の油絵ワークショップ報告第二弾

前のブログのマユカちゃんと同じく、今年の春頃から小学生クラスをお手伝いさせて頂いています、美術高校3年の一葉です。ミオスには中学2年生の1学期から学生クラスに通っています。高校では油絵を描いていて、大学も油絵科を志望しています。油絵科ということで小原先生から過度な期待があり、夏休みワークショップの間は毎日のようにお手伝いに来ていました!

今まで同級生の油絵や、美術館で有名画家の油絵はたくさん見てきましたが、小学生の油絵を見るのは初めてでとても楽しみにしていました。
いざ授業が始まると、さっきまで楽しくおしゃべりをしていた子達がとても真剣な顔で描いている姿が見えて、そのギャップが素敵だと思いました。また、先生に積極的に声を掛けて質問している子が多く、その向上心に感動しました。

大人の描く油絵と同じように、子供たちの油絵にも絵の具の盛り具合や筆のタッチの方向、ストロークの長さに、それぞれの個性やこだわりが出ていて面白いと思いました。特に色の使い方では、全体的にビビットな画面、パステルな画面、明暗のコントラストを意識した画面などバリエーションが豊富で、壁一面に絵を並べて見た時に目が楽しいと感じました。

ただ、モチーフの中にできる『陰』の部分とモチーフの接地面から床に落ちている『影』を描いていない子が多かったので、そこを意識できれば更に良い作品になると思います。

今回小学生の油絵を教えましたが、小学生から学ぶことがたくさんあった素敵な授業でした。今後の自分の作品にも活かしたいと思います。

私が最近アトリエで描いた油彩の人物画も添付します。肌の色を美しく見せる為、下地に動脈を意識した紫と、静脈を意識した緑、表情筋を意識したオレンジを多用しました。乾いた後に表面の皮膚の色を塗っているので、透明感のある肌に近付いたように感じます。サイドの髪の毛がのっぺり見えないよう、端まで気を使いました。微妙な切れ方になってしまった手が自然になるように描くのがとても難しかったです。