小学校受験 合格するまでの道

小原です。小学校受験は勉強(ペーパー)だけで合格を勝ち取ることはできません。「5歳~6歳までに、どのような教育を受けた人間であるか」を見抜かれる試験だからです。
面接や絵画・制作のプレゼンで、立ち居振る舞いまで仕上がりを求めながら、同時に「成長途中にある伸びしろ」も感じさせねばなりません。矛盾しているようにも思える「完璧さ」と「未完成さ」を、年長10月までにプロデュースする匙加減の難しさと言えるでしょう。

その子に元々備わる個性を活かし、好きなもの・得意なものを探り、興味を持つ事柄を大人と一緒に掘り下げることで『習得』のやり方を覚えていく。3~4歳からこのような勉強の仕方をすると、『学ぶ』ことが楽しくて仕方がない子どもになります。実際当校の小学校受験クラスに通う子どもたちは「続きをお話しして!」「どうすればもっと知ることができるの?」「それ、お母さんに教えてあげたら喜ぶと思う!だから私がちゃんと覚えなきゃ!」と知識を蓄えることに貪欲です。深める方法を知れば、他のこともどのように考えれば良いか応用できます。きっと小学校に入っても、勉強が嫌いにはならないでしょう。

上の画像は、自分でポージングしたものを写真に撮り、それを見ながら絵を描いている様子です。「上から見下ろすと、足は見えないね。首もなくなっちゃう。肩だけ描けば良さそう。」「じゃあ、下から見上げている人を絵に入れるには、どんなシチュエーションがあるかな?」「先生は最近、公園で子猫が高い木から降りられなくなっちゃったのを、木登りして助けている人を見たよ。それってどう描けば説明できるかなぁ?今、描き方を勉強したことが活かせそうじゃない?」身近な話題を広げることで、どんどん意欲も湧いてきます。
勉強も絵も同じ。知る喜び、考える面白さ、これを分かってもらう努力をしています。

小学校受験の絵画対策

新1年生(現在年長児)

こちらの作者は4月から小学生になる年長さん達。本年度の小学校受験で慶應義塾横浜初等部・慶應義塾幼稚舎・早稲田実業学校初等部・青山学院初等部に合格したお子様達の絵画です。

上段左  お母さんに折り紙を教わる
上段中央 お友達と折り紙で遊ぶ
上段右  冬休みの思い出『スキー』
下段左  はじめての一眼レフカメラでの撮影
下段中央 夏休みの思い出『マンタと泳いだ』
下段右  ジャングルで何をしたい?『シーラカンス釣り』

上段左と上段中央は、同じ折り紙の絵です。当校は少人数制を活かして、同じテーマでも、違う構図・シチュエーションを教えていきます。どんなに上手に描けても、似たような絵では個性も感じず、目立つ(アピールする)こともできません。
また、珍しい体験や奇抜な発想に画力が追いつかなくては、説得力が生まれないでしょう。

こちらは、グループレッスンのカリキュラムの抜粋です。
・ 果物をできるだけたくさん描き、それぞれを切り取り紙皿の上に並べる
・ 「果物を使った好きな食べ物」を考える
観察画の課題ですが、ただ上手に写せるだけでは意味がありません。プレゼンでは、家庭の味にエピソードを添えて披露できることが望ましいでしょう。

「果物が使われている食べ物で好きなものを教えて下さい。」過去の発表で素晴らしかったものをご紹介します。
「お母さんが隠し味で入れるリンゴの入ったカレーは、いつもおかわりします。」
「おばあちゃんの家でとれた夏みかんをジャムにしてヨーグルトに掛けたのが好きです。」「たまにお父さんが焼いてくれるピザにはパイナップルが乗っていて、甘酸っぱくてピザに合います。」
「風邪をひくと柚子とハチミツのお茶を作ってくれます。おいしくて、風邪じゃなくても飲みたい位です。」
手作りの家庭の味が、料理名だけではなく自分の気持ちまで入った文章として披露され記憶に残っています。もちろん果物がのったケーキやフルーツパフェなどでも正解ですが、突然の質問でも愛情が伝わる家庭の味がすぐに思い付くようになれるとステキですね!

小学校受験の勉強法

小原です。皆様こちらの絵を見て、どのように思われるでしょうか?園児が描いたとは到底信じられないでしょう。人体の描き方の基礎を、時間を掛けて何度も同じことを繰り返し叩き込むと、頭の中で「あの場面を描くには、どこの位置にどのくらいの頭部の大きさで描いたら、全身が入りそう!」「足は見切ってしまった方が、言いたいことが伝わるかな?」と構図が組み立てられるようになります。
より迫力のある構図や、見栄えのするトリミングなどは、年長さんの夏休み前後から、こちらで誘導していきます。

上段左  夏休みの思い出『海の生け簀で鯛釣り』
上段中央 最近頑張っている事『うんてい』
上段右  夏休みの思い出『タイで象に乗って川下り』
下段左  変身したい生き物『虹色クワガタマントを着ると光の反射で見えなくなる』
上段中央 変身グッズの制作『虹色クワガタ玉虫色のマントと二重になったアゴの冠』
上段右  便利な魔法の生き物『小さな妹も寝ながら運んでくれる大きな鶴』

試験時間は7分から10分と短く、悩んでいるだけで時間切れになってしまいます。課題から自分らしさをアピールできる答えを導き出し、瞬発的にザっと構図を決める決断力を持って、他の子とは異なる画力を披露しなければ、テスターの先生は話し掛けてくれません。
やるべきことが山積みですが、一朝一夕で身に付く事ではありませんので、小学校受験の絵画・制作は早目に取り組むようになさってください。

小学校受験の制作・回答見本

小学校受験クラスのカリキュラム『生き物のお面・かぶりもの』

金曜日ですが小原です。小学校受験についてお話させて頂きます。
近年、難関校の受験で出題される絵画・制作の傾向が変わってきています。
今まで自分の得意な分野を深掘りしていくスタイルで、知識・制作ともに極めていけば十分だった『表現したいイメージを具体的に形にする』という課題に加え、予想もつかないモチーフが登場し、それが分からないと作品が完成しない・お話もできないといった問題が出るようになりました。

一昨年・昨年度は、お友達の作品に対してコメントや質問、グループでディスカッションなどがありました。あまり描けずにほとんど白い画面の子に、「私は白いウサギが描いてあるように見えるけど、違ったらゴメンね。正解を教えてくれたら嬉しいな。」など優しい言葉掛けができた生徒は合格を頂いております。
また、先生からのお尋ねで「お友達は泣きべそかいてしまったから答えを聞けなかったみたいだけど、なんだかわかった?」の問いかけに「茶色いグルグルが描いてあるだけだったから、僕にはうんちにしか見えなかったのだけど、慶應初等部の二次試験でそんなのを描く子は来ていないと思ったので、ゴリラのぬいぐるみという事にして続きのお話を考えて描きました。」と、アクシデントにも負けない行動・解決策を見出した子も合格でした。

上下に載せた写真のような、一目で何を作ったのか分かるような立体工作は、もちろん上手にできるに越したことはないのですが、それだけで合格を頂けるほど慶應・早稲田は甘くありません。プレゼン能力を早い内から鍛えていきましょう。私は授業でいつも子どもに意地悪な言い方や突っ込んだ深掘りの疑問を投げかけますが、突然の質疑応答に負けない為です。

・正解がない美術で、自分らしさをアピールできる
・自信ある答えを否定されても、違う答えを閃ける
・お友達に対する思いやりのある姿勢が持てる

肯定は絶対必要ですが、それだけでは打たれ強くなりません。
意見を言う機会を与える、たくさんの人の前で発表を練習する、疑問を自分で見付けて解決する方法を考える、難関校に合格する為にはこのような練習を重ね、鍛える必要があります。
「日本の未来を良くする為に、どんな時でも前向きでへこたれない(もしくはマイナスを引きずらない)人間を育てる」難関校にはそのような使命が課せられています。お子様を校風に合う子に成長させてあげてください。

受験直前プライベートレッスンで作った立体物

お母様の限界を感じられたら、当校の小学校受験・体験授業もご検討頂ければ幸いです。詳しくはこちら

小学校受験 プライベートレッスン

昨年まで、小学校受験のグループレッスンに所属されていない方は、プライベートレッスンのご利用ができませんでしたが、今年からプライベートレッスンのみ受講できる『プライベートレッスン生』の募集を再開致しました。(個人的な話ですが、5年間自宅で介護していた父が昨年他界し、少し時間に余裕が持てるようになってきた為です。)

プライベートレッスンは1対1の1コマ50分の指導となります。完全個別指導ですので個性をしっかり受け止め、興味を持ったことをスムーズに学習に結びつけることができるオーダーメードの授業です。苦手分野のフォローはもちろん、絵画・工作を体験する中で発想力、表現力、巧緻性を育てます。様々な受験形態に備えた基礎力作り、特に行動観察により情操の拡大深化、表現の独自性を図ります。お尋ねに対する返答の強化もお任せください。ホームページはこちら

期   間 年少~小学校受験直前まで
曜日&時間 月~金曜日の間で50分間 詳しい授業時間に関しては、【プライベートレッスン・スケジュール】をご参照下さい。(日程が変わる事があります)
入 会 金 22,000円(税込)+テキスト料 18,000円(税込)
受 講 料 年少~年中12月まで    13,200円(税込)(50分/回)
      年中1月~受験終了まで 16,500円(税込)(50分/回)
      保護者          22,000円(税込)(50分/回)
体 験 料 7,700円(税込)

メールにお子様のお名前、学年(年長・年中・年少)、保護者様のお電話番号を添えて、ご連絡ください。ネットでご予約できるサイトを返信致します。

キッズ小学校受験クラスYouTube

年少さん対象の『キッズ小学校受験クラス』の授業内容と、『保護者向け』の指導内容を、一部ご紹介します。ユーチューブの詳細欄に説明文がありますので、一緒にご覧ください。
『キッズ小学校受験クラス』は、年中さんになる前の、3月までの授業です。隣に保護者様(中にはおじい様・おばあ様、シッターさんの方もいらっしゃいます)に座って頂きフォローしてもらいながらの講座です。安心した環境からスタートし、のびのび制作しています。
残席2名様となっており、4月からのプレ受験クラスはそのまま続けて受講が可能です。体験受講のお問合せは、こちらまでお願いします。


キッズ『全身を描く』こちら


保護者向け『無駄なく紙を使う癖をつける』こちら

プレ小学校受験絵画YouTube3

プレ小学校受験クラス(年中対象)授業内容のYouTube公開第三弾です。横顔で一番難しいのは口の位置。正面の顔では中央に口を描く為、つい横顔でも中央の頬に口を描いてしまいます。私の頬に赤で『にっこり口』が描いてあるのが見えますでしょうか?「お顔の真ん中に口を描いてしまうのは、こういうことだよ!」と子どもの目の前でギュギュっとクレヨンの赤で口を描くと、「え?大人なのに、そんなバカな事していいの?」という顔で、みんな目を丸くして驚き「それじゃあオバケだよー!」「先生それ消えるの?」と騒ぎ始めます。ティッシュでゴシゴシ拭き取りながら、「誰かが間違うたびに先生、顔に描くからね!絶対間違えないでよ!」と言うと、インパクトがあるのかほとんど間違えなくなります。


プレ『横顔』こちら


プレ『おうち制作』こちら


プレ『紙皿に好きな食べ物作り』こちら

プレ小学校受験絵画YouTube2

プレ小学校受験クラス(年中対象)授業内容のYouTube公開第二弾です。子どもが一番最初に描けるようになる絵は〇。そこに目らしきもの、口らしきものが描けて『顔』になるのは、なんと1歳!人間が人を描きたいと思う欲求は、そんなに早くから始まっているのですね。
しかしそこから横顔が描けるようになるのは4,5歳です。それまでは正面顔でたくさんの『表情』を描けるように練習しましょう!

お笑いさながらウケ狙いの授業が得意です。小学校受験だからと言って、堅苦しい雰囲気で絵を描いても覚えられません。ペーパーのお勉強ではないのですから、できるだけ楽しい授業を目指しています。(下は眉毛に黒いテープを『ハの字』に貼って、泣き顔・困り顔に↓)


プレ『泣き顔・困り顔』こちら


プレ『基本・正面の顔の描き方』こちら


プレ『ちぎった紙で想像画』こちら

プレ小学校受験絵画YouTube1

本日から、プレ小学校受験クラス(年中対象)授業内容のYouTubeを公開していきます。今までの年長さんに比べると、難易度が下がりますが、基本ですのでしっかり身に付けて頂きたいと思います。

※こちらのYouTubeも、3年前のコロナ禍で授業に参加できなかった生徒さんが、ご自宅で制作できるように制作したものですので、一般の方がご覧になった際、少々分かり辛い部分があるかもしれません。どうぞご了承くださいませ。

ユーチューブの詳細欄に説明文がありますので、一緒にご覧ください。


プレ『粘土で魚』こちら


プレ『手を振る人』こちら


プレ『ちぎり絵たんぽぽ』こちら

小学校受験絵画YouTube4

小学校受験クラス(年長対象)授業内容のYouTube公開第四弾です。生き物とのふれあいの絵は、その子らしさが表現できます。好きな生き物に変えて、描いてみましょう。例えば乗馬は、「空想画・ティラノサウルスに乗っている絵」などにすることもできそうですね!


『うさぎを抱っこしている絵』こちら


『乗馬の絵』こちら


『掌に虫を乗せている絵』こちら