まばゆい時間

彩寧 高1 油彩

夏波です。金木犀の匂いがしてきて、秋の訪れを感じます!本日は学生クラスのアヤネが初めて描いた油彩をご紹介します。

ホームステイ先で撮った写真をもとに描かれた作品です。暖かな光に照らされながら微笑むふたりの様子が印象的で、こちらまで思わず笑顔になるような温かさがありますね。今回が初めての油絵制作とは思えないほどの技巧です。絵の具を重ねたり混ぜたりしながら、油絵ならではの特性を上手く活かしています。

画面全体に荒い筆致でありながら、グレートーンを多く使い、落ち着いた色合いでまとまっています。その中で、背中から照らす逆光には黄色を入れ、肌には彩度の高い色を使うことで、ふたりの姿に温度を感じさせています。油絵具の場合、白を多く混ぜると粉っぽくぼやけがちですが、こちらはグレーの中に入れた色が濁らず、それぞれの色がきれいに生きています。 これはモチーフの固有色だけでなく、その場の光や環境まで考えて色を選んでいるからこそ出せるものだと思います。

油彩や人物画に限った話ではありませんが、着彩するときは、モチーフの固有色や頭の中でイメージした色をそのまま塗るよりも、何層にも重ねながら、その場の環境や光の色を考えていくことで、より説得力のある画面になります。どんなモチーフでも青空の下なのか、暗闇の中なのか、室内なのかによって、見える色合いは大きく変わります。場の設定を固めるためには、写真に写っている色味だけにとらわれず、想像していなかったような渋い色や鮮やかな色を入れてみると、意外と画面に馴染むこともあります。初めての油絵でありながら、ありきたりな固有色に引っ張られず環境設定をしているところに、アヤネの色使いのセンスを感じました。

初めての油絵で感じた色や絵の具の面白さを、これからもぜひ忘れないでほしいです!描いていくうちに苦手なことや、やりたいことがどんどん見つかって行くと思いますが、その中で自分の強みを見つけ、更に感覚を研ぎ澄ませていってください。今後の成長を楽しみにしています!

写真の向こうの友達

ひなた 高2 油彩

大竹です。今回ご紹介させていただくのは、ひなたの油彩作品です。

友達がギターを弾いている写真をもとに描かれた油彩作品です。丁寧に薄塗りを重ねながら制作を進め、なんと完成までに約1年もの時間をかけています。
屋外で演奏している一場面ということもあり、制服やギターの青と、背景に広がる木々の緑の爽やかな色の響き合いにより、画面全体に瑞々しい生命感が生まれていますね。晴れた日の明るく爽やかな空気まで感じられるようです。
油彩で人物を描く際、特に難しいものの一つに肌の色があります。光の当たり方や周囲の色、血色によって、黄色や赤、青みなど様々な色が複雑に入り混じっています。こちらの作品では、薄塗りを重ねることで、表面だけを塗り固めるのではなく、その下に血液が流れているような、柔らかく透き通った肌の質感がよく表現されています。頬や唇にほんのりと赤みが感じられることで、人物の生き生きとした存在感につながっていますね。
髪の表現も印象的です。一見すると黒~茶色を中心としたシンプルな色合いですが、外の光を受けた部分に明るい色が入り、髪が光を透かしているように見えます。暗い色の中にも様々な色を潜ませることで、単調にならず、深みのある髪色になりました。作品全体で繊細な色の変化が細かく拾われており、シンプルながらも奥深い魅力があります。

写真は一瞬をそのまま記録することができますが、その一瞬を絵にする際には、どのような色で捉え、どこを描き、どこを省略するのかという作者自身の視点が加わります。昨日の夏波先生も書いていたブログの言葉と重なりますが、写真を忠実に再現するだけではなく、時間をかけて色を重ねることで、その人物が持つ雰囲気や、作者がその人をどのように捉えているのかまでが込められた「作品」となっていくのです。
家族ではなく、ひとりの友人をモチーフにしているというところも、またこの作品の良い味になっているように感じます。モデルの方とは実際にお会いしたことはありませんが、なんだか高校時代の友人を思い出してしまいました。見る人それぞれの記憶にある誰かを思い起こさせるような、不思議な親しみのある作品です。

意味あるモチーフの組み合わせ

瑞希 高1 ペン

ひとみです。公立の小学校は夏休みが終わったようですね。今回はミオスの学生クラスで流行っているペン画を紹介します。

左側の作品、タコ足と骸骨という、共通点のない意外な組み合わせをモチーフに選ぶところに、大胆さと個性が光っていますね。切断されてなお動きのある生々しい足と、白骨化した骸骨が一緒に描かれていることで、何かしらのメッセージを感じさせます。意図を深読みしたくなりますね。
描き方にも注目すると、線の強弱がしっかりとつけられており、ペンならではの表現を最大限に活かしています。さらにタコ足をよく見ると、吸盤の一部が花びらのような形に!吸盤を花に進化させるという発想にも驚かされ、アレンジ力に脱帽です。

右側は、カラスとダイヤル式電話。カラスも電話も本来は黒いイメージのあるモチーフですが、あえて白く表現することで、おどろおどろしい影を際立たせています。情報量を絞り、影の表現だけで立体感やモチーフの形を伝えます。
影をよく見ると、目玉のようにも見える形がいくつも描かれています。カラスの目は白抜きですから、こちらも意図があるのでしょう。皆さんはどのような解釈をされますか?

今回は、タコ足と骸骨、カラスとダイヤル式電話という、個性的なモチーフを組み合わせた二つの作品。どちらも「なぜこのモチーフを選んだのだろう?」と見る人を悩ませる発想力が感じられます。
思考や空想に説得力を与えるには基礎的なデッサン力が必要です。豊かな想像力を支えるデッサン力を磨きながら、自分にしか生み出せない独自の表現を極めてほしいですね。

可愛らしい女の子たち

ひとみです。最近は花火大会が続いていて、夏らしい景色を楽しむ日が増えてきました。今回は学生クラスの花音の水彩作品の紹介をします。

花音 高3 水彩

大学受験を控える高校3年生の夏になり、7月末で退会した花音のアトリエでの一番最後の作品です。ダイナミックな構図を選びました!ケーキを掴む手を手前に大きく入れることで迫力が生まれています。画面下側は魚眼レンズを使ったかのように丸く歪ませていて、まるでカメラのファインダー越しに見ているかのような仕上がりになりました。暗がりの中ケーキを頬張る姿からは、深夜の特別なつまみ食い(にしては大胆過ぎますが)なのかなと想像させられました。私もたまにつまみ食いをするので謎の親近感を感じました!瞳にはピンク色が入っていて、ケーキの映り込みを意識して入れているのでしょう。黒髪の前髪と後ろ髪のハイライトは明度の違いをつけていて、頭部の丸さまで感じられる描き分けをしています。

こちらは今話題のアイドル、=LOVEの齋藤樹愛羅ちゃんを描いた作品、そして右の全身画もきっと樹愛羅ちゃんなのかな?と思います。花音は以前から樹愛羅ちゃんが好きでよく描いてた印象があり、好き!という気持ちが作品からひしひしと伝わってきます。ピンク髪はまるでアニメキャラのようで、水彩作品の柔らかな表情との相性は抜群ですね。人物画はその人らしさに寄せるのがとても難しいのですが、表情だったりの特徴をよく捉えていて、制作の最中から誰を描いているのかすぐに分かるほどでした。

弓矢を引っ張る瞬間の全身画のポーズには躍動感があり、それに合わせてスカートや髪の毛も大きくなびいています。細かな部分にまで意識をして描いていて、まるでアニメや動画のワンシーンを切り取ったような画面になっています。最初はアイドルを描いた作品だと思ったのですが、改めて見るとまるでプリキュアの必殺技発動の瞬間にも見えてきます。目線の先には強敵がいて、、!と想像が膨らんできますね。

どの作品にも共通しているのは、全体的なトーンは纏まっていて、統一感を作りながらも色幅を増やし、メリハリが生まれていることです。服や髪の影には青や紫といった差し色を取り入れることで、可愛らしい雰囲気を残しつつ画面全体を引き締めています。全身画の足元のユリも白色ですが、人物と同じ影へ青色を取り入れることでモチーフ同士のつながりを出しています。、エッジに彩度の高い補色を効かせたり、細かな部分に鮮やかな色を飛ばしてポップな印象を強調することによって、花音らしいとても魅力的な作品に仕上がっています。

いつも可愛らしい女の子を描いていて、「今回はどんな子を描いてくれるのだろう」と毎回密かに楽しみにしていました。私のちょっとしたリクエストにも応えてくれ、ワクワクさせてくれる作品ばかりでした。もう教室で花音の作品を見られなくなるのはとても寂しいですが、これからも自分が思う「可愛い」を大切に、受験が終わったらまた自分らしい女の子たちをたくさん描き続けてください。

かわいい×レトロ

あかり 高3 アクリル・ミクストメディア/キャンバス

サヤカです!大学のオープンキャンパスに学生スタッフとして参加し、受験生たちのピリッとした緊張感に自分自身も身が締まる思いでした。

今回は学生クラスのあかりの作品をご紹介します。先週ご紹介したケーキと雰囲気を合わせて、お店のロゴをイメージした作品になっています。ケーキの方は、こちらのブログの写真1枚目のプリンアラモード風ケーキです。ショートケーキとプリンアラモードという王道のスイーツを組み合わせたケーキは、新しいアイデアでありながら、どこか懐かしさも感じられる魅力的なデザインでした。

今回の作品では、そのケーキのテーマを引き継ぎながら、レタリングや、カラーをチョイスしていきました。ロゴは、ただのピンクにするのではなく、彩度の低い赤とグラデーションにすることによって、かわいらしさだけでなく純喫茶のような渋さもプラスしています。文字の形や配色から、作品全体のコンセプトがしっかりと伝わってきますね。

また、手芸用のバラやフリルリボンを使っているところも見所です!複数の素材や技法を合わせて製作する表現方法のことをミクスト・メディアと呼びます。違う素材を組み合わせることで、表現の幅は非常に自由になりますが、その分素材同士の相性や全体のバランスを考える複雑さが生まれます。そんな複雑さを、雰囲気・テーマにあった素材をうまく取り入れることで解消し、ロゴの存在感と調和したまとまりのある作品になっています。

カフェ巡りが趣味なあかりらしく、「レトロかわいい」の魅力が詰まった作品ですね。近年はSNS映えする空間を意識して味だけでなく、デザインや内装にもコンセプトを詰め込んだカフェが増えています。一見美術に関係がない場所や物でも、作品のインスピレーションにつながる要素はたくさん隠れています。これからも身近なときめきにアンテナを張り、自分らしい表現を広げていってほしいです!

一番食べてみたいケーキはどれ??

サヤカです!今回は学生クラスの作品をご紹介します。

小学生クラスのカリキュラムで使った材料で、学生クラスでも「夢のケーキ屋さん」に挑戦しました!実際に手に取って見たくなるようなケーキばかりですね

中高生になると粘土に触れる機会も少なくなるので、みんな久しぶりの粘土工作に心躍る様子でした(笑)平面で書いた設計図が、どんどん形になっていく過程は、何度経験してもワクワクしますよね。作品を見てみると、ホールケーキの土台の形に工夫があったり、細々とした飾りをこれでもか!と敷き詰めていたり、作業量の多さと丁寧さが際立ちます。特に学生クラスでは、「かわいいもの」「好きなもの」を作るだけでなく、色やモチーフの大きさ、全体のコンセプトを考えながら制作している様子が印象的でした。

自分が「かわいい」と感じるものや、「好き」と思うものを理解して、それを形にすることは意外と難しいことです。どの作品にも作者ならではの感性が表れていて、見比べてみると同じケーキを作っているのにこんなに個性豊かです。ケーキ本体はもちろん、パッケージやショップカードまで含めて作り込まれた世界観にも注目して見て見てください!
みなさんが一番食べてみたいケーキはどれですか??

優しい夕暮れ

文美 中3 油彩

ひとみです。よく「美大も一般教養の授業なんてあるの?」と聞かれますが、普通にあります。前期最後の言語のテストが終わり、胸を撫で下ろしています。

今回文美が描いた油彩作品は、夕暮れの踏切の風景。柔らかな光に包まれた空気感は、記憶の中や夢の中のワンシーンを切り取ったような、静かな時間の流れを伝えます。

敢えて中央に配置した、海に沈む夕日が生み出す光の表現に目を奪われます。夕日を受けた線路は金属ならではのきらっとした輝きを見せ、道路のアスファルトは少し落ち着いた鈍い照り方で描かれています。同じ光でも素材によって見え方が異なることを丁寧に描き分けていて、よく観察しながら制作していることが伝わってきます。
また手前のイエローラインは濃いオレンジ色に、道路にはやわらかなオレンジの光、奥の線路には白に近い黄色の光と変化を付け、太陽に近づくほど光が明るく眩しく表現されているため、自然と視線が画面の奥へ向けられ、夕日の美しさがより印象的に感じられます。

空のグラデーションもとても自然で、夕暮れならではの繊細な空が切ない気持ちにさせてくれます。背景の草は細かく描き込みすぎず、この作品の雰囲気に合わせて柔らかな質感を残しています。光を受けた微妙なサップグリーンに、穏やかな海の風を感じます。

制作の中で文美が最も苦戦していたのが遮断機。少しいびつになってしまいましたが、逆光の為わざとシャープに描かずに影でにじませるテクニックを使いました。手前を濃く、奥を薄く描き分ける遠近感も自然です。

すべてをくっきり描き込むのではなく、あえてやわらかく描き上げたことで、この瞬間だからこその儚さや静けさが感じられる作品になりました。実際にこの景色に出会ったら、沈んでいく夕日を眺めながら時間を忘れて見入ってしまいそうです。そんな一瞬の美しい時間を永遠に閉じ込めたような一枚ではないでしょうか。

人工物と自然が生む魅力

美雪 中3 油彩

サヤカです!あまりの暑さに今年の夏は完全インドアを誓いました

今回は、学生クラス・美雪の作品をご紹介します。悠々とした佇まいの山並みから、澄んだ空気や爽やかな風が感じられる風景画です。空、山、木々、海、線路と主役になる要素が多い構図ですが、それぞれの距離感が描き分けられ、広々とした奥行きが生まれています。

画面を左右に横切る線路がとても印象的ですね。青や緑といった色彩の中に捕色に近い赤を入れることで、良いアクセントになっています。また、あちらこちらに枝を広げる木々とは対照的に、計算され尽くされた橋の構造が丁寧に描かれ、自然物と人工物の対比が魅力的です。橋が奥につれてぼやけていくことで、遠近感がより強調されています。画面に収まらない景色の広がりまで感じさせてくれます。

橋の足元には、キラキラと反射する水面が描かれ、この光によって水面のきらめきだけでなく、夏の日差しまで感じられるようです。光の表現を丁寧にすることで、風景そのものだけでなく、「どんな天気なのか」「どんな風が吹いているのか」といった空気まで想像できますね。

自然と調和する人工物になんとも言えない魅力を感じるのは、無機質な建物に囲まれた日常を送っているからなのでしょうか。きっとこの線路を走る列車からは素敵な景色が見えるんだろうなあ。冒頭にインドア派を誓いましたが、美雪が描いた景色のように開放感たっぷりの場所に出かけるのも悪くないかな!なんて気持ちになってきました(笑)

弓道に通じる集中力

璃子 高1 油彩

ひとみです。最近は暑い毎日で、クーラーには大感謝しています!
今日ご紹介する学生クラスの璃子と言えば、1年掛けて1枚描くので有名な子なのですが、今回はなんとたった3ヶ月半!(前回の作品はこちら)

弓道場で的を射る一瞬を切り取った人物画。これまで風景画や静物画に取り組むことが多かった璃子ですが、今回は人物をモチーフに選びました。人物画は、少しでもバランスが崩れると違和感が生まれてしまう難しい題材です。そのような中で、シンプルな構図だからこそ、璃子の観察力と描写力が存分に発揮された作品になっています。

弓を引いた状態を保つために必要な集中力や緊張感、弓道ならではの身体の使い方が自然に表現されています。左腕に目を向けると、力を込めた瞬間に浮かび上がる筋まで丁寧に追い、肌の質感も柔らかな日の光を受けた繊細な陰影や人体の凹凸が、滑らかなグラデーションによって表現されています。璃子の丁寧な制作への姿勢の表れだと感じます。

何より印象的なのが眼差し。真っ直ぐに的だけを見据えるその瞳からは、雑念を払い、一瞬にすべてを懸けるような清らかな強さが伝わってきます。見る人を自然と引き込むその表情が、作品全体に静けさと凛とした空気感を生み出しているのです。

弓道は、心身の鍛錬や技の向上を目指す武道で、平常心や集中力を養うとのこと。自分自身と深く向き合い、継続的に練習を積み重ねられる人に向いているそうですが、ぴんと張られた細く繊細な弦を揺らぎなく描き切るのも、高い集中力が必要です。作品と向き合い、一筆一筆に神経を注ぐ制作の姿勢は、的だけを見据えて集中する弓道の精神ともどこか重なるように感じられます。

一瞬の動きでありながら、その場に流れる静寂や緊張感、忍耐力や継続力を伴う精神の強さまでも描き出したこの作品。技術力だけでなく、人物の内面までも丁寧に表現した、璃子らしさが存分に感じられる一枚となりました。

描写の強弱とその生命感

恵菜 高1 油彩

大志です。ここ1週間ほどで一気に暑くなり、いよいよ夏本番ですね!夏休みは外に出る機会も増えると思いますので、みなさんもこまめな水分補給を忘れずにお過ごしください。

さて、今回ご紹介するのは、学生クラスの恵菜が制作した油彩によるワンちゃんの肖像画です。
彼女は小学3年生からミオスに通い始め、今年でなんと8年目。小学5年生の頃にもリスを題材にした油彩作品を描いていました。(こちら)当時から毛並みの表現はとても上手でしたが、同じ「毛のある動物」を描いているからこそ、5年後の本作品ではその上達ぶりがより鮮明に伝わってきます。

大きく輝く瞳や、こちらに向かって微笑んでいるような表情は、見ている人まで思わず笑顔にしてくれます。一本一本の毛を丁寧に描き分けるだけでなく、暖色と寒色を巧みに重ねることで、柔らかくふんわりとした質感や立体感が見事に表現されていますね。さらに、耳や胸元など部位ごとに筆致や色味を変えることで、毛質の違いまで感じられるのが素晴らしい!顔以外にあえて大胆な筆致を残すことで、画面に心地よいリズムが生まれました。その粗密のコントラストによって自然と視線がワンちゃんの愛らしい表情へ導かれ、魅力をより一層引き立てています。

背景は細かな筆跡を重ね、毛色の補色となる深い緑色でまとめられています。主役を際立たせながらも自然な空気感を感じさせる、バランスの良い画面構成もお見事。
おばあちゃんのおうちで飼われていたこのワンちゃん、虹の橋を渡ってしまったとのことで、こちらの作品は遺影となるそうです。記憶の中にある優しく温かいワンちゃんとのエピソードを思い出しながら、彼女との絆の深さ、愛情を絵に認めることで、失ってしまった悲しみは徐々に昇華されていったのではないでしょうか?