
大志です。ここ1週間ほどで一気に暑くなり、いよいよ夏本番ですね!夏休みは外に出る機会も増えると思いますので、みなさんもこまめな水分補給を忘れずにお過ごしください。
さて、今回ご紹介するのは、学生クラスの恵菜が制作した油彩によるワンちゃんの肖像画です。
彼女は小学3年生からミオスに通い始め、今年でなんと8年目。小学5年生の頃にもリスを題材にした油彩作品を描いていました。(こちら)当時から毛並みの表現はとても上手でしたが、同じ「毛のある動物」を描いているからこそ、5年後の本作品ではその上達ぶりがより鮮明に伝わってきます。
大きく輝く瞳や、こちらに向かって微笑んでいるような表情は、見ている人まで思わず笑顔にしてくれます。一本一本の毛を丁寧に描き分けるだけでなく、暖色と寒色を巧みに重ねることで、柔らかくふんわりとした質感や立体感が見事に表現されていますね。さらに、耳や胸元など部位ごとに筆致や色味を変えることで、毛質の違いまで感じられるのが素晴らしい!顔以外にあえて大胆な筆致を残すことで、画面に心地よいリズムが生まれました。その粗密のコントラストによって自然と視線がワンちゃんの愛らしい表情へ導かれ、魅力をより一層引き立てています。
背景は細かな筆跡を重ね、毛色の補色となる深い緑色でまとめられています。主役を際立たせながらも自然な空気感を感じさせる、バランスの良い画面構成もお見事。
おばあちゃんのおうちで飼われていたこのワンちゃん、虹の橋を渡ってしまったとのことで、こちらの作品は遺影となるそうです。記憶の中にある優しく温かいワンちゃんとのエピソードを思い出しながら、彼女との絆の深さ、愛情を絵に認めることで、失ってしまった悲しみは徐々に昇華されていったのではないでしょうか?








