
マユカです、最近すごく風邪が流行っていますね…皆様どうか、暖かくしてお過ごしください。さて、今回は野上さんの作品をご紹介していきます。
野上さんはここしばらくペンでゲームのキャラクターを描かれています、今回もゲーム「モンスターハンター」シリーズのリオレウスを描かれました。表皮にびっしりと鱗がある翼竜ですが、鱗1枚1枚をペンで詳細に描き上げています。架空の生き物でありながら、もしかしたら本当に存在していたんじゃないかと錯覚してしまうほどにその質量や質感が伝わってきます。
これだけの密度で描き進めていると、全体的にグレーで平面的になりがちなのですが、野上さんは密度に差をつけ、影になる場所はぎゅっと描き込み、光の当たるところは細めのペンを使用することで、画面の満足感はそのままに立体感を表現しました。
翼の下などの暗い影が落ちている場所も、真っ黒に塗りつぶしたりはせず、少し画用紙の白を残すことで鱗のザラッとした質感を出し、また反射光をも感じさせます。インクを多用した箇所もベッタリとして見えず、鉛筆デッサンのようなリアリティが生まれました。
黒一色のペンだけでも、細部までこだわり、じっくりと描写することでカラーの作品にも負けないほどの色幅で見応えを生む作品に仕上がります。描写に差をつけ画面にメリハリをつければ、画材の手軽さを感じさせないリッチな雰囲気を生むこともできるので、是非皆さんもペン画に挑戦してみて欲しいです。但し、面で塗れないペンで密度を上げるのはかなりな根気がいるので、野上さんの域まで達するには相当な時間を覚悟してください!








