夢のケーキ屋さん!?



サヤカです!今週は小学生クラスのカリキュラム、ケーキ作りをご紹介します!5・6月は粘土を使い、自由自在に夢のケーキを作りました。ケーキ本体だけでなく、箱のパッケージやショップカードも作り、どんなお店でどんなケーキを売っているのか想像を膨らませました。

①最初に、みんなでイチゴを作りました。ケーキの形はなんでもありだったので、動物や戦艦などのユニークな形になってもケーキであることが伝わるように、共通のモチーフとしてイチゴを必ず乗せることにしました。

まず、真っ白な粘土に赤色の絵の具を混ぜて、ピンク色の粘土を作り、イチゴの形に成形していきます。次に、爪楊枝のおしりで種を一つ一つをつけていきます。細かな凹凸を加えるこの工程があることで、少し不恰好な形であってもグッと本物らしく見えるようになります。

最後に、赤い絵の具をそのまま指に乗せ、イチゴの皮の質感を表現しました。乾いたら、ニスを塗ってツヤを出し、ケーキの主役に相応しいピカピカのイチゴが出来上がりです!同じ方法で作っても、細っちょのイチゴがあったり、太っちょのイチゴがあったり個性的ですね。写真のようにパックに入っていると、本物のイチゴのようで、つい摘みたくなります(笑)

②イチゴを作ったら、自分だけの夢のケーキを作るべく、設計図を描いていきます。思いついたたくさんのアイデアを、設計図にまとめることで見通しも立てやすくなります。豪華な3段ケーキや、リボンやキャラクターを詰め込んだ原宿系ケーキなど、実際に再現できそうなケーキだけでなく、お寿司ケーキや、実は生きている(!?)人体ケーキなどなど、驚かされるアイデアばかりでした。どれもこれも創作だからこそできる面白いケーキのデザインで、小学生の柔軟さが輝く設計図でした!

③次に、低学年〜中学年はケーキの上に乗せるパーツとして、クッキーやマカロン、バナナ、バラの花を作ります。様々な形の作り方を知ることで自分のアイデアを表現するための引き出しを増やしました。爪楊枝でクッキーの柄を描いたり、絵の具を混ぜ切らずにマーブル色を作ったりといったテクニックは、オリジナルのパーツを作る時のヒントにもなります。クッキーは、ジャムソース入りのものと粉砂糖がけのものを2種類作りました。半透明のジャムソースにはラメ入りや種入りの工作用エマルジョン(商品名は『スイーツデコレーション』・『デザートトッピングマスター』)、粉砂糖にはホウ砂(目を洗う薬)を使い、本物らしい質感に子どもたちも満足げでした!

高学年は、アイデアを形にする力がしっかりあるので、③は飛ばして完全自由制作です。

④いよいよケーキの本体作りです!芯となるスポンジを中心に粘土をつけていき、ケーキの形を作っていきます。スタンダードな円系のケーキだけでなく、ドーム型にして動物の顔にしたり、カップケーキの形にしたりと工夫を凝らして、夢のケーキを再現しました。最後に、建築資材として隙間埋めなどに使うシリコンを生クリームに見立ててデコレーション。ボリューム感が出て、一気にケーキらしくなりました!

⑤ケーキ作りが終わったら、パッケージとショップカードを作っていきます。「どんなお店で売られているかな?」「どんな時に食べると、どんな気分になるかな?」とケーキの背景を考え、一つの世界観が作り上げられていきます。ケーキのコンセプトに合ったデザインにすると、統一感があって本物のケーキ屋さんのようですね。お店の名前やロゴ、レタリングにも工夫が見られ、溶けたような文字の形になっていたり、文字に顔がついていたり…などなど、細部にもこだわって作り上げました。

ケーキだけでなく、パッケージやお店の名前まで考えることで、オリジナルの世界観がギュッと詰まった作品になりました。驚かされるアイデアばかりで、見ているだけでワクワクする夢のケーキ屋さん!こんな素敵で面白いケーキ屋さんがあったら行ってみたいな♪
今週は続けて、ケーキの作品をご紹介するのでぜひ小学生の豊かなアイデアを楽しんでください!!

作品に取り込まれる

服部 油彩

岩田です。昨日はお休みをしてしまい、土曜クラスの皆様にはご迷惑をお掛けしました。授業は欠席でしたが、ブログは書かせて頂きます。今回は、服部さんの作品をご紹介します。
「暗がり中の灯」といったところでしょうか。闇の中に、ふと、ろうそくに灯されたほの灯りが一つ。こちらは、M3号の縦長キャンバスに描かれた油彩です。

蝋燭の周りに置かれたグリーンが炎に照らされ、その一部が浮かび上がって見えます。床に投影された葉の影が、敷かれた茶色い布のシワに呼応するように波打ちながら、明るい場所へと溶け込んでいくように美しいグラデーションで表現されています。

背景は、黒に似た茶色が占めていますが、炎の粒子が空気中に放たれていく部分は、特に丁寧に描かれ、熱せられた蠟が溶けて艶やかに見えるところも、実に細やかに表現されているのが見てとれるでしょう。

確かに一番描かれているのは蝋燭やその周辺なのですが、それらを見た後、自然に背景に眼がスーっと誘導され、何も描かれていないはずの闇の中をただただ見つめてしまったら、この作品に取り込まれている証です。ものを見せるというより、静寂の中に没入させることこそが作者の真の狙いであることは、言うまでもありません。

台風

明日は台風の予報ですが、休講いたしません。
当校は東日本大震災の計画停電で暗い時間にあたったクラスも『見ないで描くイベント』を開いたり、コロナ禍も両親が仕事で不在・学校も休みな子どもの為に閉鎖せず授業や遠足をしており、33年間一度も災害による休講をしたことがありません。
参加不参加は無理せず、生徒さんの方でご判断頂ければと思っておりますので、どうぞ明日の状況でお決めになってください。
欠席のご連絡が多数届くことが予想されますので、明日に限っては、ご連絡なくお休み頂いて結構です。
被害が少ない事を祈ります。

追伸 月末のみ鎌倉から来ている岩田先生は、電車が止まる可能性もあり残念ですがお休みします。小原一人の担当となります事、予めご了承ください。

やさしい色彩が広がる街並み

きと 高2 色鉛筆

大志です。夏休み前最後の空間デザイン課題に押されていて、昨日はブログが間に合いませんでした。すみません。夏波先生替わってくれてありがとう。 1日遅れでの投稿ですが本日は私が担当します!

今回ご紹介する作品は、高校2年生のきとによる色鉛筆画です。まずこの作品を見て最初に感じるのは、なんといってもその優しい色使いです。まるで歌川広重の浮世絵を見ているかのような、どこか懐かしく温かみのある雰囲気が画面全体に広がっています。見ていると昔の記憶を思い出すような、不思議な安心感を覚えました。

空には白や橙色が混ざった大きな雲が浮かび、その背後には鮮やかな青空が広がっています。上部に向かうにつれて濃くなるグラデーションによって画面が引き締まり、爽やかさの中にも力強さが感じられます。
また、左へと緩やかに曲がる道路によって自然と視線が向こうへ導かれ、狭い道幅ですが奥行きを感じさせます。複雑な住宅地、建物や道路にしっかりとパースをかけ、遠近感を意識して描きました。建物や樹木、道路などそれぞれの素材感を描き分けながらも、全体として統一感のある画面にまとめられており、色鉛筆ならではの柔らかなタッチが作品の魅力を引き立てています。
特に電柱や電線が彼方へ続いていく表現は、街の空気感や生活感をうまく演出していて印象的です。何気ない日常を慈しむ、穏やかな彼女の雰囲気が表れているようです。

色彩の美しさだけでなく、風景を観察する力や、空間を捉える力も感じられる素敵な作品でした。今描いている油絵も、楽しみにしていますね!

日々の観察力

左 高3 唯花 / 右 高2 夏葵

ひとみです。今回は学生クラスのデザイン課題の紹介です。丸い画面の中に色彩構成をする課題、テーマは「水」です。

まず丸の画面の中にどんな水の表現をするのかデザインを決めてから色彩をつけていきます。水といっても動きは多種多様でどんなデザインにもできるもの。それ故どんな表現にするのか悩むところでもあります。そんな時に必要になってくるのが日々の観察力です。水がどんな状況でどのような動きをするのか思い出し、再現したシーンをよく見て描いていくことがポイントとなるでしょう。

それぞれの作品をよく見ていくと、唯花の作品はスッと静かめな水滴が落ちて跳ねている様子の動きであり、派手さはそこまでありませんが、ブクブクっと空気が混ざって上がってくる音が聞こえてくるような気がしてきます。水の中の線を揺らがせることで水流を感じさせられます。それに対して夏葵は注がれた水が丸に沿って波のように動いています。ざばっとした派手めな動きでいて、迫りくるような力強い画面構成です。水滴の向きが波に沿っていることで、どんな勢いで注がれた水が動いているのか一目で分かります。並べてみると、二人の作品は違った状況、雰囲気でありながらも水の特徴をよく捉え、動きの魅せ方が伝わってきますね。

そして肝心の色彩の配色ですが、基本的には一番明るい色、暗い色、主張色、中間の色と分けて考えます。二人ともこの基本的な配色の考え方をしっかりと意識できています。特に主張色は、画面の中で最も魅せたい場所に色をのせるのでどう配色するかが重要。唯花は水面と水中の境界でできる気泡と落ちた水滴部分に、そして夏葵は形に沿って動く波に。それぞれ何を大事にしているのか分かる配色です。

実は二人ともこれが2枚目のデザイン課題でしたが、身近な題材を丁寧に観察し、その気づきが画面構成によく表れました。普段は意識せずに接しているものの中にも、多くの発見があることを感じさせるテーマだったと思います。これからも観察する力を磨きながら、デッサンやデザインの表現に生かしていってほしいです。

小学4 年生~中高生対象・デッサン講座

夏休みワークショップ、最後のお知らせは、小学4・5・6 年生も参加可能の、中高生対象【デッサン講座】です。
将来は美術系に進学を希望している学生、純粋に絵が上手くなりたい向上心溢れる小学生などやる気があれば誰でも参加可能です。 レベルに合わせたモチーフを組み、また初心者には、鉛筆の持ち方から指導します。上級者はより完成度を上げるテクニックを学びましょう。
基本的に 1 回2時間で 1 枚完成させますが、2~3回掛けて完成度の高い作品を1枚制作する事も可能です。

※受験生には相談の上、志望校に合わせ、紙のサイズ・モチーフ・制作時間も変えていきます。当日に柔軟に対応いたします。
※進路の相談がある方は、授業中お気軽にお声掛けください。

◆ 持 ち 物 ◆ 鉛筆(できるだけ色々な濃さ)・消しゴム(あれば練り消しゴム)
◆ 受 講 料 ◆ 1回 3,000 円(税込)
◆ 受 講 日 ◆
7月19日(日) ・17:00 ~ 19:0 0
7月31日(金) ・19:00 ~ 21:0 0
8月17日(月) ・10:00 ~ 12:00

ワークショップ 参加方法
下記の必要事項を明記の上、メールの件名を【デッサン講座】として、送付してください。mios@ace.ocn.ne.jp
①参加者の氏名
②学年 / 学校名
③保護者の電話番号 / 住所
をご連絡ください。定員がございますので、参加可能かどうかを返信いたします。参加可能の場合、お申し込みの確認と規約・振込み方法を貼付します。今年はオズ通り商店街で販売する、プレミアム付き商品券をワークショップの参加費として利用できます。
商品券についてくわしくはこちらまで

(ご注意)    
※講座開催日程7日前を過ぎてからのキャンセルは返金できませんが、日程の変更は定員に達していない日時に限り承ります。
※保護者の参観はできません。

美術館鑑賞と懇親会

ちょっとお久し振りです。岩田です。先月はフランスから留学生を預かっており、責任もあるのでミオスの方はお休みさせて頂きました。バタバタでしたが、カタコト英語と翻訳ソフトで結構なんとかなりました。真面目で黙々と仕事を手伝ってくれたので助かり、とても楽しい1ヶ月。意外とあっという間で、終わってしまった今は寂しさすら感じています。

本日は午前大人クラスの生徒さん達が主催する、上野の都美術館【アンドリュー・ワイエス展】鑑賞会に参加して来ました。幹事さんが上のようなプリントを作る思考まで凝らしてくださり驚きです!絵を見ながらキーワードを書き出し、展示コーナーの区切り毎に一度集まって皆さんで感想を言い合うという催しは、私も一緒に楽しませてもらいました。感動した部分や、視点の違いを聞き、改めて振り返ることができる、良い企画だったと思います。

そのまま上野で懇親会。授業中は席が離れているとほとんど話す機会がない為、初めましての方も多かったのですが、やはり美術と言う共通の話題があるとすぐに打ち解けることが出来ます。私も大いに楽しませて頂きました。企画してくださった幹事のお二人に心より感謝申し上げます。もう少し書きたい事もありますが、結構酔っぱらっているのでこの辺で…また来週もブログに登場しまーす。

荒波に再解釈を

加瀬 油彩

大竹です。今回ご紹介させていただくのは、加瀬さんの油彩作品です。

こちらは、葛飾北斎の浮世絵版画の傑作「神奈川沖浪裏」を油彩で模写した作品です。海外では「The Great Wave(グレート・ウェーブ)」と称されるダイナミックな波の姿を、油絵という素材の持つ重厚さと質量感で再解釈しています。
元の版画の平面的な表現とは異なり、油絵具をたっぷりと盛ることで、波の迫力と存在感が鑑賞者に直接迫るような仕上がりとなっています。特に波しぶき部分には、扱いの難しい銀の油絵具を使用し、キラキラと光を反射する美しい輝きを表現しています。さりげない華やかさは、まるで持ち主を引き立てる上品なアクセサリーのようであり、荒々しさの中にも品格を感じさせます。
背景は大胆にアレンジされ、ピンクから緑への滑らかなグラデーションに変更されています。伝統的な空の雲の表現を排除したことで、全体がよりモダンでお洒落な印象となり、現代的な解釈を感じさせる洗練された作品に仕上がっています。油絵のピンクは最も人工的な色の一つであるため、自然物と組み合わせたときに不思議な魅力を生み出しますね。
北斎が波の模様を繊細な線で表現しているのに対し、加瀬さんは油絵具のマチエール(絵の具の厚みや質感)を存分に活かして波を表現されています。そこには様々な色が加わっており、荒れる海の一瞬だけでなく、その前後にある情景の変化までも一枚のキャンバス上で再現しているかのようです。
また、元の作品に描かれている空の雲を一切排除し、フラットな面にまとめた点も印象的ですね。この思い切りの良い構成により、視線が自然と油絵具を厚く盛り上げた波の部分へと導かれ、作品の主役である波の存在感がより強く際立っています。

こうした日本の伝統的な浮世絵を、西洋の画材である油彩で表現することで、新たな鑑賞の角度が生まれるのが興味深いですね。特に油絵は絵の具の厚みによる半立体的な表現が可能なため、元来フラットな作品がこうして立体的になったときの意外性は、実際に描いてみないと分からないものです。皆さんも、好きな作家の作品を、一度異なる画材で挑戦してみてはいかがでしょうか?

夕暮れの帰り道

秦野 油彩

夏波です。今回紹介する秦野さん、小原先生に聞くとミオス在籍21年目だそうで、私が生まれる前から通われていらっしゃることに衝撃を覚えました!

夕方の帰り道に見かけるいつもの景色を描かれました。日中の慌ただしさが落ち着き、気温が下がり始めて心地よい静けさが訪れる時間帯、鮮やかな黄色の空と建物に反射する紫色がその刹那的な空気を連想させる作品です。
まず目を引くのが美しい高彩度の色彩です。その中でも地面の色が美しく、表面の暗い青色の下には明るい紫色や緑色が隠れていて、夕方の陽光に照らされたアスファルトが輝いているように見えます。さらに、内側から発光しているような明るい空と逆光の建築物が強いコントラストを生み出すことで、緊張感がプラスされました。

ペインティングナイフを主に用いて描かれているため、筆で描いたような滑らかで整えられた面はあまり見られません。しかし、強いコントラストで色面を構成することでぼやけた印象にはならず、むしろ絵の具の物質感と力強い色彩の対比が際立ち、存在感のある画面となっています。さらに、ペインティングナイフで描いたことで生まれた引きずり跡が、どこかブレているようにも見えてきます。その揺らぎが、何かを思い返している時の曖昧な記憶のようにも感じられ、作品にやさしく懐かしい雰囲気を与えていますね。何気ない日常の風景を描いた作品ですが、色合いとタッチでノスタルジックな気分に浸らせてくれるのも、この作品の魅力のひとつと言えるでしょう。

細部まで緻密に描き込まれた作品には魅力がありますが、この作品はそれとは違った方向から絵画の面白さを感じさせてくれます。ペインティングナイフによって生まれた質感や揺らぎは、単に風景写真を再現するだけでは生まれない表現です。記憶の中の鮮烈な印象を取り出したり、絵の具そのものの存在感を楽しむことができ、油絵ならではの表現の豊かさを感じます。

力強さと静けさ

大坪 油彩

大志です。あと1か月ちょっとで夏休み!……なのですが、大学3年生になり、周りの就活ムードに押されて呑気なことばかり言ってもいられません。学校では課題や制作に追われながらも、自分の将来について考える機会が少しずつ増えてきました。

今回ご紹介するのは、小さなモチーフを実物よりもかなり拡大して描いた2枚の油彩です。
左の作品は、バックに鮮やかな緑を背負ったクワガタが迫力のある構図で描かれています。普段なかなか見ることのできない下からのアングルは、クワガタの外骨格のディテールや足の関節など、描きどころが満載ですね!まるで今にもこちらへ向かって動き出しそうな力強さがあり、思わず目を引かれます。

クワガタの艶のある質感と、足に生えた毛のタッチの描き分けは流石です。硬い外骨格の光沢と、生き物らしい繊細な毛並みが同じ画面の中でしっかり表現されていて、丁寧さが伝わってきます。また、背景をシンプルにまとめることでクワガタそのものの存在感がより際立ちました。

一見すると力強くかっこいい印象の作品ですが、左側のボディラインに沿って描かれたユニークなサインからは、ご本人の優しく明るい雰囲気も感じられます。威圧するようなモチーフでありながら、どこか親しみやすさを感じるのは、作者の人柄が作品に表れているからかもしれませんね。

右の銀のプレートに乗せられたレモンは、鮮やかな黄色を残しつつも、どこか落ち着いた空気感をまとっています。クワガタの作品とは対照的に静かな時間が流れているようで、見ていると自然と気持ちが落ち着いてきます。

レモンの反射や陰影は部分ごとに繊細な変化があり、必要最低限のタッチで的確に表現されています。この簡潔な筆致は、レモンの凹凸や丸みをしっかりと面で捉えられている証拠。モチーフの立体感をより豊かに感じさせてくれます。また、銀のプレートに映り込む色や光の表現も美しく、主役であるレモンを引き立てながら画面全体に静かな奥行きを生み出しています。派手な演出はないものの、じっくり眺めるほどに形や光の観察力の高さが伝わってくる一枚です。