
今日は小学生のクリスマス会ケーキ作りの為に、23時までアイシングを作りまくっていたマユカです!今回は阿出川さんの作品をご紹介したいと思います。
絵本や小説の1シーンのような、ファンタジーな世界観が魅力的でかっこいいこちらの一枚。お友達の飼っているトカゲ・モモイロインコに、映画ナイトメアーの主人公の衣装を着せて擬人化して制作されました。現実には存在しないキャラクターチックなモチーフをリアル調で描くとなるとバランスが難しく、怖くなってしまうこともあるのですが、デザインのデフォルメバランスのセンスの良さもさることながら、夜ならではのミステリアスな雰囲気がマッチして、世界観を感じるような魅力に昇華させていますね。構図も美しく、手前のカエルに目が行ってから背景に描かれた階段、奥の塔へと視線が移ります。その後で手前へと飛んでくる鳥を見る為、また主役のカエルに視線が戻り…と、画面内で情報がしっかり完結し、画面外へ視線を向けないような工夫がされています。
蛙の手元から出る炎に暖色を使用しているのも素敵ですね!青系統でまとめることもできたはずですし、明るい水色を使用すれば画面を明るく、雰囲気をまとめることもできましたが、見た人に冷たい印象を与えてしまう可能性があります。オレンジや黄色などの明るい暖色にした事でポップさが増し、ただ「ミステリアス」なだけではなく、ワクワクとした気分にさせるような楽しげな雰囲気を出しながら、全体の世界観を邪魔しない仕上がりになっている所に阿出川さんの色彩感覚の鋭さを感じました。
色しかり、デフォルメしかり、バランスほど大事なものはないと思っております。皆様も想像の世界を表現する際には、是非審美眼を持って、最適なバランスを探してみてくださいね!