漆の作品展のお知らせ

ご無沙汰しております、岩田です。台北のcans_space 罐 空間 という画廊にて展示会開催の為、一昨日から台湾に来ております。
本日11月29日が画廊のお得意様だけ先行招待するプレオープン、明日から一般公開となります。初日にはアーティストと共にギャラリーでお香とお茶会を開くイベントもあり、今から楽しみです。

2025.11.30-12.22
11.29 VIP プレビュー(招待制)
11.30 sun お香とお茶会

また現在、銀座 POLA MUSEUM ANNEXにて開催中のチャリティオークション「Blooming towards the sky」展で、作品オークションを開催中です。

チャリティオークション「Blooming towards the sky」展
2025.11.7-11.30 11:00-19:00(入場は18:30まで)
6回目となるチャリティオークション展。昨年に引き続き、能登半島災害支援を目的に、本企画に賛同いただいた 24名のアーテイストが「新芽、芽吹く」をテーマに作品を制作しました。
下記のサイトから入札頂けます。どうぞ宜しくお願い致します。
オークション入札およびドローイング抽選販売
実施期間:~11月30日(日)23:59まで
オークション入札サイト:こちら

加えて大阪(梅田駅より一駅、地下鉄中津駅から徒歩2分)のmouseionというギャラリーでも展示開催中です。
2025.11.22-12.20 13:00-17:00
乾漆という技法で漆と遊ぶ岩田俊彦。
彼から生まれる作品達は漆の声だと話す
乾漆は麻布に漆を何度も塗り重ね、
“木でも陶でもない、漆だけで立ち上がる形”
を生み出す古来より続く漆技法。
奈良仏像にも受け継がれたこの技法は
内部を空洞のまま形づくるため
深い質感と相反する軽やかさを持つ。

この3つの展示が重なってしまった為に制作が追いつかず、しばらくお休みを頂いておりました。私の担当の土曜クラスの生徒さん達には、ご迷惑をお掛けしており申し訳ございません。
実はまだこの展示ラッシュはしばらく続き、今後も月に1回/月末のみミオスに通うことになりそうです。大変心苦しく思いますが、今年最後の授業12月20日(土)には出勤予定ですので、その際は皆様に展示の様子もお話しできればと思っております。

ランタン作り

オバラです。小学生ウィークとして、ハロウィンの時に作ったランタンのご紹介です。
ジャムの瓶を利用して、ガラス絵具でステンドグラス調の絵を描きました。子どもはオバケは怖いはずですが、ハロウィンは別!ちょっと気味の悪いモチーフも、どんどん描いて増やして透明の部分が全く見えなくなってしまった子も…しかし透けるガラス絵具ですので、それもまたステキ。

キャンドルを入れるとテンションマックス!雨だった授業日以外は、ちょっと川までパレードしちゃいました!夜に行うイベントはワクワクしますね。またやりたいね!

小学生の油絵

2日前に『油絵紹介はこれにて終了』と書いたのになぜ?
こちらは夏休みワークショップに参加してくれた小学生達の油絵です。(数人、写真を撮り忘れてしまった子もいて残念)
全く違う色で下塗りし、色を幾度も重ねていく油絵の醍醐味を十分感じさせる仕上がりになりました。すぐに完成しない・すぐに手に入らないものにこそ、思い出が詰め込まれます。頑張った記憶が成長に繋がりますように…
ご参加ありがとうございました。来年の夏休みも待っています!

訃報

アトリエのスタッフとして8年間ミオスを支えて下さった 元講師の嶋田ひろみ先生が令和7年11月22日 享年55にてご逝去されました
ご冥福をお祈りするとともに謹んでお知らせ申し上げます

現在もミオスのホームページで使わせて頂いている、こちらのイラストを描いた方です。
4年半の闘病生活の間も精力的に作家活動をし、先月も展示会を開いていたほどで、最後の最後まで明るくパワフルに(おしゃべりも止まらずに)過ごされた奇跡の人でした。

ブログ『サヨナラ嶋田先生』はこちら

油絵Vol.19 小学6年生

上段左から めぐる・勇人・結卯
下段 七菜

めぐる 自分の後ろ姿と夕景のコントラストが美しく、どちらも引き立てられてバランス良く、そしてドラマチックに収まりました。近景と遠景の描き分けも素晴らしく、砂浜の立体感がより強調され、作者の技術の巧みさが伝わってきます!

勇人 ちょこんとクッションの上に座っている猫なのですが、左側の何かを警戒して驚いているようにも見え、猫独特の緊張感が伝わってきます。眉毛やヒゲなど、細かい部分も良く観察しているからこそ、この緊張感が生まれているのでしょう。

結卯 葉のない木の枝、風にたなびく雲、鏡のように周りの風景を写す水面が、凛と張り詰められた空気の冷たさや、透明感を伝えています。また色味を統一することで、この場の寂しさや温度感を、更に引き立てました。大人びたテクニックです。

七菜 集団で身を寄せ合い暖をとっているペンギンの愛らしさも、厳しい環境で生活しているストイックさも感じられる作品です。上から差し込む日の光の表現が彼らの顔にスポットライトのように当てられ、精悍に佇む様子が表現されています。

長かったブログでの小学生の油絵紹介は本日で終了。展覧会前から19日間もお付き合い頂きましてありがとうございました。
展覧会中、結構たくさんの保護者様に「なぜ今年はユーチューバーのりキンで解説してくれなかったのですか!とても楽しみにしていたので残念です。」と言って頂きました。その言葉だけで嬉しいです。ダラダラ長々トークでしたのに、期待してくださりありがとうございました。また世界に悪がはびこること(コロナみたいな強制的な自粛生活)があったら、のりキン解禁しまーす。

油絵Vol.18 小学5・6年生

上段左から 紗季(5年)・椿希・りおん
下段左から のどか・結斐・時悠・草馬

紗季 手前の木は、影となっている場所と光が当たる場所を良く観察し、細かいタッチで描き分けられており、遠くの風景は、大胆なタッチで表現する事で、遠近が分離し立体感を与えています。爽やかな風を感じます。

椿希 リラックスして寝転がり、こちらに顔を向けた”ワン”シーンでしょうか?脚を折り首を傾げるその様は、犬ならではの可愛さが溢れる仕草をうまく表現しています。作者のこの犬への愛情も伝わってきますね。

りおん 色使いがが独特で、私には昔読んだおとぎばなしの絵本のように感じられました。懐かしい感じを受けると共に、凍てつく雪の様子や、ちょっと不気味さを孕んだ色使いがなんとも奇妙な空間を演出しています。

のどか このワンちゃんは水で遊ぶ事に慣れている様ですね。水際で一生懸命におもちゃを運ぶ様子や、楽しんで遊んでいる事が表現されています。弾け飛ぶ水滴を良く観察して丁寧に描く事で、迫力のある絵となりました。

結斐 インコを画面全体に描く事で可愛らしさよりも、貫禄を感じさせる出で立ちが面白い絵となっています。中世のタペストリーのようなバックの赤とインコの青のコントラストが王様のような風格を醸し出しています。

時悠 前に突き出した腕や脚を正面から描くことは非常に難しい事なのですが、破綻なく見えるのは、デッサン力が高い証拠だと思います。寒さに負けぬダイナミックなポーズが良く表現されていると思います。

草馬 イルカの稜線にハイライトを引く事で、肌のツルっ、すべっとした表現がうまく出ています。背景の大胆なタッチと相まって立体感もあり、アクロバティックなジャンプの力強さが感じられます。

油絵Vol.17 小学5年生

日曜日ですが小学生の油絵紹介を、火曜日まで続けてアップささて頂きます。

上段左から 知嘉乃・雄飛・舜人
下段左から 光里・紗彩・志乃

知嘉乃 夏を感じさせるモチーフで固められて構成され、情熱的なまでの赤がそれらを包みこんでいます。見ている側の周りの空気まで高くなってきそうです。作者の夏の思い出が詰め込まれた一枚である事が感じられます。

雄飛 オカメインコの愛らしくユニークな表情が良く表現されていると思います。顔に入る影の表現や、周りの色を反射する事を意識して少し緑を入れるなど、大人顔負けの技術が詰め込まれていると思います。

舜人 逆光の建造物を描く事は難易度が高いと思いますが、ただ黒く塗りつぶすのではなく、光が輪郭線より内側へ回って入ってくる様子が上手く表現されています。雲や木々の間から漏れてくる光も美しいですね。

光里 あたり一面に咲くネモフィラに感動した事が伝わる作品。少しでも多くの小さい花を描くのに苦労しましたが、1本だけそびえたつ木も力強く描かれており、ネモフィラと共存して生きる事が表現されています。

紗彩 全体の色使いなどで暖かい家族と共に楽しい思い出を過ごした事が伝わって来ます。妹の視線だけがこちらを見据えている面白い作品となりました。きっと一番好きなのが妹なのかもしれません。

志乃 可愛らしさもありますが、過酷な環境で暮らす厳しさも感じられます。体毛を沢山の色で描き分ける事で、この動物の暖かさや、周りの環境などが見て取れます。濃厚な色は絵本作家が描く世界の様です。

油絵Vol.16 小学5年生

上段左から 結香・颯太・愛哩・ひまり
下段左から 愛莉・杏・幸次郎

結香 油絵の特性を活かした濃厚な色使いが目に飛び込んできます。花弁が重なる複雑な色分けと影まで描き分ける観察眼、そして何より力強く根を張り、土の匂いが感じられるような表現が見ている人を引き付けます。

颯太 本人と弟の表情がとても魅力的。仲良し兄弟の2人の感情まで伝わってきます。顔の個々のパーツまで観察出来ており、年齢差も上手く描き分けられています。Tシャツの色がお揃いで苦労しましたが、背景で挽回。

愛哩 バイクを描くには前後のバランスがとても大変ですが、縦構図に上手く収めており自然に描けていると思います。ホイールなど周りの景色を映す部品などは、金属として見えるように的確な色遣いで表現されています。

ひまり 一つの花に2つ以上の色の花が共存する現実的ではない組み合わせが、幻想的で夢の中にあるような世界で構成されています。背景のシャボン玉と合わせて異空間を演出する表現となりました。

愛莉 動物園にいる事で野生を無くしてしまったかのような虎。いつも周りに気を配る事が出来る愛莉の優しさが前面に押し出されています。下地の朱色が効果的に活かされ、虎の体や岩場に深みのある色味を与えています。

杏 夏の爽やかな抜けるような青空の水色が、補色に当たる黄色の花びらを引き立てています。一見色数が少なく見えますが、花びらは濃密に描かれており、1枚1枚丁寧に仕事をした事が垣間見えます。

幸次郎 寒い雪の中で健気に生きる小さき命に愛情を感じる一枚です。顔からお腹にかけて色鮮やかなオレンジ、また柊の赤い実が響きあいアクセントとなり、画面全体のスパイスとして効いています。

油絵Vol.14 小学4・5年生

昨日誤って、Vol.15 小学5年生を先にアップしてしまいました。前後してしまい申し訳ございません。

上段左から 千晴(4年)・凛太郎(4年)・陽菜乃
下段左から 丈瑛・杏寿・夏希・海里

千晴 ゴージャスなのに品もある睡蓮。花びらの混色も素晴らしいですが、花を塊として捉えボリュームを出すテクニックに驚きました。影の色も澄んだ深みがあり、光がキラキラしながら祝福しているように見えます。

凛太郎 鷹が羽ばたく様子の、 なんと力強いことでしょう!大きな翼で空気を受けながら飛んでいる姿はまさしく空の王者。 鷹のかっこ良さが強く前面に見えてきますが、 空の色合いの繊細な移り変わりも見所です。

陽菜乃 一面のネモフィラ畑は鮮やかで深い青や紫を使い、 青空の爽やかな空気感と差をつけました。 描きたいモチーフがどれも青、 青、 青…。 白や紫でアクセントを加え、 単調にならないように工夫してあります。

丈瑛 毎年お気に入りの作家を模写をしています。本物の『叫び』は意外にサラッと描いてあるのですが、画家へのリスペクトとして技術だけでなく精神力をも真似てみたいという深い思いで、絵具を重ねた厚塗りになりました。

杏寿 水面を真っ直ぐ見掘えた覚悟を感じるイルカの表情には緊張すら感じます。夕焼けの色が層のように描かれているところからは幻想的な雰囲気が漂い、つい引き込まれてしまうような魅力があり見惚れてしまいます。

夏希 みなさんご存知、モネの睡蓮の模写です。水の反射がよく表現できていますね。印象派の描きかたも真似してチューブから出した色をそのまま置くなど、鮮やかな光を大切にして大きな筆でガンガン色を乗せていました。

海里 海里のお家で飼っているワンちゃんだそうです。キラキラとした瞳で見つめてくる姿がとってもキュート!茶色の毛並みにオレンジや黄色を使い、光にあたっている部分との差を表現することにより、立体感を出しています。

油絵Vol.15 小学5年生

上段左から 葉大・結衣・由良・洵
下段左から 遥・理沙・美鶴

葉大 猫が2匹並んで寝そべっており、とてもリラックスしている様子が微笑ましいです。猫のお腹から背中にかけての丸みや、毛並みの描き分けが出来ており、手前の猫のモッチりとした胸のお肉が、柔らかく表現出来ました。

結衣 キャッチボールの一場面。ボールは宙にあり目で追ってキャッチする瞬間の出来事を良く捉えています。自然に浮かんだ楽しそうな表情や、グローブの質感に拘りが感じられ、見せたい箇所を意識して描いている事わかりますね。

由良 大人でも嫌になるくらい複雑なお城を描き切ったのは根性があるなと思いました。下地からの積み重ねで色が厚くなった分、石垣は堅牢で力強く見え、これなら崩れる心配はないでしょう。(笑)光と影のコントラストも明快。

洵 こんなにアップで鳩を見たことはないかもしれませんね。鳩をよく見るとグレー一色ではなく、首元に光の反射で緑と紫の色がキラリと輝いて見えるのですが、注意深く描き分けが出来ています。迫力のあるダイナミックな構図も◎

遥 この角度で写真を撮っても逃げないという事は、猫との信頼関係が築かれている証拠ですね。「なんだよー!」とちょっと不機嫌そうに見下ろしている感じが愛らしく感じます。サインの色のチョイスがデザイン的でかっこいい!

理沙 旅行に行った際に泊まったホテルだそうです。手前にはお花が咲いており、青空が抜けていて、南国という事が感じられる、まるで絵手紙のような構図が安定感を出しています。家族との楽しい思い出が滲み出ています。

美鶴 おばあちゃんと家族旅行にいった際の写真との事で、作者本人が非常に楽しそうではしゃいでいるのが伝わってきますね。肌に沢山の色を重ねる事で、豊な顔の色を再現する事が出来ました。背景のネモフィラと同じ色のTシャツが良い!