
黒永 岩絵具/和紙・パネル
大志です!今回は月曜大人クラスより、黒永さんの岩絵具作品をご紹介します!
まず心を奪われるのは、水中を思わせる青緑の色合いです。濃淡が幾重にも重なり、和紙の質感と相まって、水の揺らぎや深みを感じさせますね!ただの青ではなく、まるで底知れぬ湖に差し込む光が層をなしているようで、静けさの中に神秘的な奥行きが広がっています。
その中をゆったりと漂う、堂々としたワニ。大地を思わせる重厚さを持ちながら、銀白色に輝く背は水面に反射する光を帯びています!重さと同時に透明感や柔らかさも感じられるのが不思議ですね。これは岩絵具を何層にも重ねることで生まれる独特の存在感だと思います。
最後に、アクセントになっている周囲に描かれた「泡」。水面に浮かぶ泡は軽やかに広がり、重厚なワニとの対比で画面に心地よいリズムを与えていますね。この存在により、静と動、重と軽の調和がとても美しくなり、全体を生き生きと輝かせています。
水中で相反するものが響き合う瞬間を捉えたこの作品、眺めていると自分も水の中に溶け込み、ワニと一緒に漂っているような、不思議な感覚に包まれました。