YouTube油絵紹介第7弾


上段左から 菫 ひかり 智温 佳帆 綾乃
下段左から 隼介 千晴 遥乃 美晴
全て3年生

全員3年生ですが、おや?景色を描いている子が二人いますね。二人共、自分が行った旅先の写真を見て描きました。隼介は言わずもがな世界一有名な場所ですが、クルーズ中の海から撮った写真でしょうか?遥乃は高層ホテルの部屋のベランダから撮影した写真だそうです。楽しかった家族旅行の思い出を描くというのも素敵ですね!写真を見ればその時の出来事や気持ちが思い出されるでしょうが、2ヶ月間油絵を制作しながらその思い出と対峙するという時間も素晴らしいものだったことでしょう。(例えノリ先生に何度もダメ出しを食らったとしても。笑)

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YouTube油絵紹介第6弾


上段左から2人は6年生 えいみ 開 4年生 悠菜 葉大 理沙
下段左から2人は5年生 真太 知寿 4年生 愛莉 杏

油絵紹介第6弾は6年生~4年生です。突然ですが「守破離(しゅはり)」という言葉はご存じでしょうか?技術を習得する時に使われる言葉です。 「守」は師の教えを忠実に守る基本の段階。 「破」は自分で考え工夫する自立の段階。 「離」は独自の新しい世界を確立する創造の段階。 私はこれを、油絵における低学年・中学年・高学年に当てはめています。結構当たっていると思ってます。
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YouTube油絵紹介第5弾


全員3年生
上段左から 望実 美来 心 こと乃
下段左から 聡介 花音 陽太 瑞記

三年生の題材は、生き物と自分に人気が集中しますが、その中で異彩を放つ左下の聡介。私に怒られない日は未だかつて無い(ような気がする)男ですが、生き物と言うより食べ物ですね。(笑)シャケの切り身とは!毎年油絵は自分の好物シリーズを描くと決めているそうです。絵は好きなものを描くのが一番楽しいし、むしろそれ以外は描きたくないのが当たり前。(今、学生クラスの受験生達は大変な苦労をして何に使われていたか分からない何の魅力も感じない廃材などを「なんでこんなモチーフ出しやがるんだ!チクショー!」と出題者を恨みながらデッサンしてますが。ヌハハハハ!もっと苦しめ!)そういった意味で、自分の欲望に非常に素直な絵と言えましょう。

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YouTube油絵紹介第4弾


上段左から 4年生 航大 愛哩 優理奈 舜人 6年生 昂大(昂大君ごめんなさい、5年生と紹介してしまいました。申し訳ございません。)
下段左から 4年生 遥 5年生 めぐる 結斐 のどか

昨日は「1・2年生の油絵からすると、3年生はだいぶ大人っぽく見えますね!」と書きましたが、高学年のこのクオリティー!
ユーチューブの中で「低学年は、描く対象は人や動物にしか興味が湧かない」と言いましたが、高学年になると風景(環境)にも美しさを見出せるようになります。「清々しい」や「心地よい」は、改めて意識しないと感じられないのです。幼児心理学的に言うと、生命に直接関わらないものは教わらないと身に着かないそうです。(痛いや熱いなど、危険なことは本能で分かる。)大人たちからの教育で景色の素晴らしさを知ったんですね。

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YouTube油絵紹介第3弾


上段左から 3年生 千暁 勧英 彩羽 美雪 こはる
下段左から 2年生 紗歩 悠太朗 一衛 3年生 知生

昨日、一昨日の1・2年生の油絵からすると、3年生はだいぶ大人っぽく見えますね!カラフルで元気いっぱいな作品をご覧ください。
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YouTube油絵紹介第2弾


上段左から 1年生の由莉 あとは全員2年生 理桜奈 ほのか 麻衣
下段左から 壮佑 日菜乃 輝 皓仁

ダラダラしゃべりは置いておいて、作品は素晴らしい!油絵のカリキュラムが評判で、キャンセル待ちが一向に解消しません。でもスパルタ過ぎて「ノリ先生が怖いから辞める」という子も一定数いるので、キャンセル待ちの人数が15人を超えたことはありません。ウェイティング中の皆様、もうしばらくお待ちください。

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YouTube油絵紹介第1弾

全員1年生 上段左から きこ 翔栄 逸生 朝陽 郁葉
下段左から 謙信 朱里 由乃 朝陽

お待たせいたしました。小学生クラスで毎年夏休みに行っているカリキュラム『油絵』の紹介第一弾です。 元々コロナ禍で始めたYouTubeですので、私のダラダラしゃべりの需要があるのかはなはだ怪しい。のですが、保護者様方とゆっくりお話しする機会もあまりありませんので、作品解説やらせて頂きます。
しかし相変わらずデジタルに弱いので、編集できずダラダラ撮り!かみかみどもり語彙の少なさでお聞き苦しいものが30分も続いてしまう拷問に耐えられる生徒さんはいるのか?まぁ、保護者様は自分の子どもの部分だけは見てくださいネ!
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突き詰めるってリアリティ


大渕 アクリル

マユカです!今回は大渕さんの作品をご紹介していきたいと思います。

強いライティングとビビットカラーが目に眩しい一枚。バイクレーサーを描きました。初のアクリル絵具ですが、油彩はすでに経験済ですので、着彩にも手慣れた感が出ていますね。
…とは言え完成までに、お忙しくてお休みも多くはありますが足掛け半年も費やしました!バイクレースが大好きとの事で、好きな物だからこそここまで時間を掛けて丁寧に取り組めたのでしょう。完成した瞬間にお隣で制作している方から「一瞬、参考資料の写真とどちらが作品か分かりませんでした!」と絶賛の声を頂き、スタッフまで大喜びです。

大渕さんの作品がここまで写真のように見えるのは参考資料と色彩が合致していることや、形の整合性がとれているのは勿論ですが、それ以上にバイクにびっしりと描かれたスポンサー企業のロゴのレタリング(デザインされた文字を手書きすること)が、正しく描かれているからというのはかなり大きいと思います。バイク、レーサー、サーキットなどは見る位置を変えれば形が変わりますが、ロゴはそういうわけにはいきません。見慣れた形、色があり、それらが間違っているとかなり不自然に見えてしまうことが多いです。
大渕さんの作品ではそういった細やかな部分にも丁寧な筆運びがされたことが見て取れ、だからこそよりバイク自体の重量感、立体感、実在感が引き立てられていますね。また、くっきりとした影がシルエットのようにもなり、構図やデザインという面においてもカッコよさを感じます。

細かい所を突き詰めていくと、時間こそかかりますが写真にも遜色ない一枚に仕上がります。とはいえそれは簡単なことではなく、近い色を作ったり、形を整えたりと、その作業量や資料と向き合う時間は途方もなく、途中で別の作品が作りたくなったり、もういいかな…と、やりきらずに終えてしまうことも多いでしょう。続けることが出来るのもまた能力のうち。次回は一体どんな作品を作られるのか、楽しみになってしまいました。

巨匠に学ぶ


松下 油彩

あっという間に10月が終わりそうなことに驚いています、ナツメです。本日は日曜大人クラスより松下さんの作品を2点ご紹介します!

まずは左側の作品から。ポール・セザンヌの男性の肖像画を模写されました。目線を下に向け、黙考しているかのような表情からは、どこか控えめで物静かな印象を受けます。落ち着いた背景とシンプルな服装により、画面全体の静けさや男性の内向的な雰囲気が伝わってきます。今回は完璧に色を再現するのではなく、単一のトーンで描かれていた背景には更に赤みや黄みがかった色を使ったり服装を一段階明るくするなど、元の作品より少し彩りを足しました。そのため穏やかなイメージは保ちつつも、元々の憂いを帯びた空気感よりも明るさを感じる仕上がりとなりました。

そして右側の作品は、松下さんの自画像です。今回は素敵な笑顔で葉巻を嗜んでいる姿を描かれました。先程の作品と並べて見ると、セザンヌの絵で掴んだ筆のタッチや色選びが反映されているのがわかりますね。こちらはオレンジや茶色を中心とした暖かい色使いなので、リラックスした雰囲気を感じます。顔にタバコなどといった絵の中でポイントになる部分の差し色として彩度の高い色を巧く使っており、情報量が多い中でも優先順位をつけて視線誘導がされています。

自画像を描く前に一度練習としてセザンヌを描かれた松下さんですが、こうして並べてみると寒色中心で落ち着いた絵と、暖色を多めに使用し賑やかな雰囲気がありお人柄も優しく見える絵といった様にまるで正反対に見えるのが面白いですね。次は水彩にチャレンジされるとのことです。乞うご期待!

美味しそう!の秘訣


大崎 油彩

サヤカです。やっと秋らしい気候になって念願の今期初カーディガンに袖を通しました。今回は大人クラスの大崎さんの作品をご紹介します!大崎さんは、自分に合った画材を見つけたいと、今まで色鉛筆・透明水彩と、毎回違う画材にトライされ、今回は油絵を制作されました。

フルーツたっぶり、ソースたっぷりな美味しそうなフレンチトーストですね!トーストからこぼれ落ちている半透明のソースや、ぽってりとした生クリーム、ふわとろしっとり食パンの質感がとてもリアルです。
食べ物を描く時には、やはりどれだけ本物に近付け美味しそうに描くかが重要です。またどこからどんな光が来ているのか(窓から差し込む光の角度や光量を)よく観察し、場所によって変わる影の色を再現することで、時間帯や季節まで表現できます。
前回の大崎さんの作品
からも伝わってきますが、細部までこだわって描く根気強さを作品から感じます。私のお気に入りポイントは、細かーく描かれた粉砂糖。ニュートラルカラーの食器にパキッとした白が良いアクセントになっていますし、実際のスイーツの場合も味にはあまり影響ありませんが、あるのとないのでは見栄えがかなり変わりますよね!(笑)

また、リアルに描いても美味しくなさそうだったら意味がない!食べ物は基本的に明るい色で構成されているため、影も明るく描きます。黒っぽい暗い色を避けて比較的明るい色で影を描くことで、フレンチトーストのふわふわ食感を連想させる美味しそうな作品になりました。さらに、テーブルやカトラリーを暗くすること、奥のパンを赤いソースの補色(緑系)でまとめてぼんやり描くことで、フレンチトーストのプレートが主役としてきちんと目立ちました。

次回はパステル画に挑戦されるとのこと。また違った表現で新しい大崎さんの作品を見せてください!楽しみにしております!