精神を浄化させる作用あり

オバラです。今回の小学生クラスのカリキュラム『絵本とその一場面の粘土立体制作』は、コロナ自粛が納まり学校が始まった頃からスタートしました。
それもあってか、何人かの保護者様より「うちの子の作品が異常な気がして心配です。大丈夫でしょうか?」と、相談されました。


子どもの描く絵には、潜在的な願望や不安を表現していることが良くあります。言葉には出さず、絵で自分の内面世界を外に表出します。
特におとなしく静かな子どもは伝えたい事があるのに伝える術が未熟な為、心の中に溜まった不満を絵を描くことによって発散させようとする、心の防衛機制をとると考えられます。


しかし、子どもの心を抑圧しているものが他にあるとしたら、それは何でしょうか?
コロナによる生命の危機を過敏に感じ取っているというよりは、親の過保護や過干渉が精神的に負担であることが多かったりします。
そういう家庭の子ども場合、不気味なものを好んで求める傾向が出て来ることがあります。

かと言って、それほど深刻に考える必要はありません。昔から子どもたちは多かれ少なかれ、そうした不気味なものを好む傾向がみられますので。


異常な精神状態に見える絵も、子ども達が大人になる為、アイデンティティ形成の一つの過程であると私は考えています。
倒錯した世界を視覚化することで、自身を肯定し分析し、葛藤を乗り越える方途を見い出そうとしているのではないでしょうか?
身代わりや厄払いとしての見方をして、ゆるーく見守っていこうと思います。

余談
実は私も1年生の頃、お岩さんの絵ばかり描いていた時期がありますが、恐怖を克服する為でした。夜中に一人でトイレに行けなくて母の事を起こすと、鬼のような形相でトイレのドアの前で待ち『オバケなんてなーんも怖ぐねっ!じぇに(銭)がねぇーのが、一番おっがねっ!』と言われ続けるのが怖かったからですw ね、不気味な絵を描いてても、心配いらないでしょ?(小原家の子育てが心配だってね!)

松尾さんの世界


松尾 油彩・板

ほんの少しだけ秋の気配を感じ始めました。岩田です。

今回は土曜午前クラスの松尾さんの作品。
こちら支持体は自作の木製のパネルです。
しっかりと厚めにファンデーションホワイトを塗り、ツルツルになるまでやすりで磨き、残したい部分(今回は墨の筆跡)をマスキングしてから、実際の色の反対色(緑の庭は赤etc)で下塗りをしています。
サンディングなども含め、重層的に仕事を重ねる故、キャンバスでは強度が弱く木製のパネルというのも納得です。

左手の画像は完成作品、右手は途中経過です。このようなかたちで毎回綿密な計画性を持って取り組まれているのです。

寺院の渡り廊下を描いた描写も実に緻密なのですが、そうした風景中に突然アールヌーボー的ビジュアルが毛筆で書かれたようなシルエットの中に描き出されています。
時代や場所も全く異なった世界感を一枚の作品の中に同居させ、今までに見たこともない世界感を再構築していく。
松尾さんにしてみると描くということは、目に見える状況を自分なりに絵に落とし込んでいくのではなく、自己を如何に表現しうるかのチャレンジであり、自分でもまだ見ぬ世界への扉を開くことなのでしょう。そうした意味では下地等への拘りも含め、一流の一表現者であるといえます。

これからも独自性溢れる作品の益々の発展を望んでいます。

香りや温度を感じさせる風景


綱島 油彩

大竹です。今回ご紹介させて頂くのは綱島さんの油彩の作品です。

コロナ禍以前から制作されていましたが、途中から私は水曜大人クラスをお休みする事になり、今回初めて完成した姿を拝見し大変感動致しました。甘い香りを放つ小さな黄色い花達が伸び伸びと育つような穏やかな気温、その脇をゆっくりと流れる青空の色が映り込んだ小川、遠くでは風車が風を受けて静かに回っています。そこへ行った事がない人でも、この作品の前に立てば風景の色や姿だけではなく、音や匂い、温度まで感じる事ができるしょう。こちらの作品の制作を始めて間もないころ、花の黄色についてどのようにしていくか悩まれていましたが、良い答えが出ましたようで何よりです。一本一本、手を抜く事なく描かれた花々は星の様です。奥に立ち並ぶ風車や民家の色合いも、何度も何度も色を重ねては直しを繰り返して描かれたのでしょう。それにより小さいながらも重みや年季を感じさせてくれます。手前から奥へと伸びる道はその先にある向こうの風景を想像させ、風景の一部を切り取った画面の中から広大な大地を見る事ができますね。

長い時間をかけて一つの作品に取り組む事は、時には苦痛を伴いますが、綱島さんにとっては心を落ち着かせる為の写経の様な制作だったのではないでしょうか。疲弊した人々の心に、陽の光のような暖かさをもたらしてくれる優しい作品だと思います。

徐々に再開、、、親子クラス

お久しぶりです!火曜親子クラスより、4ヶ月ぶりの投稿となります。

3月まで通ってくれていたメンバーが、親子クラスを卒業した頃から新型コロナウィルスの流行による自粛期間が始まり、親子クラスも休講せざるを得ない状況となりました。ここ数ヶ月で、生活スタイルや考え方も色々変化してきましたね。日々社会の状況も変動していますが、その都度状況を見ながら、徐々に親子クラスも授業を行っております。最近では、アトリエ近所にお住まいの方が、1~2組参加されています。

家庭での過ごし方も変わってしまったので、親子共に何かしらストレスが出てくるようですね。アトリエに来るとお母さんはリラックスした表情で、お子様は伸び伸び楽しそうに制作している様子を見ると、好きなことができるって素敵だなぁとつくづく感じました。

毎年春から夏にかけて、親子クラスは新メンバーが増えていく時期です。今年は異例のスタートになってしまいましたが、感染対策&熱中症対策でヘトヘトになっているお母さん!親子クラスは、広い教室内での少人数制参加となっています。お子様が大好きな絵や工作をしている笑顔が見えるアトリエで、親子共に楽しい時間を過ごしませんか?

本日掲載している写真は、4月~8月までの間の数回ではありますが、制作風景と作品です。(ほぼマンツーマンレッスン!)通常の賑やかクラスとは違いますが、最近の制作の雰囲気が伝わるかと思います。

次回は、9月8日(火)・29日(火)10:30~11:30です。

余談・・・先日はじめてアトリエにいらした方からの嬉しい話。娘さんのお誕生日にやりたいことを聞いたところ、「おえかき きょうしつに いってみたい!」と言われ、念願叶って来ました!とのこと。アトリエに憧れのイメージを持ってきてくれた子の一言に、モチベーションが上がると共に、身の引き締まる気持ちがしました。(Eri Ito)

暗闇の理由


増村 油彩

冷房を作った人に全力のハグをしてあげたいです、一平です!本日は水曜夜クラスの増村さんの油絵をご紹介します!

今回描いたのはイタリアのバイオリン職人。マエストロ(maestro)の写真を撮ってこられ、それを元に制作しました。

何故、絵全体がここまで暗いのかというと、職人がバイオリンを作る際、暗い部屋の中で一方方向からスタンドで光を当て、わずかな板のカーブを注視しながら削っていくそうで、工房の中は昼間でも真っ暗にしているそうです。

やはり暗い中で作業をしている職人に目を奪われますよね。絵の中に主人公(この場合、職人)がいると、どこを見てほしい絵なのかとても分かりやすく、絵を見てる人の心にスッと入ってきます。寒色のライトではなく、暖色のライトにしたのも憎い演出です。寒色のライトでは暗い中で作業している職人がホラー映画の犯人のように恐ろしく冷たい人間に見えてしまいそうですが、暖色のライトにする事で職人の何十年もバイオリンを作ってきた情熱を感じられたり、暗闇の怖い、不気味といった印象を和らげて優しい雰囲気にしています。また、きちんとライトに近い物に光が強く当たり、ライトから遠い物に光が弱く当たっているので、暗闇の中でほとんど足元が見えていない状態でも距離感を感じさせやすくなっています。

増村さんは今まで人物+美しい背景で魅せる絵が多かった印象でしたが、今回このように人がメインになっている、しかも背景もほとんど暗闇といった絵の中の距離感、見てる人への印象の伝え方(自分の絵をどう見て欲しいのか)が難しい題材を扱い、それを見事昇華し、ご自身の中の絵の引き出しを増やされたように思います。

自分の中の絵の引き出しを増やすために新しい挑戦や一歩踏み出すのには勇気がいりますが、まずはそこに飛び込む所からでしょう。確かに難しいかもしれませんが「ここにこの光が来るとこうなるのか」「この色は意外とこの色に合うな」と発見だらけだと思いますよ!

キッズ受験クラス

10月14日(水)に【年少対象ーキッズ小学校受験クラス】の体験授業を開講します。
毎回の授業で絵画と制作を交互にカリキュラムを組み、年少さんのうちから慌てず無理なくクレヨンやハサミなど基本的な道具の使い方、塗る・切る・貼るといった巧緻性につながる部分の基礎力を身に付けるような指導を繰り返していきます。お母様が隣についての制作ですので、初めての習い事でも安心です。フォローをしてもらいながら、絵を描く楽しさ・物を作る面白さを感じていきましょう。
また毎回授業で生き物の描き方を1匹ずつ練習します。全18回の授業で描いた生き物が全て揃えば、オリジナル生き物図鑑が完成します。
こちらの講座は残席2名です。お電話でお問合せ下さい。

【キッズ受験クラス】(詳しくはこちら
期   間 : 年少10月~年少3月まで(年中児も受講可能)
曜日&時間 : 水曜日 14:00~14:50(月3回)
入 会 金 : 20,000円(+消費税)
受 講 料 : 8,000円(+消費税)/ 月
体 験 料 : 3,000円
※年度内(3ヶ月)の授業は12月9日(水)までの9回行います。年明けも3月までは水曜日1クラスの開講となります。
※定員に達しなかった場合、途中入会を受付けます。月謝を日割り計算させて頂きます。


年長児5人ずつのグループで制作した、『新聞紙とマスキングテープだけで、宇宙へ行ける乗り物作り』

今年はコロナの影響でグループ制作は出題されないだろうと噂されていますが、皆と話し合い協力して大きな制作をするには、初対面のお友達同士となりますのでチームワークと言うより、自分がどんな仕事を求められているかを瞬時に判断する能力が必要となります。人手の足りないところを手伝う、不安定な場所を補強する、物資をタイミング良く供給する(この場合、テープをたくさん切っておく、新聞の筒を多めに作っておくetc)、何をしたら良いか分からずもじもじしている子に声を掛けたり仕事を振る、などどのような役割でもこなせるようになっていると安心して取り組めます。

そうは言っても、あまり工作経験がなかったり、苦手意識があるお子様にとって、グループ制作に加わる事は苦痛なことです。まずは、苦手意識をなくし楽しい気持ちで制作に取り組めるようになることが大切でしょう。
年少さんの内から簡単な制作で成功体験を増やし、楽しいな!⇒もっとやってみたい!⇒上手になりたい!と気持ちの中に意欲が湧いてくると、お子様の方から積極的に取り組んできます。工作に必要な道具の使い方や材料の扱い方を学ぶスタートラインで、最初に「楽しい!」という気持ちが芽生えれば、その後で技術面はどんどん発展させていくことができます。キッズ小学校受験クラスの授業では、このスタートラインを大事にします。

たとえ思ったように出来なくて失敗しても、「ここは上手にできたね!」とできた箇所を褒めたり、「今度はどうやったらいいかな?」と親御様と一緒に手を動かして試行錯誤する経験の積み重ねが、必ず自信へと繋がっていきます。レッスンでは、ワクワクしながら取り組んでいけるように、サポートしていきたいと思っています。

葡萄農家の哀愁


西 油彩

ようやく暑さも峠を越えそうです。岩田です。

本日は土曜日午後クラス、西さんの作品をご紹介します。
初めての油彩ですが、じっくり時間をかけて魅力的な作品に仕上げました。

こちら昭和41年に発行された『東欧州』というおんぼろの写真集から選ばれたワンシーンです。
本の中には「ポーランドの国民性は〝反抗〟、チェコスロバキアは〝忍耐〟、ハンガリーは〝剛毅〟と色分けする。」と紹介されており、当時の国際関係が垣間見れるようです。
今でももしかしたら、オートメーション化された現代においても共産国時代のこうした牧歌的な風景がみられるのかもしれません。

西さんの選んだ写真には「ぶどうを荷馬車に積み込む農民。ハンガリーのぶどう酒、特にトカイ酒は世界に知れ渡った逸品である。」と注釈があり、トカイ酒を調べてみましたら1本1万もする貴腐ワインでした!(シャンパンのように、シャンパーニュ地方で作った発泡ワイン以外は『シャンパン』と呼んではいけないように、この地方で作った貴腐ワイン以外では『トカイ』と呼ぶことが禁止されているほど有名なものだそう。)

収穫した葡萄を大きい木桶に集め台車で運ぶという何とも地道な作業風景を描こうと思った西さんに面白さを感じると共に、土埃を纏ったような叔父さんが淡々と作業を進めている姿や、使い古されくたびれかけた台車に言い知れぬ哀愁を感じるのは私だけではないでしょう。手前に置かれた桶の錆びついた鉄の補強にさえ深い味わいを感じます。

1枚目の油彩故に、描きたくとも描き切れなかった部分などあると思いますがアースカラーで統一された全体の色使い、それぞれが持つ質感など見どころに溢れた1枚となりました。

働き方改革?

オバラです。夏休みになると中学生の宿題で【職業インタビュー】というのが出されるようです。手っ取り早く気安くしゃべれる大人として、アトリエに通う学生達は私を選んでくれたりします。
内容は『なぜその仕事を選んだか』『仕事のやりがい』『苦労』『成功秘話(努力したこと)』『続けて良かったことは?』『中学時代の自分に会ったらなんと言いたいですか?』『今の中学生へメッセージ』など、どこの学校もほとんど同じです。
おとなしく口数少ないのに、的確な文章でまとめられる子。いつも「お前はアホか!?」と馬鹿にされることばかりしているのに、こちらが話しやすくなる相槌の絶妙なタイミングで会話を促す聞き上手な子。数学は壊滅的なのに漢字が天才な子。絵が激ウマなのに字が酷い子。真直ぐな眼差しで聞き、全ての話にすごく感動する子。優しい微笑で聞いてるけど全く響いてない子。質疑応答しながら観察し、意外な一面を見れるコミュニケーションがとても楽しい時間です。

高校生達はアルバイト=適当と考えている子も多いでしょう。しかしアルバイトであっても賃金を頂きますし、仕事であれば真剣さと責任を持たなければならない。そこにはアルバイトも社員も関係ないはずです。
そこで高校時代、ガソリンスタンドで日本一タイヤを売った、海辺のコンビニで売上高営業利益率日本一になった、私の友人の話を時々して「売上をアップさせても時給1,000円は変らないけど、自分のアイデアで働くことを楽しくするのは可能なんだよ。」と言ったりします。

「仕事がつまらない」「行きたい会社に行けなかったから楽しくない」「こんなはずじゃなかった」「生きていくために仕方がないから働いている」etc、誰しも1度や2度、考えたことがあるのではないでしょうか?中高生達も同じように「仕事は大変なもの」「苦行」と思っている子が多いようです。しかし「仕事を生活のための苦行」とするか、「仕事を楽しもうと決める」かは、自分次第ですよね。

好きなことを仕事にできれば幸せですが、それがかなわないことも多いでしょう。そんな時は今の仕事を自ら好きになり、楽しむ方法を考えればいい。その妄想だけでワクワクしちゃう!
働くことについてインタビューをしたことによって、仕事に対するマイナスのイメージが払拭・軽減されればと願っています。

 殿山 透明水彩
そうは言っても、もちろん辛い事もあるのが仕事です。
出口が見えないコロナとの闘いに疲れた表情の医師の写真を見ながら描かれました。
背中の後ろ(右側)の空間を大きく開ける事により、重責や不安に押しつぶされそうな苦しい状況が伝わります。

実は6月からの制作!

大竹です。前回前々回のブログでは授業の様子が紹介されていましたので、今回は絵本や紙粘土人形の製作過程についてご紹介させて頂きますね。

コチラのブログにありますように、絵本や紙粘土人形製作の下敷きに人物クロッキーの授業がありました。子供たちが人を描いてみると、殆どの子が大体が頭が大きく、手足や体を小さく描いてしまいます。人の全身は頭7個分、腕は大体2つ分、足は3個分の長さがあります。それを踏まえて、ポーズを取る友達を見ながらスケッチしています。何枚か描いて練習したのち、そのスケッチを元に絵本の人物を描いていきました。

そして、その絵本のワンシーンを粘土で再現していきます。まずは針金を曲げて藁人形のような人形を作り、ポーズに合わせて腕や足を折り曲げていきます。そこに粘土で肉付けをしていき、裸ん坊の人形を作ります。肌の色を塗ったら、別の色付けした粘土で服を着せるようにペタペタ貼りつけていきます。事前に着彩した粘土を後付けで貼りつけていく事で、筆で服や肌の色を塗り分けるよりも、はみ出しの無い綺麗な仕上がりにする事ができます。最後に、釣竿や鞄などの小物をお菓子のパッケージで作ったら完成です!針金の芯が入っているので丈夫にできており、ほとんどの子が危うげながらも自立出来る人形となりました。

6月のクロッキーから始まり、2ヶ月に渡る制作となりました!アトリエの階段から窓際までズラリと並ぶ人形達が居なくなってしまうのは少し寂しいですが、次の油絵のカリキュラムによって今は壁一面がキャンバスで埋め尽くされております。是非他のクラスの方々も、毎週少しずつ進んでいく小学生達の油絵を楽しんでいって下さいね。

こだわり

大人なのでアイスを13本食べます、一平です!
今回は昨日の受験生のトシくんに引き続き、絵本創作と粘土の紹介をしていきます!

大体の概要はトシくんが書いてくれた通り、自分で考えた絵本と、その絵本の登場人物を粘土で制作していくというものですが、この授業は絵も描くし粘土もするしで平面も立体も両方あり、子供達にとっては普段より脳味噌の色んな部分を使った授業だったように思います。自分で描いた人や動物を立体にするにはどうすればいいのか?自立させるには?武器を持たせるには?髪のなびかせ方は?服の作り方は? 先生と協力しながら色んな事を学べましたね!

腕が4本あるムキムキの怪人や某猫型ロボットにまたがる自分、釣りをしている貧乏人、原始人やドラゴンに乗る女の子まで、それぞれの子達に各々の世界観があり、それをどうにか粘土で再現しようとみんなとても頑張っていました。本当に個性的で見ていて飽きませんでした。

色の微調整をちゃんとする子がいたり、背筋の隆起を再現している子もいたり、大きい剣を持たせても倒れないような形を考える子もいたりと、みんな一人一人違ったこだわりポイントが感じられたので、親御さんには是非子供達にどこを頑張ったのか聞いてあげてほしいと思います!

僕もこの授業を小学生の頃受けましたが、「早く粘土作りたいのに、先生が絵にOK出してくれない!!」みたいな怒りを覚えた記憶があります。子供ながらに「やりたい事をやるには、まずやるべき事をやんなきゃいけないんだな」となんとなく学んだような気がします。ミオスの子達は間接的に社会勉強をしていますね。

僕は学校では主に立体物を学んでいるので自分で言っちゃいますが、この授業は子供達から引っ張りだこ!!鳴り止まぬ一平先生コールに酔いしれながら、僕の今持ち合わせているスキルを子供達に精一杯ぶつけました。みんな良いものが出来たんだからおうちに飾ってね!