思い出を形に!


古谷 アクリル

続けて2日目、一平です!
本日は日曜クラス(今は休講していますが、ゴールデンウィーク明けからは再開するつもりですからね!)に通っている古谷さんのアクリル画をご紹介します!
今回は旅行で行かれたスウェーデンのストックホルムの写真を元に描かれました。思い出のある場所は描いていて楽しいですよね!
アクリル絵の具は発色が良く、乾いた後に塗り重ねる事が出来るので、水彩のような一度塗ったら戻せない or 塗り直したら汚くなる、というようなハードルの高さが無い、比較的扱いやすい絵の具です。「乾くのが早すぎるのがネック」「すぐ固まって使い辛い」という声もありますが、今は乾きを遅くする薬品なども売っているので、あまり不便に感じる事もなくなっています。ですので建築物などの直線的なものを描く時に、僕はお勧めしています。

この作品もアクリル絵の具の特性を生かし、並んだ建物の直線的なラインと鮮やかな青空がとても綺麗ですね。
絵のほとんどの部分が建物で埋まっていると、普通は動きのない無機物で冷たい雰囲気になってしまいますが、この絵からはむしろ穏やかなランチタイム、昼休み中に一人で散歩に出かけたようなほのぼのした暖かさを感じます。なぜ直線的な絵でも暖かく見えるのか?それはひとえに色彩のおかげです。
例えば本来ブルーは寒色ですが、よく晴れた空のブルーは肌に当たる太陽の暖かさまで感じさせてくれます。手前の建物のペールトーンのピンクも空のブルーのおかげで生ぬるく見えずにお互いの色彩を引き立てあっています。
ブルーは冷たい水や氷の色、赤やオレンジは暖かい炎や太陽の色といった、それ一色だと単純で固定観念的な印象に見えてしまう色も、組み合わせ次第でそれを見た記憶が思い出されたり、見てる人に様々な印象を与えてくれたりする深みのある色になります。
色彩は人の気持ちと強く関係しているので、色次第で同じ構図でも、人がいない寂しい雰囲気にもなるし、太陽が当たる暖かい昼の道にする事も出来るのです。
ちなみに僕はこの絵の色の組み合わせ方と真っ直ぐに引かれた建物の線や窓から、デザインの平面構成(丸や四角、参画などの幾何学模様を組み合わせ、綺麗な形、色彩を作るデザインの基本の型)のような魅力を感じます。僕の得意分野ですから、是非、今度挑戦してみて下さい!色の組み合わせ方や粗密の関係を勉強すれば、作品をよりアトラクティブに活かせると思いますよ!