女子美術大学付属高校 合格作品

土曜日の人、岩田です。本日は、女子美術大学附属高校を受験し、見事合格したユキの作品を掲載します。
試験は、透明水彩を用いた静物着彩。一見、ごちゃごちゃと無作為に様々なモチーフが台上に置かれている印象がありますが、出題者としては、受験生が描く力を持っているかを判断するために、自然物、円柱形体や直方体といった構造物、ガラスや布、果物など色や質が異なるものを取捨選択しモチーフを選ぶのです。

限られた時間の中で、これだけのバリエーションに富んだモチーフを描き切るというのは、相当な労力と集中力を要します。故に、受験生は、日々練習に明け暮れるのです。
パレット上の絵具を混ぜ、眼前モノの色を作り出すことは、モチーフ単体であればさほどの苦労もないかもしれませんが、何せこの物量です。パレットの上も、やもするとゴチャゴチャになってしまい、彼女も当初そうした道具の扱いに苦心していたことも無理はありません。

ただ、彼女が偉いのは、そうした状況の中でも日々をできるだけ充実したものに変えていこうと努力したところにあります。正直、器用なタイプではありませんが、講師の意見に素直に耳を傾け、少しづつでも向上しようという気持ちが絵に現れ、合格に結びついたのでしょう。
そんな彼女が高校に入って、どのような表現をしていく人になるのか楽しみであります。

川崎総合化学高校デザイン科 合格再現作品

 平成31年度 川崎総合化学高校デザイン科受験内容 『フェイクレンガ(発泡スチロール製)とたこ焼皿(紙製)を加工せず構成し、90分でデッサンしなさい』
この試験で実際描いて提出して来た二人に、合格再現作品としてアトリエで描いてもらいました。左がマユカ、右がイクホ、当たり前ですが中学3年生です。ちなみに私の時代は公開されていませんでしたが、最近は試験の点数が通達されるそうで、左90点、右80点でした。私の時は何点だったんでしょうか…?気になります。
ミオスでは、デッサン対策として過去問から予想問題、またそれらより少し難しいモチーフを組んだりしています。形ももちろん大事ですが、特に構図については口を酸っぱくして指導しています。(デッサンでは形や色がバッチリ100点でも、構図が悪いと70点になってしまうので)
受験シーズンは先生達の厳しさも増しています。ある時は体験に来ていた中学生が、ミオスでの受験生への厳しさを目の当たりにして萎縮してしまった事も…。しかし、それも合格してほしい一心からなのです。毎回受験生たちが帰った後、先生同士で次回あの子はどう指導していけば良いか、どんなモチーフを描かせれば良いか…と相談していました。

川崎総合科学のデザイン科は私の母校でもあります。(私が中学3年生の受験時の作品はコチラをご覧下さい)毎年ミオスから川総の後輩が輩出されるのは嬉しいです。受験生の合否発表の方が年明けよりも新しい年の始まりを感じてしまいます。
受験生のみなさま、お疲れ様でした!