驚きの進化

 

菊池 アクリル

大竹です。今回ご紹介させて頂くのは菊池さんのアクリル作品三点です。

まずは上二枚、どちらも青と白がパッと目に入ってくる爽やかで気持ちの良い作品です。左の作品ですが、海を背景に道端にポツンと建っている白い建物という見慣れない風景に惹きつけられます。空や海、建物はあまり色を使わずサラっと仕上げられていますが、道路の方はよくみてみると青色が使われていたりして色作りがされています。やや奥行きが感じられにくく平面的に見えますが、右の道の風景では一気に空間が奥へと広がっていますね!車も殆ど通りそうになく、周りには草と木々ばかりの風景も、こうして絵として作品となると、懐かしさを感じたり、実際にその場所に行ってみたくなったり、そこの空気の味を想像してみたりと様々な刺激を観る人にもたらしてくれます。菊池さんが題材に感じた魅力が抽出されているのでしょう。 

そしてこちらの最新作ですが、三枚目にして驚くほど上達されています!前作の空間の広がりから更に影と光もうまく捉えられるようになっていますね。色幅も大幅に増え、地面の色だけに注目してみても様々な色が作られており、とても豊かな画面になっています。画面上から明るい空、影になっている山と地面、明るく照らされている地面、手前の逆光の木々、と明暗が交互になっているのもおもしろいです。朝焼けに照らされる山肌や建物の白も美しいです。以前途中の段階で一度拝見させて頂いておりましたが、ここまでの完成度に持っていかれていたとは…!素晴らしいです!

是非油絵の方も挑戦なさっては如何でしょうか?アクリルよりも乾きが遅い分、キャンバス上で絵の具を混ぜたり、絵の具の厚みで前後感を出したり、質感を表現できるので楽しいですよ!