
今年後半から講師を勤めております新人滝口浩史です。
ハロウィンの写真、自分で見るとすごいですね。
年末年始の言葉として、下記アンケートに答えるということで、なかなか人生についての内容で真面目に答えていいのやら客観的に面白く答えたらいいのか難しいですが、 中間で行きたいと思います。
①今までの人生で、現在に影響を与えている、やっておいて良かったと思うことは?もしくは好転したきっかけは?
もう美術の分野にどっぷりと浸かってしまってる人生ですが、アトリエに通われている幼児や小学生と同じく、僕もすでに美術を自分の人生に選んだのは、小学生の低学年の頃でした。絵がとにかく好きで、漫画を写したり、絵画コンクールがあれば参加して、賞をもらうことを目標としていました。
自分の好きなことだったので色々と見たり、感じたり、表現したりと楽しんでやってきました。これは本当に今でも自分にとって良かったと思っています。というか、時間が足りません。この世の中にまだ出会っていない感動する作品や題材があるんだと思うと、途方に暮れてしまいます。
②過去でも現在でも自慢出来ることは?
自慢できることは、経歴とか賞歴とかですが、表面的なことですね。それを得るための苦労を考えると努力賞って感じもしなくもないです。浪人も何年もしましたし、賞をもらうために色んな失敗もして絶望感も感じてきましたし、1冊の写真集を作ってもらうために10年も同じ作品作り直したりで、ど根性!!っていう土臭い感じが自慢できることでしょうか。
③自分の人生にこれは不要、無駄だったと思うことは?(全ては現在の自分に繋がる糧になっている…という綺麗事は無しにするとして)
言葉通りで、同じことを繰り返し失敗したり、買ってしまったりという些細なことが打撃になったりしますね。いらないと思って売ったものをまた買い直したり、同じものを買ってないと勘違いして買ってしまったりと、本当に無駄だなと思うことをよくしてしまいます。今年家にあった大量のレコードを売ったんですが、それと同じのをCDで借りたり買ったりしてるんです。無駄だなと。
人生については、常に保留です。無駄だと思っていたことが、何年か後にやっててよかったなと思うことが結構多くあるので、無駄だとは思わないようにしてます。
④後悔していることは?
自己表現を仕事にしようとしたことと書くと、これから表現を仕事にして行きたい人たちの夢を壊してしまうかなと思うので、違う側面からいうと、色々な仕事の体験をしてこなかったということでしょうか。昔の自分に言いたいのは、若いうちに色々とバイトでもいいから仕事をしてみなさいですね。
⑤今後の人生はどうしたい?
もう色々と夢も追いかけてきましたし、いくつか自分でも達成できたなと思っています。今僕には春に中学生に上がる子がいるんですが、子供の方が夢があるし、その夢を追いかけて行ってほしいと思っているので、僕は細々と自分の好きなことをしつつ、安定した人生にしたいと切に願っているところです。まあ安定してくると、もしかしたらまた夢も追いかけてみたくなるかもしれないですが。
⑥生徒さん、保護者様へ
本当にこれまで書いてきた総括になってしまいますが、小学生や若い生徒さんが読んでくれていたら、やはり夢を追いかけてほしい。別に美術の世界に仕事として進まなくても、表現の世界は楽しく、それこそ視覚や聴覚の快感を得られる世界だと思うので、色々な表現に触れて人生を楽しんで行ってほしいです。
保護者の方にも、僕は是非共に美術という世界を楽しんで触れてもらえたら思っています。感動する作品に出会えると、涙が出てきてしまうんです。本当に理由なんてないんだなと思う出会いですね。なので、是非お子さんと美術館に行って観たり、一緒に描いてみたりと、美術表現にいっぱい触れて良い出会いを育んでもらえたらと思います。
全体的に真面目な内容になってしまいました。
良いお年をお迎えください。