こちらも完成!


小学生クラス ぬいぐるみ制作

どうも幸介です!木曜クラスに続き、本日も小学生クラスのぬいぐるみ制作の完成報告をしたいと思います!!今回の制作は、アトリエでも数々の工作課題をこなしてきましたが、その中でもわりとビッグサイズな完成となりました。低学年ぐらいだと、自分と同じくらいのサイズに仕上がった子もいました!!

高学年でオシャレに敏感な生徒などは裁縫も得意な子が多く、ぬいぐるみにプリーツをいれたスカートを付けたり、カラフルなステッチを入れたり、なかなか高クオリティなぬいぐるみを制作しておりました。低学年の皆の作品も良くて、例えば手や足が長すぎたり、頭が大きすぎたり、左右対称じゃなかったり、そういうアンバランスさが大人から見ると魅力的だなぁと感じました。IKEAなどでも最近は子どもの絵をそのままぬいぐるみにしてあげるキャンペーンなどやっていますが、下描きから立体化まですべて生徒達自身のハンドメイドですから、きっと愛着を持ってお家でも大切にしてくれるんじゃないでしょうか。

枕かな?ってくらいのサイズに仕上がった子も多数ですので、ぜひお家では団欒時のクッション、はたまた就寝に活用していただきたいと思います!!

田中幸介

オリジナリティー高い!


松尾 油彩・木製パネル

岩田です。皆さんお元気ですか!本日ご紹介しますのは松尾さんの油彩です。とはいってもキャンバスに描いているのではなく地塗りした木のパネルの上に描いているんです。

題材になっているのは江の島の岩屋に由来する弁財天(天女)と龍の伝説。およそ1500年位前、鎌倉周辺の村を洪水などを引き起こして悪さをしていた龍が江の島に現れた弁財天に一目ぼれし求婚しましたが「悪い龍とは結婚しない」と断られ、その後改心して村人の為に尽くしたというお話。(松尾さんこれで大体合ってますかー?)
そうしたシーンの中から場面を想定し絵にしたんですね。

白黒で構成した背景に浮かび上がる鮮やかな天女の姿。画面構成も良く考えられています。天女はもとより背景に配された龍もとても緻密な表現で描かれています。実はこの画面を尖ったもので削って描いているんです。ここに木のパネルで描かれている理由があります。実際に見ると鱗一枚一枚丁寧に削られているのが分かります。天女の衣装もかなり手が込んでいます。是非実物をご覧になって頂きたい!オリジナリティー高いです。

松尾さんは当初から自分なりの表現を模索し研究を重ねているんですがここにきて培ってきた描法が完成度を増してきた感がありますね。松尾さんの探求心は留まるところを知らず更に大きい画面(50号)にチャレンジしています。いやー実に素晴らしい!

服からできたぬいぐるみたち!

菅原です。今日は木曜日小学生クラスの様子をお伝えしたいと思います!
今回は小さくなって着られなくなった自分の洋服を持ち合ってぬいぐるみ作りをしましたよ~!

普段服飾を学ぶ私にとって試練であり絶好のアピールチャンスであったこの課題…。
のはずが、デモンストレーションで私が作ったぬいぐるみがぬいぐるみ作家ばりのハイセンスさを発揮し、小原先生からの好感度が若干下がり、焦った新人講師菅原…名誉挽回の意味も込めて、いつも以上に張り切りまくって取り組んだのであります!(もちろんいつも精一杯やっていますよ!)
ところが、課題を告げた時の小学生みんなの反応は、「え~!?」でした。ガーン。
絵を描くのは好きだけど、まだ小学生だからお裁縫は面倒くさいしよくわからないよねぇ。ハロウィンでハメを外しまくり全力で楽しむわんぱく小僧たちがこんなおしとやかなことを楽しみに思うのは至難の技…。
しかし、興味がないならなおさら良いものを作らせてあげることが、布への関心を引くことになるのでは?そして自分ってもしかして縫い物に向いているのかも?と思わせることができれば万々歳だという希望を抱き、玉留め玉結びから走り回って教えました。

その結果がこちら!

なかなかの完成度です!!
指導してみて思ったのですが、やはりみんなセンスがいいですよね。
手足のバランスや綿のボリュームもいいですが、顔が非常に素晴らしいです。
ぬいぐるみの命は何と言っても顔!工場で同じように作られても、目の開き具合や鼻との間隔の数ミリの誤差で好みが別れるほど、デリケートかつ要の箇所です。
写真を見て頂ければわかるように、作品の顔たちは不気味かつ可愛い仕上がりになっています!絵を描く人だからこだわりも強いんでしょうね。
自分の「こうしたい!」というイメージをぶれずに忠実に再現することができていて、とても良かったです。
少しはみんなに裁縫の面白さをわかってもらえたかと思います。一見絵と関係ないと思うかもしれないけど、布や刺繍のテクスチャも立派なイマジネーションの源になってくれるから、無駄なことは少しもないのです!

私にとっては写真のにっこり笑顔がとっても嬉しくて、頑張ってよかったな~と思いました。
これからの課題も張り切って取り組んで参ります!

追伸
写真が全員分用意できず、申し訳ありませんでした。

ゆきだるまつくろう〜

昨日の伊藤先生のブログに引き続き、本日も幼児のクリスマスに向けた作品を紹介していきます、磯辺です!
さてみなさん、この雪だるま、なにで出来ているか分かりますか?
外側はもこもこ靴下、中身は下二段はなんと古くなったお米が入っております。そうすることで、お手玉のような状態になり、下が安定するのでちょこんと立たせることができるようになるんです。靴下雪だるまなんて、一粒で二度クリスマスですね!(!?)
本体の作り方としては、靴下にお米を半分くらい入れる→輪ゴムで縛る→残りのお米を入れる→輪ゴムで縛る→綿を入れる→輪ゴムで縛る→上を折り返して帽子にする、といった感じで、お米は写真のように一回紙コップに移してから靴下に入れました。
もちろん紙コップに入れたとはいえ、お米なんて細かいものを靴下なんていうふにゃふにゃしたところに入れようとしたら大惨事に…なると思っていたのですが、私が間違っておりました。みんなとても集中して真剣に移していたので、多少ぽろぽろっとこぼれる子はいても、そんなにザザっとこぼす子はいなかったのです。そしてその入れたお米をこぼさないように輪ゴムで縛る。これも多少お手伝いはしましたが、早い子は自分でどんどん縛っていました。
伊藤先生の昨日のブログにもありましたが、最近の幼児クラスは最初の10分お絵描きの方もみんなぐいぐい上手くなってきていて、私の無茶振りとも思えるような課題にもついて来てくれるので、自分で出しておきながら驚いたりしています。
さぁて、来週はどんな課題にしようかな〜?

リース作り ようじ&おやこクラス


水曜ブログ担当の磯辺先生に代わり、本日は伊藤が担当させていただきます。
磯辺先生は明日登場です。
さて、ついこの前まで、ハロウィンイベントやカボチャの工作をやったと思ったら、もうクリスマスシーズンに近づいてきました。
毎年幼児クラスも親子クラスも、どのような材料でツリーやリースのベースを作り、飾りつけをするか、授業内容を考えるのも私の楽しみでもあります。
今年は、緑の色画用紙を使ってシンプルなリース型を作り、、大ぶりの飾りをつけて、立体的でボリューム感ある「リース」を作ることにしました。
こちらの最初の写真は、幼児クラスで制作した作品です。クリスマスにちなんだものを3つ(サンタクロース・トナカイ・雪だるま)描き方を紹介しました。かなり存在感のあるオーナメントになっていますよね!普段人物画の描き方を繰り返し練習して、描けるものがどんどん増え実力をあげているところなので、、サンタクロースもトナカイも簡単だったかな?
3つ描き終えたら、他にクリスマスに関係するものを自分で考えて、あとひとつ、ふたつ・・・と描いていくうちに、とっても賑やかなクリスマスリースになりました。クリスマスと聞いただけでもワクワクするのに、こんなにかわいいオーナメントを家に飾ったら、もうテンションあがりますね♪

そしてこちらは、親子クラスで制作した作品です。写真の中に、緑色のライオンに扮している子がいますね。リースが大きくて顔にピッタリサイズで、ライオンにへんし~ん!!
入園前の3歳児でも正しくしっかりとハサミを持てば、このようにリースも一人で作れます。傍でお母さんが見守ってくれていれば、安心してできますね。
親子クラスは、月2回の授業なので、年内残すところ後2回となりました。
次回は、12月8日(火)です。
今年最後の授業12月15日(火)は親子クラスクリスマスパーティです。
どちらもご予約お待ちしております。

伊藤 絵里

学生の油絵

左上から 果穂 中3 / 美月 中2 / りん 中1 / 理瑚 中2
下段左から なつめ 中1 / 実夢 中2 / 和博 中1

オバラです。金曜日に、「ブログを3連休お休みさせて頂きます。」と、書き忘れてしまいました。すみません。

学生クラスにはカリキュラムがありませんので、何をやるかは気分や好み、やる気で各自が決定もしくは選択しています。
今回は「そろそろ油絵やらない?」と講師から働きかけて油絵を描く事になりました。
が、多感な年頃はすぐに気が変わるような優柔不断さがあり、学業とプライベートで多忙なのに要領が悪く焦ってしまうという、じっくり丁寧に積み重ねる油絵には最も向いていない種族であると、改めて思い知らされました。
中には自ら「次は油絵がやりたい!油絵描きたくてたまらない!」と名乗り出る学生もいましたが、どうせそんなやる気も長続きしないだろうと「わたくし○○は、常に真面目にキャンバスに向かい、最後まで投げやりにならずに完成させる事をここに誓います!」という誓約書を最初に書いてもらいました。案の定、途中で「あー、飽きた。油絵ちっとも上手くいかない。」と音を上げましたので、誓約書を見せしぶしぶ奮い起たせる始末です。
夢や憧れのビジョンがあるのに、どうやったら近付けるのかわからなかったり、方法はわかっていても技術や画力が追い付かなかったりで、焦りと苛立ちに押し潰されそうになりながら、カッコ悪く必死でもがいている彼らが描いた油絵は、誉める部分は少なくても、その生きざまが垣間見れて好感が持てます。
滑稽さを馬鹿にしたり、苛立ちにムカムカしたりで喧嘩になる事もありますが、毎週会える事が嬉しいと、たまには素直に言ってやらないと伝わらないですね。この油絵を見ながら、色々思い出して反省した次第です。

美術館に飾られています!


第5回 キッズTARO展

「なんだ、これは!」と、1ヶ月程前に何度もこのブログで聞かれていましたが、(記事はこちら)とうとう美術館に飾られました!
美しい美術館の壁を飾る、ミオス【おやこクラス】【幼児クラス】【小学生クラス】の子どもたちの作品群。益々カッコ良く見えてしまって、目を見張ってしまいました!素晴らしい!誇らしい!
(と言いつつ、「あれ?なんかうちの子達の作品以外、出品少なくない?」が本音。うちが100枚近く出品しなかったら、寂しかったんでない?まぁ、貸し切りみたいでいいんですけど。)
観覧料は無料ですので、ぜひ多くの皆様に足をお運び頂ければ嬉しいです!
以下、川崎市岡本太郎美術館HPより抜粋

常に現実と対峙し、自分の信念を貫き、作品を作り続けてきた岡本太郎。
その精神は今の芸術にも大きな影響を与えています。美術館で岡本太郎作品と共に子どもたちの絵画作品を飾る、無邪気な自由の表現として、今年も「キッズTARO展」を開催します。今年のテーマは岡本太郎さんの言葉の中でも有名なひとこと「なんだ、これは!」です。太郎さんの作品も思わず「なんだ、これは!」と言ってしまいそうな不思議でおもしろいものばかりです!太郎さんに負けないくらいの、子どもたちの「なんだ、これは!」な作品展示をします。

日時  : 2015年11月14日(土)~2016年1月11日(月・祝) 9:30~17:00(入館は16:30まで)
休館日 : 月曜日(11月23日、1月11日を除く)、11月4 日(水)、 11月24日(火)12月24日(木)、12月28日(月)~1月4日(月)
会場  : ギャラリースペース

岡本太郎美術館の最寄り駅は「小田急線 向ヶ丘遊園駅」です。 そこから徒歩で約17分。生田緑地の中にあります。隣接している川崎市立日本民家園も、見応えのある野外博物館です。秋の行楽にお勧め!東日本の代表的な民家をはじめ、水車小屋・船頭小屋・高倉・歌舞伎舞台など25件の建物をみることができます。   オバラ

ミオス商店街


幼稚園生が大好きな定番あそびといったら、お店屋さんごっこですね。
接客する店員と買い物をするお客がいないと成立しない遊びですが、普段のお買い物はほとんどスーパーでという家庭が多いので、店員さんとのコミュニケーションの経験の少ない子が多いかもしれませんね。
お店屋さんごっこは、店員さんとお客さんとのやり取りや会話を通して、言葉、数、あいさつなど、社会のルールも学ぶことができる楽しい遊びです。

アトリエは商店街の中にあるので、近くにあるお店を思い出してもらいながら、まず自分は何屋さんになりたいかを考えました。
店が決まったら、そこで働く人はどんな服装をして、どんな道具を持っているかという具体的なコスチュームをイメージして、店員の絵を描きました。写真をよく見ていただくと分かるのですが、服装の細部の表現がリアリティありますよね。
店員を描いた後は、お店で売っている商品も作り、開店準備が整ったら、いよいよお待ちかねのお店屋さんごっこのはじまりです!食べ物系のお店が人気である中、ペットショップや自転車店、花屋などもあり、全店舗を並べてみるとかなり活気のある商店街になりました。
店員は黙って店番しているだけでは、お客は来ません。最初は、「いらっしゃいませ~」の一言だったのが、だんだんと声を張り上げ、「ひとつ100えんですよ~」「おすすめは○○ですよ!」と、自慢の商品のアピールできるようになってきました。お客さんは、こども銀行のお金を持って、各店舗まわってショッピング♪
何度役割交代しても楽しい遊びですね。どの店も接客が良かったのか、完売!そして、お財布の中も空っぽ!

伊藤 絵里

荒野を走る


水曜朝 釜井 油彩

昨日に引き続き今日もブログは磯辺がお届け致します!
本日紹介させて頂くのは、水曜朝大人クラスの釜井さんの作品。荒野を走る一台のトラックです。
鮮やかなオレンジ色が目を引く、すっきりとまとまった一枚ですね。

この絵、写真では分かり辛いかもしれませんが、実物を見てみると、空はしっかりと、トラックはさらっと、地面はこてこてと描かれていて、素材感(?)の違いが見て取れます。特に地面は一回一面が芝生になっていたのですが、その上から土の色をもりもりとのせていったので、隙間からちらちらと見える草の色が、地面が単調になるのを防いでくれています。地面の色自体も、空気の乾いた地方の感じが良く出ていますね。また、色の変化で、奥行き感もでております。

そしてこの空の色合い。紫が大胆に使われているのですが、全然わざとらしくなく、幻想的な空に仕上がっています。
元々の写真は、実は、わりと背景がごちゃごちゃしていたのですが、そこはばっさり切り捨ててたっぷりと空を描いているのもいいですね。この荒野がとても広い感じが伝わってきます。

そしてなんといってもメインのトラック。がっつりと立体的に仕上げられていて、地面と近い色味なのにも関わらず、すっきりとした背景の中でしっかりと目立っています。ガラスの透明な感じも伝わってきます。

次の作品は今回とはまた違った、今度はごちゃっとした魅力的なものを描かれているのでそちらも楽しみにしていて下さいね!

小学校へ行ってきました!

本日は火曜日ですが磯辺が代打を務めてブログを書いております。
私、なんと先週の土曜日に東住吉小学校のイベントで、予約参加型の授業をしてまいりました!写真の黄色いのが私磯辺です!
黒板にある通り、羊毛フェルトで変な生き物をつくろう!というカリキュラムだったのですが、みなさん、最近はやりのニードルフェルトってご存知ですか?
羊毛を針でちくちく刺して固めて作品を作るものなのですが、今回私が行った授業では、ニードルフェルトではなく、石鹸水をつけてこすって固めるウェットフェルトという手法を用いました。

羊毛が三色入ったパックを選んで、それをほぐして毛糸に巻きつけ、石鹸水をつけてこしこしこし。10分ほどこすると、小学生の力でもしっかり固まってマスコットになるのです。ニードルフェルトでこのくらいかたくしようとすると、軽く1時間はかかってしまいます…。
最初のうちは、「こんなんで本当にかたまるのー?」なんて言っていた子供達でしたが、10人×4クラス、みんな完成して持って帰れていたので良かったです。
アトリエで普段小学生クラスの授業をしているとはいえ、小学校で授業をするのは初めてのことだったので緊張していたのですが、みんな前で話している時は聞いてくれるし、悪ふざけをしたりもしないし、指示には従ってくれるしでいい子たちばっかりだったのでこちらも楽しく授業することができ、本当にいい経験になりました。

そして、実はこの時、アトリエミオスの学生クラスの3人(はるかちゃん・高2、としくん・中1、なつみちゃん・中1)がボランティアでアシスタントに来てくれていたんです!最初は一人で授業する計画で進めていたのですが、今思うと、この3人がいなければ私一人でてんやわんやになっていたと思います。一人一人に丁寧に説明してくれていたはるかちゃん、高学年の女子にいじられながらもいろんなところに気を配ってくれたとしくん、緊張している中黒板にかわいいジバニャンを描いてくれたなつみちゃん、本当にありがとう!最後に、当日朝、激励に来てくださった田中先生、準備から当日までありとあらゆるサポートをしてくださった小原先生、本当に有難うございました!!