ハリウッド特殊メイク?


火曜学生クラスのハロウィン
オバラです。今日が本番のハロウィンナイトなので、これで本当に最後のネタにしますね。
30代以上の方ですとあまり馴染みのないハロウィンのイベントでしょうが、最近のフィーバー振りには驚きますね。本質なんてどうでもいい、いいところだけ真似しちゃおうという日本人の柔軟性というか、こだわりのなさは、戦争撲滅にはもってこいの性質(諸手をあげて敵を歓迎、気付いた時にはやられてる?)に思われます。おっと南澤チックになりそうなので、この話しはよしましょう。
当然私も何の思い入れも思い出もありませんが、楽しければいいんですよ、楽しければ!日本人でよかった!

今回ようじ13人・小学生82人・学生32人の7クラス、計127人が特殊メイクをやって思ったこと。
うちの子達はやんちゃで逞しい。
上品さからは少々離れているかもしれませんが、目の前のことを全力で楽しみ、誤解を恐れず自分を信じて突き進み、その行動が結果的に周りの人を魅了する。
派手なメイクで堂々と(中には電車に乗って)帰る。しかも友達と別れて一人になっても大丈夫。なんて、頼もしいではありませんか?

創作活動は『表現したいイメージを具体的に形にする』『完成した作品を自分の言葉で相手に伝え理解してもらう』能力を鍛えます。豊かな表現力や尽きない探究心から生まれる“自分で考え、積極的に行動し、発信する力”は自立したリーダーとしての資質を育む第一歩となるでしょう。
また正しい答えが一つではない絵画・制作に取り組む訓練は、臨機応変に環境の変化に対応できる柔軟性や周囲との協調性が求められるグローバル社会で、しなやかに生き抜く力を生み出します。
と常々偉そうに言っていますが、この子達がそれを立派に証明してくれています。どこに出しても恥ずかしくない、自慢の子ども達。
久々に叫ぼう…
「おめーら皆、愛してるぜー!」

ハロウィン最終日

ハッピーハロウィン!
大好評?の傷メイクも、この木曜小学生・学生クラスでラストでした!
先週の告知の段階から「楽しみ~!」とノリノリな声が上がっていたので、気合いを入れて私も高校時代に作った自前の白雪姫のフル仮装(でもシンデレラが意地悪なお姉さん達からボコボコにDV受けたようなメイク)で挑みました。


小学生クラス!
既に傷メイクをした小原先生や私を見て、もっと怖がったり気持ち悪がったりするのかと思いきや、みんなテンションが上がって「スゴイ!早くやりたい!」と大喜びしていたので、木曜クラスの子達はたくましく好奇心旺盛だなぁと感心しました。
製作態度も真面目かつ楽しそうにやっていて、とても良かったです。(説明もアドバイスも皆真剣に聞くので、普段の授業より指導が楽で、講師がやる事少な目でした!)
やはり小学生は思い切りが違いますね!みんな顔に大きな切り裂き傷や、モンスターの引っ掻き傷、鼻血、殴られたうっ血もどきを作り満足気でした。
私は初めて参加するアトリエでのハロウィン企画だったので、小学生でもここまでリアルにできるのか!と感動しました。
子どもたちも楽しかったと言ってくれたので、私も嬉しかったです!


学生クラス!
白雪姫は生徒に託し私も衣装を着替えて「アナと雪の女王」のアナに、安本先生はシスターに変身。二人共カラコンまで入れて用意周到。
小学生よりちょっぴり大人のみんなは最初は控えめに腕に傷メイクをしていましたが、そのうち思い切ってやりだす子がどんどん増えていきます。
やはりクオリティはさすが学生といったところでしょうか?「先生ここ見えないから、やってぇ」という小学生とは違い、鏡で見えにくい位置もどんどん自分でプラスします。オリジナリティ溢れる傷やメイクができました!
お陰で安本先生は、授業のほとんどの時間を自分のメイクに費やす事ができました(笑)美大生の面目を掛けて、裂けた口の完成度が半端ない!
最後はみんなが迫力ある顔になって、小原先生がおごってくれるというお菓子を買いにコンビニ襲来。木曜クラスの半分は電車なのに、そのままのメイクで意気揚々と帰っていきました!
大撮影会も盛り上がり、とっても楽しい授業になりました。
(〆は私と安本先生でそのままのメイクで元住吉商店街を闊歩し、ウィンドウ越しにラーメンを食べて通行人にも見せびらかしました♪)

ご挨拶が遅れましたが、この記事は9月から新しくアシスタントをしています、桑沢デザイン1年の菅原佳絵が担当しました。どうぞよろしくお願い致します。

ハッピーハロウィン!

水曜クラス、ハロウィンメイク!!

危険な奴らがやってきた!ということでハロウィンウィークの3日目、水曜日小学生クラスの様子をお届けします!
今日は仮想してきていいよ!といったので、各自ドラキュラ伯爵だったり魔女だったりとコスチュームからも気合の入っている子の多かった水曜クラス。傷跡づくりの説明が始まる前からワクワクがおさえられない様子でした。今回の傷跡、小麦粉粘土で作るのですが、子どもたちは白い粘土を渡され自分の肌の色に合うように各自調合します。ここが中々に難しいところで茶色や赤をたくさん入れたつもりでも思ったより自分の肌より白いんですね。ファンデーションを塗る女性の方だと覚えがあるかと思いますが、結構肌の色って濃いものです。そして傷跡を作ったらもう、あとは思い思いにメイクをしたり傷を増やしたり…初めそんなに乗り気じゃなさそうだった子も、ノリノリで傷を増やしていきます。やっぱり、めったにない楽しいものですものね!

幼児クラスでは、制作の後にちょっとのお楽しみで、モンスターの傷づくり!カラフルでこちらも中々に面白い出来です!血糊の代わりのアヤしーい色の絵具もモンスターらしさ満点!

そして…あらあら?

小学生クラスからの続きでゾンビな小原先生の仮装を見て触発されたようで、水曜夜間大人クラスでもハロウィン傷メイクの講座が急遽開催されました!
じっくりと傷を作りこんで、お仕事帰りでネイルもバッチリの腕にも傷!あまりにもうまくいったので、携帯で写真を撮る方も。今リバイバル中の寄生獣のミギーっぽく仕上げる方もいたり…
いやー、大人の方が細部には力が入っているかもしれません。なんて言っても子どもたちはテンションマッハで勢い勝負ですからね!

というわけで子供だけでなく大人も楽しんでおります、ハロウィンウィーク!
まだまだ続きます! 庄司でした。

血塗られた教室

ハロウィン火曜小学生クラス  (南澤)

年々エスカレートしていくミオスのハロウィン企画、今年は生徒にもホラーメイクにチャレンジしてもらうのであります。
僕も巨大なスカーフェイスのメイクで颯爽と出迎えましたが、教室に入ってくる生徒の冷ややかな目が冷たく刺さります。

普通の授業がやってほしいなどとヤジまで飛交う中、生徒のひとりにデモンストレーションで切り傷を施してみますと、にわかに興味を持ち始めた様子。なんだ、みんなやっぱり切り刻まれ、血を流し、脚をひきずってウエ~と咆哮したいのだなと、勝手に安心いたします。

傷口の作り方の説明に従って、思い思いの裂け目が完成してゆきます。皆上手にパックリ切れちゃってイイ感じであります。
おそらく人生初めてのメイクが、こんなホラーな顔とは全く可哀想なことですが、気にしないで進めます。

さあ、いざ顔にざっくりと切り傷がつくと、男どもはすっかりはしゃいで鏡を覗き込んではご満悦の様子。女の子も美しい素足を切り刻むのに夢中になっているので、僕もようやく笑顔を取り戻しましたが、その拍子に顔の傷口がポロリと外れました。笑
個人的にはリストカットとかいっぱい付いている女子とか観たいところでしたが、強要するわけにもいかず我慢いたしました。

そして最後にみんなで記念撮影です。出来るだけ陰惨な殺人血まみれクラスを目指しましたがいかがでしょうか?
僕にはオバラ先生のスーパーハイテンションが一番怖い気もいたしますが。笑

痛々しいメイク

月曜日クラス 特殊メイク講座

ハッピーハロウィーン!!どうも幸介です!今週の小学生クラスは、ハロウィン特別授業・特殊メイクです!!僕や小原先生もガッツリ衣装まで着込んで授業を行いました!

今回の授業の傷のメイクは、通常の化粧品だけでなく、舞台メイク用の化粧品(ドーラン)も使いました。血糊も撮影用のものを使用しています。先週急に思いついて実践することになった授業でしたが、けっこう豪華な材料を使ってるんだよ!と、バンバン絵の具を使う小学生達にも伝えたい気分です。

最初は「手だけでいいや」とか「顔は恥ずかしいよ!」と言っている生徒が多かったのですが、最終的には「顔にブラックジャックと同じ傷描いて!!」とか「おでこパックリ割って!!」と、ノリノリでメイクしていましたね。みんな傷もリアルだし、けっこう派手に血みどろにしてしまったので親御様方の反応はどうだったのかちょっと心配です…。まぁ、今のところアトリエにクレームの電話もかかってきてないようなので、みんなきっと『これは傷のメイクで、れっきとしたアトリエの授業だよ』とご家族に説明してくれたのでしょう!!

ということで今週の小学生クラスと学生クラスはハロウィン特別授業。コスプレ可なので、持ってる人は是非着てきてくださいね!

田中幸介

 「コンフェッティ/コンポジション」 

Yamamototenbyou山本 「コンフェッティ/コンポジション」 油彩

土曜日の担当の岩田です。今回は土曜午前クラス山本さんの作品。油彩です。タイトルは「コンフェッティ/コンポジション」。
私タイトル見たとき?と思い早速調べました。コンフェッティとはどうやら紙吹雪とか細かくちぎった紙という意味らしいのです。

こちら展覧会にも出品された作品ですね。皆さんも記憶に新しいと思いますが画像を大きくして見ると、そうなんです。筆で置かれた一つ一つ小さい単位の色同士が何層にも重なって大きな色面を形成しているんですね。この一つ一つがコンフェッティ、つまり紙吹雪の様である訳です。

タイトル憎いですよ。やられました。僕もこんな素敵なタイトル付けてみたい。梅田さんにも見習って貰いたいですよ。

視覚的にも美しいですね。これ山本さんの新境地じゃないですか。凄い良いですよ。
やっぱりデカイ画面で描いて欲しいんです。デカイの見てみたい。それも凄いデカイやつです。100号位の。100号だとアトリエじゃ無理かもしれないのでもう少し小さいやつでも。そしていろんなパターンを見てみたいです。キャンバスもMとかSとかカッコ良いですよ絶対。

そして描画材が油ってところが微妙な絵の具の厚みの差なんかがあってシンプルながらも絵に深みを持たせる要因になっていると思っています。この手法、絶対突き詰める価値大ですよ。といっても既に山本さんはこのシリーズの第2段を制作中ですのでそれも皆さん楽しみにしていて下さい。

個展やりましょう。

岩田

草をはむオカピ

2014_10_23
 
寒くなりましたね、私は先週、早速風邪を引いてしまいました。皆様もお気をつけてくださいませ。

 
2014_10_23_2_2さて本日ご紹介するのは、幼児クラス恒例の15分程度のスケッチブック絵画です。今回描いたのは…説明しなくても見れば分かっちゃいますね、動物のオカピです。

近年めっきりメジャーな存在になったオカピですが、下半身の特徴的なシマシマ模様もどこからどこまでがそうなのかと聞かれると大人でもあやふやかも…。お尻だけでなく、脚にも模様があるんですね。
図鑑や先生の絵をよーく見て、膝でシマシマの模様はストップ!と声を出したりしながら、一つ一つを確かめて描いていきます。
そうして出来上がった今回のオカピ、舌や角までしっかり描いてあります。長い舌で木の葉っぱを絡め取るような食べ方も中々にリアルに表現されています。一つ一つそれぞれの作品が味わい深く、とっても素敵ですね!

それにしてもみんな一生懸命にスケッチブックに向かっていますね!このパワーは中々のもので、年少さんから年長さんまで、それぞれの力を出し切っている様子が作品からも伝わるかと思います。

スケッチブックお絵かきは、これからも続けていきますので、お楽しみに♪ 庄司でした。

もうすぐハロウィン♪

Youji1幼児クラス
来週末はハロウィンということで、幼稚園生に「ハロウィンって、なにかしってる?」と聞くと、「カボチャのおばけ!」「おかしをもらえる♪」と答えが返ってきました。「じゃあ、なんでカボチャのおばけがいるの?おかしをもらえるの?」って聞くと「???」なんですね。
簡単に由来を説明して、ハロウィンストーリーではないのですが、ハロウィンテイストの絵本を読みました。
『大きなかぼちゃ』という絵本です。『大きなかぶ』は皆さんよくご存じ有名なお話だと思いますが、それによく似た展開です。幽霊・吸血鬼・ミイラ・コウモリとハロウィンには欠かせない登場人物が、魔女が育てた大きなカボチャを抜こうと奮闘するコミカルなお話です。
この時期にピッタリでユーモアたっぷりのお薦め絵本です。
Youji2
さて絵本の後は、粘土でカボチャ・オバケ・キャンディーの制作です。白と黒の粘土で作ったオバケ達、もう本当に面白いですよ!目玉オヤジ風、三つ目オバケ、笑ってるオバケ、巨大オバケ、などなど。どんなオバケにしたいかは、こども達みんなにお任せしているので、同じものがひとつもなく、奇想天外なアイデアにこちらが楽しませてもらってしまうほどでした!
Oyakoそして、こちらは先週の親子クラスで制作した作品です。幼児クラスとほぼ同じ制作ですが、粘土で作るところは全てお子さん一人で簡単に作れる内容です。粘土作品をスティックに差したり、最後全体のバランスを見ながらアレンジメントをお母さんにやっていただき、こちらも素敵なハロウィン飾りが完成しました。                

伊藤絵里

作品に人が表れる

Mouri_4 毛利
 「俺と馬車道と桜と春 純情派2009」
 色鉛筆

スタッフの安本です!作品を紹介させていただく前に、私の自己管理不足によってブログ更新が遅れてしまったことをお詫び申し上げます。

紹介させていただく毛利さんの作品は完成まで4年以上かかった作品です!

写真模写の作品で、もとの写真の魅力であった柔らかで優しげな桜のピンクとビルの堅く美しい水色のコントラストを色鉛筆という画材で綿密に描写・表現されていてとても格好いい!

モチーフにされているのはご本人が横浜で撮られた幾つかの写真の内の1枚なのですが、モチーフにしたもの以外の写真もとても格好いいんです。
個人的には毛利さんの写真の作品も見てみたい!

ずっと描いてきたこの作品を是非展覧会に出品してほしい!というお話を私が毛利さんにしていて、今年2014年の展覧会が近づいてきた8月終わりに、小原先生・田中先生・私と完成のイメージを毛利さんと話しながら仕上げていきました。

出来上がった作品は繊細であり、タイトルは大胆。
作者が体現したかのような作品になっています!