8月も半ばを過ぎ、変わらない暑さに辟易してしまいますが、アトリエでは一足早く鈴虫が鳴き始めました。秋ももうすぐそこでしょうか。
さて今回は、チケット制の徳田さんの作品をご紹介致します!色とりどりの光が雨のように降り注ぐステージ。煌びやかな舞台の上は、けれどもほんの少しの寂しさを感じさせます。大きな絵画だったり、1本の大木だったり、広いステージだったり、なにか壮大で美しいものを見ていると、無性に泣きたくなるような感覚に襲われる時があります。その時のなんとも言葉にならない感覚を、そのまま切り取ったような作品だと思います。
私は徳田さんの秋を思わせる上品な色使いの大ファンなのですが、今回の作品は舞台の照明ということで光源がかなり強く、明暗のメリハリをつけるのになかなか苦戦。いろんな色を重ねて重ねて、回を経るごとにどんどん絵の雰囲気が移り変わっていきました。そうして辿り着いたのがこの作品!!鮮やかな黄色のスポットライトに、紫が温かみをプラスして絶妙に調和した画面が出来上がっています。実はこの組み合わせはとても理にかなっていて、黄色の光に反対色である紫や青色系の影を入れると、きれいに馴染んで一体感を出しやすくなるのです。陰の色に迷ったら反対色、オススメです!
前作の静物画でも紹介しましたが、色を置くような筆さばき、短いストローク、多彩な線の重なり合いが徳田さんの持ち味なのですが、今回はそれが見事に人物の躍動感を引き立てています。今にもギターの音が流れだし、歓声が聞こえてきそうです。静止した一枚の絵を見ているにも関わらず、続きが「聞きたい!」と思わせてしまう不思議な作品ですね。徳田さんの新しい魅力を知ることが出来た1枚でした! 酒井

たかし
この作品の作者の名前は何ですか
Unknown
徳田さんです。