先輩の模範回答を聞いて

先週行われた小学校受験予定幼児対象の夏期講習初日の様子をご紹介します。
課題はこちら
① たくさんの飾りのついた『魔法のステッキ』を作る
② そのステッキを使ってどのような変身がしたいか、絵で表現する
というものです。

Jyukennsutekki
『変身』と聞いて、どのようなものを思い浮かべるでしょうか?
・ 年齢の変化     (例 / 大人 ? 赤ちゃん )
・ 身体の一部の変化 (例 / 足が長い、手がドリル )
・ 服装の変化     (例 / 王様、宇宙服 )
・ 生き物への変化   (例 / 魚類、鳥類、宇宙人 )
・ 物質への変化    (例 / 車、水、空気 )
・ 職業の変化     (例 / パイロット、お巡りさん、幼稚園の先生 )
どのような変身でも正解です。
「魔法のステッキですからたくさんの飾りを付け、色々な仕掛けやスイッチに秘密が隠されていると、楽しい工作になりますね。」
と導入した後、用意された材料から作りたいイメージに合う素材を選び、ステッキを作りました。

Jyukennsutekki2_2次にそのステッキでどのような変身をしたかを絵に表現しました。
絵にする場合はその変身に似合う周りの環境考え、物語性を感じさせるように描けることが理想です。
「こんな変身をして、こんなことをしたいというワクワクを伝えたい!」という思いがあふれていれば、例え画力が追いつかなくても、元気で魅力的な絵になります。
講習中、受験クラスOGの幼稚舎の先輩にデモンストレーションで同じ課題を制作してもらいました。彼女のプレゼンをご紹介します。
「これはリンゴに変身できるステッキです。上にリンゴの実が付いています。
このボタンを押すとリンゴに変身し、真ん中のスイッチを引っ張ると自分の思った場所に移動できます。どんな場所に行きたいかというと、食べ物がなくて困っている国です。一番下のボタンを押すと、10秒で熟したリンゴがなる木を育てることができます。
ここに描いたリンゴの自画像に目はありますが、口は描いていません。なぜなら口は体の中に内蔵されているからです。役目を果たしたら自分を体の中から食べてしまい、全部食べて消えてしまうと、元いた場所に人間の自分の姿に戻って帰って来られます。」
工夫や秘密・特性の説明だけではなく、周りの人を幸せにしたい気持ちまで込められた素敵で立派なプレゼンに、後輩達はビックリ!
絵を描きながら、「頭から火の出る化け物に変身して、みんなを驚かせたい!」と言っていた男の子がその後の発表で、「寒い国に行って、凍えそうな人を温めてあげたいです。」と言うなど、いい影響を与えてもらいました。親御様や講師などの大人から教わるより、先輩の格好良い姿に憧れを持つ方がすばらしい効果を発揮すると改めて思わされた、大成功の講習会となりました。   オバラ

戦場のカメラマン

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オバラです。ちょっとしつこいですがまだいい写真があったので、色水鉄砲のイベント最後のご報告をさせて頂きます。

Iromizu1
撃ち合いのしょっぱなからデジカメのレンズに蛍光ピンクの銃弾を浴び、撮影不可能に!
「ちょっとたんま!カメラ拭くから攻撃しないで!」と哀願するも、攻撃の手を緩めるどころか容赦なく今度は背中に銃撃し続けます。敵は幼いながらも“戦争に情はいらぬ”と洗脳されているようです。まさに“戦争は、始めたいときに始められるが、やめたいときにはやめられない”状態に、慌てて第一線を退き木陰でレンズを修復するも、あまり劇的な写真は撮れませんでした。戦場のカメラマン失格。

Iromizu2今週の通常授業では、このイベントに参加した子のほとんどがイカしたアクションペインティングTシャツを着てきてくれました!あんまり格好良すぎて、「どこで売ってるの?」と聞かれてしまいそうですね。何回洗っても大丈夫ですから、ぜひこの夏は着倒して下さい♪

夏の思い出になったかな?

どうも!晴れ男だけど、最近洗濯物を干して出勤するとほぼ100%雨が降ってしまう、ピンポイント雨男でもある幸介です!本日も庄司先生や酒井先生に続いて先週行われたワークショップの報告をいたします!画像多めです!

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色とりどりの絵の具を、筆や指で直接帽子に塗りつけるんですね。
やはり指で直接描くというのは、刺激的で生徒たちにも好評です。

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けっこう夢中ですね。ボランティアとして中高生のミオス小学生クラスOBを呼びましたが、彼らと一緒に楽しく作業中です。

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お兄さん達の言うことを聞いて、着々と作業を進めます。

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野外で行うこと、指で塗る雑さ、夏の日差しなど相まって、皆お気に入りの帽子が作成できたようです!!

帽子製作後は色水鉄砲でのTシャツ撃ち合いでしたが、ちょっと本気で走り回りすぎて写真を一枚も撮っておりませんでした…
僕自身は9メートル飛ぶ輸入ものの水鉄砲で武装していたのですが、見事にパンツまで全身色水だらけになりました。

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終わった後はみなで昼ごはん!!天気も良くて充実して、素敵な一日となりました!!ボランティアで手伝ってくれたOB達も、皆小学校低学年から知っている男子達ですが、小学生クラスの皆の面倒を見れるぐらい大きく成長しました。感無量です。

オマケのサービスショット↓終わった後にOB達と銭湯に行ってはしゃいで、最後は皆で僕の家に来てゲームと漫画という、夏休みを満喫した一日でした。っていうか男子中学生が部屋に4~5人もいると、なんか部室みたいな匂いがするんですね。暑いとか言って皆半裸になるので、なんかもうスラムのような雰囲気でした。さすがに僕も夏バテ気味です…。

201307296_2田中幸介

ペインティング日和!

酒井です。最近いまいち天気が不安定ですが、すぐに傘を無くしてしまう私はほとほと困り果てております。しかし晴れ男、晴れ女揃いのアトリエミオス。イベントの時にはばっちり良い陽気になってくれました。「今までの授業の中で一番楽しかった!」という意見や、「なんで自分が小学生の時にやってくれなかったの!?」といった文句が続出した、このアクションペインティング。2年前は残暑の中の試みだったこの課題、ご要望にお応えして今年は、夏休みイベントとして復活です!
Teppou
朝降っていた雨がやみ、まずはみんなで麦わら帽子にペインティング!筆だけでなく自分の指も使って大胆に描いていきます。普段は慎重に筆を進めるタイプの子たちも、今日は心なしか思い切りが良い様子?だって今日は、汚れたものは全部Tシャツで拭いちゃえば良いんです!

帽子がそれぞれ完成したら、さっそく色水鉄砲でお互いのTシャツをシューティング!戦闘開始のホイッスルが鳴り響くや否や「俺の マグナムが火を噴くぜ!」とばかりに激闘が繰り広げられました。すぐに色水も無くなってしまい、「まだ足りな~い!」と、今度はただの水で打ち合うガンマン達…。普段は「汚さないようにしなさい!」と怒られてばかりの子供たちですが、今日はそんなルールなんて無視!一番汚したもん勝ちです。そして…………
R2163644_2や、やられた~!! 敗者はこうして地に伏す運命なのです……というのは冗談で、絵具どころか泥まみれになったガンマン達は、お弁当を食べながらもうひとしきり大騒ぎ。育ちざかりのガンマン達に、カツカレーのカツを半分以上奪われてしまいました…。変わりにと自分が嫌いな食べ物を押し付けてくるあたり、結構狡猾です。

Teppou2

ということで、これだけの大乱闘だったにも関わらず負傷者も0、お天気にも恵まれて、まさに夏休みにぴったりのイベントだったのでは無いでしょうか!外でのイベントということもあって、普段教室では大人しい子がはしゃいでいたり、自分より年下の子(今回は幼児と小学生どちらも参加OKだったのです)を気遣う大人な一面が見えたり、いつもとは違うみんなの顔が見られたことも、本当に野外のイベントならではのことだと思います。夏休みはまだまだ長いですが、ミオスの夏休み名物にしても良いかもしれませんね。
Teppou3

「空間」を描く

Isigakikouyou_2石垣 油彩

今回は午前クラスの石垣さんの油彩をご紹介します!こちらの作品完全に季節を先取りしています。
私としましてもちょうどタイミング良く秋ぐらいに完成するのだろうと考えていましたが石垣さんがまさかこんなに一枚の作品を早く描き切るとは思ってませんでした!石垣さんの描き方は実に無駄が無いと感じましたね。

私が昨年から講師をやらせて頂いた時と比べても石垣さんの描く力はメキメキと成長しています。特にこの作品は以前からの作品に比べて全体を客観的に見て描けているのが見て取れます。又それと同時に先々を読んで仕事を重ねていっています。

石垣さんは、ご自分で取材された風景写真から絵を作っていくことが多いですがやはり風景を描く上で大切なポイントとなるのは特に前景から後景までの空間性を作る意識です。その場の状況によっても違いますが木々が茂っている森や海、街などを俯瞰して描く場合、部屋の中とは全く違いそこには広大な空間が広がっています。という事はもっと言えばそれは木々などの「もの」を描くのでは無く「空間」を描く事なのです。

“木を見て森を見ず”という言葉がありますが絵を描いてるとついつい知らぬ間に自分の意識がこの言葉のようになっているのに気付くでしょう。そうなんです。皆さん「もの」を描いてしまうんです。絵を描いている時も木では無く森を描くんだという意識に転換して欲しいのです。そして更にそこに留まらず「空間」を描くんだというところまで行くと絵が序々にではありますがガラッと変わって来ます。

そういう意味でもこの石垣さんの作品”森”を描くことに成功しいています。写真の中、写真と自分の絵、自分の絵の中それらを徹底して比較しています。もしかしたら描いている途中も自分があたかもこの森の中に佇んでいるかの如き状況を想像できていたのでは無いでしょうか。素晴らしい。

石垣さん、次は更にステップアップして美しい「色」の響き合いという事にも目を向けて描いていけたらより素晴らしい絵になって行くと思います。 岩田

晴れ男晴れ女大集合!

夏の野外ワークショップ、『みんな集まれ!色水鉄砲&麦わら帽子』、本日無事開催いたしました!

朝の段階では雨雲が空を覆い、降らないで~!なんて準備中に心配していましたが、公園に移動する頃にはお日様も出て、とても良い気候で制作できましたよ!ミオスには晴れ男晴れ女が多いのでしょうか?ともあれラッキー、幼児・小学生&ボランティアの学生たちに講師、30名以上で思いっきりはしゃいできました!

そんな本日の様子を、取れ立てで少しご紹介します。
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木陰に集まって一心不乱に帽子制作中…現場は熱気で溢れています!
 

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そしてお待ちかね、アクションペインティングタイム!たくさんの水鉄砲を前に、説明中もワクワクが押さえきれない様子…。外部からいらして下さった方や初参加の子も、臆せず皆もみくちゃに飛び回り撃ちまくる!アクションスターさながらの様子は、また次のブログでご紹介いたします!乞うご期待! 

庄司真梨子(今年はバッチリ倒れませんでしたよ!)でした。

幼児ワークショップ第1弾

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いよいよ!夏休み恒例となったワークショップが始まりました!
アトリエの生徒さんでなくても外部の方も参加OKのイベントが続きます。
夏休みワークショップ幼児クラスは、参加募集開始後間もなく定員に達してしまうほどたんさんのお問い合わせをいただき誠にありがとうございました。
さて、今日はその第1弾として「夏の絵を描こう」というテーマでクレヨンと絵の具を使って大きな紙にお絵描きをしました。
今回お問い合わせで一番多かった「お絵描きの講座に参加したいのですが・・・」という保護者の方の絵画への期待にお応えして、かなり趣向をこらした制作方法でクオリティの高い作品が完成しました!!
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向日葵は全て絵の具を使って制作したのですが、モチーフである向日葵の特徴を出すために幼稚園生でも簡単に且つリアルに描く裏技をご紹介します。
向日葵の茎は筆の線を生かして、花びらは指に絵の具をつけてフィンガーペイント、雌しべ雄しべはスポンジでスタンピング、葉っぱは本物の葉っぱに絵の具をつけてスタンプしました。道具を変えることで表現の幅がぐっと広がり、リアル度がアップします。向日葵はこども達の背よりも高く太陽に向かってぐんぐん伸びています。生命力溢れる力強い向日葵、本当に素敵ですね!
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人物画は、向日葵を見上げているところを描く為に横向きポーズにチャレンジしてもらいました。今回外部の方の参加が非常に多く、横向きポーズは初めてというお子さんばかりでしたが、初めてとは思えない程よく描けていますね。
第1弾より力作揃いで、このあと続く講座も楽しみ、楽しみ!
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水曜日のワークショップは、全講座既に定員に達しておりますが、追加講座8月5日(月)10:30~はまだ空きがございます。お申込みをお待ちしています。 
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伊藤

油絵制作風景

Shougakuseiabura_4オバラです。
本日は体調不良で午前大人クラスをお休みしてしまいました。
ご迷惑をお掛けした皆様、申し訳ありませんでした。

そしてもう一つオマケですみませんが、ブログもお休みさせて下さい。
ごめんなさい。

夏休み・水彩画講座

Shougakusuisai
小学生対象の夏休みのイベントのお知らせです。

☆描きたいものの写真を見ながらデッサンし、水彩絵具で仕上げましょう。(水彩であれば、学校の宿題やポスターコンクールなどの課題でもOKです。)
【水彩画テーマ】
① 描きたいものの写真を見て描く        <持ち物>描きたい写真の候補を2~3枚
② 学校の絵画の宿題で画材が水彩であるもの   <持ち物>宿題の内容・テーマが分かるもの
③ ポスターコンクール(水彩画に限る)     <持ち物>応募の内容・テーマが分かるもの(応募締切日に注意)
<全員共通持ち物>
筆記用具・水彩絵の具・雑巾・指定サイズ画用紙(四つ切・八つ切画用紙以外のサイズは、ご家庭より持参してください)

*一日のご受講の場合は、下描きのみとなります。
7 月22日~8月15日の月曜日~木曜日 
<月 火 木>16:30~18:00
<水>16:15~17:45
参加費 1日2,200円
お申し込みはお電話でお願いします。

完成報告も残すところあとわずか

どうも!幸介です!続けてご紹介してまいりました油絵も、残すところあと僅か。ラストスパートでご紹介いたします!

2013072211
左から 匠悟(小6):油彩 実夢(小6):油彩 航星(小5):水彩 由紀(小6):油彩

匠悟:6年生なのに未だに講師陣に4年生か5年生かに間違えられるその姿は愛らしくもありますが、作品の完成度は年々レベルアップしている彼。蜀台にコインに古い本に目玉にドクロと、正直なところ「詰め込みすぎたかな?」と思っていた僕のモチーフですが、高学年らしくしっかりした筆使いで描き上げました。蜀台の周囲の色を乱反射するような色彩、コインの輝かしさなどが大人っぽい作品となりましたね!少年性を残したタッチと、高学年の高度な筆使いの合わさる具合が魅力的です。ちなみに彼と僕の場合、授業中は絵の事よりもモンハンかドラクエの話をしている時間の方が長いようです。

実夢:今年の始めにアトリエに入会し、初めての油彩です。アトリエに入会して最初の作品で、ドクロや心臓などを作り上げるセンセーショナルなデビューを果たした彼女ですが(作品を見た親御さんの反応が心配…)やはり今回もドクロが入ったモチーフを制作となりました。蛍光色やラメを着こなす、そのダンサーのようなファッションセンスの光る見た目とは相反する作品ですが、ピンクや紫系統で統一された画面や淡くもカラフルな蜀台など、彼女の色彩センスが発揮された作品となりました!毎回作品をおうちに持って帰る事を考えると、たまには平和的な作品も作ってほしいものです。

航星:さわがしい・とまらない・わすれっぽいと、小原先生から「壊れたラジオ」と評されている彼。最近はマテ茶のCMにハマったらしく、あのCMの歌をエンドレスリピートしています。そんな彼と僕が対話する場合、おおよそのニュアンスで言葉を交わします。それは他の生徒から見たら、日本語の会話に聞こえないのかもしれません。実際に日本語ではない、ウンバボ語という創作した言葉で会話するのです。刹那的な、その場の感情と思いつきのみで彼と授業していますので、僕自身も先週彼と何語でしゃべったのか覚えていないほどです。とにかく完成して良かったと心から思える作品です…。

由紀:活発でカラっとした、どこにも敵を作らなさそうな性格の彼女。そんな彼女が、つい最近思いつめた表情をしていたので訳を聞いたら、「家のWi-Fiが繋がらないの…」と、カウンターパンチのような変則的な打ち明けを聞いて、なんだそんなこと、と言ったら「大事な問題なの!」と一喝を受けました。女の子ってやっぱ分からないです。そんな彼女の高学年らしい作品。目玉やドクロのホルマリン漬けなど、透明だったり難しいモチーフが多いのですが、液体の透明感や目玉の存在感など、細かく観察出来ていることがうかがえますね。物体の重さも感じる様な、絵の具をしっかりと丁寧に使ったまっすぐな作風も彼女らしい、高学年らしい作品です!

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左から 菜々美(小4):油彩 幸音(小5):油彩 琴葉(小4):油彩

菜々美:口数は多くは無いけれど、話しかけるとだいたい笑顔だし、そもそも描いているところを後ろからこっそり観察してみたら、鼻歌を歌いながら油絵を制作していた彼女。鼻歌まじりなのも分かります。レモンや赤ぶどうの乗った透明な食器の、パステル調の中にも細かく描き分けられた色彩や、ひとつひとつのマスを丁寧に埋め尽くすよう仕上げられた布地。どこをとっても丁寧に観察されていることが明らかで、さらに全体の色彩のバランスも、バックの赤がパッと全体を華やかに見せています。布地や土台など要所要所にある濃い色も、パステルになりがちな色の多いモチーフ全体を引き締めています。これはもう文句なしです!!

幸音:夏の空模様以上に紆余曲折激しい人生を送る、ドラマ多き彼女。学校であったことや友達とのこと。思ったこと考えていることがほぼ全て顔に書いてあるためか、彼女の心模様は毎週講師陣に筒抜けです。そんな気持ちを包み隠さずアトリエに来るわけですから、その日の心がそのまま絵に反映されるわけです。楽しいことがあった日に描いた貝殻は、細かく幅の広い色調で鮮やかに描かれています。ちょっと気持ちか暗かった日に描いた電気ランプは、曇り空のような鈍い色彩です。僕にとっては、部分部分を見ても全体を見ても、絵がどうのこうのよりも彼女の顔が浮かんできてしまう作品です。人と関わって生きてるんだから、毎週気分が明るいわけじゃないよね。自分の気持ちに正直なのは良いことだと思います!

琴葉:好きな色は黄色といいはるだけあって、彼女の絵の中の黄色はとても生き活きして見えます。色以外にも、布の模様のゆがみや、フルーツや缶の立体感など素晴らしい描写力ですね。一見物静かで、スロースターターにも見える彼女には、毎回「今月の課題は時間内に終わるかな」なんて心配したりもします。実際にゆっくり着実に進むのでちょっと時間がかかってしまう場合もあるのだけど、小学生離れした集中力を持っているので、彼女だけは時間過ぎても「納得のいくまで時間をかけよう」と、カリキュラムオーバーを容認することもありました。今回の作品は手早く鼻歌を歌いながらの制作でしたが、その持ち前の集中力で今後もしっかりと手をかけた作品をどんどん生み出して欲しいです!

以上、油彩の紹介でした!!
田中幸介