学生デッサン!

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学生クラス デッサン
上段左から:みな(中2) かんな(高2) なほ(高3)
下段左から:えりか(高2) かんな(高2)

どうも!尿管結石の激痛に耐えかねている幸介です!!これを機に不規則な生活を改めたいと思います…

気を取り直して本日ご紹介するのは学生クラスの生徒の皆のデッサンです。大人クラスの方々のデッサンの目指す方向性や着地点とはまた違った、作品としてよりも修練としての意味合いの強い制作になります。こちらを本日は学生向けの講評でご紹介していきたいと思います。

みな:鏡の上にビリヤードのボールとミルクタンクという、質感や空間表現の難しい作品ですね。物のカタチをとらえる事は得意なようですが、それぞれの材質のテクスチャーにとらわれすぎて、モチーフ全体の大きな光が失われています。次の作品では質感を描く前に、まず空間を構成する上で大事な「光の方向」を決め制作をして欲しいです。

かんな:モチーフの色合いに惑わされ、単純な光を描く事がおろそかになってしまっています。ボールと缶の間の空間が感じられなかったり、瓶の影が不自然に感じます。こちらもまず大きな光を描く事を念頭において制作をして欲しいと思います。

なほ:全体のバランス、質感など上手くとらえてはおりますが、少々堅い印象を覚えます。全てのモチーフの描き方が似ていますね。グラスの薄さや果物のみずみずしさなど、鉛筆の線の使い方や手首の動かし方を自分で試行錯誤し、「描き分ける」ことを目標に次の作品は描いて欲しいです。

えりか:それぞれのモチーフの重さなどを感じさせる実在感は良いのですが、それぞれのモチーフの質感や模様を追うが故、どこに光源があるのかがわかりづらい曖昧な絵になっています。台のチェックも描き込みすぎて光が失われていますね。黒いものでも明るい場所は明るいし、白ものでも暗い場所はくらいのです。次回はこの点に気をつけて制作してもらいたいです。

かんな(2枚目):こちらも先のデッサン同様、モチーフの色を追うばかりで光源の方向を感じさせる空間などの描写が失われています。きっと「まず靴を描いて、布を描いて…」と部分的な視点で描いているのではないでしょうか。モチーフは色々並んでいても、それはつながったひとつの物、すなわちモチーフなのです。したがって、黒いものでも画用紙の白を残して描き込まずに明るさを表現すべき部分もあるだろうし、白い物でも影の部分などでは黒い物以上に鉛筆を走らせる部分があるはずです。次の作品は部分的な視点にならないことに注意してもらいたいです。

ということで普段の授業よりは優しめに講評いたしました!!授業ではもっときびしく講評して、バリバリ技術をつけていってもらいたいです!

田中幸介

肌に合った画材

Matome

左から あみか(中1)アクリルガッシュ / あかり(中3)透明水彩 / まいこ(中2)油彩

週末のものすごい花粉量で、とうとう今年は花粉症が発症したらしい、酒井です。20年くらいすれば体も諦めて症状が沈静化してくると聞いたことがありますが、喜ぶにはちょっと長すぎる期間だなと思います…。 さて今日は、学生クラスの生徒たちの春めいた作品を3枚ご紹介致します。

あみかが初めて手にしたアクリルガッシュで描いた作品。最近はあまり見なくなってしまったペロペロキャンディーです。可愛らしいスイーツをモチーフにしている割には、見た目で感じるよりも色数が抑えられているので、甘すぎないスタイリッシュな印象です。画面における適切な色の面積が、彼女にはちゃんとわかっている様子。安定感のある色彩センスを感じます。元々が写真だったので、境目が分かりずらいようならキャンディが重なる部分に影をつけてもいいかな…とこっそり考えていたのですが、余計な心配でしたね!テキスタイルとして展開したら素敵だなと思う1枚です。

こちらも、あかりが購入したばかりの透明水彩を使って描いた作品。前回水彩を使ったときは、デッサンの上にサッと色をのせる程度だったので、思うようにいかない絵具での描きこみに、とても苦戦を強いられていた様子。透明水彩はどうしても、怖くて違う色を重ねられない、または影の色を重ねていっても汚くなってしまう、という方が多いのですが、あかりは重ねる色のチョイスがとても上手ですね。色が濁ることなく、薄い花弁の透きとおった色合い、静謐なガラスの佇まいまでしっかりと描写されています。大人びた魅力のある、繊細な仕上がりです。

まいこの作品は、昔描いた絵に上から手直しを加えたものです。修正前の写真を撮っておかなかったことを今更大後悔・・・。本当に同じ人が描いたの!?というほどの成長っぷりでした。パステルやアクリルを描いていた時は「もうちょっとゆっくりー!丁寧にー!」なんて言ったこともありましたが、今回油絵具を使っている姿を見て、本当に油彩が向いているんだなぁと感じました。紫色とピンク色の混ざり方もひとつひとつ絶妙に違い、この小さなモチーフへの慈しみを感じます。こんな細密な表現が出来るなんて、これから彼女に求めるハードルが高くなってしまいそう・・・。次回の作品にも期待大です!

画材によって大分、描いている過程や作品自体の印象が変わりますね。なんだか今回は彼女たちの新しい一面を見たような気持ちです。そういえば以前、他の先生が「好きな画材別心理テスト」なんてやっていたような気がします。画材と性格の相性は本当に重要なことですので、自分のすわり心地の良い椅子を探すように、触っていて心地の良い画材を開拓していって下さいね!

海に浮かぶホテル

R2162812_2石垣 油彩

土曜日のブログを担当している岩田です。今日の朝、階段下の看板の出ているフロアーを掃除していましたら砂埃がかなりたまっていました。多分黄砂だと思います。花粉、黄砂とせっかくの春ですが花粉症の方には大変な時期でもありますね。

今日は土曜日午前クラスの石垣さんの油彩を紹介致します。石垣さんの絵は以前ブログでもご紹介しましたがその絵が南の島を起想させるようなとても爽やかな油彩だったので、石垣さんというお名前、容姿を含め、南の方のご出身かと勝手に想像していたのですが全く違っていてすっかり当てが外れてしまいました。
しかし今回もまさしく南の島そのものの風景を題材にされているので、海がとてもお好きなのだなあと絵を描かれている時に勝手にまた一人想像をしていました。

こちらは旅行先で撮影した風景を描いたものですがその写真自体が美しい海に浮かぶホテルを納めた素晴らしいものでした。こちらの油彩もその写真を元に石垣さんが自分なりに工夫を凝らし、演出して写真とはまた違った魅力のある絵に仕上がっています。

ブログ上ではどうしても見にくくなってしまうのですが海の中には写真では見られないような色を使ってその波の微妙な表情を繊細なタッチで表現していますし、建物も様々な色を使って独特な質感を表現しています。その緻密さは石垣さんならではのものです。

こういった石垣さんのならではの表現を更に活かす為に、逆にもっと描かないところを作ってあげても良いのではないかなあと私は思います。
この絵も画面の隅々まで手を入れていることでやや画面のメリハリが無くなっているところが惜しいと思います。遠景に対して前景、画面の両端に対して中央といったように、自分の見せたい所とそう出ない所で筆の扱いや色使いをもっと変えて画面の中の主役、脇役を分かり易く演出してみると良いかもしれません。

梅香る美術展

Oku_06外に出るたびに風の暖かさに驚いてしまいます。一気に気温が上がり、花粉も飛んできましたね。マスクを手放せない庄司です。

先日、大倉山記念館で港北美術展が開催されました。港北区主催の公募展です。
土曜午後大人クラスの奥さんが出品されましたので、見て参りました。以前ご紹介した人形を描いた作品です。やはり奥さんの作品から情熱と力強さを感じますね!この美術展は大人から小・中学生など子どもの部もあり、会場の記念館の建物自体も歴史があり味わい深く、とても楽しく鑑賞してきました。

現在、奥さんはとても精力的に活動されていて、ミオスだけでなく横浜美術友の会の絵画教室にも一年間通われています。そちらの卒業制作展が只今開催されていますので、ぜひ足をお運びください!

『平成24年度絵画教室「卒業生作品展」』
日時 3/6(水)~3/11(日)
   10:00~18:00 最終日は16:00まで
会場 横浜市教育文化センター内 横浜市民ギャラリー3F A・B展示室
住所 〒231-0031 横浜市中区万代町1-1
交通 JR関内駅南口より、改札を出て右側正面

 
外はあいにく曇り模様でしたが、梅の花も満開!春の訪れを実感し気持ちの良いひとときでした♪
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プライベートレッスン

P10206651小学校受験プライベートレッスン 年中

伊藤です。
アトリエミオスでは小学校受験対策として、
新年長さん対象
【小学校受験クラス 月・火 月4回 14:40~16:00】
新年中さん対象
【プレ受験クラス 金 月2回 15:40~17:00】
3歳児~受験直前のお子さま対象
【プライベートレッスン 1コマ50分1対1】
があります。
(*プレ受験クラスは、4月より開講)

本日は、プライベートレッスンで制作した絵画作品をご紹介します。
この作品を描いた生徒さん(女の子)は、週末に家族で行く自宅近くの広大な公園で遊んだ様子を毎回違ったテーマを持って制作しています。遊んだ実体験やご家族との触れ合いをいつも楽しそうに具体的にお話しながらのお絵かきです。
お父さんと一緒にスケートしてるところの絵は、お父さんがお子さんの滑りを気にしながら振り返り、氷の上でバランスをとりながら滑っている何とも微笑ましい休日の一コマですね。
横向きの人物の顔が描けるようになると、自分以外の人との関わりが持てるので、表現力がぐっとアップします。またそれにプラスして腕や足の曲がり方を理解して、人物に動きの表現ができるようになると、描いた場面のその瞬間がストレートに伝わってきます。もうこの作品については、本人からの絵の説明は必要ないですね。絵を見る人に「楽しかった」気持ちは十分伝わりますね。
プライベートレッスンでは、お絵かきは勿論のこと、工作や粘土製作にも対応しております。
作品を仕上げるだけでなく、真っ直ぐな線を切るハサミの練習、紙をしっかり折る練習、紙をちぎる練習など、道具の扱いで慣れていないものをお子様の成長に合わせてしっかり身につけるレッスンもお受けします。もうすぐ学年が変わる前に、苦手なところの基本に戻り、スムーズに新学年がスタートできるように準備しておきましょう。

大人クラス宴会

お待たせしました! 毎年恒例のアトリエ教室内でのお花見宴会のお誘いです♪
ただの飲み会ではありません。せっかくアトリエで呑むので、現在制作途中の作品を見せながらの自己紹介も致します。
美術の話しだけでなく、他のクラスの方との交流も楽しいので、ぜひ皆様のご参加お待ちしております(*´∀`*)
 
日程  4 / 6(土曜日)18:30~21:00位 18:00までクロッキー会がある為、18:30前の入室は不可
場所  アトリエ・ミオス
参加費 1,500 円 (食材の買い過ぎを防ぐ為、お申し込み時に徴収させて頂きます)
持ち物 おススメのお酒や、おつまみなどの差し入れ大歓迎!  

★事前に買出しをする関係上、参加申込み後にキャンセルされる方はお早めにご連絡下さい。

昨年の様子はコチラ(小原記事)コチラ(田中記事)コチラ(酒井記事)

キャンドルホルダー

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今回は、空き缶を利用したキャンドルホルダーの製作です。

キャンドルホルダーには個人的にいささかの思い入れがございます。
幾つかのプロダクト製品を世にだしたり(全く売れませんでしたが)、現在も木製の大きなキャンドル用シャンデリアを製作中で、こちらとしては鼻息も荒くなる題材なのですが子供たちの反応はいまひとつです。

作品の方はというと、写真のように緻密な工芸的アプローチの好きな女のコ達は実に上手くいきましたが、わんぱく坊主どもには精神修練の一環としか映らなかったのでしょうか、放射状の美しい花紋マンダラになるはずが、彼らの手にかかるとテロリストの自家製手裏剣と化しています。ところがそんな手荒な作品も、暗室で火を灯すとそれなりに美しくなるのがキャンドルホルダーのマジックでして、皆一様に感心して見入っておりました。

写真にある銅板のオブジェのようなモノは、キャンドルホルダーのスタンドです。こちらもソマリア感が出ておりますが、陰を落とす為の仕掛けとしては十分機能しているので良しとしましょう。
そもそも分厚い金属板を小学生が加工するのは大変です。半田ゴテやペンチを振り回しての教室内は、さながら学徒動員かアフガンの秘密兵器工場のようで、全く個人的ではありますがワクワクするのでした。(南澤)

みんなのイルミネーション

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小学生クラス 月/木曜クラス 2月課題 空き缶キャンドルスタンド

どうも幸介です!!本日は2月の小学生クラスの課題、空き缶で作るキャンドルスタンドの完成作品&点灯会のご紹介です!

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いっつも電気に囲まれていて気づきませんが、小さな炎の灯りだけでもずいぶん明るく感じますね。なにより光の色が暖かいのが素敵だと思いませんか。

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作りかたは単純。空き缶の上部を切り取り、コップ状にいたします。そうしたら側面をひたすら縦に細かく切っていきます。細かく切った線状のアルミを4本程度で束ねていきます。そして束ねたアルミを好き勝手に巻いたりつなげたりすれば完成!元がただのアルミ缶とは、中々気づかない(?)キャンドルスタンドの完成です!!

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そして銅板を切って半田付けして、台座も作りました!!小学校で半田ごてはまず使う機会がありません。みんな少しビビりながらも興味津々での半田付け制作でした!!

今回は半田ごてをはじめ金属の素材やロウソクの火など、ちょっと危険な遊び風の課題となりましたので刺激的だったのではないでしょうか。ロウソクもあんまり触る機会がないのか、「溶けてるのは触ったら熱いよ!!」と言うと「そうなの?」みたいな反応の生徒もいました。

余談ですが「ロウソクのロウは罰ゲームにも使われるくらい熱いから気をつけて」と言ったら間髪入れずに「じゃあ幸介先生にかけよー!」と高確率で言われるのは何故でしょうか。僕へ対する仕返しなのでしょうか。入会間もない生徒まで言っていたのが気がかりです。尊敬度ゼロですね。今年も頑張ります。

ちなみに生徒の皆の持って来た空き缶は缶ビールが圧倒的かと思いきや、チューハイやカクテル、ハイボールなどなど多岐にわたっておりました。ジュースはほぼ皆無でした。ちょっと親御様方に親近感のわいた今日この頃です。

というわけで大人クラスの方々、きっとご自宅には高確率でお酒の空き缶があるかと思います。ぜひこちら作ってみてくださいね!

田中幸介

着付け教室?

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酒井です。卒業式を間近に控え、少し寂しいような気持ちです。高校生はもう終わったところも多いのではないでしょうか。一応袴を着る予定なので、先日試しに着てみたところ、元々の体系+着付けが下手くそなせいでびっくりするほどダルマ状態になってしまいました。これはいけない!着付けの特訓をしなければ!ということで、小原先生のお宅に着付けを習いに行ってきました。調度成人した学生クラスの生徒が振袖を着るということだったので、お手伝いをしながら帯の締め方のコツなどをしっかり教えて頂きました。

Hurisode

メイクや髪型のセットまで完璧!素人にしてはなかなかでは!?と大喜びで写真撮影(なにやら1枚不審者が映り込んでおりますが)これはもう新生・着付け教室アトリエミオスを立ち上げるべきかもしれません・・・。ひとしきり撮影が終わった後ついでにお酒まで頂いてしまい、今にも寝てしまいそうなので今日はこの辺で失礼します。着物の着付けは是非ご相談下さい!

人形のある油彩

Matuoningyou松尾 油彩

まだまだ寒い日が続きますね。花粉も段々と増え始めているようです。皆さん体調には十分お気を付け下さい。

今回ご紹介するのは、土曜午前クラスの松尾さんの描かれた油彩です。
松尾さんの描かれる世界観は毎回独自なもので、こういった絵は松尾さんにしか描けないなあとつくづく感じます。
この絵もそんな松尾さんの独特な世界が表現されている一枚です。

主役になっているのは台上に置かれたフランス人形ですがその他の脇役である壁に掛けられた鳥の額絵や、花が生けられた壷などにも一種独特な雰囲気が漂っています。それらを更に見ていくとそんな脇役や背景などがとても丁寧に描かれているのが分かります。これも松尾さんの絵の特徴です。

例えば鯉の絵付けがされている壷ですが実際に見てみると質感がザラザラしているのが分かります。これは油絵の具と共に、日本画の顔料が使われています。決して主役以外のものにも手を抜かないのです。というかむしろ主役以上のこだわりをそれらの中に見つけ出すことが出来ます。本当に見ていて面白い絵です。

ここから松尾さんの絵を更に魅力的に見せていくには、空間的に見て自然な状況にしていくことが大切だと感じます。
一枚の絵を描いていくと最初のコンセプトが薄れ、脇役が可愛くなってくる事も多々あります。それ故に脇役のものにも手が沢山入ることで、画面の中の全てのモチーフに愛情を込めると手前と奥の空間が不自然になってしまうといったこともあります。
こういったことも完成間際には特に絵を頻繁に離して見て、自分がその絵を描いた意図に合致しているかどうかを良く確認して微調整をすることで自然な状況に生まれ変わると思います。