親子クラス卒業

Sakura
親子クラス

今週火曜日、今年度最後の親子クラスが終わりました。
親子クラスは毎回参加メンバーが違うので、月齢がいろいろですが、ラスト授業は偶然にも全員春から入園のお子さんばかりで、親子クラス卒業生を見送ることになりました。
他のクラスに比べると、親子クラスの場合通っていただいた授業期間は短くはありますが、この年代のお子さんは成長が目覚ましく、前回出来なかったことができるようになったり、小さな成長が毎回見られ驚きの連続でした。

卒業・入園・入学のシーズン。
桜の花が今年は例年より早く咲きはじめましたね。
みんなの門出を祝う大きな満開の桜の木を親子一緒に参加者全員による合同制作です。
壁に貼った大きな紙に、まずはお母さんが木の幹と枝を3色のクレヨンを使って描いてくれました。一人一人赤と白の絵の具を好きな濃淡で混ぜ、お気に入りのピンクを作ってもらいました。微妙に違う4色のピンク、きれいですね!
小さな手に絵の具をべったり塗って、みんなの小さな手形の桜の花。壁に向かって立ったり座ったり、助走付けたり、ペタペタ音がするくらい楽しんで、何回も何回も繰り返し手形をつけて、一気に満開になってしまいました!
紙を壁に貼ることでアクションがダイナミック!!
この後に個人で桜の木工作(写真左下)を始めると、急に静かに!たくさん動いた後の恐るべし集中力!この切り替え、すごいです!

最後に中川ひろたかさん作「大きくなるっていうことは」という絵本を読んでみんなを見送りました。さようならをしても、みんな名残惜しくてなかなか帰れませんでしたね・・・
親子クラスはラストですが、幼稚園生になってもまたぜひアトリエに来てくださいね~!

ブログで紹介しきれなかった作品を最後に載せますので、こちらもご覧ください。
親子クラスにご参加いただいた皆様本当にありがとうございました!また幼児クラスや夏のイベントでお会いできること楽しみにいます。

伊藤 絵里

Oyako

0312

感性のダンス

Photo_2水曜日 小学生クラス 紙ねんどケーキ

どうも、講師の拓也です。
先週皆で作りました作品群です♪

Shougakukeiki1_3

右は製作風景♪

皆、先生に「こうしたい!」とハッキリ伝え、その意図をくみ取って指導を進めることが出来ました♪

その時僕は思ったのですが、「先生この後どうすれば良い?」では無く「先生こうしたい、どうすれば良い?」と聞く生徒に感心しました。
自分の目的を自分自身で明確に持つ事は難しい事です。この年齢で、思い思いの作品像を持って製作している姿を見て僕は密かに頼もしさを感じ、皆の将来に期待をしました。
また、製作を進める中で不慮の事故で作品が机から落ちてしまった子もいました、ですが泣き言一つ言わずすぐに修繕に取り掛かる姿を、僕は「格好いいな」と素直に思いました。
そしてただの粘土だったものが、各々が手を入れる事で大事な価値のあるものになっていく様子を見ると、作品を作る行為の魅力や価値を強く感じさせてもらいました。
「教室では色々な事に気が付かせて貰えそれはかけがえの無いものだ」と本当に毎回思うのです。
成長する為の情報が溢れているなと。
生徒たちに対して、表には出しませんが(照れくさいので(笑))感謝しているのです。

Shougakukeiki2_3最後に今回で卒業になります「すぐる君」のご紹介です。

彼の作品作りはいつも彼独自のこだわりがあり、毎回どんな作品になるか楽しみにしていました!
今回の作品も独特の世界観をケーキの上に展開し、素敵な世界を作っていました。
モノトーンの中に彩度の高い色を点在させ作品の魅力を上手く引き出していました♪
自分のこだわりや世界観はこの先さらに広大で素敵な物に進化していくことと思います。
また大きくなった彼が見たいなーと思う次第です。

本当に毎回楽しませてもらいました、ありがとうございました!
杉山拓也

仲良くしなくて結構!

Gakuseishoukai
左 ももか(高1) 『薔薇』 ペン / 中央 茄菜(高2) 『自画像(写真模写)』 鉛筆 / 学生クラス授業風景

オバラです。先週の火曜水曜と勝手放題ブログに書いた文章が面白いと、編集社からインタビュー記事として雑誌に取り上げさせてくれないかとお申し出を頂き、ブログを見てくれている人って意外といるんだと嬉しくなりました。(炎上しそうな話題なので、インタビューは断りました。)これからもいい加減でテキトーな事を自信を持って書いていこうと決意!誰か鼻っ柱を折ってマットに沈めてくれないと、勘違いは留まるところを知りませんぜ?

今日も学生クラスからご紹介です。
ももかの1本の油性マジック(名前ペン)で描いた点描画は黄金分割のリズムが美しい作品です。黄金分割の知識がなくても、美に関する勘の良さで自然とスタイリッシュな構図を導き出せるところが彼女の強み。しかも点描は根気が勝敗の決め手なのに、「頑張った」という努力がまるで見えないスマートさ。手数や努力が垣間見えてしまう画風はデザインには不向きです。苦労や情熱はポケットに隠して、完成作品はあくまでクールにソツなく見せる、ももかにはこの重要ポイントがよくわかっています。

茄菜の自画像は白黒写真に撮った自分を鉛筆で模写しました。極端な陰影を避けて撮影した写真を元にしたので、見え辛い微妙な濃淡を丁寧に追って行かねば立体感が出ません。難しい課題ですのでまだぎこちなさが残りますが、技術・経験不足は誠実な仕事振りでカバーしています。茄菜はバリバリ運動部(ラクロス)なので、シュートパフォーマンスを向上させるには基礎練習をコツコツとやる事が重要と体で知っています。こういう人間は最後にグンと伸びるので、鍛え甲斐があるというもの。

学生クラス授業風景、なんだかガチャゴチャしていますが、これはカリキュラムが決まっていない為。好きな事を好きなだけ時間を掛けて完成させて構いません。これは基本的に大人クラスと同じスタイルですが、学生クラスは立体造形をやる子が多いのでこんな授業風景になります。みんなで仲良しこよしなんて虫唾が走る気持ち悪いクラスではなく、互いになんとなく影響を与え触発されたり、時に迷惑を被り毒されながら、同じ空間で時間を共有し制作するフリースクールといった雰囲気なので、上手く馴染めるかなんて心配は無用です。
春に新しいことを始めようと考えられている学生、保護者様、いつでも無料体験承ります。
他の学生クラスの紹介記事を見たい方はこちら

みんなのケーキ屋さん

20130318
月曜・木曜小学生クラス 「ケーキ」 紙粘土

どうも幸介です!新学年を前に新入生も増えた小学生クラスですが、今月は紙粘土でケーキを作る課題です。上記画像を見ていただければお分かりになるかと思いますが、カラフルかつ可愛いケーキがたくさん完成いたしました!!

今回は紙粘土で制作となりましたが、粘土に直接絵の具を混ぜ「色の着いた生地」を作る事でケーキのカタチに仕上げました。着彩したわけではないのです。粘土自体に色がついていますので、細かな部品の色分けなども筆で塗ってはみ出してグチャグチャ、なんてことにもなりません。

粘土以外にも、粘土にレギュラーコーヒーの粒を混ぜる事でチョコチップ風に、ガラス絵の具という光沢のある絵の具を垂らしてソース風に、石膏の粉をパラっと振りかければ粉砂糖風に!!といった感じで、実際のケーキに「素材感の似ているもの」をスパイスとして使用いたしました。

ガラス絵の具はマニキュアなどでも代用できそうですし、興味のある方や「もっと作りたい!」という子はご自宅で制作してみるのも良いかもしれませんね!

田中幸介

大人も立体工作

Rittai

左から、斉藤 木材 / 秦野 紙粘土 / 新堀 紙粘土

酒井です。今日はちょっと珍しく、大人の方が作った立体作品をご紹介致します!

小さなベンチにちょこんと座る2匹。斉藤さんの作品です。ペイントが出来るように形になっていた猫に合わせて、左側の犬を自分で彫ってしまうという素敵なアイデア!最初から2匹ペアで揃っていたようにしか見えません。「水で濡らしたら彫りやすくなった」という話をお聞きしましたが、そのことについて少し。木の繊維が走っている方向に沿って刃を入れることを『順目』。繊維方向と逆に刃を入れることを『逆目』といって、この『逆目』に刃を動かしてしまうと刃が引っかかって思うように削れません。仕上がりも汚くなりがちですし、なにより、刃が深く入りすぎて割れがおこってしまうことが一番困ります。この割れを防いでやるために、水で湿らせ、木自体を柔らかくしてやるという方法が有効なのですね。鉋をかける時や、ヤスリをかける時なども順目逆目を意識すると仕上がりがよくなります。是非次回(?)の参考になさって下さい!

こちらはミオスブログの水彩講座で有名な、秦野さんの作品です。いつもスーツ姿が素敵な紳士的な秦野さん、意外と猫好き?そういえば今までの水彩画にもたびたび猫が登場していましたね。といっても、毎回生きた「猫」そのものばかりでなく、置物や雑誌の表紙などでこっそり描くところに、押し出しすぎない隠し味風のセンスを感じます。左右の2枚が2人で一つ、寄り添い合っているいるのに対して、こちらの2匹は「我関せず」と個人主義的な空気を醸し出しているのが、なんとも良いコンビです。写真では見えづらいですが、猫の前に置かれたお魚の顔もとってもキュートなんですよ。落ち着きのある色の組み合わせが洒落た雰囲気を漂わせていて、オリジナルキャラクターとしてイラストやグッズに展開したいくらいです。

新堀さんが制作したのは、なんと結婚式のウェルカムベアー。男性の方が作るパターンは、なかなか珍しいのではないでしょうか?ひらめくカブの葉っぱやジャガイモのごつごつ感がとてもリアルで、とくにじゃがいもは後ろ向きになっていたら本物かと思うほど。2人を野菜でで表現したのも、農家を経営されている新堀さんならではの発想ですね。(ちなみに彼がじゃがいもの方です)普段手にしているが故の再現度だなと感動してしまいました。また本人達にとてもよく似ているのが微笑ましいです。是非作品と一緒にお2人の写真も見て頂きたいです。去年結婚された生徒さんに頂いた、本物のベールを下に敷いてパシャリ。こちらの2人の方も、結婚式の予行演習が出来てよかったのではないでしょうか!4月の本番で、緊張せずにすみますものね。

ミオスでは現在大人の方が立体作品を作ることは少ないですが、何枚か見てきた絵とはまた違って、「この人の作品だ!」とすぐにはわからないところが面白いですね。何か新しいことをしてみたい、頭を切り替えたい、という方にはオススメです!これは大人クラスに立体ブームの波、くるかも・・・!?

川がある町並みの風景画

Morikawa_4森 油彩
土曜日担当の岩田です。最近は風邪が流行っていますね。私も先週は39度くらいの熱を出して猫んでいました。季節の変わり目ですので皆さんもお気を付け下さい。

今日はチケットで来られている森さんの油彩をご紹介します。
私は森さんの描かれる絵は今回の油彩を含めて2枚拝見させて頂いていますがいずれもご自身が行かれた旅行先の風景写真を元に絵を描かれています。

今回の風景画も外国で撮影された写真から描かれたものですが全体がうっすら茶色がかった印象の写真です。そして何と言っても、朝方か夕方かお聞きしておいて忘れてしまいましたが日が出きっていないピンクがかった空とそれに溶け込んだブルーの山が何とも言えない美しさを演出しています。そしてやはり森さんもこの空と山にはとても苦労されていた様です。

描いている時にも何度か背景に関してもご指摘させて頂き、一度塗られていた山の色を潰して新たに載せ直したことで写真の美しい印象に近づいたと感じます。風景画で空にうっすら溶け込んでいくような山や建物を描くのはとても難しいと私も思います。どうしてもお互いのコントラスとを弱くしたいのですが弱くしすぎるとそれはそれで何か主張が無いような。その調度良い頃合いを見定めるのは苦労しますね。

そして又、この絵では町並みの印象を描き出すのも中々根気のいる仕事だった様です。とても細かい建物が入り乱れて建っているので特に前景ではそれぞれの屋根や窓のパースの角度を合わせたり、それぞれの建物もある程度しっかり自立して見えるように描くのには緻密な仕事が求められたのではないでしょうか。

以前の絵と比べて又違った方向の絵を描かれたことでご自身のスキルも更に磨かれたのではないでしょうか。次にチャレンジする絵も楽しみにしています!

お久しぶりに!

Isigami_05_2

 
昨年末に完成した、水曜午前大人クラスの石神さんの御友人のお店に贈られた日本画。『もみ紙』など新しい技法を取り入れるためアドバイスを貰った、日本画科出身ミオス元講師の赤尾先生、千野先生から、飾られた作品を見ながら飲みましょうか!と飲み会のお誘いを頂き、さっそく行って参りました!
ほぼ初乗車の世田谷線にワクワクしつつ辿り着きましたのは、『魚の納屋(うおのなや)』という居酒屋。女将さんは石神さんの高校時代の同級生なのだそう、アットホームで暖かい雰囲気のお店です。

お店に入り、ちょうど真正面に石神さんの作品は飾られています。まずは昨年このお店に贈った絵の前で記念撮影。石神さんの旦那さんも一緒に、皆で乾杯して完成を祝いました。
そして続々あらわれるお料理の数々(とお酒)!お刺身の盛り合わせなどなどあまりに美味しそうなので、ついついお箸が先に出てしまいました。そう、実はほぼ写真に撮り忘れてしまいまして…あわてて撮ったホタルイカ、濃厚でした~。どの料理もお酒も、とても新鮮で美味しく頂きました。
気になる赤尾先生、千野先生お二人も、それぞれの職場でバリバリ活躍されているご様子で、さすがと後輩として嬉しいかぎりでしたよ!久々の再会でしたが、作品作りから近況、アトリエのことと話は尽きず楽しい時間を過ごしました♪
(そして時間を忘れるほど飲んでしまいました…写真からもだいぶ出来上がっているのが伝わるかと思います)

≪魚の納屋≫ face book
松陰神社前(世田谷線)から徒歩2分
TEL 03-3428-0785 17:30~24:00 月休

生きの良い魚に美味しい日本酒で一杯、そして素敵な絵画。どうでしょう、この春世田谷線でまったりしませんか。オススメ!する庄司でした。

成長の証

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幼児クラス

伊藤です。今週の幼児クラスは、幼稚園生がすっぽりとおさまってしまう程の巨大なカラー紙に等身大の自分を描きました。
日常で自分を見る機会は、写真や鏡に映っている時くらいですよね。鏡に映った自分を見る時と今日の作品とではスケール感が違うのではないでしょうか?改めて、自分てこんな感じ?
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9色のカラフルな紙を床に置いただけでもテンションがあがり、さらに紙の上に座っても寝転んでもOK!そう、いつもお絵描きは、床に座って描いたり机の上で描いたりしますが、この作品は最初に紙の上にごろんと寝そべってクレヨンで体のアウトラインを描きます。みんな面白いポーズをとったまま、線がずれないようにじっと動かずにいますが、腰のまわりや足の裏あたりをなぞられるとくすぐったい!お友達に体をしっかり押さえてもらって、何とか全身のアウトラインが描けました。
実際に自分が来ている服のデザインもそっくりそのまま。洋服に印刷されたアルファベットも、ポケットの縫目も、細かい模様も、実物大だとリアルに描けます。
こども達の成長は本当に早いものです。写真での記録とはまた違って、リアルに大きさが分かる成長の証になりますね。要保存版です!

鞭はいらんかねぇ?

Shougakurousoku3
課題“金属加工”という名の精神修行

Shougakucake
課題“ケーキ作り”という名のお楽しみ
(でも不思議、どっちも真剣な顔で取り組んでる!)

オバラです。昨日のブログで息巻き過ぎて、少しゼーゼー。昨年書いた自分の性格占い『調子づいてしゃべっている間にどんどんコトを大きくしてしまうところがある』ので、すいません。

中学生の頃からアトリエに通っていて、推薦で美大に入った学生に、春休み中に小学校受験・幼児・小学生クラスの手伝いをボランティアさせています。お礼にその日の夜の大人クラスで制作して良しという交換条件です。
推薦だったせいだけでなく、元々の性格おっとりもっさりも相まって、役に立たないことと言ったら!毎日私と田中先生のイライラ炸裂!「営業妨害すんな!」「邪魔!」「ゆとり野郎!」と罵声飛びまくり!
でも1ヶ月立ってようやく「来ない方がいい」から「いてもいなくてもどうでもいい」そして「いた方がマシ」になってきました。
指示待ち人間から仕事を探せるようになってきたのは素晴らしい進歩です。何より恐ろしい程の暴言によく耐えました。結局どこかで頑張らなきゃいけないので、推薦で合格させた罪滅ぼしで厳しくしてみました。成果があって良かった良かった。
しかし先日あまりの厳しさに耐え兼ねて、「先生、私の特技・長所ってなんだと思う?」としょんぼり聞くので、すかさず「忙しいのにそういうウザい質問をするメンドくさいところ。」とイジメた後に、「自分のことを好きな人間ってどんな人?自分と真逆のソツなくスマートに生きてる人間が苦手な人ってどんな人だと思う?年配の人じゃない?ボラで時々老人ホームに行ってるって言ってたけど、ちゃんと自分でわかってるじゃん、必要とされる場所が。そこで喜んでもらってることを自信にしたら、他でもきっと役に立てるよ。」と、いい先生振りを発動。騙されて、翌日はにかんだ笑顔でまたアトリエに通って来るのでした。
鞭・鞭・鞭・鞭・鞭・アメ・鞭・鞭・鞭・鞭…

美大に行くなら

昨日、一昨日と学生のブログが続きましたが、今年は受験の記事がないなと思っている方、いらっしゃいますよね?
実は今年の受験生はみんな推薦で進路を決めてしまったんです。

美術で食える人はごくわずか。
だからこちらから美術系の学校を薦める事はありませんし、相談されてもうまくいかなかったときに潰しが利かず行き場がなくなってしまう危険性を話し、ちょっと絵が上手いからって勘違いするなと一喝します。
「それでもやってみたい!」とふるいに残った強い意思があれば、あとはひたすら基礎デッサンをスパルタで教えて行きます。そしてその際は上を目指してもらいます。本番で結果が出ない事はよくあるので、どうせなら目標は高く設定しておかないと。
上を目指して失敗したとしても、努力に応じて報われます。その頑張りは社会で絶対役に立ち損はしない。人生に様々な可能性をもたらしてくれるでしょう。
しかし最近は勝負を避けたがる、気の弱い学生が増えました。悪い結果が出るのを恐れ、AOや推薦でさっさと学校を決めてしまう。自分に自信もないし、卒業間際まで続く受験勉強の長いプレッシャーに耐えられないんです。
(ちなみに上の方の美大には推薦制度はありません。「個性は数字で計れない」という生ぬるい考え方で運営している大学だけのシステムです。)
受験で実力を試し、自分を知らずして、芸術で何が産み出せるのか。10代のうちから競争を避けて、社会に出てからデザインコンペで仕事を取れるはずがない。活躍してる美術系の人で推薦で美大に行った人は皆無でしょう。

ライバルや目標なくして頑張る事は不可能です。推薦で早々に受験勉強から離脱した者はそこからはほとんど伸びない。3月まで人生を掛けて絵を描いている鬼気迫る受験生と比べたら、脱落者と同じです。最後まで頑張り戦ったという自信がないから、合格はしても自分に勝ったことにはならない。
例え同じ大学に行く事になってもスタート地点から違うので、推薦の子はどこかおっとりお優しく、社会に出ても必死にいい仕事取ろうとか、いっぱいお金を稼ごうとか、人から認められようという気概がない。自分が国から育ててもらった恩をできるだけたくさん社会にお返しする義務と責任があることなんて考えもつかない。

世の中のお父さんお母さんも、個性を尊重なんてゆとり教育みたいな事を言わないで、「美術で食える訳ないだろ!甘ったれるな!」と一度は言ってやって下さい。何でもかんでも子どもに理解を示さないで下さい。顔色を伺わないで下さい。
私も父に「美術はヤクザと同じだ!お前は勉強したくないから逃げてるだけだろ!」と言われて「何くそ」と絵を描きました。でも「何くそ」の根性がなかったら、本当に美術では食えないんです。
また、ニーズがあるからと闇雲に美術の専門学校や聞いた事もない大学に芸術学部作って、絵が好きなだけの役に立たない人材増やして日本はどうなっちゃうの?と心配です。
とりあえず大学に入れてしまえば…と問題を先送りにしても、大人になってから現実見る方が辛いですよね。

美術は目指したくても諦める人の方が多い、特別な事をやらせてもらっているという自覚を持って、もっとガッツイてくれないかな?
美大に行く事を、癒しや習い事の延長に使わないで欲しいんだけど…。
「腹くくって、高校卒業まで死ぬ気で絵ぇ描けや!背水の陣で行け!」と声高らかに推奨しつつ、我がアトリエ・ミオスからの卒業生の1/3は推薦で美大に行っているのでした。
ショボンヌ(´・ω・`)