暑さも吹っ飛ぶ!?

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園児・小学生合同夏休みワークショップ ひみつ基地

庄司です。先週は体調を崩してしまいブログを小原先生に変わってもらったので、本日は私がお送りします。ひみつ基地で盛り上がりすぎちゃいました!?(いやそんなはずは~)

というわけで、本日もひみつ基地の様子をお伝えします!
写真は完成したあとのお楽しみ、皆で基地の中でお弁当&おやつタイムの様子です。何食べてるの?なんて声が飛び交い、全身使って作業して、走り回っての後でも元気いっぱい!早々に食べ終わってバッタを捕まえている子やお菓子交換に精を出している子も。パワフルだわぁ~と思いつつ、負けてられませんよね!私も一緒に思いっきりはしゃいでしまいました。

今回はミオスでも珍しく、小学生と幼児の合同ワークショップでした。年中さんから小学校六年生まで、ミオス外部からも参加して頂き、とても幅広く賑やかになりました。学生ボランティアも含めると、あと少しでミオスの各クラスも網羅できそうだったかも知れません。
園児も小学生も、小さい子の面倒を見ている時はぐっと大きく見えますね。頼もしい!お互いに思いやり、譲り合う場面も見られて感動です。でも遊ぶ時は、学年も何も関係ありません!いや本当に区別つきません!全員一丸となって騒ぎ、走り、このメリハリが大事なのだなぁとしみじみ感じました。

屋外での制作活動はのびのびと開放的で、いつもよりも更に大胆だったような気がします。腕も思いっきり動かせますしね!こちらでは職人のようにひたすら塗り込めているかと思えば、あちらでは絵具をたらし込んだりスパッタリングで味付けしたり…とそれぞれのアート魂炸裂。のり先生が顔を出している塔のペイントの力強さをご覧頂けば、論より証拠でばっちり伝わるのではないかしらと思います。終始笑い声の絶えない楽しい制作でした!
明日の、のり先生締めのご報告もお楽しみに♪

夏天の下の秘密基地

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夏休みワークショップ ひみつ基地

どうも!日焼けで小学生に負けるのが悔しい男、幸介です!本日は先週行われた「夏休みワークショップ:ひみつ基地」のご報告をしたいと思います。
当日は天候にも恵まれ、というか恵まれすぎて炎天下でしたが、夏の炎天下ではしゃがない訳にはいかない!今日は参加者の皆のありあまるパワーを伝える為に画像多めでご紹介してまいりましょう。
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まずは開始の地である平和公園に集合。小原先生の説明をよーく聞いた後は、中高生のボランティアのお兄さん方に先導され、ひみつ基地の基礎であるダンボールを加工していきます。
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ふたりひと組となって、ダンボールに割り箸で穴を開け、その穴にスズランテープを縫い込んでダンボール同士をつなげます。低学年と高学年でのペアになり、おたがい助け合いながらの制作です。けっこう上手くいったかな?
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涼しい木陰での作業でしたが、それでも炎天下でじーっとしてるのは我慢ならない!ここはわたくしの出番です。ちょっと息抜きにホースを持って水かけ合戦!!!水遊びは何歳になっても楽しいもんです。僕も全力で挑まさせていただきました。その結果、よってたかって羽交い締めのびしょ濡れです。30手前の大人にも容赦ないんですね。そして男子と女子との温度差が多少気になったりしたり…
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そんなこんなで気を取り直して作業再開!黒い絵の具で思い思いの柄(?)を描いてゆきます。照りつける太陽のもと、別段カラフルではないダンボールと黒の絵の具ですが、これだけでも賑やかで美しく感じました。天気が良いって素晴らしい!
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そして完成!!ボロいけど可愛い、なんだかヘンテコではありますが楽しいひみつ基地制作となりました!僕自身もそうでしたが、これだけ五感を使って全身運動したんだから、きっと参加者の皆は当日はぐっすりと眠れたことでしょう!
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↑そして終了直後の講師&ボランティアの学生達……体力が限界を迎えました。これ、ネタではなく本当に自然と体が立つ事を拒否してるんですよ。ともあれケガ人の出る事もなく、無事に、かつ充実した授業を行えて満足しております!!すんごい疲労感でしたが、終えた今はこういう課外授業はまたやりたいと自然と思う事ができます。来年も何か企画してみても良いかな?
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←そして今日のオマケの誰も求めてないサービスショット!疲労を癒す為に、授業後にボランティアの学生達と銭湯でリフレッシュ!!ついついここでもはしゃぎすぎて、結局疲労が倍増したのでした!!!

田中幸介

夜空にあがる

Rimg0041_2半澤 クレヨン・油彩

酒井です。先日、今年の夏最初のスイカを頂きました。夏の間に一度は食べたい夏の風物詩ですよね。

美術館で個展を開催したこともあるミオスの有名人、半澤さんの新作を紹介します!今回のモチーフは夏らしく「花火」。下地に油絵の具を塗り、その上からいろんな色のクレヨンをじっくり画面上で混ぜながら描いていきました。沢山のクレヨンの山から楽しそうに色を選んで、線の一本一本を大切にするように色をのせていく半澤さんの姿は、本当に魅力的です。

そういえば、19日のブログにも、幼児クラスの描いた花火の絵が沢山載せられていましたね!園児たちもクレヨンとタンポ(割り箸の先にスポンジをつけたもの)を使いましたが、同じ画材・モチーフで絵を描いても、やはり全く違った魅力の絵が出来ます。大胆で弾けるような勢いのある園児たちの花火に対して、半澤さんの絵は鮮やかな色使いながらもしっとりした夏の夜の空気を感じます。流れる煙まで丁寧に、色を選んで描かれているので、熱気を含んだ風や、お祭りの匂いまで届いてきそうだと思いませんか?

季節感のあるモチーフを描いていると、やっぱり気分も盛り上がりますよね1皆さんも是非、普段描かないようなものを選んでみてはいかがでしょうか。

頭部が鳥で、恰好がスーツで。

Photo小林 水彩

毎週、土曜日に皆さんにお会いします岩田です。今回のご紹介は、小林さんのアクリル画です。以前も小林さんの絵をご紹介させて頂きましたがその時の作品は、油彩でした。あのヒトラーを描いた作品もかなり飛んでましたが今回ご紹介する絵もいい感じに仕上がりました。

これ顔だけ見ると鳥です。体は人間です。かなりタイトなスーツを着ています。この絵を見ていると営業か何かで普通に「ああ、どうもっ」とかって言って話しかけて来そうで、そのあっけらかんとした佇まいに私は、妙な面白さを感じます。
相当、奇妙な出で立ちにも関わらずなんかそこら辺に普通に居そう。この独特なセンスが小林さんの絵の持ち味だとつくづく感じます。
これ以上、この鳥人間が大きいと多分、ちょっと恐いですが多少距離を感じるこの大きさが又、絶妙だなと感じます。

今回小林さんは、初めてアクリルガッシュにチャレンジしましたがこのアクリル絵の具のメリットは、やはり乾くと耐水になるということでしょう。その上、即乾なので仕事が早く進むということも利点だと思います。

アクリルガッシュの場合、水を多めにして透明水彩的に使ったり、逆に絵具の濃度を濃くして油絵的に使ったり、不透明水彩の特徴を活かしてポスターカラーのようなムラの無いマットな平塗りも出来ます。
そういった意味でかなり自由度の高い絵の具と言えますが乾燥後は、つや消しになり、あまり厚みを出しすぎると割れてしまうので油絵的表現を求める場合は、同じアクリル絵具でも、ゴールデンアクリリックス等の方が良いと思います。

今まで、単体の描画材料しか使ったことの無い方も、これから色々な材料にチャレンジしてみては、如何でしょうか。ぐっと世界が広がるかもしれません。

小学校受験・絵画講習会

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今日は小学校受験クラス特別カリキュラム『夏期講習』の初日でした。
「段ボール基地に住んでいる人をイメージして、変身アイテムを作る」という課題、色々な形の段ボールや色画用紙、紙テープなどたくさん用意されている中から、自分で考え選び立体にしていきました。段ボールは幼児が使うには不向きな、固くて大きな素材で容易には切ることができません為、与えられた大きさ・形から何が作れるか、想像する力が試されます。
手に持つのではなくまずは身に付ける為にはどうしたらよいか、どのような素材の組み合わせで身体にフィットしたアイティムになるかを考える事が大切です。
またどうしてもうまくいかない場合、ガムテープで直接自分の体(洋服)に接着するのも、一つも方法と言えます。
最初はとまどって何を作るか困っていたお子さんも、徐々に楽しみながら自分で作ったコスプレをカスタマイズしていくことができました。
あと2回ある夏期講習に若干空きがございます。お問合せ、お待ちしております。

0729
7月29日(日) 13:30~15:00
①自分が行ってみたい場所の想像画
②牛乳パックで行きたい場所に運んでくれる乗り物を作る
定員:12名   対象:年中・年長
0826
8月26日(日) 13:30~15:00
①新聞紙で電車と帽子を作り電車ごっこ
②三原色で描く水彩画
定員:12名   対象:年長

<各講座のご受講料>
アトリエ生徒:3500円 一般6000円

<お申し込み方法>
参加ご希望の講座をお電話にてお知らせください。ご予約人数を確認の上、参加可能であれば仮申し込みとなります。
仮申し込み後1週間以内にご入金していただき、お申し込み完了となります。
詳しいお申し込み方法(ご入金方法)は、HPトップページ、またはお電話でお問い合わせ下さい。

本日、夏休みワークショップ『段ボールひみつ基地』を公園で制作しましたら、参加の子ども30人・スタッフ7人の中で、唯一庄司先生が貧血で倒れましたので、ブログはオバラが代わらせて頂きました。(ひみつ基地の報告は月曜日までお待ち下さい♪)

ねんどがドッカーン

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伊藤です。今日の日中の猛烈な暑さは格別でしたね。夜になっても一向に気温が下がらず熱帯夜。クールグッツの新商品が続々と販売されていますが、一時しのぎのような気がして買ったことはなく、とりあえず私はビールがあれば暑さも我慢できるかな♪

さて、今日は親子クラスの様子をお伝えします。
親子クラスの授業は10時半から11時半なので、まさに暑さピークにさしかかる時間帯です。下の子をおんぶして、育児グッツの入った大きな荷物を持って、自転車に乗って、皆さんいらっしゃいます。ホントに母のパワーはスゴイです!

7月第2回目の授業は、『みんなで粘土で遊ぼう』でした。
紙粘土でもなく、油粘土でもなく、あまり聞いたことがないかもしれませんが、「水粘土」という水を加えると微妙な柔らかさや粘りを調整できる粘土で手も足も粘土だらけになって制作しました。
水分が多いとかなりトロトロになるので、まるで泥んこ遊びの感覚です。程よい柔らかさにすると、小さいお子さんでもごく自然に創作ができます。
小さな粘土の山に指が入るくらいの穴を開けて、そこからどんどん穴を大きく広げていくとトンネルが完成。親子一緒に向かい合ってトンネルに手を入れて握手ができてしまうくらい大きな穴になりました。
みんなが作ったトンネルと別に用意してある大きな粘土の塊を全てドッキング!何とも不思議な物体になりました。
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この大きな物体、どんどん姿を変えていきます。
粘土を指でつまんで引っ張り出したり、丸いおだんごをつけたり、ひも状の粘土をくっつけたり、特に具体的なイメージは伝えません。粘土の感触を楽しみながら、粘土を手で触れると変形していくおもしろさを味わってもらいました。
制作していくうちに、何となく形が目に見えてきたり、口に見えたり、発見があります。
一方からだけでなく、360度どこからでも造形できるので、見る角度によって見え方もいろいろです。

おまけ
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参加者全員で作った大型作品の後は、親子ペアで持ち帰り作品として夏らしい素材で小物入れとペーパーウエイトを作りました。粘土は、お母さんの方も夢中になってしまう方がいらして、さりげなくミニチュアダックスフンドもいますよ!

次回は、8月7日(火)10:30~11:30です。

クレイアニメーション

夏休みの思い出作り第2段!
こちらも「小学生だけズルイ!」という声が聞こえる、クレイアニメーション!
こちらの講座、外部の講師を3人も招きながら小学生の参加がまだ10名なので、学生クラスや大人クラスの方も参加可能に致しました。
興味のある方はオバラまで…
もちろん外部(一般)の小学生のご参加もお待ちしております!

クレイアニメーション
粘土で作ったキャラクターを1コマずつ撮影しながら動きをつけるよ。
命を吹き込むことができるかな?
日時   8月5日(日) 13:30~15:30
定員   20名
対象   小学校1年生~6年生(アトリエ生徒以外の方もぜひ!)+学生・大人(生徒に限る)
参加費  一般/2,200円  アトリエ生徒/1,500円
持ち物  筆記用具・水彩絵具

武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科のテキスタイル専攻&金工専攻&ガラス専攻の大学生3人が特別講師として来てくれます。
彼らが制作したクレイアニメーションはこちら↓
『はらぺこクレイ』

(昨日ご紹介致しました“ひみつ基地”は、あと1名のみの募集となりました。)

ひみつ基地

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左 酒井先生が作った模型 / 中 学生が準備お手伝いしているところ / 右 学生への労い乾杯

夏休みの思い出作りに、みんなで一緒に段ボールでひみつ基地(お城?)を作りませんか?
こちらはあと3名様分の空きがございます。夢と憧れを形にしましょう!
(大人クラスの何人かの方から、「自分が子どもの時にやって欲しかったです!」と言われました。楽しいのは子どもうちだけ!)

ひみつ基地

屋外でみんな一緒にでっかい段ボール基地を作ります♪ 
秘密基地ができたら、中でお弁当やおやつを食べましょう!
(雨天の場合、教室内での制作となります。)

日時    7月27日(金) 10:30~ 13:30
定員    30名
対象    幼稚園児~小学生(園児のご参加は必ず保護者同伴でお願いします。)
参加費   一般/2,200円
集合場所 アトリエ・ミオス
持ち物   お弁当(保冷剤を入れる)・おやつ・水筒・タオル・ビニールシート・汚れても構わない服・着替え・ビニール袋

みんなでデッサン

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大人/学生クラス 授業風景

どうも!先週の生徒に通信簿をつけてもらった話を知人にしたら「おまえが生徒にもらった『ダメなところが見つからない。でも何かがぜったいダメ』という評は、ダメなとこが見つからないほど授業や言動を生徒に受け入れられながら遂行しつつも小中学生に大人がすんなり受け入れられている事態が、一般的に言う大人らしくない、つまりは大人として何か欠如してるという事、何かがダメとはそういうことだな」と具体的に言いくるめられてゲッソリした幸介です……なんだこれ……

さて!気を取り直して本日ご紹介するのは大人クラスの風景!といっても大人の他に美術系高校受験生やデザイン科高校生、美大生の在籍するクラス。せっかくだからこの特色を生かそう!ということで、学生も大人もまじえてひとつのモチーフを皆でデッサンしている風景です。ついつい慎重な進め方になってしまいがちな大人達は学生から立ち止まらない大胆さを、立ち止まるどころか突っ走りすぎてミスを見落としがちな学生達は大人達から反芻してゆっくり消化する術を学ぼう、と企画してみました。ちなみに右上の絵は、手始めに人柱として僕がデモンストレーションかねて20分くらい説明を交えて描いたものがです。ブロックに額木を立てかけてバウハウス的まとまり感を狙った(?)モチーフですが、なかなか描きごたえあると思いませんか?

こういったひとつのモチーフを皆でというのは美術系予備校などでは多々ある場面なのですが、アトリエでは新鮮ですね。今までも数回やったことはあったんですが、その時は全員学生だったりしましたので、大人が混ざるのは初の試みです。ご希望の方々いましたら、イーゼルの設置角度やモチーフなんかまで講師がしっかりセッティングいたしますので、ぜひお申し付けください!クロッキー会のようなイメージですかね。参加者募集しております!

そして先週紹介しきれなかった生徒の通信簿ですが、けっこうしっかり書いてくれた子もいるのでそちらを紹介!
「こうすけ先生はアドバイスが的確で、テレビとか趣味が小学生とベストマッチング!しかし中学生や高校生とも話が合うのは見た目と心の若さがあるからだろう。ただ悪ノリでいたずらしすぎ!」「ノリ先生は、自分で気づかない絵の直すべき所を言ってくれるおかげで、キレイに絵が描ける。目のつけどころが違う。しかし毒舌。毒舌なのは俺の行いが悪いせいなのかな…」
しっかり見通してくれる生徒を持って幸せですが、もしかして役目が逆になってる!?生徒の成長にびっくりする今日このごろでした!

田中幸介

上品な色あい

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酒井です。今日は日曜大人クラス、岡さんのパステル画を紹介します!大人クラスで話題になった初油絵に続き、今回は初めてのパステル画に挑戦されました。花瓶に活けられた花が大胆に描かれたこの一枚。鮮やかですがしっとりと落ち着きのある色使いは、熟練の技にしか見えませんね!前回の作品も含め、岡さんは彩度が低めの色を使うのがとてもお上手だなという印象を受けました。今回の作品も背景の色が独特で、物と自然に馴染みつつ、花の色を存分にひき立てる色をチョイスされています。この色があるからこそ、安っぽくない、上品なパステル画に仕上がったのですね!

岡さんの作品は、下書きは勿論しっかり描いてありますが、色を塗る時にはアウトラインを気にしすぎず、大胆に色を置いていっています。パステルは重ねていくとだんだん上に色がのらなくなってきてしまうので、最初に沢山色をのせて擦ったりしすぎてしまうと思ったような色を作るのがなかなか難しくなってしまうのです。今回岡さんも一番苦戦された部分でした。単色ではカラフルで綺麗なのですが、重ねて思った通りの複雑な色を作るには、なかなかコツがいる画材でもあります。

でもタッチが目立ち過ぎる部分を指で押さえたり、擦り込んだりと、パステルは筆を使って描く画材と違って、手でそのまま描いていくような感触が魅力的です!気になる方は、一度やってみてはいかがでしょうか?