出張教室の巻!

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どうも幸介です!!上記の画像、わたくしと千野先生が写っておりますが、なんとなーく教室の雰囲気がいつものアトリエと違うような気がしませんか!?…それもそのはず、こちらは先日ご近所の小学校へ出張してまいりました際の写真です!

概要を簡単にご説明いたしますと、先日東住吉小学校で行われた、地域のボランティアの方々などが子ども達にダンスや昔遊びなどをレクリエーション的に教える「東住吉小学校フェスティバル」なるものに、美術部門的な感じで参加してまいりました。

限られた時間内で、その日に完成させて持ち帰るという条件だったため、ミオスの企画は「自分の指の型をとって石膏で複製する」というものでした。

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予想よりもそこそこ人数が集まり、初対面の緊張感からか、子ども達はしっかりと説明を聞いてくれました。にぎやかなアトリエでは久しく感じていなかった感覚。

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教室の床でいざ作成!!学校の先生の手助けもあって、なかなかスムーズに進みました。

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指の型を取って石膏を流し込んだら、固まるまでしばし待機。

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石膏つながりということでミロのビーナス像写真を見せて説明をし、さらにミロのビーナスがプリントされた用紙にラクガキしました。ビーナスには手が無いので、そこを想像して描いてみよう!ということですね。待ち時間も無駄にはしません。

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そうこうしてるうちに石膏が固まり完成!しかも参加者の全員成功!!!アトリエでの授業のように股間に頭突きされたりチョークスリーパーかけられたりすることもなく、平和に授業が遂行できました。

縁があれば、またこういう出張授業もあったらいいかも!?と思いました!

緑の中に佇む

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  矢作 油絵

アトリエ帰りに(未成年と間違えられて)補導されそうになった回数は3回目になりました・・・・。酒井です。

さて今日は緑が鮮やかなこの一枚、矢作さんの油絵を紹介します。このモチーフを選ぶまでにかなり悩まれていた矢作さん。一度描こうとした静物を全部つぶして下地の色を塗り直したりもしましたが、モチーフが決まってからは驚くような速さで絵が進んでいきました。

矢作さんの豊かな色彩感覚を生かし、元となった写真には無い花をプラスしたり、緑の色を変えてみたり、変更や付け足しを沢山しています。結果、元の写真よりもだいぶ生き生きと春めいた印象の絵になりました!深い緑色の中にちらりと見える色とりどりの花と、年月を経て煤けた建物との対比がとても美しいですね。時がたつにつれてどんどん風化してしまう人工物と、春が来るたび新しく生まれ変わる植物との対比のようにも思えて、ストーリー性を感じます。下地のオレンジ色が生きて、可愛らしくなりすぎないのも絶妙なセンス!見る人をわくわくさせてくれる、生き生きと生命力に溢れた矢作さんの作品、次もお楽しみに!!

こんなものつくりました~2011~

St330545_3チノです。今日は階段下に置いてある看板をご紹介~♪

かれこれもう1年以上看板担当になっています。こういうごちゃごちゃした、アナログな物作るのが子どもの頃から大好きです。(学級目標の周り飾ったり、クラス新聞の見出し、小見出しの絵を描いたり・・・)なんかこう・・・、血が騒ぎませんか?!

さてさて、今年も小学生クラスでは色々なことをやりました。
1月、木っ端で操り人形つくり、
2月は、幸介先生、オバラ先生のコスプレグッズが大活躍した「変装した自画像」、
3月は、お魚の石膏とり(リアル!)、そして遠足!!
4月~5月は毎年恒例の油絵をじ~っくりやり、
6月は想像画を水彩絵具で描き、
7月は宝箱制作、
8月は矢のように過ぎ去って(自由制作という名の宿題をやり)
9月はポロックの様な現代アートな布バックをちくちく縫って、
10月、大人も影響されたクレヨン模写!

そして現在11月、ビンホールカメラで写真を撮るという、高度な技に挑戦中です!

今年も実に多彩!
うらやまし~ことやってますよね~。と、講師ながら思ってしまいます。
自分が子どもの頃は、近くに絵画教室が(おそらく)なかったので、「絵画教室に行く」という発想すらありませんでした。
でも、大人になって、絵画教室に携われただけでも十分幸せだなって感じています♪

夢の印税生活

『水彩画の技法』 ~透明水彩のテクニックを求めて~
著者 秦野 
発行 ミオス出版社

Hatano11.全体を淡い色調で着彩する
影から着彩。ベージュ系で落ち着いた雰囲気にする。このモチーフの中では白黒のストライプの布が強く目立つので、でしゃばり過ぎぬようまずはベージュと同系色のセピアで大きく影を塗り、全体の印象を整える。

Hatano22.バックは淡くメリハリをつける
ひとつひとつのモチーフをバラバラに描き進めるのではなく、全てを同時進行で着彩する。また背景は薄塗りで描く。こうすることにより質感や色味の違うモチーフにまとまりが生まれる。ポット下の影が濃い理由はアクセントとしてというより、最終的にここの強さまで色調をあわせる為の目印として。

Hatano33.濃い色で全体を引き締める
全体の統一感を壊さぬ程度に、鏡のように映りこむポットに寒色を加えることで、金属の質感や存在感をより強調する。水彩画は淡い色調が持ち味だが、それだけでは締りのない作品になってしまう。このモチーフで唯一の無機質な工業製品であるポットをポイントにすることで画面が引き締まる。

Hatano44.細部を描き込み完成
ポットに反射する写りこみに負けないよう、鬼灯や鷹の爪の乾燥した皺や鈍い光は丹念に描き込むべきところ。また目立たぬ場所ではあるが、モチーフ台のニスが塗ってある板の写りこみも手を抜かずに。最終的に細部の描き込みだけでなく、左上から当たる光と右にできる影に違和感がないよう微調整する。

あとがき
これから透明水彩を手に取ろうと考えられている方、なかなか使いこなせず淡いだけの水彩画になってお困りの方、新しいテクニックを身に付けたいと意欲を燃やしている方、ぜひ本書をご活用下さいませ!
編集 オバラ

対極する街

最近幼児クラスの入会者が増え、年少さんから年長さんまで合わせて現在14名。
自己主張の強い子もいれば、大人しい子もいて様々ですが、みんなかなりのお喋り好きが集まったクラスです。昨日の出来事・・・、今日の出来事・・・、思いつくがままに機関銃のように先生に喋る喋る!同時に3人の生徒が1人の先生に喋ります。
お話は先生にだけでなく、お友達同士でも年齢や男女に関係なくできて、もっともっと仲良くなってほしいなぁと思い、きっかけのひとつとして、みんなで大きな作品を作ることにしました。
まず今週は、男の子と女の子に分かれ2つのチームになりそれぞれ『街』の制作です。
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左の写真は男の子チームの制作が終わり、できた作品で遊んでいるところなのですが、車と車が衝突しているのでしょうか?激しく画面がぶれてますね。道路から離れた場所に描いた街の様子には、噴火している火山、火事、津波、UFOなど情景を表現するものが多く見られます。一般的に右脳が発達しているという男の子の空間認識能力によるものでしょうか?
男の子チームの制作過程を見ていると、街を描くプロセス自体を楽しんでいて、絵の中で遊びながら描き進んでいるのが分かります。
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変わってこちらは、女の子チームです。
道路ぴったりに沿って描いた家、人、お店、花など穏やかな空間ですね。かわいいもの、きれいなものの出来上がりをイメージしながらひとつひとつ描いているようです。ちなみに、女の子チームはみんなで相談して、『ゆめ・みらいまち』というとっても素敵な名前を決めました。

今回の制作では、ちょうどクラスの男女比が1:1なので、男女別のチームに分かれてみましたが、次回のグループ制作では違う組み方をしたら新しい表現方法がでてくるかもしれませんね。
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伊藤 絵里

バランスが大切

Isigamihana_2石神 岩絵具
赤尾です。水曜午前大人クラス、石神さん2枚目の日本画も、遂に完成しました。めずらしい品種のロマネスコブロッコリーや紫色のカリフラワーをモチーフに選び、ごつごつした質感までよく観察して描き上げました。
一枚目の日本画からもお判りいただけるように、石神さんはとても几帳面な方です。作品の下絵もデッサンだけで作品になりそうな位しっかりと描き込み、転写、骨描き(墨入れ)、下地づくり、着彩に至るまでの工程を、ひとつずつ慎重に進められてきました。少し絵を進めては離れて客観的に作品を見つめ、また描く・・・といったように、一歩一歩作品を完成に持って行く姿が印象に残っています。
今回のブロッコリーのように無数の凹凸があり、描きどころだらけのモチーフは、どの程度描写するか、どこで絵を完成にするか悩み所だと思います。
絵は全体の見え方のバランスで決まると言ってもいいので、一部分を描くとまだ描いていない他の部分が気になり、そこに手を加えると今度は別の部分が気になって・・・という経験、みなさんにもありますよね?
石神さん曰く「掃除と同じでどこかを綺麗にすると他の細かい部分も気になっちゃったりするじゃないですか?これも一ヶ所仕上げるとこっちが気になって・・・、と筆の置き所がわからず苦労しました(笑)」と掃除に例えられており、ついこの例えには頷いてしまいますよね。
全体を同じくらい描きこんでしまうとせっかくの描写が散漫になったり平面的な絵に見えてしまいがちです。
何度も離れて絵を確認し、再度手を入れて・・・と繰り返したおかげで、メインである右側のロマネスコブロッコリーにパッと目線が行き、つづけて他のカリフラワーやまわりの空間に視点が動く、バランスの取れた作品に仕上がりました。
また大胆に空けた空間には砂子(箔を茶漉しなどで細かい砂状にしたもの)をふりかけ、絵に華やかさをプラスしています。
広い空間と野菜がうまく調和した心地良さを感じますね。食事をする部屋などに飾りたいです。
また石神さんの最終目標は水墨画を描くことなんだそうです。一発で線を決めなければならない水墨画は、日本画とはまた違う難しさがありますが、石神さんの絵に対する真摯さを見ているとぜひ挑戦していただきたいな・・・と思います。近々実現させましょう!

ギャップは恋の落ち所

Kikutimizube菊地 透明水彩

古い写真のような少し色褪せた色味でありながら、瑞々しい透明感はフレッシュで爽やかな印象を与え、その独特の色使いに引き込まれます。並外れた色彩感覚の持ち主なのは間違いありません。
黒を使わず影を追っているので、なんとも言えぬ美しい深い色合いが画面を引き締めています。
また紙の白さを活かした水たっぷりの薄塗りが、降り注ぐ光りの透明感を表し、森にある水辺の空気を感じさせています。
透明水彩の技法を知り尽くし、細部の描き込み・手の抜き方まで細かく計算しつつ、偶然も活かせる力量はもはや先生要らず。すばらしい作品です。
が、「菊地さん、これブログに載せるので場所教えて下さいよ。」と聞いたら、「えーっと、滋賀県の山奥のどこか?」と気の抜けたお返事が…
完璧な水彩画を描く方の適当過ぎる答えに、ギャップ萌えしたのでした☆   オバラ

軌跡

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左:あみか1年生(2006/11月) 右:あみか6年生(2011/11月)

どうも!ジャンクフードしか食べてないのに、健康診断に行ったら意外とバッチリ健康体でなんだか逆に期待を裏切られた気分のした幸介です!不健康な箇所が見つかったら「療養」と称して旅行でも行ってやろうと思ったのに……

そんな話は置いておきまして、本日ご紹介するのは上記小学生クラスのクレヨン画!!2枚ありますが、両方とも同一人物の作品です。左が5年前の1年生のときに描いたもの、右が最近の授業で描いたもの。制作者のあみかのことをかれこれ5年以上も見ていますが、やはり毎週会っているとなかなか成長をハッキリと認識するのは難しいもの。しかしこうして並べてみると、成長が手に取るように分かりますね!!っていうかここまで上手くなるもんなんですね…なんだか感慨深い。

1年生のときには偶然性を内包したランダムで危うい魅力が、最近の6年生になってからの作品には安定した描き込みや磨かれた色使いのセンスなどの魅力がありますね。どちらの絵も好きです。甲乙つけがたいとはこのこと。

小学生クラスには低学年時から通っている子が沢山いますが、小学校の6年間をずっと毎週通い続けてくれたということは、よくよく考えるとけっこう凄いことなのかも!?と最近感じます。そして同時に、とてもありがたいことですね。彼らの人生の半数以上を目の当たりにしてきてるし、学校の先生よりも把握してるかも?なんて自画自賛したいくらいです。

6年生達が小学生クラスを卒業するまであと僅か、残りの時間も存分に精進せねばな、と思いました!

田中幸介

秋晴れの空と

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    出町  パステル  

無性にチョコレートが食べたくなる季節ですね。酒井です。カカオ80%くらいのが眠気覚ましにも丁度良いです。

今日は日曜クラスの出町さんのパステル画を紹介します!以前描かれていた水門のパステル画も印象的でしたが、あの爽やかな印象とは一転、どこか懐かしい秋の雰囲気が漂う一枚です。この建物は江戸東京たてもの園という野外博物館に展示されていて、明治時代に建てられた派出所だそうです。以前は神田の万世橋のたもとにあったものが、そのままトレーラーで運びこまれて来たとか。(ちなみに私は、たてもの園が学校の近くにあるので実物を見たことがあるんです。)

元の建物よりも少しオレンジ色を強めに入れることでほんのり優しい印象を持たせ、古びた壁の表現なども繊細に表現されています。手前の真っ赤な郵便ポストのせいもあって、とても可愛らしい雰囲気の交番です!空の色も青すぎることなく、秋晴れのスッと抜けるような色が絶妙ですね!パステルはもう何作も完成されている出町さん。ご自分のパステルセットを広げ、綿棒やフキサチーフなど道具を駆使してどんどん制作を進めていかれる姿は手慣れていて、もう職人だなぁと思うほど。次回は一体どんな作品を見せて下さるのか楽しみです!

学生もいろいろ

Akaneyunnson左 茜 高3 『生理的嫌悪感』 日本画(銀箔) 右 ユンソン 高2 『無題』 パステル

チノです。
本日は土曜午後クラスの学生たちの作品をご紹介します。じっくり描いたり、お休みしたり、違う課題やってみたり・・・と、学生たちもなにかと時間をかけて制作しています!
まずは日本画に初挑戦した茜ちゃんのコメントから。
「日本画がやっと完成したのでうれしかった。蛇を描こうと思ったのは単純に蛇が好きだから。蛇は嫌なイメージがまとわりつくけど、強くてカッコいい生き物だと思う。」
普段の話し方、物腰は大人しくて優しい雰囲気なのに、絵の世界は何を描いても力強く、かっこよさが漂います。毎回そのギャップに「ドキッ」としたりするのですが、今回も他の2人は花を選んだのに、一人「蛇」に挑戦!ウロコや色合いで悩みましたが、葉っぱをビビットな色にすることで銀箔に負けない画面になりました。

続いて、いつもマイペース、上手いのに、自分の作品に決して満足することのない、ある意味でストイック?なユンソンのパステル画です。
学生クラスの生徒は、こちらが終わりにしても・・・と言っても、「まだ描きます」と宣言する子の方が多いイメージですが、ユンソンはいつも「おわりましたー」「これで完成でいいですかー」の常連さん。描く力はあるんだから!!!とつい喝を入れがちなコメントをしてしまいます。ポットの質感なんて、とても良く描けています。

学生も色んなタイプの子がいて楽しいです♪