小さな大人たち!

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チノです!本日は水曜小学生クラスの自画像をご紹介します!!
他の先生も何度も書いていますが、ゴールデンウィーク中アトリエの階段に飾ってありますので、是非生で作品を見て下さい♪大迫力ですよ~!

写真を見ているだけでも、いきいきとした感じが伝わってきます。特に水曜クラスは楽器を使う子が多かったですね。
男の子は決め決めのポーズで、このままクラブにいても馴染んでしまいそう!?
Zigazou

顔が似ているのはもちろん、ポーズからその子の雰囲気までにじみ出ている感じがします。元気だったり、ちょっとハニカミやさん、おませさん、などなど。
知らない子の作品でも、「この子は普段こんな子かな?」と想像していくのも楽しそうです。

幸介先生やオバラ先生のように、コスプレ(変装)グッズを持っていない私は、家中を探しまわり、母の昔のヘッドドレスや、サングラス、虫眼鏡などかき集めるのにもひと苦労したので、それを使って見事に変装しているのを見るのは本当に嬉しかったです!!全員分作品プリントアウトして保存したいと思います♪

明日より一週間ブログをお休みさせていただきます。
みなさま、よいゴールデンウィークをお過ごしください!

~おまけ~
この自画像は写真をもとに描いたのですが、そのときの楽しそうな一コマ♪
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折れない精神力

Tokiind_2土岐 『あなたの為なら死んでもいい』 油彩

昨年10月の展覧会に出品するつもりで制作し始めたこの油絵。足掛け8ヶ月の歳月を経て、ようやく完成致しました!!!
もう涙涙(/_;)
インド映画で、王様に剣を渡し、「さあ、私を刺したければ刺しなさい!」と挑発するように踊るシーンを描いたそうです。(映画のストーリーではその後、彼女は投獄されるとのこと。)
そんな過激な感情を描いた作品なので、土岐さんは題名にもこだわりました!
昔「愛してる」という言葉を使う日本人が皆無だったことから、外国文学を翻訳家がなんと訳せば日本人に伝わるかと悩み考え付いた言葉「あなたの為なら死ねる」から、この題名を選びました。
全てが熱いよ、土岐さん!
肉感的な体型の女優さんが情熱的に踊るこの絵からは、ほとばしる汗や熱気まで伝わり、それはまるで制作中の土岐さん自身の息遣いにも感じます。女優さんと一緒に踊ったように精魂尽き果てましたよね。お疲れ様でした。
Tokiind1
土岐さんより
「長い間、女優(マドゥバーラー)を弄んだ感があり、とっても申し訳なく思います。きっとこの女優は天国から日本を見つめ毎週イライラしてたことでしょう。
しかし映画を1本取り終わる程の長い間、何度も画面を塗り潰したり描き直したりしたので、踊りのポーズや女優の心境が移り変わる様子を撮影している映画監督になったような気分でした。
この絵が完成してホッとしてるのはむしろ女優の方かも…」

「『こんな風に描かれて私死にたい!』って天国で女優が絶対言ってる!」と、毎週自分を追い込むように叱咤し、当初のエスキースを塗り重ね、削り取り、全く違う絵になりました。体育会系の根性がないとどこかで挫折してしまったと思います。理性的な人では決して辿り着けない境地に登りつめた作品です。   オバラ

天翔る

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幼児クラス  木・クレヨン・水彩

日本伝統の飾り扇子『檜扇』を思い出すような作品です。
扇形風な板材が手に入り、ちょうど端午の節句も近いので、鯉のぼりの絵をクレヨンで描きました。

鯉のぼりは幼稚園生には馴染みが深い分、既成のイメージが強いです。
そのイメージを取り払い、まさに竜が天に翔る様を描いてほしかったこと、色使いにも一人一人のこだわりを見せてほしかったので、導入にいつもより時間をかけて制作を始めました。

どの作品も隣り合う色の選び方が抜群ですよね!
みんな思うままに色を選んで描いていますが、うろこの模様などはデザイン的センスがあると思いませんか?
顔と体の微妙なバランスが愛らしく、そこがまた幼稚園生の描く線の魅力です!

台座付きなので、ぜひ飾ってくださいね。
鯉のぼりシーズンだけ飾るのではもったいないくらいの仕上がりです。

伊藤

多国籍?!

Photo
赤尾です。今日は水曜日小学生クラスの自画像第一弾です!
個性あふれる水曜日クラスは自分の世界観を思う存分出せるこの課題に大盛り上がり!!
撮影時にもどんな変装をするか吟味し、背景のイメージまでこと細かに好きなものを詰め込んで描き上げました!
テーマもそれぞれ全く違って素晴らしい!
左上からカラフルな爆発少女、アラブのお嬢様、海坊主、おませなメイドさん、西部劇のギャングと国籍まで多様です!!これだけ個性いっぱいの絵が描ける場所も少ないですよね!個性爆発でみんな素晴らしい作品に仕上がりました。
左上のなつめはカラフルな衣装に国旗を合わせたい!!と自分で図書館から国旗の本を借りてくるほどの徹底ぶり。完成した絵も元気いっぱい!!各国旗の配置も素晴らしく、デザインセンスと自分のプロデュース力に長けた力作だと思います。
時間を掛けて描いた自画像たちは一枚一枚がものすごいパワーを持っており、階段に並べて飾っていると、その力に圧倒されます。
パワフルで元気いっぱいの作品につられて、アトリエに興味を示してふらっと訪ねて来られる方も最近多い気がします。
第二弾もお楽しみに!!!

いつのまにやら

Kosakisakana小嵜 油彩

本の中から飛び出た魚が水面を揺らし、本の中の鳥はそれを狙っている。古い画集から目のくらむような赤い色彩が発色し奇跡が起きた伝説・おとぎ話がここに描かれているようです。小嵜さんの、ものに生命を与える表現力、物語を創作する想像力は子ども顔負けです。
作者はたくさんの違和感を仕掛け、見る者が絵の中に何かを読み取る努力をしているのをほくそ笑んで見ている、と解釈させつつ、静物として置いてあった画集の中から突然現れていきなり現実世界に入り込んで来てしまった生き物たちに、実は一番驚いているのが作者自身なのではないか?と思わせるようなコミカルさを併せ持っている作品です。「あれ?私、静物画描いてたんじゃなかったっけ?」というつぶやきが聞こえてきませんか?
なんとなく歩いていたら不思議な世界へトリップしてしまったのは、私たちではなく作者自身。トラップを仕掛けたつもりが作者が先に引っかかってしまった。なんてシュールな作品でしょうか!   オバラ

先生バージョンふたたび

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左:凛太郎 右:廉人

どうも幸介です!本日は月曜木曜クラスより、最後に制作が終わりました2枚の自画像を紹介いたします。ありがたいことに凛太郎も廉人も、アトリエでの授業を毎週楽しみに来てくれています。絵を描くことや制作することが好きなようですが、彼らの制作スタイルはすこぶる頑固!!気に入らないものはとことん気に入らなく、ハマったものにはどっぷりとのめり込むタイプです。そんな彼らから「週に一回ではアトリエは少ない」や「アトリエは遅れて参加でもいいから休みたくない」などの意見を聞き、頼りにされつつも、僕も彼らの実直な姿勢に勇気をもらっています。ここのところ授業で「あまり日本は明るい状況じゃないから、せめて自分の前に生徒がいる瞬間だけは底抜けに明るく彼らの時間を豊かにせねば!!」と思っておりましたが、たぶん僕が彼らから元気をもらう量の方が多かったかもしれません。

そして!!今回の課題の1番最初の完成の時のブログでもやりましたが、今回は僕の担当クラスの最後の完成ですので、また「もし幸介先生が描いたらバージョン」を制作してみました!!

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凛太郎/廉人:幸介ver

いかがでしょうか!?予想以上に時間がかかって、ただいま火曜日の朝方になっておりますね……月曜ブログ担当なのに申し訳ございません。それはそうと、やはり人物を絵に描くのは楽しいです。「ゴールデンウィークの時間を使って月・木クラスの全員描きたいかも」という考えが一瞬浮かびましたが、体力的に難しそうですね…

ということでみんな、長く大変だった自画像おつかれさまでした!皆の笑顔が作品になったのを見れて、僕は満足です!!

田中幸介

火曜クラス自画像第二弾

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酒井です。前回に引き続き、火曜クラスの自画像紹介、第二弾です!!

今現在アトリエでは油絵の課題をやっていますが、油絵の静物のモチーフをどんどん描いていくみんなを見ていると、やっぱり人物を描くのは難しかったんだな、と思います。人物は見るところも多く、形が狂ってしまうとなかなか似ない。でもこの自画像、びっくりするほど似ているんですよ!本人と見比べてみて欲しいくらいです。みんながどれだけ一生懸命自分の写真を見ながら自画像を描いたのかがわかります。
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小学生たちの油絵も教室内に飾ってあります。小学生たちの作品の成長をお楽しみに!!

それぞれの個性

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左 ユンヨン 「ティーカップ」 パステル  
右 真惟子 「鮮やかな緑の公園」 ポスターカラー

チノです。昨日に引き続き、今日は土曜クラスの中学1年生の作品をご紹介します♪
ユンヨンは小学生クラスから入会しており、アトリエ歴が長く、集中力も抜群です。今回は初めてのパステルに挑戦。感想を聞いてみると、
「パステルはもっとかいてはっきりうつるのかと思ったけど、思ったよりぼやけてうつっていたけど、楽しかったです。」とのこと。

普段の受け答えがしっかりして、大人っぽくみえるユンヨン。背景も黒系を自ら選び、ぴりっと引き締まっていますが、文章だけ読むと、何だかふにゃっとした笑顔が浮かんできてしまいます。

続いての真惟子ちゃんは、力強いタッチと色の鮮やかさが美しい作品にしあがりました。アトリエに入会してまだデッサン3枚とポスターカラーの作品しか描いた事の無い真惟子ちゃんでしたが、アトリエの日本画ブームの波にのり、次回から日本画に初挑戦です!

これで土曜クラスに在籍する学生の中高生たちはみな日本画を描く事になりました。総勢6名!菊に薔薇に菜の花にヘビに・・・、さて、どう仕上がるのか乞うご期待!

中1へ感謝を込めて

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中1の油彩(下塗り)

小学生クラスから退会せずに学生クラスに持ち上がった子が、アトリエオープン以来最多人数の6人もいます。
6人なんて少ないと思うでしょ?違うんですよ!
新しい環境になって不安な上、部活で帰りも遅くなったり、遠くの私立へ通う子も多く、余裕がなくなります。また進学・成績に関係ない趣味の習い事を続けることは保護者の許しが降りない場合もあり、なんとなく辞めずに続ける、なんてことは不可能なのです。
そんな中で6人も!
中1のみんな、ありがとう!
我々はすっごく嬉しいので、君たちが一週間で一番楽しみな日になるように惜しまぬ努力を捧げよう!
理解して応援して下さる保護者の方々も本当にありがとうございます!

という御礼とともに、実は違う感謝(お詫び?)も。
小学生クラスは1年生から6年生まで同じ時間に同じカリキュラムをこなすこともあり、高学年になるにしたがって、必然的に手の掛かる後輩の面倒を見なければならなくなってしまいます。まるで先生のアシスタントの如く。
早く上手く完成したいのに、その前に周りを見渡して状況を考えて…
中1のみんな、今まで我慢させてごめん!
我々はすごく助けられた恩があるので、しばらく君たちを思いっきり構って甘やかす事を誓おう!

私は人生や将来を悩んでいる学生に「お前たちの時間は限られている。だから他の誰かの言いなりの人生を生きて無駄にする暇なんかない。世間の常識・大勢の意見に惑わされ、自分の内なる声・心の直感を掻き消されないようにしろ。」なんて言いますが、中1の6人はきっとそんなこと聞いたことなくても、自分の強い意志と覚悟でここに残ることを決めたのでしょう。
我々も彼らの思いに報いるように、後悔させないように、エンジン全開でいきますぜ!   オバラ

産まれて始めての絵の具

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2年前に開設された親子クラス、この4月で3度目の春を迎えます。
3月に親子クラスを卒業したお子さんが多く、先日の授業は新メンバーでのスタートとなりました。

授業の始めにお母さん向けにクレヨンの使い方や、こどもの指先の発達の話をしていて、ハッと気付くともう既にこども達は、床に敷いてあるじゅうたんにお絵描きしてる!!もう、待ちきれない感じでした。クレヨンそのものに興味があるのですね・・・。

この日は、親子ペアで1枚の画用紙に描くクレヨンの線あそびから始めました。
この線遊びは、たくさんの長くて元気な線と丸を、2人組みのゲームの中で夢中になっている間に描くことができます。まだ手の力が弱い小さなお子さんもだんだんと筆圧が強く描けるようになる利点もあり、コミュニケーションをとりながら遊びの中にお絵描きの基本がぎゅっとつまっています。親子クラスに通う未就園児だけでなく、幼稚園生親子やお友達同士でも楽しめるのでお勧めです!

ゲームの後は、クレヨンの線を引き立たせる色をお母さんセンスで選んでもらって、こども達が色を塗ります。仕上げは、上の写真をご覧いただくと分かりますが、おしゃれなカバンにしてお持ち帰りしました。

この日は、2歳児がほとんどだったので、絵の具はまだ一度も触ったことがないお子さんばかり。
産まれて始めての絵の具体験!
アトリエの端から端まで繋げたなが~い紙に、絵の具で動物の足跡をたくさん描きました。
小さなリズミカルな点々は、ヒヨコ。長くてクネクネした線は、ヘビ。間隔のあいた大きな丸は、ゾウ。
動物のマネをしながら描くので、筆を持ったまま、歩いたり、走ったり・・・、全身を使っての制作です!
絵の具制作が完成した後も、その長い紙を使って遊びだすこども達。さすが、遊びの天才ですね!!!

伊藤