3つのバージョン!!

どうも幸介です!!本日のブログは、小学生クラスの「仮装した自分の自画像」の完成した作品をご紹介したいと思います。ちなみに本日完成したのは1人のみ。なので、一番の特権ということで、「写真」と「完成作品」と「もしも幸介先生が描いたら」の3つの視点から載せてみたいと思います!!!

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和博:自画像(左より写真、和博君本人の水彩、田中の作例)

いかがでしょうか。どれがいちばんお好みですか!?僕はやはり真ん中の本人の作品が一番魅力的に感じます。彼はいつも笑顔を絶やさない人で、どの課題でも、見るからに楽しそうに制作しています。まぁ笑顔を絶やさなさすぎてちょっとお調子に乗ってしまうこともあるのですが(笑)今回の制作もあーだこーだとギャーギャー言いながら絵の具まみれになっての制作でしたが、完成してすぐ「どーしても今日持って帰りたい!!」と言い切る程、満足感のある完成になったようです(今日は雨でしたので結局持って帰れずじまい…ごめんな!)

今回のこの彼の服装のコンセプトは謎ですが、あれもこれもと身につけた姿が非常に面白く、「遠慮がちな大人では出せないコーディネートだよなぁ」と見入っていました。このハチャメチャ感が絵になりますよね!僕も彼の写真を見ながら描いてて、けっこう楽しかったです。

彼はもうすぐ外国へ越してしまいますが、今日の授業で「幸介先生のクラスで良かった」と言ってもらえて、なんだかしみじみしてしまいました…絵の具まみれになってもみくちゃにされた甲斐があったかな?

和君、あとすこしだけどアトリエでちからいっぱいさくひんをつくって, えのぐでよごれてもいいので みんなとたのしいじかんをすごしましょうね!!

ということで、予想以上に絵を描くのに手間取ってしまいヘトヘトですが、もしも幸介先生バージョンの自画像が見たい生徒がいたら気分次第で受けつけいたしますよ~~。

田中幸介

模写・・・?

Mosya2_4最近暖かい日が続いていますね。春が近づいてきているようで、わくわくと同時にまた新学期が始まる焦燥感にかられています。酒井です。今日は、火曜日学生クラスの幸子ちゃんと南月ちゃんが描いた模写を紹介します。上の二枚が模写の元の絵。エドゥアール・マネの『秋(メリー・ローランの肖像)』(左) と 『ローラ・ド・ヴァランス』(右)。上品な色合いで描かれた美しい二人の女性。この二人が描くと、なんとこうなります!

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 ↑ 左がさちこちゃん。右がなつきちゃん。素敵に予想外な仕上がりです!カラフルな色、びっしり埋まった背景、見えない下半身まで想像で描いてみたり。マジックでびっしりと描き込んだお花も魅力的です。2枚とも、一見して模写だとは思えないオリジナルな世界観を感じさせる絵ですよね。でも元の絵の美しさも決して失われていません。落ち着きをはらった大人女性の美しさ。花柄のスカートをはいて微笑む可愛らしい印象がとても自然に伝わってきます。二人の絵は、ベースはマネの作品ですが、しっかりそこに「自分の世界」を作りあげてしまったみたいです。私が同じ絵を見て描いてみても、きっとこんな素敵な作品に昇華させることは出来ないな、と思います。完成した作品を前に、思わず感嘆の声を漏らしてしまったのでした。本物にいかに近づけられるかだけが、模写の面白さではないのですね。本当に素敵な作品をありがとうございました。次の作品も、今から楽しみにしています!

心地よい不思議

Akane_2茜 高2 鉛筆

チノです。
最近デッサンやパステル画など、観察して描くものが続いたので、空想画にチャレンジした茜ちゃん。
最初は「和室が描きたい」というところからはじまったのですが、だんだんと想像の世界に入り込んでいった感じです。

20世紀初頭に起こったシュルレアリスム(超現実主義)の様な、日常に潜む何か、を感じる作品に仕上がりました。

魚のシルエットが着物に映っているような感じがしますが、暗い中にもくっきりと目が浮かび上がり、可愛いながらもドキッとするような、渦や、迫りくる闇に飲み込まれそうな不安を私は感じました。

みなさんはどのように感じるでしょうか?
観る方によってそれぞれ感じ方も違うのが抽象画の面白い所であると思います。

この解釈が正解!ということはあまりないので、不思議は不思議のまま、ちょっと突き放されたような感じですが、これがなかなか心地よく感じます♪

※アトリエの中3受験組、どちらも第一希望に合格との報告がありました!!おめでとう!
入試再現作品です。
Cyu3左 菜摘 右 海季(本人のケータイ写真なのでちょっと画像がボケてます^^;)

人物画スケッチ

Kurokki112_2人物クロッキー会のお知らせです。
20分ポーズを5回とも同じ姿勢でとってもらう固定ポーズです。
今回は、20代前半の女性モデルの後ろに姿見を置き、鏡に映る姿も描くことができるようにする予定です。
ミオス生徒さん以外の方も参加していただけます。
アドバイスが必要な方はお申し出下さい。

日時   3月5日(土) 16:00~18:00
参加費 1500円 (ミオス生徒 1000円)
持ち物  スケッチブック、画材etc (イーゼル、画板、イスなどはご用意してあります。)
お申し込みはお電話でお願いします。   044-411-1600

皆様のご参加お待ちしております!

どっちが主役?!

Oyako2

伊藤です。
本日は、親子クラスで制作した2種類の作品を同時にご紹介します。
いつもは、2・3歳児のお子さんが中心となった制作をお母さんがサポートしていくスタイルの授業ですが、今週はちょっと趣向を変えてみました。
お母さん制作とお子さん制作用の材料をガラッと変えて、同じ時間内にそれぞれが作品を作るというスタイルです。

お母さん制作の方は、たくさんの布を箱いっぱいに用意して、布オンリーのひな人形作りです。
予想はしていたけれど、それ以上の集中!!作り方を説明したあと、制作に入った途端に「・・・・」。
途中で私が「何か質問はありますか~?」の声にも「・・・・」。
未就園児のいるご家庭では、1時間でも、お母さんが何かに没頭できる時間って、なかなか持てないですからね。
貝の上でピタッと寄り添うお内裏様とお雛様は、見ているだけでも幸せになりそうな温かみと優しさが伝わる作品に仕上がりました。

一方お子さんの制作は、紙がメインのひな人形です。
着物部分だけ折り紙で折ってあるので少しボリュームがあります。お内裏様を良く見ると烏帽子のはずが、シルクハット風のモダンな帽子を被っているのもご愛嬌!台座の模様をイメージして、紙皿をクレヨンでカラフルに塗り、壁掛けひな人形に仕上がりました。

お母さんもお子さんも、どちらもが自慢したくなる作品ですね!

風を感じる絵

Photo佐藤 油彩
赤尾です。今日は佐藤さんの油彩画をご紹介します!
今回のモチーフには鮮やかな花が多く、チューブから出した色そのままでは画面がまとまらず悩まれていたときもありました。
風景画を描くとき、個々のモチーフの存在感が強すぎて、画面がバラバラに見えてしまう経験に思い当たる方はいらっしゃると思います。
ビビッドすぎる色味を抑えたいときは影や反射光に反対色や空の色など、別の色味を入れてあげると落ち着いた自然物らしい色使いになります。また緑や青などが多い風景の下地に、最近はピンクなどの真逆に近い色を塗り、その下地を生かして描いて行くような進め方もアトリエ内でひそかなブームです。
描くものが多い風景画、思考錯誤の結果手前の鮮やかな花と奥の山並みの遠近感が出ており、秋の風が吹きぬけるような気候が想像できる絵に仕上がりました。
描きたいときに描き、休むときは休む・・・と絵に対して素直で切り替えの早い佐藤さん。次の絵もマイペースに仕上げて行ってくださいね!

隠れた天才、再始動!!!

Soutauma_2どうも、創太です。中1です。
学生クラスの授業中ノリ先生が派手な格好でチャラチャラ画廊から帰って来て、いきなりブログを代わるよう言い仕りました。

今回、僕がデッサンのテーマとして選んだのは「動物」です。写真を見て分かるように、馬を描いています。
といっても、最初からうまく描けるはずがないので、骨格から描き始めています。母が学生時代に使用していた動物画の本を貸してもらい、それを見て骨格の特徴などをつかんでいます。
今は練習のため、真横からみた画を描いていますが、ある程度の練習をつんでから馬の動きにはいっていくつもりです!!!
・・・・・・・・が、小学生クラスと同様で今は自画像をかいているので少々遅れます。もちろん、自画像もブログに載せるつもりです。
お楽しみに!!!w w w w w >(;@;)<

芸術雑誌を読もう

どうも幸介です!!突然ですが皆様、雑誌は読まれますか?僕は毎月大量の雑誌を読みます。芸術に関する洋書を中心に少年誌やらサブカル誌など、それはもう大量の雑誌を読むわけです。一昨年に生徒の皆様に配布していたアトリエ会報誌「よむミオス」でも紹介したりしていましたが、今回改めてこのブログでオススメの雑誌を紹介したいと思います!!

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WAD MAGAZINE【フランス】値段:だいたい3000円程度

この雑誌はファッションの都フランスのファッション紙なんですが、誌面作りが毎号とても刺激的!!雑誌名の「WAD」も「We Are Different」の略というだけあって、毎号ファッション紙だと言うのにもかかわらず表紙に洋服は登場しません。けっこう分厚くて350ページくらいあります。掲載写真も美しく、上記画像のアルファベットの写真も、よくみると実は高価なブランドのバッグや服を並べてアルファベットの形にして撮影された写真だったりします。毎号毎号テーマが明確に決められていて、たとえば「デニム」がテーマだとしたら350ページひたすらデニムです。テーマに対する追求が写真的にもすごく面白かったりします。洋書コーナーで見つけたら是非立ち読みを!!

201102212
WERK【シンガポール】値段:だいたい6000円程度

めったに見かけることの無いグラフィックマガジン。それもそのはず、生産数が極端に少ないんです。なぜなら、一冊一冊が、毎号すべてハンドメイド!!!それでも、あくまでも雑誌です。塗る、貼る、切る、縫う、破る等、「紙」という素材に対して出来ることが色々なされてる素敵な雑誌です。表紙に布が縫い付けてあった号は、布を止める為にむき出しのマチ針が刺さってました(笑) とうぜんハンドメイドですので、全く同じ物は存在しません。例えば同じ「WERK第5号」でも、表紙の色が違ったり紙の破け方が違ったりするんです。雑誌自体を買わなくてもウェブで様々な記事を読めてしまう現在ですが、この雑誌は誌面をハンドメイドでひとつひとつ作るという、時代とは逆行した価値を見いだした雑誌ですね。ずっと取っておきたくなる雑誌です。

以上2雑誌を紹介しましたが、両方とも本屋でめったに見かけ無い上に、ただの「雑誌」とは言いがたい価格設定がネックですね…。ですが、これはほんとに皆様にも実物を見ていただきたい!!両雑誌ともブログに載せるにはキワドい描写もあったりしますので、ここで全ての魅力を紹介しきれないのが残念です…ということで、ご興味のある方は僕までどうぞ!!

田中幸介

「絵」を描くこと。

Masatohana_3半澤   アクリル・顔彩・色鉛筆・マジック

一日中外に出ないと、なんだか悪いことをしたような、損をしたような気持ちになりますね。酒井です。
今日は、ただ今モンミュゼ沼津 沼津市庄司美術館にて企画展示中の、半澤真人さんの作品の紹介です。以前小原先生が展示のご案内を載せていましたが、今月末まで展示もやっていますので、ステンドグラスのような背景が魅力的なこの一枚をご紹介させていただきます。

写真では上手く見えないかもしれませんが、緑の葉っぱの上にも、背景のように細か~く色鉛筆で色がのせてあって、一枚として同じ色の葉っぱはありません!お花やインコはアトリエに置いてあるモチーフを見て描いたものなのですが、本物の何倍も色鮮やかで、作り物の花や鳥を見て描いたとは思えないほど生命力に溢れた描きあがりです。

絵具で、色鉛筆で、マジックで、何重にも重ねられた細かい描きこみが魅力的な半澤さんの絵。もちろんどれも長い時間をかけて描かれたものです。ひとつ塗っては色鉛筆を持ち替えて、もうひとつ描いてはまた違う色に持ち替える。私は学生クラスにいたころから、いつもにこにこ楽しそうに微笑んでいる半澤さんの姿しか見たことがありませんが、どんなに細かい描きこみもひと筆ひと筆、線の一本一本を大切にするように色をのせていく姿は、思わず見る人をドキッとさせるものがありました。

リアルに見せるための技術や色の使い方など、絵もある程度は勉強と同じで人から学ぶことが出来るものですが、絵を素敵に見せるのは、勿論そういった要素だけでは無いですよね。それはモチーフに対する愛だったり、絵を描くのが、物を作るのが楽しい!という気持ちだったり、見た人になにかを「伝えたい!」という思いだったり。いつも笑顔で画用紙に向かう半澤さんの姿を見て、自分の絵を、モチーフを大事にすること。絵を描くという行為を純粋に楽しむということ。私も忘れずに制作をしたいと思いました。

美術館展示は27日までですので、ご都合が合いましたら是非、足を運んでみて下さいね!
詳しくはこちらをご覧下さい。

水曜小学生クラス操り人形第ニ弾♪

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チノです。水曜小学生クラス操り人形第2弾です!・・・全員分アップしたかったのですが、画像が見つからず申し訳ないです;
ひもつけに悪戦苦闘しながらもなんとか完成できました。大きいものを作る子や、小さいものを作る子、人形、ではなく「顔面」を作りたい!という子など、個性溢れる水曜クラスでした。

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今は変身した自画像を描いています!
低学年が多いこともあり、いつもにぎやかな水曜クラスですが、画用紙に自分の顔を描く姿は真剣そのもの。あと2回の授業で色を塗って完成させます。がんばろう~!