成長の兆し!?

20110124
「古びた水道管」 拡 高1 鉛筆デッサン

どうも幸介です!!本日は学生の作品を紹介いたします。まずは本人のコメントから↓

「筒の部分の明暗、あと蛇口の形がうまくいかなかったけれど、自分なりにいい出来でした!」

ーーーー姉の推薦でアトリエへやってきた彼は、サッカーやゲームが好きな絵画とは無縁(?)のほんわかした青年で、僕たち講師も「ほんとうに描きたいのかな?」とたまに思ってしまう程。飲み物で例えるなら「粉で作ったポカリスエット」のような印象の持ち主です(良い意味ですよ)。しかし、なんだかんだでアトリエで絵を描き始めてから一年程が経ちます。静物デッサン、人物デッサン、油絵、彫像、木工、いろんな画材を体験して、今回またデッサンに戻ってきました。そしてやっと、彼にも光が見えてまいりました!!!

今回の作品は、アトリエの講師のデッサンを模写した物です。見本のデッサンは水道管の構造を忠実に捉えた美しいデッサンなんですが、それを模写した彼のデッサンは美しくないです。しかし、見本には無い「泥臭さ」や「使用感」などが何故か出ている素晴らしい作品となりました。個人的にはこちらの絵の方が見本よりも魅力的です。デッサンとはただ綺麗なだけではなく、こういった味わいが必要ですよね!本人もタイトルに「古びた」という言葉を使ってるあたり、なんとなく絵の持ち味に気づいているのではないでしょうか。まさか彼からこんな作品が生まれるとは思ってなかったので、今回は特別にサービスして、上記作品画像も背景に錆びた鉄板の写真を合成して雰囲気を出してみました。サービスサービス!!

ということで新年一発目から良い作品が出来た彼、幸先良いスタートです。錆びた金属や壊れた器具など、きっとそういうモチーフが彼には合うかもしれない。今後が楽しみになってきました。粉で作ったポカリから、この一年でアクエリアス、もしくはゲータレードぐらいまで彼は進化出来るのか!??とにかく密かに期待しています!

田中幸介