あやつり人形完成!!

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月曜&木曜クラスより抜粋 授業風景

どうも幸介です!!小学生クラスの木っ端で作る「あやつり人形」が、月曜日クラスが完成しましたので紹介させていただきます!講師陣の予想よりも、だいぶ凝った作品が出来上がった月曜クラス。細かい破片を寄木細工のように張り合わせたり、「あやつり人形」と称していいのか分からないくらいイカつい作品が出来上がったりと、予想の斜め上をいく仕上がりとなりました!

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とりあえず皆楽しそうです。「早くもって帰って友達と遊ぶ時に持って行きたい!」とか、「大きすぎるから来週お母さんがお迎えに来た時に持ってもらう?」と聞くと「やだやだ!どうしても今日持って帰りたいの!!!」と言われたりなど、本人達も大満足の出来となりました。いやぁ頑張った甲斐があったなぁ。みんな大好きな工作で、しかもアトリエのリニューアルもあって気持ちが高揚したせいか、いつもよりもさらに活動的だった月曜クラス。4~5人の話を聞きつつ背中に生徒をおぶって、さらに右足にまとわりついた生徒を引きづずりながらラジオペンチ片手にみんなを手伝いながら教室をまわるという、年始から聖徳太子もビックリの働きを見せた僕自身を誉めてやりたいところです。。。壮絶だったぜ。。。とにかく、この課題は個人的にも是非やりたい課題だったので、クオリティの高い作品が沢山生まれて大変嬉しく思っています。今年も良いスタートがきれましたね!!!

ちなみに来月の課題も注力していきます。すごくやりたかった課題です。2011年のカリキュラムは楽しい課題でありつつも講師陣の試行錯誤の跡が見える魅力的な課題となっておりますので、来月からも楽しみにしてくださいね!

田中幸介

少し早めの・・・

Tyoko

一昨年のバレンタインデーは受験日でした。この時期になると思い出しますね。酒井です!先週の火曜学生クラスは、ちょっと早めのバレンタインデーということで、チョコレートを作りました!バレンタインデーは世界各地で男女の愛の誓いの日とされてはいるものの、国によって祝い方は様々で、特にホワイトデー(バレンタインデーと対になるような日)があるのは日本独特だそうです。最近のバレンタインは、従来の日本的な「女性が好きな人にチョコレートを贈る」といったイベントとは違ったものになりつつあるらしいですね。「義理チョコ」や「友チョコ」など、いろんな気持ちを込めることが流行り、もはやバレンタインは日本の新しい「食文化」になりつつあるとか。

勿論オリジナルチョコレートを作るためのレシピやキットも増えているようです。今回使ったのもそのひとつ。石膏のように時間がたつと固まる液体の中に、イチゴなど形を取りたいものを沈めて固める。液体がしっかり固まったら、イチゴはゆっくり引っ張りだします。すると、イチゴが埋まっていた部分はすっかり硬化して、イチゴの形がぽっかりとれています。あとは、とった型の中に溶けたチョコレートを流し込んで固めると、ぶつぶつまでリアルに再現されたイチゴ型チョコレートが出来る、というわけですね。まさしく石膏と同じです。拳を入れて形をとれば、リアルな「拳骨チョコ」が出来るわけです。手作業ではちょっと難しい位のリアルなものって、作れると感動しますし楽しいですよね!小学生クラスだったとき作った石膏の手は、未だにとってあります。(ちなみに10年前です)

今回は、イチゴの他に指の型やレンコンの型をとってみたりもしました。「バレンタインに指型チョコレートがバラバラ贈られてきた!」なんて、ちょっと面白いかもしれませんよ!チョコレートに限らず、マカロンやケーキなど、簡単に作れるレシピやデコレーション用の器具が沢山売っていますよね。せっかくですのでクリスマス会の時のように、お菓子を使った食べられるアートで楽しんでみてはいかがでしょうか??

ドキドキな季節

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菜摘 中3 鉛筆

チノです。いよいよ受験シーズンに突入しましたね!アトリエでも何人か受験生がいるのですが。。。。
いつもはやきもきする事もありましたが、今年は不思議と私たち講師の気持は落ち着いています。

上の作品も、美術系高校を目指す菜摘ちゃんが試験対策として描いたもの。
最後の一ヶ月は一枚描くごとに確実に観察力が高くなってきているのを実感でき、意欲と吸収力の底知れなさに改めて驚かされました。

実は試験はすでに終わっているのですが、試験中、緊張したのは始めだけで、描くのに夢中になって楽しかった!と言っていました!!

楽しんで描けてきたのなら最高ですね!

受験生のみんな、頑張れ~!!

和装を描く

Mourikanojo_3毛利 『奮闘する俺と彼女のシュルレアリスム』 色鉛筆

今年初めての人物クロッキー会のお知らせです。
20分ポーズを5回とも同じ姿勢でとってもらう固定ポーズです。
今回は、20代前半の女性に古典柄の着物を着てモデルをしてもらう予定です。
ミオス生徒さん以外の方も参加していただけます。
アドバイスが必要な方はお申し出下さい。

日時   2月5日(土) 16:00~18:00
参加費 1500円 (ミオス生徒 1000円)
持ち物  スケッチブック、画材etc (イーゼル、画板、イスなどはご用意してあります。)
お申し込みはお電話でお願いします。   044-411-1600

皆様のご参加お待ちしております!

小学校受験 絵画

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昨年秋に小学校受験が終わり、ホッとしていたのもつかの間、年明け1月から小学校受験クラスが新たにスタートしました。
こちらのクラスは、春に新年長さんになるお子様対象のクラスです。
昨年プレ受験クラスから引き続きご受講されている生徒さんに、新しくお友達も増えました。

既にアトリエに通われているお子様も、もう一度お絵描きや工作の基本的な制作が身についているかどうか確認する良い機会です。また、これからスタートされるお子様には、基礎を身につける大事な時期なので、少しずつステップアップしていくアトリエ独自のカリキュラムに沿って、楽しんで制作してほしいなと思います。

今日ご紹介する絵画は、受験プライベートレッスンで制作したものです。

手前後姿のお母さんは、スケートリンクの外にいて、そこに向かって勢いよく滑ってくる自分が躍動感あふれています。
また、お兄さんを小さく全身描くことで、自分とお兄さんとの間に距離間が出て、広いスケートリンクを気持ちよく滑っている2人がよく描けていますね。

最近、この絵を描いたお子さんは、動きのある人物を描くことに自信を持ち始めています。手足の動きだけでなく、体の向きや髪の毛のなびき方まで想像して描くほど、描写力と観察力がぐっと伸びてきているなと感じます。
この力が今出始めているのも、基本がしっかりと身についているからこそ。
今後が楽しみです。

幼稚園春休みの頃には、春期講習を予定していますので、詳しくはお問い合わせください。

*3月27日(日)13:30~15:00
*4月 1日(金)13:30~15:00
(両日とも新年中・新年長合同授業です)

伊藤

空高く響け!

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赤尾です。
一年以上かけて遂に完成した、石山さんの油絵をご紹介します!
展覧会に出品された蓮の花の日本画など、他の生徒さんたちをうならせる描写力をお持ちの石山さん。
途中日本画や石膏などを挟んだので、一年間描き続けたわけではありません。
むしろ描き始めの段階から、ひと目見た印象は今と同じくらいの完成度を誇っていました。
ですが石山さんはシャツの色を写真とは違う色に変えてみたり、子どもたちの油絵に影響を受けて描き方を工夫してみたりと、思考錯誤して一年以上絵と向き合いました。
この絵の魅力は何と言っても男の子の表情とトランペットの質感表現ですよね!
一生懸命トランペットを吹く表情や柔らかそうな肌の描写が生き生きとしています。背景などまわりの色をほとんど寒色系で描かれているため、肌のピンクがかった暖色に、ぐんと生命力を感じます。
トランペットの描写はさすが石山さん!と思わせる表現力!
サインも緑の背景にオレンジを利かせて動きのある入れ方にされており、音楽が聴こえてきそうなこの絵にマッチしています。
一枚の絵に長い時間向き合い、煮詰まったこともありましたが、その甲斐がある完成度の作品が仕上がりましたね!長い期間お疲れ様でした!

鳶が鷹を産む

Masatobijyutukan_3半澤真人 『自画像』 アクリル・顔彩・色鉛筆

真人君の美術館デビューです!
銀座で個展を開いた際、沼津市庄司美術館の館長がたまたま見てくれ、今回の展覧会が決まったそうです。
少々遠方ですが、ぜひ多くの方にご覧頂ければ嬉しいです。

彼との出会いは17年前。
オープンしたばかりのアトリエに、当時高校生だった彼が入会しました。
溢れる才能に感嘆しながら、いつかこんな日が来ること信じて応援してきました。
こんなに誇らしいことが、私の人生に訪れるなんて!感涙です。

半澤真人のタブロー(絵・tableau)は、水彩のみの作品数点を例外として、ほとんどが混合技法(ミクストメディア)で制作されている。画用紙を支持体にし、それに鉛筆で下書きをしてからアクリルや水彩で下塗りする。その後に顔彩やマジック、色鉛筆、ポスターカラーでモチーフを描き起こし、背景が最後に描かれる。
青が好きな彼は、下塗りに紺や藍を選択することが多く、そのため時間をかけて丁寧に形を追った下書きが一切消えてなくなることもしばしばあるが、がっかりしたり、自棄になったりした様子を私は一度も見たことがない。制作に対する意欲と情熱はそんなことをものともせず、また一から描き直す。
とても真似のできないこうした一見無駄に思える作業を重ねるのも、偶然ではなく彼の制作のプロセスの中に必要なものなのだ。
かけがえのない貴重なものを愛でるように対象を眺め、賛美するように描く。
実際の制作風景は実に優雅である。口元には微笑を湛え、時には嬉しそうな小さな笑いも交じる。
それとは対照的に最後に取り掛かる背景は、目もくらむような色彩が使われたデザイン的な紋様の洪水で溢れ、余白の響き(美)を好む日本人にとってはいささか鬱陶しく、窮屈に感じられるかもしれない。しかし、ともすればバックの方が主役であるかのような漲るエネルギーを前に、誰もが抵抗できない引力のようなもので捉えられ、目が離せなくなるだろう。
その表現はあくまで自らの手練で作り上げていくもので、他の介入を許さぬ自主的精神によって貫かれている。
半澤真人の作品それはファインアートとデザインの見事な融合なのである。

絵画教室アトリエ・ミオス代表 小原京美

(上記の作家紹介、オバラの美術館(文章)デビュー! いつか作品でデビューしたいもんです…トホホ)

半澤真人作品展“ぼくのパレット”
【モンミュゼ沼津】沼津市庄司美術館(二階展示室)
住所 〒410-0863 沼津市本字下一丁田900-1 [地図 Google ]
電話 055-952-8711
FAX 055-952-8711
日時 2月5日(土)~2月27日(日)
開館時間 10:00~17:00 (最終日16:00 )
休館日 月曜日
観覧料 200円
駐車場 8台(無料)
ホームページ http://www18.ocn.ne.jp/~monmusee

成長の兆し!?

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「古びた水道管」 拡 高1 鉛筆デッサン

どうも幸介です!!本日は学生の作品を紹介いたします。まずは本人のコメントから↓

「筒の部分の明暗、あと蛇口の形がうまくいかなかったけれど、自分なりにいい出来でした!」

ーーーー姉の推薦でアトリエへやってきた彼は、サッカーやゲームが好きな絵画とは無縁(?)のほんわかした青年で、僕たち講師も「ほんとうに描きたいのかな?」とたまに思ってしまう程。飲み物で例えるなら「粉で作ったポカリスエット」のような印象の持ち主です(良い意味ですよ)。しかし、なんだかんだでアトリエで絵を描き始めてから一年程が経ちます。静物デッサン、人物デッサン、油絵、彫像、木工、いろんな画材を体験して、今回またデッサンに戻ってきました。そしてやっと、彼にも光が見えてまいりました!!!

今回の作品は、アトリエの講師のデッサンを模写した物です。見本のデッサンは水道管の構造を忠実に捉えた美しいデッサンなんですが、それを模写した彼のデッサンは美しくないです。しかし、見本には無い「泥臭さ」や「使用感」などが何故か出ている素晴らしい作品となりました。個人的にはこちらの絵の方が見本よりも魅力的です。デッサンとはただ綺麗なだけではなく、こういった味わいが必要ですよね!本人もタイトルに「古びた」という言葉を使ってるあたり、なんとなく絵の持ち味に気づいているのではないでしょうか。まさか彼からこんな作品が生まれるとは思ってなかったので、今回は特別にサービスして、上記作品画像も背景に錆びた鉄板の写真を合成して雰囲気を出してみました。サービスサービス!!

ということで新年一発目から良い作品が出来た彼、幸先良いスタートです。錆びた金属や壊れた器具など、きっとそういうモチーフが彼には合うかもしれない。今後が楽しみになってきました。粉で作ったポカリから、この一年でアクエリアス、もしくはゲータレードぐらいまで彼は進化出来るのか!??とにかく密かに期待しています!

田中幸介

卒業制作展

Sotusei

昨日少し遅めの誕生日プレゼントに、蛙カレンダーを貰ってニヤニヤしてます。酒井です。先日、武蔵野美術大学の卒業制作展に行ってきました。美大の4年生が、卒業前に作った最後の作品を学校で展示しています。一日で全て見ることは出来なかったのですが、沢山の作品を見ることが出来ました。一番印象的だったのは、大きな展示場の、桜を描いた日本画作品です。ご本人に許可はとれなかったので、大きな写真は載せられないのですが、かなり大きな絵で、とても印象的でした。木炭で描いた木の幹の描きこみがとても綺麗で、色自体はほぼ白黒に桜のピンク色程度で沢山は使っていないのですが、しっとりとしていて荘厳な桜の雰囲気が、本当に丁寧に再現されていました。私は日本画の画材使ったことは無いのですが、こういう神秘的な雰囲気はまさに日本画だからこそ出せるものだなぁ、と思いました。その他、金工の骨を模したアクセサリー、テキスタイルの作品などもとてもカラフルで素敵でした。

この展示が卒業生にとっては4年間の集大成となるわけですが、先輩方の作品はどれも本当に気合いの入った大作でした。2年後、私にもこんなクオリティのものが作れるようになるんだろうかと不安にも思いますが、こればっかりは毎日課題をこなしながら頑張っていくしかないんですね。少しづつでもいろんな勉強をしていかなくては!と改めて奮い立たされるような気持ちでした。

いろんな学科、専攻の人がいるので、展示作品も油絵や日本画などの平面作品、彫刻、陶芸にガラス、金属のアクセサリー、車のモデルや家具、建築模型に映像作品まで、本当に幅広いです。開催期間は短いですが見所は沢山なので、興味がありましたら来年、是非行ってみて下さいね!

水彩、色鉛筆で深みがアップ?

St330344檀 「(タイトルの紙をアトリエに置いてきてしまいました;)」水彩 色鉛筆

チノです。
今回の檀さんの作品は、バレエを習っているお友達からのリクエストで「バレリーナ」をテーマに描いたそうです。すらっと伸びた手足と、チュチュ、周りの植物が伸びやかに描かれていて、静かな中にもふわっとした動きを感じます。

全体の雰囲気、色調は既に確立されてきているので、これからは手の形などのより細かな部分にまでこだわっていくとさらに魅力がアップしそうです!

St330345緑系のチュチュのなかにオレンジ色が隠し味として描かれており、透明感がより強調されたように思います。
絵具で色をのせようとすると、色が強すぎたり、変に濁ってしまったり強弱の調節が難しいですが、乾いた上から色鉛筆をつかって色をのせていくと混ざる事もなく、オススメですので、興味のあるかたは是非試してみて下さい。

水彩と色鉛筆は相性の良い画材だと思います♪