人物クロッキー会

32takebet竹辺 『Aさん』 油彩
(前回のクロッキー会で描いたスケッチを元に油絵で仕上げました。)

人物クロッキー会が明日の土曜日 11月1日 16:00~18:00 に開催されます。
今回のモデルさんはスレンダーな女性で、20分ポーズを5回とも同じ姿勢でとってもらう、固定ポーズとなります。
モデルさんを見ながら人物画を描いてみませんか?ミオス生徒さん以外の方も参加していただけます。アドバイスが必要な方はお申し出下さい。お待ちしております!
参加費 1500円 (ミオス生徒 1000円)
持ち物 画材 スケッチブックetc (イーゼル、画板、イスなどはご用意してあります。)
お申し込みはお電話でお願いします。   044-411-1600

HAPPY HALLOWEEN

P1000055

幼児クラス

ハロウィンのイベントは日本でも定着してきているようですね。こども達が仮装して街を歩いたり、ホームパーティを盛り上げる「魔法使いの洋服と帽子」を作りました。

まずは、黒いビニール袋に好きな絵を描きマント作り。黒いビニールに描くということでいつもと気分が違うのか?出来上がったら着られる楽しみがあるのか?何だろうこの静けさは?みんなしばらく無言になって描くほどの集中力!!

マントもとんがり帽子も好きなものを描いていいよといったものの、やはり女の子は星やハートにかわいい魔女の絵を描いたりキュートな魔法使いに。男の子は、ガイコツの絵や不思議な形の組み合わせの模様などかっこいい魔法使いに変身です。

授業の後半はもう早く着たくてしょうがない様子で、マントを身にまとい、ちっちゃなかわいい魔法使い達がたくさん走り回っていました。
これでハロウィン当日はバッチリですね!
明日は、アトリエで作った帽子と洋服を着た魔法使いを街で見かけるかもしれませんね。キャンデーのご用意を!!     伊藤

写生

Suketti_2オバラです。
小学生クラスは『街を描く』風景画を制作中。
アトリエ目の前の、商店街ど真ん中でありながら、安全なフリースペースで、思い思いの場所を選び描いています。
外でのスケッチにみんな夢中ですが、なぜなんでしょう?気分が変わるから?ギャラリーが褒めてくれるから?絵の具をこぼしても怒られないから?
傑作が生まれそうな予感です♪

個展のお誘い

Okanami大人クラス(チケット制)の岡さんが、個展を開催しています。
今回は今までのかわいいパステル画の路線ではなく、シュールな印象を受けました。
ぜひ皆様、ご高覧下さい!

★展示会名
  岡 奈弥 展「中」
★展示期間
 2008年10月27日(月)~11月1日(土)
 12:30~19:00  最終日17:30まで
★開催場所
 Gallery 銀座 フォレスト・ミニ
 東京都中央区銀座1-9-8 奥野ビル5F
 Tel 03-3564-3564
 地下鉄有楽町線「銀座一丁目駅」10番出口より徒歩1分
 地下鉄銀座線「京橋駅」2番出口より徒歩4分

色相感

1027
【 左=幸介(ガッシュ) 中=半澤(色鉛筆) 右=マティス(油彩) 】

どうも幸介です。

今日アップした作品の中央、大人クラスの半澤さんの作品ですが、色と色との対比がとても気持ちいい作品です。偶然で色を決めているのではなく、置くべきとこに自分の色を置いているように感じます。彼はあまり多くを語りませんが、この色使いは見ていて気持ちがいいし、各色の面積も素敵で、彼は色使いのリズム感がとても良い。激しかったり心の内面をさらけ出すわけではないのですが、確かな存在感があります。

僕も絵を描き色を決める時、他人からみれば「なぜそこをその色で塗るの?」と聞かれることもありますが、なんとなく漠然と絵が出来上がる前から「ここは赤」だし、赤の次だから「ここは紫だ」と、言葉にならないような感じで色が決められて行きます。半澤さんと同じように、それは決して偶然では無くて、思いつきではありますが選び抜いた色なんです。

そして右のマティスですが、個人的に好きな作家なので並べてみました。やっぱり美しいです。偶然性をもある程度コントロールしたかのようなリズム感は、さすがと思わせます。マティスと言えば青い抽象的な人物画が有名ですが、彼は色使いにこそ魂が宿っているような気がします。

……っていうか半澤さんやマティスと並ぶと自分の絵が霞んで見えますね…。色は奥が深いです…。

以上、幸介でした!!

模倣は創造のはじまり

Chitose1ちとせ 鉛筆デッサン

今日は中学生の彼女のデッサンをご紹介。
本人が苦手な「手」というモチーフに向かうため、アトリエに置いてあるデッサンの本を見ながら、その中の一枚を模写をしています。

彼女は最近、素材の質感・特に柔らかいものを表現するのに苦戦していました。
手もそれに然りで、明るいところを描こうとするばかりに、固い鉛筆を使っているうちに、手の表情も固くなってしまったということ。

ここで彼女の過去の失敗をひとつ、いただきましょう。
「固い鉛筆=(濃く描けない)→明るいところを描く用と思って、使っていた」
もったいない!
固い鉛筆でも強い陰を、また線を重ねて軽い布地を描くこともできるはず。
逆に、明るい場所の表現も、柔らかい鉛筆で描いても効果的なことも多々あります。
○○を描くのにはこれが正解、という公式も(本当は)ないのです。

じゃあどの鉛筆を選んで描けばいいか?
私なら、これの答えは・・・ とにかく、いろいろと試すこと!

少しやってみて、違うかな?と感じたら、思い切って鉛筆の持ち方を変えてみたり、削り方からもちょっと変えてみてもいいかもしれません。
削り方ひとつで、意外に鉛筆を寝かせて描きやすくなったりもするものなので。
そういった発想も色々とありますので、気になった方は次回ぜひ講師をつかまえて聞いてみて下さい。

そして、いろいろやってみるきっかけの一つとして、彼女のようなデッサン模写もとってもオススメです。追いかけているうちに、今までのやり方だとできなさそうな表現が必ず出てきます。そこで鉛筆と新しく格闘するのも、必殺技が増える格好のチャンスですね!

いしやま

責任と覚悟2

昨日の続きのような話になりますが、先日書いた胃が痛い受験生にもスタッフ全員で、立ち向かっています。
スタッフ日誌(メール)より…

面接での教授の印象を考えて、苦手でも頑張って色を使って思い切り描くよう伝えました。また家にガッシュがあるそうなので、持って来て描かせることになりました。本人は「今まで描いたのを貼ってもいいし」と言って妙に余裕なんですが、とにかく今できる最大限のデッサン力がわかること、また一生懸命取り組んだことがわかる絵を描かせたいとは思います。暗いテーマは禁止しておきました、また配色についてもよくわかっていないようなので、エスキースを色の配置までしっかりさせた方が良いと思います。明日画材を持参してきたら指導を宜しくお願いします。

今日はアイデアを決めたので、あとはクオリティを上げたり煮詰めたりしていく形になります。
彼女と明るく会話をし、良いところを見つけながら一緒に制作していく、という姿勢がいいのかなと思いました。良いところを引き出すというか。
絵はつらい思いをしながら描いたりもしますが、まず前提に「楽しい」ということがあって乗り越えられる辛さや苦悩なのではないでしょうか。
ましてアトリエは会社でも予備校でもなく教室です。楽しくもないのに、受験だけのために通っているのでしょうか。またそうだとしても、それでも通う意味はあるのでしょうか。最近彼女が楽しそうに絵を描いているところを見ましたか?
彼女に出す課題云々ではなく、彼女から発見する努力を皆していなかったように思います。
無理やり誉めて伸ばすのとはワケが違います。ちゃんと対話をすれば出てきます。

受験をしようとしている、またそこからデザインの世界に入ろうとしている生徒に、ここで挫折や大変さを少しでも知ってもらう必要は必ずあると思っています。たとえ気持ちが絵から少々遠ざかっても。
そこに向かう人間なら、モチベーションや課題を乗り越えるエネルギーは本人から出て当然なはずですから。
しかし「こちらが引き出してあげる」という考えも必要なのかもしれません。

「受験、受験」と追い立て(これもやさしさのうち、ですが)、本人も思うようにいかず、私たちも思いが伝わらず、もやもやした状況続いていた気がします。でも、皆でもやもやしていてもしょうがないんですよね。本人が楽しさを見いだしていければいけないことですが、上からものを言うだけではなくて、彼女の方に近づいていかなければいけないんだと感じました…。

答えが一つではない問題。正解があるのかもわかりませんが、皆で考えて行くつもりです。

責任と覚悟

オバラです。
展覧会中に行った【美大受験オリエンテーション】に親子で参加した中学3年生から「あの後、よく考えました。私には美術に対しての情熱が足りない気がします。普通高校に3年間通って、もっと好きになれる事、探したいと思いました。だから今描いているこの絵をすごくいい作品に仕上げてアトリエを卒業します!」と晴れやかな笑顔で言われました。今まで描いた中で一番のびのびしたデッサンになりました。

同じくオリエンテーションに参加した一般大学に通う学生さんから「安定した未来の為に、好きだった美術を諦めたつもりでした。でももう一度可能性を求めてみたくなりました。」と相談されました。覚悟を決めた顔でした。

人の未来を背負う責任の重みを忘れずに、時には一緒に迷いながらも先に進んで行きたいと思っています。

粘土で動物

P1000023_3P1000022_3

小学校受験プライベートレッスン 年長

今週は小学生や中学生のブロンズ粘土作品が次々と紹介されていますが、それに引き続き、小学校受験プライベートレッスンでの立体粘土作品もご紹介します。

こちらも立派な作品ですよね!
受験クラスは絵画だけではなく、時には工作や粘土、またグループ制作などのカリキュラムがあります。
この作品を作った年長さんは、粘土制作をとても楽しみにしていただけあって、粘土を触る手にも力が入りものすごい集中力で一気に作りあげました。

小中学生のように粘土の芯となる針金やシュロ縄は使わずに、油粘土(1kg)だけで塊から頭や足などを指でつまんで引き出して全体の形を作っていきます。

どっしりと存在感のある体と大きな口をあけたカバの表情がよくできていますね。
4本足でしっかりと立ち、草を食べている馬の様子もよく現れています。
どちらも良く見ると口のなかに食べ物が入っているんですよ!

粘土制作は試行錯誤しながら作っていく過程が大事です。物を立体的に捉え表現できるかどうかだけでなく、受験絵画でよくテーマとなる動物を描く時に、立体制作の経験があると動物の体をイメージしやすくなります。この制作のときにも動物の体のパーツの位置を再確認できました。

「プレ受験クラス」は今週よりスタートしました。来期の受験クラスの前に、絵に親しみを持ち苦手意識をなくして良いスタートができるようぜひこの時期からの受講をお勧めします!              伊藤

行く末は?

オバラです。
もうすぐ大学の推薦入学試験が始まります。
アトリエの高校生の中でも推薦をとって受験する学生が何人かいます。
が、なーぜが皆、「大丈夫ですよ!余裕です。」モード。

ああ、胃が痛い・・・。