はりこ 第1弾

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1枚目の写真、アトリエの天井からぶら下がっている物体、何だかお分かりですか?

膨らませた風船に新聞紙を何重にも貼って作る「はりこ」を乾かしているところです。
基本的に幼児クラスは、毎週1回の授業内でひとつの平面絵画または立体工作を仕上げますが、今回は2週連続で「はりこ動物」に挑戦です!

今週はその一日目ということで、ひたすら風船に新聞紙を貼り付ける作業でした。なかなかの根気強さを見せてくれた幼児クラスのこども達。どんな動物にしようかな?と考えながら、丁寧に貼っていきました。
でも中には貼り付けた新聞紙の表面の凹凸が妙にいい味が出ていて個性的で、今の段階からいろいろな動物を連想してしまいました。さて、どんな動物になるのか、来週が楽しみです!    伊藤

人物クロッキー会

Kurokki62007_3本年度最初の人物クロッキー会が、今度の土曜日2月2日 16:00~18:00まで開催されます。
今回のモデルさんは、今時珍しくおかっぱ頭の高校生の女の子ですので、顔のみ描くのも面白いと思います。皆様のご参加お待ちしております!
参加費 1500円 (ミオス生徒さんは1000円)
持ち物 画材(着彩はできません) スケッチブックetc (イーゼル、画板、イスなどはご用意してあります。)
お申し込みはお電話でお願いします。   044-411-1600

仲條正義。

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写真は私が一番尊敬するグラフィックデザイナー仲條正義さんの作品です。
資生堂PR誌『花椿』は1970年からデザインを手掛けています。表紙だけでなく中のデザインも斬新でとてもおしゃれです。学生の時初めてこれを手にした時の衝撃は今でも覚えています。毎号手にする『花椿』のデザインにうっとりしていました。
この他、ロゴマーク、パッケージ、装丁、イラストレーション、インテリア等ありとあらゆるデザインを手掛けています。『資生堂パーラー』のロゴタイプやパッケージなら一度は目にした人はいるんじゃないですかね。あのデザインをしている方です。仲條正義さんのロゴのデザインはシンプルでいて、そしてどことなくかわいいのでとても好きです。とても70過ぎのおじさん(ごめんなさいっ)がデザインしているとは思えないです。
今でも現役でオシャレなデザインをしているなんてステキです。私もおばあちゃんになってもオシャレでかわいい作品を作り続けられたらなぁって思っています。
しまだひろみ

日進月歩

Souta創太 ペン 人物画

こんばんわ。幸介です。
小学生クラスは今年に入ってから徹底的に人物画を行っています。

今回は時間をかけ、直して直してしっかりと人物をとらえて描いています。

「ちがう!!人間の胴体はもっと太い!!」

「指は関節で曲がる!!!」

「手のひらは顔と同じくらいの大きさだからよく見て!!」

「この方向から手を描くときにこの指は見えない!」

「耳、鼻と比べて、目の位置はどれぐらいか考える!!」

「とにかく迷ったら自分で鏡を見る!!!!」

…といったぐあいに、生徒全員が何度も何度も描いて直して、奮闘しています。

そのかいあってか本日のブログの画像、創太の絵をご覧下さい!!!左が1枚目で右が今日描いた2枚目です。立体感、人間の骨の構造、手の表情、1枚でこんなにレベルアップしています。

なんだか、久々に「絵画教室」らしい感じですね(無論、いつもちゃんと絵画教室ですが…)。

今回のカリキュラムは2月へ入っても少しだけ続きそうです。皆頑張っているだけに、ほんとに魅力のある絵が多く、僕も見ていてとても楽しく感じています。これこそ絵画教室だ!!!

以上、幸介でした。

責任の重さ

突然ですが、先日、高校教師が自殺した記事のコメントに、
「教師は完璧だと考えるべきではない」が、それは教師という存在の意味を客観的に考えた場合の結論であり、教師自身は完璧を目指すべきだし、社会における最低限の責任のとりかたは、当然考えなければならない。
 完璧にはなれないと諦念しながらも、それでも完璧を目指すこと。他人を指導する立場の人間であるならば、いや大人であるならば、そうした反立した概念のなかで、ジリジリと思い悩むべきである。それが大人であることの責任の1つだと、私は考える。
と書いてありました。『VIVA!反面教師☆』じゃダメなんだ。   オバラ

よろしくお願いします!

Tinoこんにちは。
ブログでは2回目の登場、アシスタントスタッフの千野紗織です。
今、女子美術大学の3年生で、日本画を勉強しています。
アトリエで火曜小学生クラスを教えるようになって約10ヶ月、子どもたちのイキイキとした元気な作品に接して、日々新たな驚きと刺激をもらっています。
土曜大人クラスにもちょくちょくお邪魔させて頂いているのですが、皆さんそれぞれが自分のやりたい制作に取り組んでおられるので、制作中は音をたてるのが申し訳ないぐらい静かで、その作品からはひしひしと愛情が伝わってきて、本当に素敵だなぁ…と思います。
まだつたない所もあるとは思いますが、子どもも大人も、皆さんがより魅力的な作品を作るために助言していきたいと思いますので、よろしくお願いします!

同じ課題で

KasaaikaKasayuriKasaerinaKasatiori
KasayuikaKasamanami
Kasaakane左上から 愛佳(高2) 由里(高2) 絵莉菜(高1) 千織(高1) 由衣香(高1) 愛美(高1) 茜(中2)

7人の中には美術系の進学を希望している学生も、していない学生も交じっています。学年も違います。
自分の弱点知り克服し、他人のいいところを吸収させる為に、同じ課題で描かせました。
こうやって一同に並べると、個性が見えてきて非常におもしろいです。普段騒がしいのにビビリな奴。大人しく無口なのに大胆な描き方をする子。ひたすら素直に最後まで瑞々しく進める者。たまにはこんな課題は刺激になっていいですよね。   オバラ

現実と空想

今週の幼児クラスでは、冬休みに楽しかった事(映画鑑賞、凧揚げ、公園遊び、おばあちゃんの家に行った事など)の思い出の絵を描きました。絵を描き始める時のこども達の集中力にはいつも驚かされます!現実を着実に描き進める子、描きながら絵のストーリーがどんどん空想へと膨らんでいく子、どちらもその表現方法がその子その子の個性なんだなぁと感じています。この日は、虹色の雲にこだわって、ひとつの雲を丁寧に細かくきれいな色使いで描き続けた女の子がいました。また、画面いっぱいに空から降ってくる雪を表現した女の子がいました。こんなイメージの世界も素敵!!幼児期のこの素直な気持ち大事にしたいですね! 伊藤

過去の男?

Okamarusu岡 『マルス』 鉛筆

引き締まった胸と腹筋が魅力の戦争の神マルス。たくましい右腕の切り口から見上げるように描いた岡さんの、視線の流れが感じられる作品です。筋肉の隆起を鉛筆のハッチングの方向を考え細かく表現しながらも、全体の重量、塊感を失わずに、肉体の美しさを写しました。これだけ描ければもう言うことはありません。   オバラ
以下岡さんより
「小原先生が高校時代最も愛した男、いえ、石膏像と伺ったので、プレッシャーが大きかったのですが、なんとか形になりホッとしました。」

金のコサージュ。

Mono_photo_022_2絵莉菜 高1 『コサージュ』
先週、絵莉菜が長細いゴールドの布を持って「コサージュの作り方を教えて~」と来たので、簡単なコサージュの作り方を教えてあげました。(どうやら学校で使うらしいです。)
手先の器用な絵莉菜はあっという間にバラのコサージュを仕上げてしまいました。ハギレが少し余っていたので、それに葉っぱ形に切ったボール紙を貼り付けて糸でステッチを入れました。(写真ではあまり分からないですね。残念)
葉っぱを付けて、よりリアルなコサージュになりました!ゴールドの布のせいかとても完成度が高い。
これは売れる!かも?!
しまだひろみ