ミニチュアカメラ

Uenocamera1_2Uenocamera上野 『PENTAX MX(1976年)』 “材料” 石塑粘土95% プラバン5%(レンズ部分) 水性ホビーカラー タミヤカラー “道具” 紙ヤスリ 金ヤスリ ダイヤモンドヤスリ ピンセット 木工用ボンド ※すべて100均

火曜日にご紹介した高校生が作ったストロー袋の馬も小さかったですが、こちらも負けじとちっちゃいですよ!BAR MIOS に続く、上野さん“大人クラス”(って書かないと、年齢不詳の)造形物第2弾です。なんと粘土でできています。クラスメートの方達からの第一声は「かわいい!」次に「すごい器用!」そして「なんで(大人気なく)作ろうと思ったの?」でした。いい大人が背中丸めてちまちま作業する様子を想像してみて下さい。呆れ… 、いえ、なんて純粋なんでしょう!しかしこの妥協を許さぬ完成度は、やっぱり大人でなくっちゃ出せませんよね!遠い過去に忘れてきてしまった一途な情熱を、我々に思い出させてくれる作品です。
以下ご本人からのコメント

最近ある本をたまたま購入してから、レトロな感じのカメラが好きになり、カメラのミニチュアを集めようと探したのですが、全くありませんでした。最近流行のガチャガチャ、食頑なども探したのですが見つけられず、仕方ないので 『(・∀・)ないものは作ればいいじゃん!』というのが作るに至った経緯です。
何か作ろうと買い置きしていた(半年以上放置)石塑粘土があったので、それで作る事にしました。もともと人形とか作る粘土だったらしく、何も調べないで粘土もするかな?とノリで購入していたものです。完全に乾燥した後はヤスリがかけられ、表面がつるつるになるので、カメラのミニチュア作りには最適でした。
このミニチュアを作るにあたって苦労した部分は細かいパーツのヤスリ掛けです。ストラップを想定したミニチュアだったので、非常に小さく、ヤスリかけの途中で弾いて飛ばしたら、さぁ大変!どこにいったのやら!?自宅のラグマットが白いので、探すのに一苦労です。また、工程の半分以上がヤスリ掛け作業なので、とっても面倒です。細かい物にヤスリを掛けるのはとっても神経を使います。飽きっぽい人には勧められません。(特にオバラ先生は駄目かもね・・・。)
色はプラモデル用の塗料でマスキングテープでマスキングしながら塗れば完成です。

一緒に写真に写っているカメラも中古屋さんで苦労して探したものなので、ミニチュアと並ぶといい感じですね!?

では、PENTAX MXについて語らせて頂きます。
PENTAX MXは1976年から製造され、小型軽量を目指したフルマニュアル・・・

石膏ブーム?

Aboganmen_2英保 「石膏デッサン」 鉛筆

なぜかここ数ヶ月土曜クラスでは午前・午後とも石膏デッサンをされる方が多くいます。「ちょっと描いてみようかな」と始めると、最初の1枚目は雰囲気をつかむのに少々苦労されますが、書き終わる頃には「何かわかってきたかも。もう一回挑戦!」となるようです。
英保さんもそんな中のお一人。“わかってきた”石膏2枚目のこの絵は始めからとてもいい感じで描き進めていました。中盤からのこだわりや粘りも加わり、力強さと爽やかさのあるデッサンになりました。
「石膏かなり楽しくなってきました。」と今度は胸像の新顔『マルス』に挑戦されています。

あかね

ふわふわとかさかさ

Yokosekamo横瀬 『カモ』 透明水彩

野生のカモのひなが、3羽、いえ4羽かな?枯れ草の中に隠れています。敵に見付からぬよう、似たような色合いの場所に巣を作っているのでしょうから、この写真を写したカメラマンの目もすばらしいですが、その写真を見ながら色合いだけでなく質感の違いまで描き分けた横瀬さんの観察力もすばらしいですね!か弱いひな達を愛おしく見つめる眼差しを感じます。   オバラ

名月

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一昨日の中秋の名月はとてもきれいに良く見えましたね。私は思わず足を止めて夜空を見上げてしまいましたが、皆さんは
いかがでしたか?今週の幼児クラスではお月見の絵を描きました。黒い画用紙に光り輝く大きな月を描いたら、本物のススキを貼り、お月見から連想する物や秋から連想するものをそれぞれ描きました。秋の虫を調べて木々にとまっている虫を描いたり、秋色に染まった葉っぱを描く子、夜に出てくる生き物を想像している子、お月見団子をひとつひとつ丁寧に塗り仕上げていく子。どの絵もきれいなお月様を引き立たせる絵になりました。  伊藤

良いデッサンⅡ

Tiorigyuukotu千織 高1 『牛骨』 鉛筆

今日紹介するデッサンは、千織の牛骨のデッサンです。9月3日に幸介先生がご紹介した愛美の牛骨デッサンと一緒に描いていたのが、少し遅れて完成しました。引けを取らない魅力的なデッサンになりました。
愛美の細部のディテールを丁寧に追ったデッサンと比べると、千織は全体の重さ、塊、空間を意識した鉛筆デッサンといえるでしょう。大きな存在として感じられるのは、形が回り込む向こう側が描けているからです。後頭部が接する空間(画面左)が、透き通って見えませんか?表面だけ追っていてはこれは感じられません。コインのレリーフのようになってしまいます。これまた高校一年とは思えない出来栄えです!

有意義な暇つぶし

Kaopuma_1かおP 高2 『うま』 紙

嶋田先生が休みなので、かおP(自分で言う…)です。 スタバにてストロー袋細工!ちょっとうまくできた!
最初はキリンのつもりで作り始めたのに長さが足りなくて馬になっちゃったぜ!(たてがみもあるよ!)尻尾がつくれなかったのが残念(´ε`;)

ストロー袋細工、たのしいですよ♪喫茶店やレストランの待ち時間に、是非。
立ち去る時のささやかな置き土産です。3秒後には撤去されてますが。  

お疲連休

Isurobaオバラです。夢のような2週連続の3連休が終わってしまいますね。
連休中、小学生クラスのカリキュラム“イス”を私も作ってみました。白いペンキをわざとやすりで剥がして素朴なロバ椅子にしました。(実はまだ未完成なんですけど)新しい鋸や金やすり、蚤なども揃えました。腱鞘炎覚悟でアナログな道具を使いこなしていると、時間を忘れてしまいます。使える物を作る日曜大工って、楽しいです♪

スーパーリアリズム

Shudai周大 中3 『ニュージーランドの港町』 油彩

この作品は比較的大きな、F15号キャンバス(53cm×65.2cm)に描きました。油彩に詳しい方は「F15号くらい・・・」とおっしゃるかもしれませんが、作者は中学3年生ですよ!どうです、この画力!?
夏休みに海外旅行へ出掛けた際に自分で撮った写真を見ながら制作しました。最初は「なんでまたこんな大変そうな風景選んじゃったかなぁ」と思っていましたが、すばらしい頭脳と根気で、見事スーパーリアリズムの作品になりました。波間に映る風景、船体に反射する光、窓から透ける町並みなど、細かく難しい細部まで逃げずに描ききっています。彼の集中力に感動して「今まで私が知ってる中学生の中で、一番デキがいいかもよ!?」と言ったら、自信からか俄然やる気が出て「これでどうだ!」と私を挑発するほど。うんうん、もう何も言うことないよ。
しかしラガーマンの周大が、大きな身体で神経を尖らせチマチマ筆を動かす姿はちょっと面白かったです。  オバラ

結果は黄色組の圧勝

Harunataiiku陽菜 中3 

秘めた闘志と沸き上がる興奮。シンプルにデザイン化されたこの絵にはたくさんの気持ちが詰まっているようです。
某中学校の体育祭のパンフレットの表紙に陽菜の作品が採用されました。すごい!おめでとう!!中学生らしい活き活き感と中学生らしからぬ隙のないデザインに脱帽です。
私が感動している横で、当の本人は「私は黄色組だったから、クラスの人に 『なんで黄色組が後ろなんだ』と文句を言われちゃった~。」などと相変わらずマイペースなことを言ってました。

あかね

婿入り

MarsBurutas左 『マルス(正式名称-青年マルス)』 右 『ブルータス』

オバラです。私が予備校時代最も描くのが好きだった石膏像マルスを頂きました。ぜひ皆さんチャレンジして下さい!
マルスについて…
ギリシャ神話の登場人物で、戦争の神。火星の英訳「Mars」は彼からとったものです。原型はドイツのドレスデン国立絵画館にある大理石像で、2.5m程の全身像です。(ヘルメットのみ身に付けた裸身、たくましい上半身に比べると下半身はほっそりした印象)戦争の神とは思えないほど柔和で落ち着いた顔立ちと、引き締まった肉体の調和が特徴です。全体像を意識した流れをつかみ、一見単調と思われる胸部の形をしっかり追ってみましょう。
ブルータスも頂きました。アトリエにはすでに1体ありますので、欲しい方に差し上げます。オバラまでどうぞ。