3枚の絵に・・・

2006073101今日は3枚の絵に3人の先生がそれぞれコメントを考えました(^o^)丿
最初は誠次郎の絵をこうすけ先生から
《最初見たときはイルカも単色、クジラも単色で「もうできた」と言っていた彼の作品でした。初回の授業では何を言っても聞
いてくれなかったのに、今日は「口のくぼみは暗くて~」などと言うと「うん」と言ってクジラの口や目も描き入れ、その場所の説明も素直に聞いてくれました!!イルカ達のフォルムと色合いなど綺麗ですよね。
この絵を機に、色の強弱・陰影などにも気づくようになってくれたら、と思いました!!》
2006073102次は朋ちゃんの絵をまき先生からです
《黙々と描き続けていた朋香ちゃん。ぬいぐるみの毛のモコモコ感がよく出ています。自分の中で手順計画まで立てての仕事ぶりには感服してしまいます。次回の完成が楽しみですネ(^-^)》

2006073103最後は彩乃の絵を俺から
《彩乃は家族で撮った「新撰組」写真をもとに油絵を描きましたが、「新撰組屯所」や「誠」の旗などマニアしか知らないような所まで写真をよく見てちゃんと描いています。これだけ描けたんだからもう少し描けるような気がしますが・・・もっと細かい所は次回にとっておきましょう(^o^)次回も今回と同じように頑張って描いてね(^o^)(ちなみに新撰組局長・近藤勇(ドラマだと慎吾くん)の家は三鷹にあります。三鷹に行くようなことがあったら寄ってみてね)彩乃のコメントを俺が書いて後で彩乃に怒られそうだけど・・とりあえず^^;》

※こうすけ先生・まき先生コメントありがとうございましたm(__)m
来週もよろしくです

けいご

オバラ展覧会明日OPEN!

Yuubeni_1小原 京美 『夕紅』 水彩絹本

私事ですが、いよいよ明日から“京橋あらかわ画廊”にて展覧会が開催されます。詳しくはこちら
今回は画廊が移転し、駅近く1階という好物件になったので、たくさんのお客様に来て頂けたらうれしいです。
DMを配った生徒さん達から「今回は倒れませんでしたね!」と冷やかしを頂きました。(昨年個展の前は頑張り過ぎて病院に運ばれてしまい、日曜クラスをすっぽかすというご迷惑を掛けてしまいました。)今回は3人展なので、自分一人で全ての壁を埋めなくていいという安心から、気持ちに余裕があったようです。
2週間アトリエをお休みしてしまい大変申し訳ありませんが、どうぞ皆様ギャラリーにいらして下さいね!脳天気でいい加減 でない 繊細なオバラ(の作品)をお見せします!

絵には苦労は現れない。

Uenosuisai上野 透明水彩
お友達のご家族の微笑ましい写真を絵にして差し上げたいと、上野さんが何ヶ月にもわたり格闘し続けた結晶です。和やかで自然な笑顔が魅力的な爽やかな絵になりました。
柔らかくサラッと描いたように見えるこの絵ですが、相当な苦心の末に出来上がったのです。実はこの絵は2枚目で、最初に描いた方はイマイチ決まらない顔の影を色々描き加えるうちに、鑞人形のように表情が固く、顔色も悪くなってしまいました。その失敗をふまえた上で出た自然さや柔らかさなのです。
多くの方は失敗や形を直す事をゼロに戻ることと思ってしまいがちですが、その失敗に気付いた時点で既にそこはゼロではなく10でも50でもあるのです。と、昔自分が言われていた事を生徒さんの絵を見て実感します。
上野さんが苦労した事はわからなくても、この絵ならお友達もきっと喜んでくれるでしょう!
あかね
以下 ご本人から↓
題名
1『キターーー(゜∀゜)—』
2『大坂ファミリー』
感想
『始めはアクリルで描いていたのですが、上手く描けなかったので、透明水彩で描き直しとなりました。透明水彩になった事で絵の感じが柔らかくなり、家族の幸せな感じが表現が出来たと思います。プレゼント用として、写真を見ながらかいたのですが、人物ってとても難しいと思い知らされました。髪の質感とか、肌の質感とか、まだまだ修業が足りないようです・・・。しかも、似てないような似てるような・・・』

子どもだって親バカ

Marieoil
Yurikaoil
Kakaneoil
左から 真利絵 5年  /   友理花 4年   /  あかね 5年

どうです?この親バカっぷり!
自分の可愛がっているペットをモデルにすると、ふわふわの毛並みも、立体感も、微妙な色合いの毛色も、目の輝きも全てを描き尽くそうと妥協せず頑張ります。愛を感じますね☆
完成したので、もうこの動物達の名前から性格から好きな食べ物まで自慢されなくなり寂しいですなぁ!?(^^;)
オバラ

初対面の先生には皆いい子です

Kiyomi
Rena1
Kentooil
左から 清美 4年『乙女座』 怜奈 3年『ジャンガリアンハムスター』 健人 4年『汽車』

今日は三上先生が急病の為、タイから一時帰国しているしほさん(スペインの美大に留学したはずがなぜか現在はタイ暮らし)に、小学生クラスをアシスタントして頂きました。
上の3枚はしほ先生のお陰で完成した油絵です。女神様の羽や小さなハムスターの細かい模様、汽車の金属感がキマっています!
授業後に「小原先生のこと授業中、何度も殴りたくなっちゃいましたよ!なんであんな難しいモチーフ描いている子ばっかり私に見させるんですか?恨みますよぉ!でも私がわかりにくい説明をしてしまっても、一生懸命理解しよう、頑張ろうと意欲をみせてくれて、健気で素直で感動しました!自分は“お母さん”と“先生”と呼ばれる事だけは一生ないと思っていたので、今日の体験はきっとBEST OF YEARに輝きます!」と言っていました。
新しい先生の言うことは、皆驚く程素直に聞きますので、毎回新しい先生がアトリエに来てくれると私は楽なんですがね・・・  (ちなみに7月から小学生クラスに来ている幸介先生は、もう告白されてしまったそうです!羨ましくなんかないぞ!最初だけ、最初だけ!)
オバラ

水曜日の油絵たち2

200607260120060726022006072603

水曜クラスは油絵も描き終え夏休みの自由工作や宿題などをやっている子が多いのですが、じっくり描いていた?三人が今日油絵を描き終えました(^o^)短いですがひとことコメントを・・
トモの描いた『クマのぬいぐるみ』はスゴく大きいぬいぐるみを家からアトリエに持ってきて大変だったと思いますが、ちゃんとよく見て描いたのでクマのぬいぐるみの質感がちゃんと出ていて良い感じです。
リュウイチの描いた『風鈴』はアトリエのモチーフを足してちゃんと描けたと思います(^o^)リュウイチの使う絵の具が何故か俺の腕に毎回付いていて、いつも授業が終わった後に腕を洗っていたのも無くなると思うとちょっと寂しいです^^;
フミヤの描いた絵は最初描いていた絵と変わってしまいましたが、自分の描きたいものを描いたフミヤは楽しそうに描いていたので良かったです。今度描くときは絵の具を豪快に出さないようにね^^;
三枚とも初めて描いた油絵だったので、今回はいろいろ初めてで慣れなかったかもしれませんが、次に油絵を描く時には今回やった事を思い出して描いてみてくださいね(^o^)丿(筆は拭く→洗う→拭くですよ!)

※来週、工作を作る人は材料を忘れずにね(^o^)

けいご

絵のサイズと集中力

060725_1
060725_2 絵莉菜 中三 『ギリシャの空』 透明水彩
絵莉菜が二回にわたって描き上げた風景画です。写真を見ながら写真と同サイズで仕上げました。写真とそっくりでしょ。(ちなみに絵は左です。)
絵莉菜の感想:「小さいと早く終わるから楽~!でも小さいと細かいからイヤ~!」だそうです。
いつも時間がかかる絵莉菜も小さいと集中力がつづくみたいです(^_^)大きいサイズもこのくらいの集中力で描けるといいんだけどねぇ。まぁ絵莉菜にしては今回は頑張ったかなぁ。
頑張ったぞっ、絵莉菜!
しまだひろみ

モナリザと夏祭り

2006072401Taiki月曜クラスも少しづつですが油絵が完成してきました。
トップバッターは大樹の描いた『モナリザ』と里奈の描いた『夏祭り』の絵を(^o^)
大樹が『モナリザ』を描くと聞いたとき、細かい場所が多いので少し難しいかと思いましたが、幸介先生が付きっきりになってくれたので何とか完成することができました。今日の授業が終わった後、幸介先生が完成した『モナリザ』をしみじみ見ていたのでコメントを考えてもらいました(^o^)丿

『大樹の絵!!あのモナリザ、洋服が出来上がったあと、さらに背景の湖+山+道もしっかり描いて、最後のほうにまとめて描きあげたときの集中力は素晴らしかったです。序盤は洋服すら描いてくれなかったんですが、なんと最終的には湖の明るい場所も描き分けました!!下書き無しで、そのまま見て描いたというのがまた素晴らしい。』

Rinaそしてもう一枚、幸介先生がみてくれていたのが、里奈の『夏祭り』の絵です。里奈は最初違うモチーフを描いていましたが、「やっぱりこっちにする」と夏祭りの写真を選びました。期間の短い中本当によく描けたと思います(^o^)来週、もう少し色を付けるかもしれませんがとりあえず完成ですので、里奈にも幸介先生からコメントをもらいました(^o^)丿

『里奈ちゃん、背景の「夜」に藍色をのせ、よりいっそうピンクの浴衣が栄えましたね!!人物と背景の境目も上手く分けられたんではないでしょうか。モチーフの写真が今日は無かったのですが、逆に記憶で夏祭りを思い出し、僕のつたない説明にお姉ちゃんの手助けも加わったことにより思い出の美しい部分が出せたんではないでしょうか。深い藍の背景がキレイです。』

※今日は俺も幸介先生も絵の具だらけ・・(>_<) けいご

繊細なタッチ

Kanai金井 鉛筆デッサン

オバラです。
今日は嶋田先生がテディベアのイベントで作品を売りまくっていた(ひろみベアの熱烈なファンは多く、1日で売り上げが○十万にも登ることも(☆0☆)為、嶋田先生のクラスを授業させて頂きました。
金井さんは柔らかく繊細なタッチが魅力の画風です。まさか20代前半の男性が描いたとは思えない作品ですよね!上品で居間に飾りたくなります。
「嶋田先生にはいつも『薄い!』『弱い!』と言われています。10回位言われてようやくここまで辿り着きました。自分はそのくらい言われないとダメなので感謝してます。」との事。
アトリエには“誉めて伸びる人”“叩かれて伸びる人”“イジメられて喜ぶ人(これはなんだか少しちがいますね。思い当たる方読んでますかぁ?)”“おしゃべりしながらじゃないと手が進まない人”など色々なタイプの方がいて、私も楽しく授業させて頂いています。

木炭画

Fukase深瀬 『なごり雪』 木炭

Mokutan

木炭で石膏デッサンを数枚描いた後、写真を見ながらの風景画に挑戦した深瀬さん。
石膏は単一物質(石膏)でできていますが(もちろん彫り方等による質感の違いはありますが)、風景では描く対象により質が大きく違います。その差を出すために写真右のように木炭を乳鉢で摺って粉状にし、水で溶いて筆で塗る、という技法も使いました。遠くの山の表情は主に筆で描いたところ、手前の石や平原は木炭のままで描いたところです。両方の表情があることにより遠近感や自然の険しさが出ていますね。
グレーにもたくさんの色味があり白や黒との響きあいが綺麗です。モノトーンの格好よさを感じられる作品だと思います。

あかね