日曜大人クラス開校

Simadakanban
しまだです。3月から『日曜午後大人クラス-13時~15時』を担当することになりました。絵画教室と言うと、油絵やデッサンなどいかにもな作品ばかりを描くイメージがありますけど、そんなに堅苦しく考えずに楽しく好きな絵を描いてもらいたいですね。私が描いている様なイラストなどに興味ある方も大歓迎です!私はデザイン科出身なので(元グラフィックデザイナーです)タイポグラフィーなど、デザインに興味ある方も大歓迎です。
ものを作り上げていく楽しさをこの教室で感じていただけたら嬉しいですね。初めて絵を描く方も一から指導します!“好きこそものの上手なれ”ですよ。

子育て 2

4月に6年生と5年生になる女の子と男の子の母です。
今まで色々な父兄の方々とPTA活動をやってきましたがとても印象に残っている言葉があります。
「嫌われるのが怖くて子どもを叱れない」
子どもの将来を案じ、安全面を気にかけていればどっかしらで注意したり、時には強く『それは命にかかわる』と言うことを伝えなければならない場面があるはずなのですが、その時 このように言っている父兄の方々はどのようにして子どもを導き、守っているのでしょう。とても不思議です。
親になって、人ひとりを成人まで大きな怪我もなく無事育て上げる事の大変さを実感しながら毎日を過ごしています。過保護でもダメ、ほったらかし過ぎてもダメ、その人その人によって塩梅もあるのでとても難しい。
こうやって試行錯誤しているうちに子どもはあっという間に成人し「あの頃のお母さんの言った言葉にキズついた」とか言われちゃうんでしょう。わりに合わないよね・・・・
                                 よっしー

子育て

先日スーパーで、30代半ばのお母さんと3、4才の女の子が一緒に買い物をしていました。野菜コーナーで女の子が「ママ、なんで菜の花はお花なのに、お野菜のところに売ってるの?お花は食べられないでしょ?」するとお母さん「うるせーんだよ!そんな事お前に説明してもわかる訳ないだろ!」お母さんの外見は普通の主婦だったので衝撃でした。
小さな子はなんにでも「どうして?」と疑問を持ち質問します。しかしこれは思い付きを口にしているだけで、別に深く考えて聞いている訳ではないのです。その証拠に大人が質問の答えをしばらく考えていると、答えを待たずにすぐに別のものに興味が移ってしまいます。ここで答えが出せれば子供の知的好奇心は刺激されますが、もしうまい答えが見付けられなくても大丈夫。逆に問いかけ本人に考えさせることによって深く考える思考力が身についていくのです。
と、言いつつ忙しい時に大勢の子どもからの「なんでなんで?」の一斉攻撃には参ります。つい知らないフリをしてしまったり。「うるせーんだよ!」よりは「私もわからない」の方がマシ?と後ろ向き・・・
オバラ

学生の主張(私事なボヤキ) 中2女子

私は今、家出をしてアトリエミオスに来ています。
さっそくですが、私が嫌いなものをつらつらと打っていきます。

私は人間が大嫌いです。
人間の自分勝手なところが大嫌いです。
だから自分も嫌いです。大嫌いです。
でも、人間として生まれたので「こうなったら死ぬまで人間として生きてやる!!!」
と思っています。

「いい人もいるよ」と思った方。
それはだれですか?おしえてください。

「がんばれ」という言葉が大嫌いです。
悩みを相談すると必ず「がんばれ」という言葉がでます。
「がんばれがんばれがんばれ。。。。。。」

聞き飽きました。

がんばってもがんばっても「がんばれ」と言われ。。。
あとどのくらいがんばればいいのですか?

あと。。。
「集団」と「争い事」なんかも嫌いです。

初油絵

Aboasa英保 『日曜の朝食』 油彩

英保さんは自分なりの試行錯誤やこちらのちょっとしたアドバイスから常に発見や感動をし、絵を描かれています。チャレンジ精神旺盛で頭も柔らかく、その取り組み方にいつも頭が下がる思いです。
今までは主に水彩を使っていたのですが、今回は初めての油絵でした。時間もじっくりかけ、画材にもモチーフにも食らい付いていくようなパワーを感じます。何より発見や感動を楽しんでいる事が絵に表れていていきいきしていますよね。
あかね

受験生の絵画

Satosishonbenkozou_1
智史 中3 『催眠術 or 無気力』 油彩

受験が学生に与える苦痛というのは計り知ることができませんが、絵を描く事によって目に見える形になる時もあります。
左の作品を見ると「自分の将来はどうなるんだろう?」という若者の不安がひしひしと伝わり、苦しく切ない気持ちになりませんか?自分の酸っぱい記憶が蘇るようです。この感想を彼に伝えると「絵って、恥ずかしいね。絶対口に出したくない事がバレるのはすごいヤダ!」と。
そう言わずに、嗅がせてくれよ!青春の匂い!生暖かい目で見守るからさ・・・

下の作品は以前このブログで紹介した同一人物のもの。受験の圧力はここまで人を変える!
Satosi_1
Satoshi_2
オバラ

偶然の美

Kikuti菊地 『椿』 透明水彩

先月入会した菊地さんが、色紙に透明水彩を使って花を描きました。
小さな絵を描く場合イーゼルにかけて制作するより、机の上にモチーフも紙も置いて描く方がスムーズに描けます。この作品も目の前にある椿を実物大で色紙に写しました。形は確かに見えた通りに写実されていますが、この微妙な色加減はオリジナルです。花は茶色がかった赤、葉は水色がかった緑で上品にまとめられています。
初めて使う絵具に慣れず思ったような色がでなかったのですが、まるで狙って作った色のようでオシャレですね☆

オバラ

学生クラスの風景

Atelier04先日、学生クラスにお邪魔する機会があったので、授業風景をピンホールカメラで撮ってみました。
この写真を撮った時はちょうどマジメモード?!で動かずいてくれたので、15秒という比較的長めの露出時間でも比較的ブレずに写すことができました。(のり先生も右端に写ってますよ)
Atelier03しかし、時間が経つにつれみんなが休憩モード(^o^)に入ってしまうと・・・長めの露出時間ということもあり『もうじっとしてられないよー動いちゃうね』とガマンしきれず顔を動かしてしまいました。結果、顔がブレブレに(>_<)・・・これじゃー心霊写真だよ~(+_+)
なんか怖い写真が一枚出来上がってしまいましたm(__)m
※たぶんこの写真を初めて見ることになる本人もびっくりするだろうなぁ

けいご

オリジナルレターセット

Shimadaletter嶋田ひろみ 『手作りレターセット』 コピー

嶋田です。
このレターセットは学生の頃デザインして手差しコピーで作ったものです。
当時はまだパソコンがなく、デザイナーの仕事は全て手仕事でした。文字なども写植を使い、1文字1文字を紙焼きの機械で拡大縮小しピンセットを使いながら切り貼りするといった、今では考えられないようなアナログの作業でしたので、デザイナーの基本は器用であることが第一条件だったような気がします。
これはイラストどころか、便箋の線ももちろん手描き。それをコピー機で印刷して、1枚ずつカッターで切って封筒を作りました。その頃を経験した私は未だにアナログ人間でパソコンは苦手です。

月曜日のかしまし娘達

3年 郁帆 Iku01
3年 美路 Miro01
3年 遙那 Haru01

月曜クラスのカシマシ娘達のデッサンです。
彼女たちの口癖は「わかんなーい」「描けなーい」「先生描いてー」です。
今回 木製の立方体と卵・カップなどの直線と曲線の入り交じる難しいモチーフに真っ正面からいどみました。
まだ制作中の作品ですが、どうです、画用紙の中からだんだんと空間が現れているのがわかります。立方体がむくむくとこちらに出てこようとしています。卵が転がってきそうです。
今時の3年生女子 口調は強気でも「ちゃんと描けてるかしら・・」と不安な気持ちはかくせない。
心配することは何もないよ。毎回 描いていくごとにうまくなってます。あなたの絵になってます。
だから もっとズンズン描いて大丈夫!      
                           よっしー

謙遜は美徳?

Asami朝美 5年 『鉛筆デッサン』

日本人という人種は小さな時から“自分を謙遜するのが美徳”と刷り込まれているというのが、何百人もの子ども達と付き合っていると、よーくわかります。現在描いている鉛筆デッサンは皆、自分なりに大変頑張って今持てる実力以上の力を発揮し「そこに置いてあるような」「重さがわかるような」「質感が伝わるような」絵になっているにもかかわらず、講師が褒めると「そんなにうまくないよ。恥ずかしいからやめてよ。」と謙遜します。この傾向は小学校入学と共に顕著に表れるという事実から、親によっての刷り込みというよりは、友人関係を円滑にする為の一種の自己防衛と思われます。またこの謙遜は自分の力と平均的な他人の力を冷静に見極め、自分の方が明らかに上をいっていると思われる場合はやり過ぎては嫌味になり友人の反感を買う危険も付きまとうので、常に冷静な他人との比較眼が必要となるのです。大人が軽々しく口にする『自分は自分』なんてきれいごとは、少なくとも日本の子ども社会では通用しません。また年齢、男女、個人差によってもその性質は微妙に違っているので、そこら辺のところをもっと理解してあげたいと思います。
で、最近思い付いた褒め方-他の子がいないところに呼び出しベタベタ触りながら(スキンシップですよ^^;)こっそり(でも大袈裟に)褒める。
やっぱり私はセクハラ講師?こんな事学校の先生はできそうもないので、教師を断って本当に良かったなぁ!
オバラ