小学生クラスの油絵3

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創太 2年 『油彩3日目』 油彩

どうにか補色の下塗りが終わりました。「はみ出してもいい代わりに、白いところがないように。(キャンバスは荒い目の麻でできているので、下地に色をつけておかないと、いつまでも穴が空いたように白く残ってしまう為)」と口を酸っぱくして言い続けていましたので、下書きの鉛筆の線が少々消えてしまいました。そこでクレヨンで下書きのし直しです。クレヨンは油でできているので、テレピンで溶かせば油絵具に早変わり!
でもだからって創太君、クレヨンで色を塗らないで下さい・・・。灰色、ザツなんですが・・・^^;

絵になる花の手に入れ方

tanabe田辺 『デュランディ』 透明水彩

最近は品種改良された花が簡単に手に入り、描く方としてはうれしい限りです。この花は、私が描こうと思い購入したものを教室に飾っていたので、田辺さんの目にとまり2時間しかない授業中のみで仕上げました。切り花はすぐに枯れてしまいますので描く勢いが大切ですが、田辺さんは赤紫から青紫までの微妙な色合いまで見逃さず細部まで描いています。
 ~絵になる花の購入場所~  青山フラワーがお薦め。変わった花が1本ずつ自分で選べます。(私は渋谷の東急百貨店の中にある青山フラワーによく行きます。)

色鉛筆画

tomoka知加 中2 『スペインのお菓子屋さん』 色鉛筆、水彩絵具

知加ちゃんは照れ屋さんで、あまり自分から話すタイプではありませんが、描きたい題材はきちんと自分で選んで進めます。女の子が好きそうな細々したかわいいお菓子がところ狭しと並ぶお店の雰囲気、にぎやかで楽しそうですね。

甘い薬を飲む

oka01 岡 『1、にが猫の発生』 パステル
1、・・・じつは、ちょっとにがいかも?

oka02 

岡 『2、にが猫の蔓延』 パステル
2、うわあー、すんごく にがい~~

イラストや絵本を描いている岡さんに、毎週宿題を出しています。 
今回の課題は『五感を絵で表現する』です。
苦い味覚、伝わりますか?
次回の課題は『毎日見た夢を1日1枚描く』。宿題は、やる方は大変ですが、出す方はとっても楽しみなものですね♪期待しています。

油彩道具

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aburaenogu

佐藤 『静物』 油彩

勉強熱心な佐藤さんの油絵最初の1枚です。下塗りが終わってから見えた色を置いて、違った色調を入れてまた見えた色に戻し、と、たっぷり時間を掛けて制作したので、油絵らしい深みが感じられます。焦らずじっくり腰を据えた制作姿勢にはいつも頭が下がります。(私は勝ちを急ぐタイプで、よく失敗するので)
右の油絵具をご覧下さい。まだ油彩を始めたばかりなのに、この絵具の量!(箱は手作り)佐藤さんの荷物が日帰り旅行から2泊3日お土産付き位まで増えてきているので、その内海外旅行バックにならないかな~?と、石原明音先生と期待しています♪

復帰第1作

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馬渕 『ねないこだれだ Who’s not sleeping?』 透明水彩

馬渕さんは人物描写にこだわり、老若男女(そう言えばまだ、老は描いてませんね)描き続けています。繊細なタッチで細部まで表現し、子どもの柔らかい肌の質感やふわふわの髪の毛も、触り心地が想像できますね。
さてこれからの課題ですが、「細部まで描く」だけでなく、「描かない所を効果的に作る」勉強を始めませんか?作品を見る人の視線の動きを考えてみましょう。美術展覧会などに行って絵を見る時、最初にどこから見るでしょか?その視線はどこに移りますか?この鑑賞の仕方を意識すると、自分が次の作品にしなければならない事が見えてきますよ!

「去年10月から休会していたのですが、今月から9ヶ月ぶりに復帰しました。肌の陰影の付け方や髪の塗り方に苦労しましたが、とても勉強になりました。次回作に活かしたいと思います。やっぱり絵を描くことは楽しいと改めて実感しました。 Thank U. chica」

筆の手入れ

hude皆さん、筆はどうやって洗っていますか?
通常は水彩、アクリルなら水、油彩ならペインティングオイルですよね。
でもしばらく使っていると、どうしても落ちない汚れが気になって来ます。
そこで何回か使ったら、固形石鹸(液体石鹸は植物製なので、石油系でできている普通の固形石鹸の方がよく落ちます)を泡立てぬるま湯(お風呂位の温度)で洗ってみて下さい。一番汚れの溜まっている部分は筆の根元ですから、根元の毛を優しくしごくようにして汚れを浮き出させるのがポイントです。洗剤成分をすっかり流した後は、トリートメント(もしくはリンス)で、しなやかに!もちろん人間用で構いません。それも落とした後、乾かし方が一番の重要!ゴムで筆の柄を縛り、逆さまに吊るして乾かします。こうする事によって、根元に残った汚れが全て下に落ち、見違えるように描き易くなるはずです☆
早速試してみて下さい!!!

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今日は筆について少々。
絵に絵具で色をつける時、必要なのが『画筆』ですが、意外とみなさんよく知りませんよね。今回は毛の種類について。
左-馬毛  最もポピュラーな筆用の毛です。ほぼ全身の毛が用いられています。豚毛(油絵用-弾力と耐久性がある)より柔らかい毛質で、油彩、水彩、日本画などに利用されます。
中-イタチ毛  弾力と穂先きのまとまり、絵具のふくみの良さを持っており、軟毛の代表的なものです。コリンスキー(シベリアに生息、非常に高価)を含めて〈セーブル〉と総称する場合が一般的で、油彩、水彩、日本画などに利用されます。
右-リセーブル毛  特殊加工した画筆用合成繊維です。天然毛〈セーブルやリス(主に水彩用-柔らかく細いので弾力がない)〉の特徴であるキューティクルに近い、ウオータースポットと呼ばれる凹凸がつけてあり、他の合成繊維にありがちな絵具の含み不足をカバーしています。又、耐久性、弾力、穂先きのまとまりが特に良く、太さの異なる複数の原毛も交ぜてあります。油彩、アクリル、水彩、デザインなど多目的に使われています。
とりあえず、どんな画材で描こうか迷ったら(もしくは色々な画材で使いまわしたい方は)、リセーブル毛の筆を買ってみて下さい。明日は筆の手入れについて説明します。

石井渚 個展

nagisa石井 『石井渚 個展』 木版

 三年近く続けてきた木版画の個展を東急東横線元住吉駅前のカフェテリアCASUMIにて7/3(日)~8/6(土)まで開催します。この個展の案内状は弟の協力無しでは出来なかったと思います。パソコンを使えるって凄い事だなぁと、私はただただ感心しておりました。 個展は夏真っ盛りのとても気持ちの良い季節なので、遠方にいらっしゃる方も旅行がてら観に来て頂けると嬉しいです。 詳細は、アトリエ・ミオスのホームページにて。
今日は幼児、小学生クラス担当の石井が執筆しました。

手描き扇子

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嶋田 『手描き扇子』 アクリル絵具

夏に向けて『Happy Happy Collector.』オリジナルの扇子を作ってみました。全て手描き、下描きなしで描いてます!線が太くなったり色がはみ出したりしたりするのも、またいい味かなぁって事で。(笑)来月の“テディベアコンベンション”で販売しますよ~!
今日は嶋田ひろみが執筆しました。