卒業の季節‐卒展のお知らせ

マユカです!今回は私の作品についての記事です。多摩美術大学で3月13日〜15日にかけて開催される、卒業展示(学内展)についてのお話をさせていただきます。

いつの間にやら四年生、私自身あっという間すぎてびっくりしています。この四年間は主にデジタルでイラストレーションの作品を作り続けてきたので、締めもイラストでの制作にしました。

私のイラスト制作のルーツが「ゲーム」なので、大学の卒業制作ではそのルーツを辿るようにゲームのコンセプトアートを想定した作品群によって世界観を伝えるような展示を目指しています。ゲームの内容がどう、と言うよりはキャラクターデザインや風景などのビジュアル面を押し出して見せる目的での描き方をしています。

舞台は中世ヨーロッパ、当時のカメラでは白黒にしか映らなかった世界をモノクロのままに冒険する、そんなイメージの世界観です。

卒業審査の際に撮ったものしか全体の写真がなく見辛いのですが…
これらの作品、実はデジタルだけでなく油彩でも一部作品を製作しています。

「よりゲームの世界観に浸ることのできるコンセプトアート」とは何かを考えた時、写真を使用すると生々しすぎてゲームっぽさが損なわれてしまう、デジタルでは印刷した時の質感があまりにも現代で世界観に浸れるかと言われたら怪しい…など様々試行錯誤した結果、油絵が「時代を表す目的」でも「生々しさを打ち消す目的」でもぴったりだと感じ、5枚ほどの油彩画を描き、うち2枚にはパネルに印刷したキャラクターを貼り付けてゲーム画面のような表現を施しました。

また、グラフィックデザイン学科は各々が一番得意な表現を用いて一つの大きな作品を作り上げる、という製作形態をとっているので、イラスト以外にも立体作品や服飾系の作品、平面作品など様々な作品を見ることができるのも魅力の一つです。ぜひ見にきていただけたら嬉しいです!

会期 : 2026年3月13日 – 3月15日 10:00~18:00(最終日15:00まで)
会場 : 多摩美術大学八王子キャンパス 東京都八王子市鑓水2-1723

学内展のホームページはこちら

受賞作家奨励展

鈴木M 油彩

昨年の春に県展(県展の記事はこちら)に出品し【横浜市会議長賞】を受賞した水曜午前クラスの鈴木さん。横浜で受賞者だけの展示会が行われるそうです。1回の出品でこのように再度展示の機会が頂けるのは嬉しいですね。励みになります。
お近くまでお越しの際は、ぜひ足をお運びください!
(この作品の講評はこちらをご覧ください。)

【県展受賞作家奨励展】
会期: 2026年2月26日(木)〜3月3日(火)  
   10:00〜17:00(初日14:30 OPEN)
場所: 港南区民文化センター ひまわりの郷ギャラリー
    京急市営地下鉄 上大岡駅 駅ビル中央棟4階

未来と伝統への眼差し

香月 油彩

大竹です。今回ご紹介させていただくのは、香月さんの油彩画です。どちらもF20号(727mm × 606mm)の大作で、見応えのある作品となっています。

左の作品では、お二人のお孫さんの後ろ姿が描かれています。お兄ちゃんのきちんとした服装や、光を受けて輝くランドセル、そして満開の桜から、入学式の日であることが伝わってきます。新しい世界へ踏み出す高揚感と、少しの不安の両方を抱えながら並んで立つ姿が、とても愛おしく感じられますね。
満開の桜はまるで二人の門出を祝福しているかのようです。さらに、周囲の風景を映し込む川面の美しい表現は、画面に奥行きと静かな時間の流れを与えています。きらめく水面は二人の行く先に広がる明るい未来を予感させます。
香月さんは以前にも幼い頃の二人の後ろ姿を作品にされています(コチラ)。鑑賞者もまた、作品を通して時の流れや子どもたちの成長を追体験し、自身の記憶と重ね合わせながら温かな気持ちになることでしょう。

右の作品は、歌舞伎の演目「連獅子」を題材にしたものです。近年では、映画『国宝』の公開をきっかけに、若い世代の間でも歌舞伎への関心が高まり、改めてその魅力が見直されています。歌舞伎座では写真撮影が禁止されているため、ポスターやグッズなどを参考に制作されていますが、それを感じさせないほどの迫力がありますね!
豪華絢爛な衣装、金色の煌めき、緻密な文様の描写。大胆な構図の中に、歌舞伎独特の緊張感と静かなエネルギーが宿っています。特に、人物の表情と視線の力強さは圧巻で、画面から強い気迫が伝わってきます。背景を深い色でまとめることで、衣装の鮮やかさや人物の存在感がより一層際立ち、舞台の神聖な空気までも描き出しているようです。
日本の伝統芸能が持つ厳かな精神性を、丁寧な観察と確かな描写力によって表現しています。

こちらの作品は、3月より開催される実生会展にて展示される予定です。ぜひ会場で、実際のスケール感と絵肌の息遣いを体感していただきたいと思います。

【第11回 実生会展】
会期: 2026年3月6日(金)〜10日(火)  
   10:00〜17:00(初日12:00開館・最終日14:00閉館)
場所: 上野の森美術館 本館2階

芸大生の作品展

F50(1167×910mm) 木製パネルに高知麻紙、岩絵具、墨、膠、胡粉

ブログアップが1日遅れてしまい申し訳ございません。サトルです。今日は僕の展示のお知らせをさせてください。
1/24〜1/30にギャラリーカクカッコ(東京都中央区銀座1-14-11銀松ビル4階)にて、藝大、多摩美生による展示会を開催します。

グループ展の展示タイトルは『混線中』、メンバーは日本画2名、油画科5名。日本画、油絵、立体作品の様々なジャンルの作品を展示します!
(実はDMをデザイン科の友人に頼んでいたのですが、体調不良で完成が伸び、本日までブログを待っていた次第です。結局間に合わず、ここに載せることができませんでした。)

この展示は藝大の建築科の2年生がオフィスビルの一室を借りて作った、期間限定のギャラリーを使うので、完全に作家達が好きなように、自由なコンセプトで展示する事が出来るようになっています。展示に向けて作品を作るのではなく、今までの作品でとにかく気に入っているものを持ち寄りますので、等身大の芸大生の作品が見れるのが今回の最大の魅力!僕は日本画2枚とドローイングを展示します。銀座ではギャラリー巡りやショッピングも出来ますので、お越し頂けたら幸いです!

展示期間 1月24日(土)〜1月30日(金) 13:00〜19:00
展示場所 東京都中央区銀座1-14-11銀松ビル4階 地図はこちら 東京メトロ 銀座一丁目駅 10番出口より徒歩約1分
髙木の在廊日 1/26、1/30以外は終日在廊予定です。

漆の作品展のお知らせ

ご無沙汰しております、岩田です。台北のcans_space 罐 空間 という画廊にて展示会開催の為、一昨日から台湾に来ております。
本日11月29日が画廊のお得意様だけ先行招待するプレオープン、明日から一般公開となります。初日にはアーティストと共にギャラリーでお香とお茶会を開くイベントもあり、今から楽しみです。

2025.11.30-12.22
11.29 VIP プレビュー(招待制)
11.30 sun お香とお茶会

また現在、銀座 POLA MUSEUM ANNEXにて開催中のチャリティオークション「Blooming towards the sky」展で、作品オークションを開催中です。

チャリティオークション「Blooming towards the sky」展
2025.11.7-11.30 11:00-19:00(入場は18:30まで)
6回目となるチャリティオークション展。昨年に引き続き、能登半島災害支援を目的に、本企画に賛同いただいた 24名のアーテイストが「新芽、芽吹く」をテーマに作品を制作しました。
下記のサイトから入札頂けます。どうぞ宜しくお願い致します。
オークション入札およびドローイング抽選販売
実施期間:~11月30日(日)23:59まで
オークション入札サイト:こちら

加えて大阪(梅田駅より一駅、地下鉄中津駅から徒歩2分)のmouseionというギャラリーでも展示開催中です。
2025.11.22-12.20 13:00-17:00
乾漆という技法で漆と遊ぶ岩田俊彦。
彼から生まれる作品達は漆の声だと話す
乾漆は麻布に漆を何度も塗り重ね、
“木でも陶でもない、漆だけで立ち上がる形”
を生み出す古来より続く漆技法。
奈良仏像にも受け継がれたこの技法は
内部を空洞のまま形づくるため
深い質感と相反する軽やかさを持つ。

この3つの展示が重なってしまった為に制作が追いつかず、しばらくお休みを頂いておりました。私の担当の土曜クラスの生徒さん達には、ご迷惑をお掛けしており申し訳ございません。
実はまだこの展示ラッシュはしばらく続き、今後も月に1回/月末のみミオスに通うことになりそうです。大変心苦しく思いますが、今年最後の授業12月20日(土)には出勤予定ですので、その際は皆様に展示の様子もお話しできればと思っております。

藝術祭り

サトルです!来週9/5(金)~7(日)の3日間、東京藝術大学で作品展示、販売をするので告知させて頂きます!

藝祭では毎年全学生が作品展示を行います!絵画は勿論、彫刻や陶芸、伝統技術を使った工芸品や現代アートまで幅広く展示されていて紹介しきれません!!!!芸術分野のほぼ全てが藝祭では鑑賞できます。あまりにも数が多いので全て回るのはほぼ不可能….。僕が展示するのは50号の人物日本画です。7月から制作していて今までで一番描き込みました!描き込みで絵の具が割れてしまったりして大変でしたが、なんとか修復して現在も制作中。展示場所は藝大美術校舎の門を入って右奥にある絵画棟3階の一番奥の部屋です。

展示とは別の場所で小作品の販売も行います。会場は上公園噴水広場で6日と7日に行われるアートマーケットです。沢山の学生がそれぞれのテントで出品していて、絵画作品からアクセサリー、陶芸作品など様々です。

僕は一番上野動物園に近い位置の角にあるテントで5000~10000円の日本画を出品します。上野公園内にあるスターバックスの目の前ですので見つけやすいと思います。「花胡粉」という店ですので是非お越しください!金曜日は売っていないので注意してください!

作品販売:上野公園竹の台広場(噴水広場)145番テント
販売時間
9/6 10:00~17:00
9/7 10:00~17:00
サトル店番時間
9/6 10:00~11:00
9/7 16:00~17:00

さて、お次は毎年一年生の作る藝祭神輿!藝祭の目玉である御輿は一年生が4グループに分かれて制作します!去年僕達は孔雀の御輿を作りました。今年の一年生はデザインと芸術学チームがカエルの御輿、日本画と工芸チームが麒麟の御輿、油画建築チームが巨人の御輿、彫刻と先端芸術表現チームが金魚の御輿を作ります!現在僕は2年生なので、藝祭実行委員として制作のサポートをしながら制作途中の御輿を見ているのですが、カエルの御輿がとてもいい感じです!5日の午前10時から御輿のパレードが行われますので是非ご覧下さい!!

その他にも模擬店やステージでのライブなどどこに行っても楽しいイベントが行われています!国内での美術イベントとしては最大級の規模ですので、楽しむためだけではなく、作品を鑑賞すること、また、駆け出しのアーチストの作品を購入する場としても、とても有意義な1日になると思います!是非お越し下さい!

小原作品展

小原です。今週から始まった展覧会も、折り返し地点になりました。20年ほど前から評価して頂ている美術評論家の方に「絵の中で完成されてしまっている絵は、鑑賞者の入り込む隙を与えず窮屈である。鑑賞者をおざなりに自己満足している作品に僕は興味はないんだ。時に慰め、時に励まし、クールに、優しく、相手に寄り添い、語り掛け、相手によって見え方が変わる絵が、ずっと飾って見続けられる。そういう深みが増してきたね。」と言って頂きました。ぜひ皆様にもご高覧頂ければ幸いです。

2025年7月29日(火)〜8月9日(土) 12:30〜18:00〈日曜・祝日休廊/最終日16時終了〉
あらかわ画廊|Arakawa Gallery
〒104-0061  東京都中央区銀座1-10-19 銀座一ビル3F
■有楽町線 銀座一丁目駅 出口10番11番より徒歩1分
■銀座線 京橋駅 出口2番より徒歩2分
残りの在廊予定の日は、8月5日(火)、7日(木)、8日(金)、9日(土)です。13時より詰めております。
※8月3日(日)日曜休廊、最終日8月9日(土)16時まで

小原展覧会のお知らせ


左「コクリコ(虞美人草)」板・透明水彩 / 右「ヒナゲシ(芥子)」絹本着彩・透明水彩

小原です。来週から銀座で展覧会を行いますので、お知らせです。今回は個展ではなく、画廊企画の四人展となります。画廊から与えられたテーマは『華』

私はいつも古布(絹)を媒体として描いていますが、左の作品は板です。そして右の作品は絹。

左右の順番が逆の解説になってしまいますが、
右 「ヒナゲシ(芥子)」 絹を板に貼って描き、剥がしたもの
左 「コクリコ(虞美人草)」 剥がした後に絵具が染み込んだ板

一枚描いて2つの作品が出来る、シルクスクリーン版画のような制作方法を試してみました。どちらも展示してあり、我ながらユニークな作品だと感じています。ちなみにDM用に画廊に送った2枚でしたが、オーナーが代表作として選んだのは板の方でした。より朦朧体な作風の板か、少々写実が入った絹か、好みが分かれる作品かと思いますので、お客様に感想を伺うのを楽しみにしております。

2025年7月29日(火)〜8月9日(土) 12:30〜18:00〈日曜・祝日休廊/最終日16時終了〉
あらかわ画廊|Arakawa Gallery
〒104-0061  東京都中央区銀座1-10-19 銀座一ビル3F
■有楽町線 銀座一丁目駅 出口10番11番より徒歩1分
■銀座線 京橋駅 出口2番より徒歩2分

東京方面についでがございましたら、ぜひお立ち寄り下さいませ。
私が在廊予定の日は、7月29日(火)、31日(木)、8月1日(金)、2日(土)、5日(火)、7日(木)、8日(金)、9日(土)です。13時より詰めております。
※8月3日(日)日曜休廊、最終日8月9日(土)16時まで

展覧会告知

 

岩田です。今回は、7月に開催する展覧会の告知をさせて頂きます。

私の住む鎌倉にて初の個展となります。川崎からは少し距離がございますが、宜しければ、どうぞ足をお運びくださいませ。私のインスタでも告知をしています。岩田俊彦instagram

此度の展覧会の準備やその他仕事があり、私は、9月6日までアトリエミオスをお休みします。皆様暑い夏をどうか乗り切って、9月13日からまたお会いしましょう!

本展のタイトルは「漆ノ膚」。名付けたのは、店主の常盤氏ですが、以下彼の言葉です。

───────────────────────────────────────────

長年にわたり漆と向き合い表現活動を続けて来られた岩田氏。伝統的な本漆や螺鈿の技法はもとより、近年は岩田氏独自の質感を探求されています。本展では岩田氏の作品の「道具」に焦点を当ててご紹介いたします。「錆膚」や「石目」と表現される質感は陶磁器と見まごうばかりの風合い。その佇まいは空間を纏う陰影と力強さを合わせ持ちます。

岩田氏と話をしていくうちに、漆は「皮膚の表現」なのだと感じるようになりました。膚(はだ)という漢字は「肉体を入れる壺」から変化した略字だそうです。身体とモノはよく相互に喩えられますが、漆とモノの関係性を模索する岩田氏の表現そのもの指す言葉として「漆ノ膚」をタイトルにさせていただきました。

岩田氏による漆の表現の奥深さをご堪能ください。皆様のお越しを心よりお待ちしています。

───────────────────────────────────────────

◉漆ノ膚
2025年7月19日(土)__27日(月)
amanai
@amanai__
神奈川県鎌倉市由比ガ浜 3-1-2
12:00-17:00 水・木店休日

──────────────

抽象画の展覧会


玉置 アクリル

具体的な存在を想像させるようでありながら完全には掲示せず、何らかの規則性があるようにも感じるが詳細までは語っていない。
しかし初心者を寄せ付けないほど偏屈な印象がないところを見ると、作者は我々に理解を強要するのではなく、真意を求めて彷徨い続けることを楽しんで欲しいのであろう。鑑賞者の自由な想像を受け入れる、作者の柔軟な思考と軽やかさが備わっているように感じる。自分なりの解釈や答えを求め、いざ知的探究の旅へ。
日曜クラス玉置さんのグループ展を、ぜひご高覧ください。  オバラ

【うたかたⅢ】
会期: 2025.6/12(木)〜24(火)  *6/18(水)休廊
   12:00〜19:00(最終日16:00迄)
場所: 鈴画廊 中央区銀座1-9-8奥野ビル2F212号室
玉置在廊日:  6月12.15.17.19.21.22.24 (13:00-16:00迄)