相模原弥栄・川崎総合、美術高校合格!

マユカです!今回は高校受験生達のご報告をさせて頂きたいと思います。

まずは合格、おめでとうございます!一年間、受験勉強やデッサンお疲れ様でした!!二人の努力が実り、本当に嬉しい限りです。特に弥栄高校などは倍率が2倍以上あり、難関突破です!すごい!

受験間際は私も彼女たちの隣に座り、同じ時間で一緒にデッサンをして『時間配分・塗りの強さ濃さ・緩急つけたペース』などを、体で覚えてもらいました。(中央が私のデッサンです。)

どうしても1時間半という短い時間の中では、描くことができるモチーフや細密さに限界があります。二人は特にどのモチーフも完璧に!という意識があり、それは大切な事ではあるのですが、時間制限を加味すると、一つのモチーフだけに集中することで他が未完成となってしまうことが多くなってしまいます。そのため満遍なく全体的に手を付けることや、満遍なく描いたあとは全体が同じ色っぽくなってしまいがちなため、一部分、それもメインに置きたいモチーフの手前だけ特にしっかりと描き込むこと等、素早いけれど上手く見える技法を使い、短い時間の中で完成させる必要があるんですね。


左 みづき(相模原弥栄高校・美術科) / 右 ほまれ(川崎総合科学高校・デザイン)

好きなものも我慢して、目標に向かってひたすら努力するしかないこの1年間、受験の為だけに絵を頑張って、時には嫌になることもあったでしょう。改めて合格おめでとうございます!高校の3年間を是非、素敵なものにしてくださいね!

武蔵美・多摩美デザイン科合格!

ナツメです。先日、美大受験のために学生クラスから予備校へ移っていた風音が合格報告に来てくれました。武蔵美と多摩美、受けた学部学科は全て合格したそうです。素晴らしい!

下に沢山の再現作品(実際に受験で出した作品を後日描いたもの)と出題、制作意図などを送ってもらったものを載せています。僅か3-5時間でここまで考え、描かなければなりません。

再現作品を見ていただくと分かる通りデザイン科の実技試験には「鉛筆デッサン」「アクリルガッシュでのデザイン」の二つの課題が出されます。受験直前にたくさんの作品を持ってミオスにアドバイスをもらいに来たのですが、風音はデザインの方で伸び悩んでいるようでした。

直前になればなるほど出来ていないことに焦ってしまうため、アイディアよりもまずは配色を綺麗にすることに集中しようとアドバイスをしました。見た目が良くない広告は中身なんて見てもらえませんからね。そして自分の色を見つけるために、「広告などの配色は参考になるけど課題にそっくりそのまま引用できるわけではないから、どんな色合いが綺麗とされているかを学ぶ材料にしよう」と伝えたところ、一筋の光明を見たそうで、その後の作品はグンと良くなったそうです。私も受験生の頃同じように行き詰まったので、自分の経験が彼女の役に立てたことに嬉しくなりました!私も予備校で散々アドバイスはもらっていましたが、やっぱり最後はミオスで安心感と自信を持たせてもらいたく、直前にふらりと立ち寄ったことを昨日のように思い出します。

自分の功績(!?)を鼻高々と書き連ねましたが、最後の最後まで努力を怠らず、風音が今まで一生懸命積み上げてきたものがあったからこそ掴み取った合格だと思います。たくさん休んで、遊んで、大学生活も楽しんで下さい!!おめでとう!!!

多摩美グラフィックデザイン

デザイン 『食べ物をモチーフに、EATの文字を配して表現しなさい』
◯直前、予備校でdelivery(右)をやっていたので、それを少し変えてそのまま描いた。
◯deliveryの時より色の役割が分かりやすくなるよう意識した。

多摩美グラフィックデザイン

右 デッサン 『両手をモチーフとして、音をデッサンしなさい』
◯最近の「▲▲と両手」とは違った出題形式だった。両手から出る音=ノック、ドアというのが分かるようにドアノブをモチーフに選んだが、これだとドアノブを回してる音なのかノックの音なのか、どっちが主人公か分かりにくいので失敗だった。
◯遠目の印象が良くなるように腕を交差させた。画面が重くならないように注意した。

武蔵美視覚伝達デザイン

左 デザイン 『あなたと周りにいる人の関係をイメージしなさい。20字以内の説明を加える事』
◯タイトル:一筋縄では終われないおばあちゃんとの会話
◯紙粘土の独特なちぎれ方・くっつき方に着目し、なかなかちぎれない紙粘土と、おばあちゃんの話を重ねて描いた。
ただそれだけだと凡だと思ったので追い攻撃も加えた。
黄色いほうが元気なおばあちゃん、紫がちょっと嫌がってる私。シンプルな構想なので、どっちがどっちを表してるかちゃんと伝わるように色と配置に気を付けた。
◯パワーが加わってる、というのを表したくてちぎれ目にオレンジを配したが、2色だけの方が対比がわかりやすかったので少し失敗。

多摩美情報デザイン

デッサン 『配布した紙皿と、自分の手を観察して描きなさい』
◯条件3に「紙皿を切るなどの加工をしてはいけません」とあったので一切手を加えなかった。◯紙皿の薄さ、縁の凸凹、手に奥行き、が出るように人差し指を前に持ってきて、紙皿は斜めに持った。

デザイン 『階段をテーマに、任意の幾何学形態を用いて表現しなさい』
◯多摩グラのデザインと違って「モチーフの解釈、表現方法は自由」という記載がなかったので一般的な階段で描いた。
◯すごく限定的なテーマなうえ、たぶん私同様多くの人は外れるのを恐れて一般的な階段を描くので、階段のどこを描くかが重要だと思った。限定的な瞬間の階段に焦点を当てて、「雪が積もった日、階段の滑り止めに安心する」というのを表現した。

武蔵美の油、合格しました

オバラです。1年以上前の高2の秋に大手美術予備校に追い出した、藝大デザイン科志望の晴が「デザインは楽しいし好きだけど、どうしても油絵科が気になる。受験しなかったら絶対後悔する。でも予備校でそんなこと言ったら『ただでさえ浪人しないと受からない藝大を受験するのに、他の学部を受けるなんて許さん!』と言われるのがオチ。ちょっとだけ予備校休むので、油絵を教えてください!」と冬休み前に突然やってきました。ミオスに通っていた時に2枚だけ描いた小さな油絵制作の高揚感が、心にずっとくすぶり忘れられなかったとのこと。(以前描いた作品はこちら


晴 高3 油彩(左は下塗り)

予備校で描いたデザイン・デッサンを見せてもらいましたが、豊かな創造性を感じ、独自の表現力を磨いてきたのが良く分かる作品でした。これなら受験直前とは言え、新しいメディアや技術への挑戦が、デザインの理解を深めることにも繋がると快諾しました。

しかしほぼ初めてに近い画材で、いきなりF15号(652mm×530mm)の大きなキャンバスに6時間で完成させられるのは、畑違いのジャンルとは言えやはり予備校で厳しく訓練してきたからでしょう。デザインで培ったセンスと勘で、木炭デッサン1枚と油絵2枚を制作しただけで、倍率7倍の武蔵野美術大学油絵科合格を見事勝ち取りました!(滑り止めの、空間演出デザイン科-倍率5倍も合格でした。)


右は木炭

今は藝大の1次試験(デッサン)真っ最中。「どっちも受かっちゃったらどうすんの?」と聞くと「えー!?受かってから悩みます。」そんな贅沢な悩みができるよう祈っています。それと、何十枚も油絵と木炭デッサンだけ描いてきて不合格だった人に、妬まれないように祈ってるわ!(笑)

女子美付属高校合格


みつき 中3 左-透明水彩 / 右‐鉛筆デッサン

合格速報です。みつきが女子美術大学付属高等学校に合格しました!おめでとうございます!
着彩もデッサンも「出されたモチーフ全てを、食わず嫌いせずに余すところなく描き切ってやろう!」と取り組む姿勢まで伝わる絵が描けるようになりました。妥協したり、手を抜いた部分は一切ありません。中学生でここまで真摯に絵を描けるとは素晴らしいです。落ちる要素はありませんでした。

精神的にも不安定なところがなく順調に上達、1mmも心配がありませんでしたので、これからのことを書いていきたいと思います。
・並べられたモチーフの中で、主役、脇役の序列を決め、主役は重量感までしっかり伝わるように描く
・主役から離れるに従って上手く手を抜く
・画面の中で硬柔、重軽、遠近、静動、明暗のメリハリをつける

モチーフを愛し、自分がモチーフから感じた想いを一枚の紙に再現するテクニックはすでに習得しています。ただその意気込みが強すぎると肩に力が入って視野が狭くなり、全てを同じように再現しようとしてしまうので、脇役や背景は『良い意味で手を抜く=遊び心を持つ』これができるようになると、魅力が増してくるでしょう。
何はともあれ、合格おめでとう!高校には猛者がたくさんいます。刺激を受けながら更に磨きを掛けてください。 オバラ

ここから、これから


彩里 高3 木炭デッサン

花粉症でティッシュが恋人です、ナツメです。今日は学生のアヤリの牛骨デッサンをご紹介します!初めての木炭デッサンです。木炭デッサンとはその名の通り柳の枝を焼いて作った木炭で描き、食パンのやわらかい部分で消し、ガーゼでこするといった鉛筆デッサンとは使う道具も描き方も違うものです。濃淡の幅が広い明暗のグラデーションを自然に作る事が出来る反面、その場所、質感、明度に合わせ効果的に手を動かさなくてはいけないのが特徴です。

今回はじめての牛骨デッサンでしたが形はよく取れており、細部まで観察ができています。しかし骨に入ったヒビなどの細かい部分を追っているうちに上面の光が弱くなり、細部は若干目立ちすぎています。見つけるのも描くのも楽しくて、つい描きすぎてしまう気持ちはよくわかる!ですが、「デッサンはモノではなく空間を描く作業」と言われるほど空間への意識が重要です。大きな明暗はその意識への第一歩。次回は強く当たる光を意識してみて欲しいです。

左端ギリギリになってしまった構図のミスに対し、空いてしまった右側に背景を置き自力で対応したのは良かったですね。受験においても、どれだけ練習を重ねて万全に対策をしたとしても、やらかしちゃった!と普段からは考えられないようなミスをすることもあります。そんな時に焦りを受け入れ臨機応変に対応する力があるかないかでは変わってきます。そうは言っても構図が命!実はこのデッサン、右上からの光だったところを左に詰めて描いたため最後に光の向きを左上からに変えました。次回は滑り出しから意識できたら良いですね。今はまだやりたいことに技術が追いついておらずもどかしい部分も多いと思いますが、意欲的で吸収速度が早いので今後の成長に期待が高まります。

美術高校受験


中3 美術系高校受験前の冬期講習で描いた作品より

オバラです。2ヶ月間、土曜ブログ担当の岩田先生がお休みですので、作品写真のみ、もしくは、文章少な目なブログをアップしていこうかと思います。
この4月に高校生になった子達が、冬休み中の特別講習で描いたデッサンです。受験用ですので90分で描かせています。受験前は「まだまだ全然ダメだ!同じこと二度言わせんな!一度で覚えろ!」なんて怒ってばかりいましたが、こうして改めて見ると、ちゃんとグレイの色幅が出ていますね。うん、中学生にしてはなかなか良いんじゃない?ヨシヨシ。合格させてやったんだから暴言は許せ!と、口が悪いだけでなく恩着せがましいのに、この子達は高校生になっても通ってくれています。


受験直前の2月には、ここまで描けるようになりました!

石膏デッサン


岩田先生の予備校時代の鉛筆デッサン

岩田先生が6月までお休みなので、土曜日ですがオバラです。アトリエの壁に貼ってある『サモトラケのニケ』の石膏デッサン。大理石の本物はルーブル美術館にドカーンと飾ってあるので、フランスで見た方も多いのでは?
画用紙の大きさは110㎝。イメージが付きやすい様にカサブランカと一緒に撮影してみました。彫像は244㎝との事ですので、おおよそ半分の大きさに縮小して描いています。
現在、大人クラスでは石膏デッサンが静かなブームで、どのクラスでも数人の方がチャレンジされていらっしゃいます。石膏像の平均的サイズ(高さ)は80㎝前後で、石膏デッサン用の画用紙は65㎝×50㎝。かなりの大きさですので、描く前から躊躇してしまいそうなのに、果敢にチャレンジされる生徒さんに敬意を表します。
最近は藝大以外の美大では石膏デッサンが出題されなくなり、美大出身でもほとんど描いたことがない人も多い中、素人の生徒さんが取り組んでくださるとは嬉しい限り!
まだ描いたことがない方も、ぜひ勇気を出してチャレンジして欲しい!
のですが、先週20㎏近くあるブルータスを140㎝の石膏台に乗せようと持ち上げて、ぎっくり腰になってしまいました。しばらく怖くて持てません。弱気ですみません。

藝大への道

小原です。土曜日の岩田先生のブログでも書いてありましたが、住吉桜はすでに咲き始め、アトリエの窓からはお花見が楽しめる風景がご覧頂けます。
しかし、ミオスでの桜と言えば受験!今年、藝大の日本画科を受験していた二人からは、不合格の知らせをもらいました。

「お久しぶりですサトルです。
藝大日本画、今年も二次で落ちました。
実力はついてきていたのですが、あと一歩及びませんでした、、、。
4浪します!!!
来年は圧倒的なレベルの絵を描いて受かって来ます!!!!!!」
「お久しぶりです。マヤです。
チョコのお礼が遅くなってすみません。美味しかったです。ありがとうございました!
今年も落ちたので二浪します(笑)
色々な物事と良い距離感を保ちつつ、頑張っていきます。」

長い時間ものすごく努力したのだから、その価値を保証する結果が欲しかったでしょう。
がむしゃらに手繰り寄せた糸が、求める未来に繋がっているという希望が欲しかったでしょう。
35年前の私は藝大受験の失敗に打ちのめされ、自分の無能さに反吐が出るほど嫌気が指しました。「視野が広がったからそう感じる」なんてきれい事、耳に入らなかった。自分を信じられず、未来を予見できなかった。
二人を敬服します。

5浪して藝大に入った岩田先生から
「おー!落ちましたか!
4浪すれば、流石に受かるでしょう。
頑張って欲しいですね。」
「2浪すると、入ってからだいぶ楽ですね!
浪人生活、楽しんで欲しいです!(笑)」
ミオスには、頼もしい先生がいて良かった。

桜が咲くとは限らない

オバラです。今年の受験も、明後日の藝大二次試験の発表を持って終了です。大人クラスに交じって絵を描いていた受験生もいたので、きっと心の中で応援してくださっていた社会人の生徒さんもいらっしゃいますよね?「自分の描くデッサンより数倍上手くて速いのに、けちょんけちょんに怒られてる!」と恐れおののきながら矛盾を感じたこともあったでしょう。申し訳ございませんでした。

しかし「今までご声援をありがとうございました!無事、みんな合格頂きました!」と、言えないところが人生。上の4時間で制作した水彩画を描いた中学生は、残念な結果に終わりました。今年の倍率は高校受験にあるまじき5倍だったとの事、非常に高い競争率でした。

限界まで頑張ったのに、私達の力不足で本当に申し訳ないです。しかし今の彼女が持てる力を最大限出せたと思います。それでダメだったのですから、辛くて悲しいけど受け入れるしかありません。
しばらくメソメソして、嫌いな事、苦手な人は避けて、好きなものに囲まれる時間を多く持ちながら、ゆっくり気持ちを整えて欲しいです。美術が大好きで、描きたくてたまらない気持ちは、きっと変わらないと思います。美大受験にシフトして、そこでまたトライしましょう。ずっと応援しています。

白山高校美術科 合格再現作品


こころ 鉛筆デッサン 左が合格再現作品

マユカです!今回は白山高校の美術科に合格したこころのデッサンをご紹介します

アトリエでは受験する高校がどこかに関わらず、基本的に形をとるのが難しかったり、描きこみが複雑なモチーフを組んでデッサンしてもらっています。もちろん受験の時期が近づいてくれば、高校ごとに特化したモチーフでのデッサンをしますが、実際の試験で「こんなの描けない!」とパニックにならないように、どんな課題を出されても、試験時間内で描き切ることが出来るようにと、受験期中盤辺りまではあえて難しいモチーフに取り組んでもらっています。
こころは初めからしっかりと強い黒を入れて、積極的に描くことが出来ていたため、そんな難しいモチーフにも「時間足りないです!」とは言いつつも全体的に完成させていたのですが、その代わり描きこみがかなり大雑把になってしまいがちでした。冬休みを経て、その描きこみにもかなり繊細さがプラスされ、ただガシガシと描くだけでなく、細部までよく観察し、繊細なタッチもできるようになっていましたね。受験前に描いた針金のうねりや影の乗せ方、ゴム手袋の表現でも「すごく繊細に描けるようになったなぁ」と感動していたのですが、参考作品での紙コップの描き方なんて、最初見たときこころだと分からなかったくらい!奥にあるものだからと控えめに描かれていても、描きこみは忘れていませんでした。何枚も描いていく中で目が肥えてしっかりと観察ができるようになり、時間にも余裕が出来たのだと思います。手前はしっかり描きこんで、ぐっと強い黒を入れることで目立たせ、遠近感を強調しよう!というデッサンのポイントもしっかり押さえられていますね。

勉強も絵も頑張らなくてはいけない美術系の学科は、やることが多くて大変だったと思います。改めて受験お疲れ様でした。合格、おめでとうございます!