
小原です。多摩美術大学・武蔵野美術大学・滑り止めの東京造形大学、油絵科に合格したchikaの作品を紹介します。(藝大は一次のデッサンは通過しましたが、二次の油絵で✕だったそうです。)
作品解説を最初に…
上段木炭デッサン左から『〇△□のいずれか1つを選び自由に描きなさい』『ヘチマとミラーシートを組み合わせて自由に描きなさい』『静物』
下段油彩左から『自画像』『静物』『重なりを描きなさい』
先週「ほとんどの美大受験生は高2の冬に美大受験専門の予備校へ追い出してしまう」と書きましたが、chikaもその一人。ライバルがたくさんいる予備校へ移ってもらいました。
1年間での技術の向上もさることながら(高2の夏に描いた油絵はこちら)、発想力がずば抜けて素晴らしい!テクニックは磨けても、発想力は伸び辛いのに…。とても面白く、テーマを想像するのが楽しくなります。
多摩美の油絵の合格再現作品は描いていないそうなので口頭で聞いただけですが、試験の課題が『黄色を彷彿させるものを描きなさい』で、「ランドセルに黄色い交通安全のカバーを付けた小学校1年生が、黄色い帽子をかぶって、玄関から勢いよく駆けだした後ろ姿を描きました。」とのこと。
左上の木炭デッサンの課題『〇△□のいずれか1つを選び自由に描きなさい』で、小学校の教室での椅子取りゲーム、右下の油彩『重なりを描きなさい』で、休日にお父さんの腕枕で眠る少女を描いているので、子どもの頃の記憶が強く頭の中に残っている人だと分かります。しかしガツガツと凄惨な受験の雰囲気の中で、穏やかなアイデアを思い付くことが驚き。アドバイスはすぐに素直に反映させることができるやわらかい印象のchikaの底力は、芯の強さと柔軟性からできているのです。本当の強さって、こういう人が持っているのですね。恐れ入りました。
おめでとう!合格もとっても嬉しいけど、自分の武器は何かに気付き、どこでもどんな相手でも、たった6時間の間にきちんと作戦を立てて、ひるまず戦える逞しさを身に付けたことが、本当に嬉しいよ。



















