美大合格しました

AN 鉛筆デッサン 女子美アート・デザイン表現学科合格

小原です。藝大の二次試験の発表はまだですが、私大の結果は全て出ています。ほとんどの美大受験生は高2の冬か遅くても高3の春までに美大受験専門の予備校へ追い出してしまうので、1年後に「合格しました」「浪人します」とあいさつに来る子は、ミオスでの勉強が必要だったと感じているし、報告に来ない子はミオスは基礎だけ教わった通過地点に過ぎないと思っているのでしょう。
関わりの深さはこちらが決める事ではありません。恩を押し付けるつもりもありません。だから、離れた学生を心配はしていますが、縁が切れたことを残念に思ったり悲しくなったりもしません。

最近は美大も推薦入学者を多く取るようになりました。本番に弱いタイプや、自信の持てないタイプは、早い時期に重荷を下ろす選択をします。一般入試組が極度のプレッシャーとストレスに晒される中、後ろめたさも感じますが、精神が崩壊する危機があるより安定が重要でしょう。
しかし画力の伸びを自ら止めてしまうリスクもあります。合格が決まった瞬間、多くの学生は解放感で意欲が急降下。一般入試組が3月まで必死にデッサン力を伸ばし続ける中、推薦合格者は11月で予備校を辞めます。高校卒業までに技術は良くて横ばい、悪くて低下。
ちゃんと最初に予告します。推薦を取るという子には、そうなるよと。
そして、そういう子は一般入試組を育てる予備校からは、士気が下がると嫌煙されるため、推薦入試直前までミオスで勉強します。今年は、多摩美工芸学科と女子美アート・デザイン表現学科と横浜美術デザイン学科と桜美林ビジュアル・アーツ専修に推薦で合格しました。おめでとう。

若者は判断基準が明確で、アプリやSNSを通じて情報の取捨選択に慣れています。受験スタイルの判断も「時間の無駄にならないか」「自分の価値観と合うか」をシビアに見極めているように感じます。情報過多な現代において、自分にとっての正解を最短距離で選べることも、「生存戦略」なのでしょう。先人の意見を聞くだけでは生き残れませんから。「無駄が嫌い」、これも彼らの真理です。

上の絵を描いたANは推薦で合格してからも、ミオスに通う日は週3回に減らしましたが、せっせとデッサンを続けています。珍しいタイプ。大抵横這い撤回、合格後も確実に技術を上げています。

美術系高校 全員 合格しました!

オバラです。先週の金曜日に公立高校の合格発表がありました。今年ミオスから美術系高校を受験した中学生は4人。
全員、第一志望も滑り止めも合格しました!

市立川崎総合科学高等学校デザイン科
県立白山高等学校美術コース
県立上矢部高等学校美術科
トキワ松学園高等学校美術デザインコース
橘学苑高等学校デザイン美術コース

今年は11月になってから入会した子や、勉強が危うくてミオスには週1しか通えない子などもおり、少ない時間でどこまでレベルを上げてあげられるか悩み苦労をしました。
またのんびりマイペース過ぎる子もいて、当日「練り消しゴムを忘れて普通のプラスチック消しゴムだけで勝負しちゃった。でも小原先生からもらったお守りは忘れませんでした!(笑)」なんていう恐ろしい事を言う輩も…。お守りは気休め、それじゃ受かんないから!ちゃんと武器を揃えて戦おうよ!(泣)
発表までの2週間、私がどれだけ悶々と過ごしていたか、分かって頂けるでしょうか?

毎年受験生にやらせている、『何も見ないで立方体、球体、円柱の想定デッサンを描く』、『形をとった後に光を設定して明暗をつける作業』、『出来るだけ綺麗に均一に塗る(もしくは濃淡をつける)練習』、『私が描いた様々な角度の立方体25個を30分で写す』、『岩田先生の作った自己評価表を毎回つける』、のようなハードな特訓は一切やりませんでした。今年の受験生には合わないと判断したからです。
「悪魔と取引してでも絵が上手くなりたい!」「命削っても長時間、絵を描いていたい!」「敵は自分自身!」というタイプの子達ではありませでしたので。(むしろ命を削ったのは講師の方。受験生を教えていた美大生のスタッフ全員で「終わったー!」と安堵しました。)

のらりくらりというか、他人事というか、クールと言うか、ポジティブに言えば落ち着いている人たち。そういうタイプの人に熱く接しても暖簾に腕押し、響きません。こちらが変わりました。
お陰でここまで上達したのかな?と思います。受験間際のデッサンをこうやってまとめて見ると、結構イイ線いってますね。うん、良かった!合格おめでとう!

初めての油彩


杏 高3 油彩

大竹です。今回ご紹介させて頂くのは高校3年生の杏の作品。こちらは初めての油彩です。彼女は美大の受験を考えていますが、希望する学部の試験は多種類の作品をピックアップしたポートフォリオの提出があるので、油彩にも一度チャレンジしておこうとトライしました。最初はおっかなびっくり恐々と油絵具を乗せていましたが、小原先生に「エイやっ!」とばかりにペインティングナイフで盛られ削られ手直しされている内に、腹を決めたようです。まだまだデッサンや色作りに甘い部分はありますが、小慣れてないゆえのフレッシュさといいますか、活力に満ちている画面だと思います。一番魅力的に見せたかったであろう、煌めくワインボトルは布に落ちる光まで観察し、影にもボトルの色を反映させています。柔らかい布はタッチを変えて質感の差を意識して出そうとしているのが伺えます。

こちらは鉛筆デッサン。様々な画材で制作していますが、週5日アトリエに通っている中、基礎力を疎かにしない為にデッサンの割合を高くしています。手前と奥の距離感を出す為の意思を持って取り組んでいるのが分かりますね。だた、観る人の目をグッと惹きつける様な強さや勢いがやや弱く感じられます。繊細なタッチで丁寧に描くことができているので、逆に荒々しく見せる部分があっても良いでしょう。左上のデッサンなどは、中間トーンばかりになってしまっているので、もっともっと黒の色幅を増やしてください。意識的に6B〜を多用するのも一つの手です。
妥協せず取り組もうという意思が読み取れる、好感の持てるデッサンです。

都立総合芸術高校美術科の壁

都立総合芸術高校美術科、残念でした。倍率5倍。大学ですら、五美術大学と言われる美大以外では、倍率が5倍もある学部はほとんどありません。つまり美大受験より難易度が高いチャレンジと言えるかもしれません。また絵の試験時間が4時間という長丁場の高校も他にはありません。日本でトップ・最難関の美術高校です。(下のHINATAの絵のレベル以下の美術科の大学生なんて、ザラにいますよ。)
だから行きたかったよねー、HINATA。合格したかった。ポロポロと涙をこぼしながら報告するHINATAに、私も岩田先生も共感と慈しみの気持ちで珍しくテンション低くおりました。


HINATA アクリル

上の絵↑は、「時間を気にしなければどこまで完成度を上げられるか、まずは自分の実力を知ろう」と、4時間以上かけて描いた最初の頃(秋頃)の作品群。デッサンも狂わず、色も鮮やかで美しく、見ていてワクワクする絵です。
テクニックがついてからは、そのクオリティーを下げずに徐々に制作時間を短縮していきました。
下の絵↓は、試験に合わせきっかり4時間で描いた作品群。
こうして比べてみると、4時間の作品はモチーフによってムラがあり、安定した実力が伴っていませんでした。受験の時に100%の実力が出しきれなかったかもしれません。

制作中のHINATAは、いつも大変楽しそうでした。頑張っている感はなく、常に鼻歌を歌っているかのようなウキウキの筆さばきで、「ハ~、美味しかった!」のセリフのように「ハ~、今日のアトリエも面白かった!」と言うのです。純粋に制作を楽しむ姿勢は、全ての受験生の見本になります。私は大学受験勉強中の高校生に「受験用の絵なんか描くな!だからお前の絵はつまらないんだ!お前の好きが伝わらない。なんの魅力も感じない。」と罵ることもありますが、HINATAの爪の垢を煎じて飲ませたいくらいでした。
こういう人は強いです。生き方が輝いているから、絶対に挫折しません。彼女を見たたくさんの人まで幸せにできます。だから大丈夫。きっと行きたい美大に行けるでしょう。

美術高校なんてね、元々私は猛烈に反対してたんだから、行かなくていいんだよ。視野が狭まるし、むしろ受からなくて良かった。美術以外で興味が持てることを知り経験する機会に恵まれたんだ。それが肥やしになり、絵が輝くんだから。美術高校で絵ばっかり描いている人、課題に追われている人は、技術の向上はするけど惹きつけられる魅力は磨けない。HINATAは可能性をもらったと思って欲しい。ずっと応援してる!

川崎総合科学高等学校デザイン科 合格再現作品3


KOKORO 中3/合格再現作品 試験時間90分

大竹です。川崎総合科学デザイン科の合格者紹介も3人目となりました。今回は、小2の時から小学生クラスに通っていたKOKOROの合格再現作品をご紹介させて頂きます。
のんびり趣味で続けているのかと思いきや、中3の夏前に突然「川総に行きたいです。」と言い出し、「え?それならまずは休まず、やる気を見せて!早速来週から週3回通いな!」と慌ててお尻を叩き、受験に備えていきました。大人しく無口なタイプでしたが、内では考えていることが沢山あるのだと思います。それらを作品制作を通じて発散していけると良いのですが、それには先ずは基礎力!川総の実技試験では人工物、かつ安価で大量に用意が可能な工業製品が出題される傾向にあります。(受験生一人一人にモチーフを用意するため)モチーフ数は2~3個、それらを自分で置き方を考えて描いていきます。

ただ適当に置くわけではありません。なぜ出題者はこのモチーフを選んだのか?このモチーフを使って、何を描いて欲しいのか?どこを主役に描けばいいか?それらを考えて配置しなければなりません。「透明なモチーフが出たなら、その向こう側に別のモチーフを置き、透けている事を表現する」「鏡が出たなら、他のモチーフを映り込ませる」「紐類が出たなら、他のモチーフと絡ませたり、手前と奥に配置して前後関係・奥行きを出す」など、全ての配置に意味を持たせます。90分という短い時間の中で、どのようなモチーフが出題されてもより良い配置を見つけ、正しい形と質感を表現する。それらは沢山の積み重ねで基礎力を高めていかなれば難しいもの。その研鑽はこれから先、学校での課題制作や自身の作品制作を支えてくれるでしょう。受験お疲れ様でした!合格おめでとう!

川崎総合科学高等学校デザイン科 合格再現作品2


ANNA 中3/合格再現作品 試験時間90分

マユカです!今日も昨日に引き続き、高校受験生の合格作品を紹介していきたいと思います!

ANNAも秋からの入会で、受験に間に合うのかハラハラした子の一人です。とても丁寧なデッサンを描くものの、1時間半という時間制限がある高校受験のデッサンでは、描き込みが間に合わないこともありました。しかしベースを塗るところまでは誰よりも綺麗なデッサンを描いていたので、自分なりの描き込み方を見つけてからは早くなり、「後は本番大きくミスしなければ大丈夫だね」なんて話をして送り出しました。

合格再現作品を描いた時も「私は他の人に比べて未熟なのは分かっていたので、せめて構図だけでも誰もやらないような置き方にしようと、モチーフを手前に引き寄せて、上から見下ろすような配置にしてみました。」と言っていて、自分の実力のカバーにそこまで考えられるようになっていたのかと驚きました。あまりにチャレンジ的な構図の作品はなかなか一発勝負の受験ではおすすめしませんが、見てもらえる確率はぐっと上がります。ANNAのように自分の強みと弱さを理解した上で、攻め過ぎずに挑んでみるのは1つの手と言えるため、それが功を成したのでしょう。

スタートが遅くても「上達したい!」という熱意を持っていれば、いくらでも強くなれます。それでも、うまく描けない時のもどかしさや、厳しいことを言われ心が折れそうになったこともあるでしょう。改めて合格本当におめでとう!!高校生活、目一杯楽しんで下さいな!

橘学苑高等学校デザイン美術コース合格2


YUURI アクリル/鉛筆

私立の橘学苑高等学校デザイン美術コースに合格したYUURIの作品を紹介します。今年ミオスの高校受験生では唯一の男子。ですが、女子と対等に話せる話術の持ち主で、左の作品に対するプレゼンも、こちらがお腹一杯になるほど語ってくれました。

私が通う美大でも、プレゼンの機会は非常に多いです。「今、どういう考えのもとで、何を作っているのか」を説明することが求められ、課題によっては、作品制作は各自で進め、授業では自分のプレゼンとクラスメイトの発表を聞くことが中心になることもあります。(武蔵野美術大学は制作過程を重視すると聞くので、他の美大は異なるかもしれません。)

制作において大事なのは、「自分が作っているものについて常に考え、責任を持って意図的に行動すること」です。そのためには、自分のやっていることを正しく理解する必要があります。特にデザイン系の学科では、例えばポスターなどのグラフィックデザインにおいて、「伝えたい情報を、伝えたい相手に、一目で正確に伝える」ことが最も重要です。そのためには、話し方を工夫し、スムーズに情報を伝えられるよう練習することも欠かせません。

中学生ですでに、デザインでもっとも大切な『自分の専門知識を日々深め、人に説明できるレベルに引き上げる』ことを習得し、誰を前にしても緊張せずに堂々と発表する能力があるYUURIなら、怖いものなしでしょう。その能力は今後、作品にも活きてくるはず!更なる成長を期待しています!!

白山高校美術科 合格再現作品


YOSHIMI 中3/合格再現作品 試験時間60分

神奈川県立白山高等学校美術科に合格したYOSHIMI。昨年11月を過ぎてから駆け込みで当校に入会しましたが、神奈川の公立高校の入試は2月14日の為「お、遅すぎる…」という言葉がつい出てしまいました。それまで他の教室でデッサンを描いていた人ならいざ知らず(美術部は入っていてもあまり意味がないです。絵画教室や絵の予備校がない地方の中学にたまにいる、プライベートを犠牲にして美術教育に身を捧げている教師が顧問で指導してくれているなら別)、3ヶ月しか準備期間がないのは普通に考えて厳しいのが現実。「美術なめんなよ!」です。

それでも冬休みもミオスの講習に通い、彼女なりに一生懸命頑張ってきましたが、1月23日最後の志望校登録で『川総デザイン科』からランクを落とし、『白山美術科』に変更しました。
しかしその時の言葉が感動的で「自分の学習面と精神面を考えた結果の結論です。ここまでデッサンを通した生き方や心構えなど、大切な事を熱心に教えて頂いたのに、不甲斐なく申し訳ない気持ちでいっぱいです。でも気持ちを切り替えて、最後まであきらめず白山合格を目指します。」というものでした。

元々真面目で『言われたアドバイスは1つも聞き逃さずノートに書き留める』という姿勢で授業を受けていましたが、最後の方には「なぜその構図にしたのか?」という質問にも的確に答えられるような、考える力がつきました。
一番上の合格再現作品は、合否発表前に描いてもらいましたが、「問題に『箱を細部まで良く観察した後、構成せよ』と書かれていました。よく見たら箱の構造が『地獄底』だったんです。これは底を描けという意味だと思い、見えるように配置しました。試験終了後に絵を回収される前、周りを見回したら誰も底を描いていなかったので『みんな分かってないな』と思いました。」なんて生意気なことを言うではありませんか!
時々辛くてポロっと涙をこぼすこともあったYOSHIMIが、よくここまで自分に自信を持てるようになったもんだと感動しました。合格を頂いた後は「私の絵は90点だったんですが、何が10点足りなかったんでしょうか?」と、聞いてくるほどたくましく!「YOSHIMIいつも四角が逆パースになっちゃうんだよ。箱はいいけど、下に敷いた台紙の形がおかしいじゃん!しかもこれ、再現作品で気持ちに余裕がある時描いたのに狂ってるってことは、緊張してる本番はもっと狂ってた可能性もあるよ?紙コップの楕円もいびつだしね。」と言うと、「まだまだ未熟でした。」としょんぼり。
いいんだよ、まだ成長できることが残っている方が、楽しみが多いんだから。

話は全く変わりますが、子どもの頃、家族旅行で泊まる旅館を決める時「高級旅館の一番安い部屋しか空いてなければ、ランク落とした旅館で最上級のコースを予約しろ。その方が良いサービスを受けられるし、泊まっている最中に惨めな気持ちにならない。」とよく父が言っていました。色々な考え方があるでしょうが、ようは何が自分らしくより幸せを感じられるか、が大事ということですよね。それを一人で考え結論を出したこと、そこが一番素晴らしいと思います。これからの進化が楽しみです。  小原

川崎総合科学高等学校デザイン科 合格再現作品1


MANAHA 中3/合格再現作品 試験時間90分

大竹です。今回は私の後輩になるMANAHAをご紹介します!小学生の頃からミオスに通っているだけあって、安定した実力があったMANAHAですが、小原先生には「そつなく描きすぎなんだよなぁ。年寄は若い人に一生懸命さを求めるんだからさ、もっと頑張ってる感を出せないかね?きれいで上手いだけじゃ物足りないんだよ。」と無理難題を言われていました。(笑)そう言えば私も川総デザイン科の高校受験をした中学生の時に、「合否の判断を決める偉い先生(つまり一番ご年配の先生)に媚びを売るのが手っ取り早いから、その先生は持っていないもの=『若さ』を感じさせることが一番重要。技術は高校は行ってから十分身に付く、という考え。元気漲るデッサン描け!」と小原先生に言われていたのを思い出しました。

そつなく描きすぎと言われておりますMANAHAですが、中学生がそつなく描くのがどれだけ難しいことか!そう見えるのは、モチーフのどこを描けばそれらしく見えるかをしっかり考えて取り組んでいるからでしょう。押さえるべきポイントを的確に見極めています。また、黒〜グレー〜白に至るグラデーションも美しいですね。例え白黒でも、その色が美しく見えなければ良いデッサンとは言えません。(かくいう私も、デッサンが泥臭いと言われた記憶があります。)
一生懸命さもそうですか、MANAHAなら「このモチーフのココが好き!」と言った拘りなんかももっと出しても良いんじゃないかと思います。例えば、私は金属を重たく見せたり、ハイライトや写り込みを描き込んで質感を出す作業が大好きだったので、そこが主役となる様によくデッサンしていました。ここまで描ける人は拘りが無いのではなく、出し過ぎない様セーブしてる様にも思います。ここを描くためにこの構図にしたんだ!他は引き立て役!という位の執着を見せても良いのではないでしょうか?

ただ、こうしてデッサンを一覧で見てみると、見る人にもオープンというか、隠し事のないサッパリとした気持ち良さも感じられます。実際、合格後のMANAHA本人と久しぶりに話した際は、以前と比べかなり社交的で明るくなった様に感じられました。作者の心の有りようがここまで作品に現れるのも面白いですね。とにかく合格おめでとう!高校生になってからの作品も楽しみにしております。

相模原弥栄高等学校美術科 合格再現作品2


IROHA 中3/合格再現作品 試験時間90分

気温差で風邪をひきそう!マユカです!今回は昨日に引き続き、合格者作品…IROHAのデッサンをご紹介します!

IROHAは最初から形どりにそこまで手間取ることもなく、それに加えて素直で実直な性格だからこそ上達が早かったように思います。「とにかく早く筆を動かす!」と言われれば早くベースを置き、「色が全体的に似ている」と言われれば必ずどこかにしっかりとした黒を置き…素直に改善を重ね、自分の作品を遠くから見たりと客観視しつつ、毎回積み重ねるように鉛筆を動かしてきました。

そんな真面目なIROHAだからこそ、受験後「金属の手前を目立たせたくて黒く描きすぎたら、反射が描きこめなくなっちゃったんですよね…」とか、「構図が失敗しました!セコイ手でごまかしてきちゃった…」と、再現作品を描いている途中に一人反省会。自分の作品の詳細まで覚えてて偉いなぁと思いながら『失敗やセコイ手』の内容を聞くと、再現作品よりも少々右上のスペースが広く(間抜けに)なってしまったそうで、「最後に『受験番号の札をテープで右上に貼って提出』って指示を出されたから、貼る位置を右の角じゃなくて少し中央に寄せて、隙間を目立たなくしたんです。」と言っていたので、「そのごまかし方もよく考えついたね。ひらめきと度胸は美術で食べていくのに重要だからこそ、逆にそれを評価されればいいね。」と慰めました。アドリブでどうにか見せ方を考え、咄嗟の判断でカバーしたことに感心しつつ、発表をドキドキして待っておりました。結果はめでたく合格!彼女の努力の積み重ねが報われて本当によかったです。

真面目(普通)過ぎると面白くなく、少し尖る部分があった方が評価してもらいやすい美術の世界は、セコいズルいくらいがちょうどいい!全体的に見たときのバランスに気が付けて機転を利かせられたのも、日ごろから客観視を心がけていたIROHAだからこそかもしれません。

そういえば「一日で何枚もの実技デッサンを見る高校の先生たちは、一枚一枚見るようなことはしない。壁や机、もしくは床に全部をずらっと並べて、全体を見ながら選んでいくから遠くから見たときに強く目立つほうが良いんだよ」と伝えていたことを思い出しました。こういった小さな言葉を覚えていてくれたのかな?と嬉しく思っています。ともかく、本当に合格おめでとうございます!IROHAのこれからの高校生活が楽しいものになりますように!