冬期講習

年末の冬期講習の様子(作品は高校受験の想定デッサン‐90分)

現在冬休み中ですが、小学校受験の幼児、美術系高校受験・美大受験の学生の個人レッスンは受け付けています。年明けは1月4日15:00~予約を承ります。
大人クラス授業は6日(日)より、学生クラスは15日(火)より、月曜小学生クラスは7日(月)より、火曜小学生クラスは15日(火)より、水曜小学生クラスは9日(水)より、木曜小学生クラスは17日(木)より、幼児クラスは9日(水)より、小学校受験クラスは7日(月)より、親子クラスは15日(火)より始まります。
ブログは1月11日(金)までお休みさせて頂きます。

透明水彩でリンゴを描く

大竹です。8月2日(木)に行われた、中高生対象のワークショップ『透明水彩で描く写実画』のご紹介です!実物をリンゴを見ながらリアルに描くというもので、いつもは個人でそれぞれ自由に違うものを製作をしている学生達も、この日は学校の授業のように全員が同じ題材に取り組みました。

透明水彩という、発色が美しく、塗り重ねが上手くいく絵の具を使って制作しました。果物の形は花びらの枚数で違いが出ます。リンゴは花びらが5枚あるので、上から見ると五角形の形をしています。更にリンゴによって形は違うので、綺麗な真ん丸に描くのではなく、微妙な歪みを捉えられるように指導しました。
また果物を透明水彩で着彩する時のコツは、熟して色づく前の色から塗ることです。まずはじめに黄色やオレンジを薄く塗り、乾いた上から熟した赤色を少しずつ何度ものせていきます。

 そうして出来上がったリンゴ達がこちら!

リンゴの色のムラや模様もじっくりと観察し、細い筆で線を重ねるように塗っています。それによってリンゴの身がギュッと詰まった感じが伝わってきますね。透明水彩は乾くと下の色が透けて影響してくるので、何度も塗り重ねて深みを出す事ができます。リンゴの赤を引き立たせる為に影の色は青色にしました。それにより少し大人っぽい印象に仕上がりましたね。リンゴ以外の物にも、影には黒だけではなく青色を使うとお洒落に見えたり画面が鮮やかになるので、一つのポイントとして覚えておくと良いでしょう。そして最後にツヤや反射光を白で入れる事により、瑞々しさと立体感が出てきます。

皆集中して取り組んでいたので、2時間で描いたとは思えないほどの仕上がりになりました。今回のモチーフは静物でしたが、透明水彩は風景画も楽しいので興味を持ったら是非色々と描いてみて欲しいですね!

中高生対象・水彩画講座

『透明水彩で描く写実画』

学校の夏休みに、絵を描く機会を作ってみませんか?美術が好きな人も、学校の宿題をなんとなく済ませたい人も、ぜひこのワークショップを利用してみて下さい。
透明水彩という、発色が美しく、塗り重ねが上手くいく絵の具を使って制作します。

果物の形は花びらの枚数で違いが出ます。また果物を透明水彩で着彩する時のコツは、熟して色づく前の色から塗ることです。
果物をじっくり観察し、しっかりデッサンをした後、透明水彩を使って丁寧に仕上げていきましょう。
希望者には、美大・美術系高校受験の勉強方法についてや、受験対策を始める時期などもご相談に乗ります。ワークショップ受講後2か月以内に通常クラスにご入会頂いた場合、入会金より2,000円割引させて頂きますので、これを機に早めに基本の鉛筆デッサンから取り組んでいきませんか?

日 程:8月2日(木) 19:00-21:00
参加費:2,000円  持ち物: 筆記用具のみ(透明水彩をお持ちの方はご持参下さい。)

詳しいお申込み方法はこちらのブログをご参照下さい。

春の学生デッサン

春休みワークショップのトップは学生クラス、昨日15名の参加者で行われました。球体と円柱という、鉛筆での基礎的な静物デッサンを学びました。

まずメインのモチーフに取り掛かる前に、発泡スチロールの球を用いてデッサンの進め方のコツの解説とデモンストレーションから行いました。内部生・外部生関わらず、基本の基本から振り返りつつ鉛筆に慣れる為とウォーミングアップの意味も込めての課題です。輪郭をとってイラストのように描くのではなく、ぼんやりと影でモチーフを浮き上がらせるイメージで、手早く満遍なく進めるように説明し8分間集中して球を描き上げました。

各々球を描いた上での反省やコツを踏まえ、メインとなるかぼちゃとアルミの円柱のモチーフに取り掛かります。

アタリを取り、構図をしっかりと定めてから陰影をつける工程に移行していきます。

影を取る作業のはじめに、かぼちゃのふさの部分は何個あるか、ヘタはどんな形になっているか、かぼちゃの形状を細かく観察していきます。それから多角形を意識した陰影をつけていきました。モチーフごとに異なった特徴的なイメージを与える為に鉛筆を使い分ける必要があるのですが、この使い分けに苦戦する生徒も見られました。

そして描くこと一時間半、完成したデッサンが上の写真となります。

かぼちゃのずっしりとした量感、ゴツゴツとした不揃いな質感がとてもよく表現できています。アルミの陰影もきちんと固いものとして描き分けられ、写り込みまで表現できているものも見受けられます。構図も大きく狂ったものはなく、慎重に構成を考えたことがわかりますね。

今回、予想以上に上手く描けたという声が聞けて嬉しい気持ちになってしまいましたが、まだまだ伸び代はあります!

内部生のみんな、頑張っていこう!外部生の子も、技術を美術の授業で自慢&練習してみてね!

 

その他のワークショップについて

3月29日(木)、30日(金)10:30-12:00 幼児・小学生対象の『食品サンプル・ワッフル作り』 、少々空きがございます。(30日は残席僅か)

3月29日(木)、30日(金)13:00-14:30 小学生対象の『パッケージデザイン』は、十分空きがございます。ぜひご検討下さいませ。

春のワークショップ・中高生講座


中高生対象 デッサン講座(一昨年行った際の授業の写真)

どうも幸介です!本日は春休みに行う中学生・高校生対象のデッサン講座のご案内をさせていただきます。

日 程:3月22日(木) 19:00~21:00
持ち物:鉛筆の4B、HB、3H、消しゴム
参加費:2000円
対 象:新中学1年生~新高校3年生

球体と円柱という、基礎的なの鉛筆での静物デッサンを学びます。鉛筆の持ち方から、構図(見切り)、正確な形の捉え方(図り方)、濃淡の付け方立体感の出し方など、講師の実演なども織り交ぜながら1から説明していきます。美術系の進学を考えていたり、興味はあるけどやったことがない・しっかりと基礎から復習したい、などを考えている学生の皆様にお勧めの講座です。
ミオス在校生と合同授業となります。

<お申し込み方法>
下記の必要事項を明記の上、メールの件名を「春ワークショップ・学生講座」として、e-mailアドレスへ送付してください。
お申し込みの確認とご受講料お支払い方法を返信します。
①氏名と学年 ②住所 ③電話番号 
をご連絡ください。定員がございますので、参加可能かどうかを返信いたします。
メールアドレス:mios@ace.ocn.ne.jp

少しでも興味のある学生の、美術の入り口としてピッタリの講座ですので、皆様の参加をお待ちしております!!

学生ワークショップのご報告!

学生クラス 石膏デッサン講座

どうも幸介です!本日は先週開催された学生クラスのワークショップ、石膏デッサン講座のご報告をさせていただきます!!今回は初心者から経験者まで学生が21名参加。スタッフ4名体制で授業を行いました。
比較的涼しい日だったのにもかかわらず、やはり中高生20名以上だと酸欠になりますね…あまり学生だけでアトリエが満員になる機会は少ないので、なかなか新鮮でした。また、学生クラスはいつも各々が別の課題をやっているんですが、今回のように皆で一斉に同じモチーフを描くのも、刺激的な経験になったと思います。

まず最初に、石膏デッサンの概要や描き方、デッサンの基本などを小原先生が説明します。それを踏まえての制作となりました。大きく形を捉える、陰影を面で描く、細かなディテールは最初から追わないなど、初心者だけでなく小学生クラスからの持ち上がりの生徒達も、改めて説明を聞いて描き進めます。普段アトリエの学生クラスでは、こういった「講義」的な授業は無いので、それも面白かったんではないでしょうか。

今回の授業を踏まえて、そのまま石膏デッサンを描き続ける生徒もいます。今回の参加者には美術系への進学希望者も多かったように思います。このワークショップで伝えたことは、どの科のデッサンにも通用する基礎の部分でしたので、忘れないうちに反復練習をして、しっかりと身に付けてもらいたいです!

石膏デッサン講座のお知らせ


中高生クラス対象 夏休みワークショップ 石膏デッサン

どうも幸介です!先週末ぐらいから夏休みも始まり、ミオスの夏休みワークショップも続々とスタートしております。定員になってしまったワークショップもありますが、中高生クラス対象の「石膏デッサン講座」はまだ若干名の余裕があります!以下詳細です↓

8/3(木)石膏デッサン
対 象:中高生(内部生との合同授業)
参加費:2,000円 
時 間:19:00-21:00
持 物:鉛筆4B,HB,3H・消しゴム
難易度の高い石膏像の鉛筆デッサンを基本から学びます。イーゼルの構え方鉛筆の持ち方、構図(見切り)、正確な形の捉え方(図り方)、濃淡の付け方立体感の出し方など、1から説明していきます。気負わず描いてみましょう。

<お申し込み方法>※昨年までとは申込方法が異なります。ご注意ください。
下記の必要事項を明記の上、メールの件名を「学生申し込み」として、e-mailアドレスへ送付してください。お申し込みの確認(定員がございますので、受付時に参加可能かどうかをお知らせいたします)とご受講料お支払い方法を返信します。
①ご受講希望日・希望講座名 ②氏名と学年 ③住所 ④電話番号 をご連絡ください。定員がございますので、参加可能かどうかを返信いたします。
メールアドレス mios@ace.ocn.ne.jp
(確認の返信を3日以内に致します。もし返信がない場合お手数をお掛けしますが、再度ご連絡頂けますと幸いです。)

…ということで、本格的なデッサンに興味がある・技術を向上させたい・美術系進学を考えているなどの学生の皆様、まずは教室や予備校などに通う前に、入り口として参加してみるのもお勧めですよ!しっかりと基本から教えます。ということで皆様のご参加お待ちしておりまーす!

学生クラスワークショップ・牛骨デッサン


学生クラス 春休みワークショップ 牛骨デッサン講座

どうも幸介です!本日は春休みに学生クラスにて開催した牛骨デッサン講座のご報告です。新中1から高3までを対象とした授業で、単純にデッサンを描きたい生徒から美大を目指す生徒まで幅広く集まっての開催となりました。本物の牛骨という、学校の授業などでも中々描く機会の無い珍しいモチーフ。描く紙も木炭紙の大きさで、ダイナミックに制作いたしました。

通常の授業では全員で同じ絵を描くということの無い学生クラス。小学生クラスと違い、描くものはそれぞれ自由です。今回の授業のように皆でひとつのモチーフを描くことによって、他人の絵の進め方や目の付け所などが発見できますね。しかも今回、多摩美に現役合格したデッサンの上手い高3の生徒(↑)も紛れこませていました。他の参加者に美大合格レベルの技術を盗んでもらうべく、他の人から見えやすい中心の位置で描いてもらいました。技術を盗むまでいかなくても、他人と比べて自分のレベルが分かったりするだけで、いい刺激になったんではないかなぁと思います。

最後に皆の作品を並べて講評も行いました!!並べられると他人との違いが顕著です。学校では一番絵が上手くても、アトリエはそういう生徒達の集まり。上手い人たちと比べてみて、みんなけっこう「自分ってまだまだだな…」みたいな落胆もしていましたが、こういう経験も絵が上達する上ですごーく大事な事だと思っております!!

中学生高校生を対象とした学生クラスでは、デッサンや構図の取り方などの基礎的な練習に加え、生徒ひとりひとりに合わせて油彩や水彩や日本画など様々な技法を学べます。無料体験授業はいつでも受け入れておりますので、単純に絵が上手くなりたい!もっといろんな画材を学びたい!って生徒や、美術系に進学したい!将来はイラストレーターやデザイナーになりたい!って生徒まで、体験授業のお申込みをお待ちしておりまーす!!

牛骨を描こう

実織 高1 鉛筆デッサン

どうも幸介です!アトリエミオスの学生クラスでは、自由に好きなものを制作をしている生徒が多いのですが、美術系進学を考えている生徒や絵の技術を向上させたい!ということでデッサンを描いている生徒も少なくありません。本日載せているデッサンは、小学生から通う実織の牛骨のデッサンです!

骨は自然物ですので、部分ごとに細かい起伏が異なります。彼女のデッサンは細部の丘陵まで発見し、しつこく描けている良いデッサンですね!大まかな明暗も取れていますので、特に影の部分なんかは骨の風合いが良く表れていると思います。実際の牛骨は白いので、上面などにもう少し明るさを残す事と、地面の影がキツすぎることに注意すれば、もっと良くなったんじゃないかなと思います。なんにしても高校1年生でここまでモチーフの質感を追いかけたことは素晴らしいし、彼女のモチーフを見る目や鉛筆の使い方などの技術も、向上したと思わせる作品になりました!

そしてこの牛骨、中高生向けの春休みワークショップを開催いたします。木炭デッサンをします。
[学生クラス・春のワークショップ]  ・牛骨の木炭デッサン 

日 時 3/21(火)18:30~20:30
対 象 新中1年~新高3まで(内部生との合同授業です)
参加費 2,000円  持ち物 不要

1回の授業で完成する本格的な木炭デッサン、しかもなかなか普段の生活で見る機会の少ない牛骨がモチーフ。人当たりの良い講師陣を揃えておりますので、どうぞ学生の皆様のご参加お待ちしておりまーす!

ガチャガチャの使い道

もうすっかり暑いですね!木曜学生クラスの菅原です。
私はと言いますと卒展と課題と就活に追い込まれてストレスで胃を壊したり、朝の通勤ラッシュの改札で盛大にすっ転んで青あざを作ったり、喫茶店のバイト中にもすっ転んでグラスを4つ割ったり、靴づれで白いパンプスを血で染めたりケータイが壊れたり(これ以上はみなさんに負のオーラが伝染しそうなので自重します笑)…。なので最近では作った青タンを生徒に見せびらかし、みんなの「うわぁ〜痛そう!!」というリアクションを見るのが楽しみになっています(悪趣味)!

では、本題に入らせていただきます。笑
しばらく前になりますが、学生クラスでガチャガチャのオモチャを使った大真面目な授業をしました!
ガチャガチャ…?と疑問に感じるかと思いますが、本当にふざけてないんです。というのも、そのオモチャはデッサン用石膏像のミニチュアフィギュアなのです!
私自身店頭に置いてあるこのガチャガチャを見かけたことはありましたが、正直、「ストラップでもなくフィギュア?誰がこんなガチャガチャやるんだろう…」と思っていました。結果、アトリエミオスの1番偉い人(小原先生)がやっていました。(しかも20回以上も!)こういう層に需要があったんだと納得しました。

まず、ミニ石膏デッサンを始める前に、紙コップという単純なモチーフを用いて″面を取る″ウォーミングアップを行いました。面を捉え影をつけることは、デッサンの要です!
生徒には、まず初めに何もアドバイスしない状態で小さな紙に制限時間3分でそれぞれ紙コップを描いてもらいました。
しかしこの段階では、ほぼ全員が満足に描き上げることができませんでした。

そこから、小原先生の講義が始まります。3分で描き上げられなかった悔しさからか、みんな食い入るように耳を傾けていました。面を取るということの説明を受け、それからまたさっきと同じ課題(3分でカップを描く)に取り掛かってみると、今度は多くの生徒がザッと描き上げることが出来たのです!
短時間で効率よく密度を上げられるコツを掴むための訓練だったのですが、結果が目に見えるとこちらとしても嬉しいです。

そしてそしてそんなウォーミングアップを終えてから1人1つミニチュア石膏フィギュアを配り(みんなテンションだだ上がり)、デッサンに取り掛かりました!
とっても小さいので覗き込んだりいろんな角度から観察したりして、各自試行錯誤しておりました。すばらしい!
やっぱり基礎は大切なのですね。
余談ですが、このミニチュアフィギュアは東京芸大彫刻科の生徒によるモデリングだそうですよ★
ぜひアトリエにいらしたときに見てみてください!


木曜学生クラスは、3月までいた男子高校生2人が卒業し、4月からはなんと女子中高生15人在籍の女クラになりました!私達スタッフも女子大生2人(+小原先生)なので、蜂の巣を突いたかのような賑やかな時もありますが、こちらのカリキュラムのように真面目に同じ課題に取り組む日もあります。

学生向けの夏期講座もぜひご検討下さい↓
忙しい夏休みでも、空いている時間に絵を描き腕を上げたい学生向けのレッスンです。他のクラスの授業中でも、教室の片隅で制作できますので集中力も鍛えられます。前日までにメールで予約・確認して下さい。
mios.obara@kyi.biglobe.ne.jp

対 象 中学1年生~高校3年生
参加費 2,000円(1回-2時間ごとの予約制/当日支払)
日 時 7/19 ~9/1 10:00~21:30
持ち物 6B~6Hの鉛筆・練り消しゴム
※ 中学生は、『 1日で完成・油絵体験 』の講座も参加可能です。詳しい案内は、コチラ