
夏波です。梅雨明けで本格的に暑くなりましたね、皆さん体調に気をつけてください!本日は、水曜日に夜間大人クラスで行った【手のデッサン会】の様子をご紹介します!
今回のデッサン会では、7名の方が「それぞれの年代が分かるように」をテーマに制作しました。20代から70代までの生徒さんが参加し、同じ「手」という部位でも、大きさや指の長さ、爪の形など、それぞれに個性があることがよく分かります。普段から見慣れている部位だからこそ、わずかな形の違いや特徴が目につきやすく皆さん苦戦されていました。
手のデッサンといっても、ただグーやパーの形をそのまま画面に描くだけでは少し物足りません。自由に動かせて、いつでも目の前にある手だからこそ、絵になる形を探して描くことが大切です。平面的にならなりよう、数本の指を曲げて指の関節の強調したり、手の甲と平の両方が見える角度にしたり…。自分なりに手の魅力を見つけることで、より豊かなデッサンになります。さらに指同士に適度なまとまりを持たせながら、画面の中でリズムよく配置していくこともポイントです。

形をとる時も、「正面から見る親指は少し曲がっているから…」と頭の中の知識で関節を一つひとつ描いてしまうと、不自然でぐにゃぐにゃした指になりがちです。見えているものを平面に描き起こすのは予想以上に難しい作業ですよね。形のとり方にはさまざまな方法がありますが、違和感がある時はシルエットだけで見てみるのがおすすめです。例えば今回であれば、片目を閉じて手の輪郭だけをじっくり観察します。実際には指は大きく曲がっていても、シルエットだけを見ると凹凸は意外と少ないことがあります。そのシルエットをしっかり捉える際には関節や筋肉の膨らみまで意識できると、より立体感のある手に仕上がります。
さらに、今回のテーマを意識して描いてみると、単にシワの本数を増やせば年齢を表現できるわけではないことに気づいた方もいるかもしれません。皮膚の張りやたるみ、血管の浮き方、関節の節ばり方など、人によって現れる特徴はさまざまです。その人らしい特徴を一つでも描き分けられると、それぞれの年代らしさがぐっと伝わります。
身近なモチーフこそ「知っているつもり」で描いてしまいがちですが、じっくり観察すると一人ひとり違いがあります。今回のデッサン会でも、それぞれの個性が表れたものとなりました。たまには美大生のように、同じテーマ・同じ時間で制作するのも楽しいですね!
















