
ひとみです。気温が上がったり下がったりで服装に悩む毎日です。今回は学生クラスの凛の油絵の作品を紹介します。
斜め上を仰ぎながら佇む猫。全体的に彩度の抑えられた作品で、猫が可愛らしいと言うより、静けさの方が先に漂ってきています。中央の茶トラの猫には、赤や黄色、緑や青色など多様な色使いをしていて、猫の多彩な毛色の表現がなされています。様々な色が乗っているけれど、その静かな雰囲気が壊されないよう彩度を高くしすぎないところに工夫が感じられますね。尻尾の部分は手前に見えるように、対比させた明るい白の縞にすることで遠近感を出しました。
また背景の草原にも様々な色を飛ばすことで、猫だけが浮かないような統一感を演出しています。
この作品の雰囲気を大きく変えたのは、空。元の写真は室内にいる猫でしたので、自分で考えた背景を空想で加えました。薄い雲が広がっていて、あえて快晴にしないところが凛なりの工夫のポイントかなと思います。また奥の森は緑ではなく深い青色を広げることで、夜明け頃のような薄暗く落ち着いた雰囲気を漂わせていますね。
物憂げに見つめる猫の視線は、なにかを待ってたり、物思いにふける様子にも見えますが、オールナイトで遊び疲れた夜明け前の、気だるいぼーっとした雰囲気にも感じられて想像が膨らみます。きっと凛のゆったりのんびりとした性格がこの絵に反映されたのかな?猫は自分の化身かな?と面白く感じられました。