
木附 油彩
ひとみです。本日は展覧会に出品されていた木附さんの油絵の作品を紹介したいと思います。
まず目を引くのは、画面の中央に佇む花瓶に添えられた沢山の花々。華やかでありながらも画面全体の柔らかな雰囲気に調和するよう彩度が抑えられており、作者の繊細な感性を感じられます。そして窓枠をあえてはっきりと描かずにぼやかすことで、窓から差し込む柔らかな光が優しく広がって見えます。その光の描写が静かな空気感を醸し出し、穏やかな気持ちで眺めていたくなるような情景を生み出しています。
背景の壁も単調な色を乗せるのではなく、青色や黄色、茶色にオレンジ色など多彩な色を混ぜることで、花々が自然と画面に溶け込み奥行きの感じられる構成です。とても情緒溢れる画面でいて、華やかながらもどこか寂しさを感じられる世界観で、まるで曇りの日に窓辺で静かに花々を眺めているような情景が浮かびます。
今回の作品が油絵として2作品目の作品で、半年を掛けて丁寧に仕上げられました。2作品目とは思えない完成度の高さに思わず感嘆してしまいます。ご自身の世界観をしっかりと表現する描き方をすでに確立しつつあり、これからの作品にもますます期待が高まります。