
上段左から 結香・颯太・愛哩・ひまり
下段左から 愛莉・杏・幸次郎
結香 油絵の特性を活かした濃厚な色使いが目に飛び込んできます。花弁が重なる複雑な色分けと影まで描き分ける観察眼、そして何より力強く根を張り、土の匂いが感じられるような表現が見ている人を引き付けます。
颯太 本人と弟の表情がとても魅力的。仲良し兄弟の2人の感情まで伝わってきます。顔の個々のパーツまで観察出来ており、年齢差も上手く描き分けられています。Tシャツの色がお揃いで苦労しましたが、背景で挽回。
愛哩 バイクを描くには前後のバランスがとても大変ですが、縦構図に上手く収めており自然に描けていると思います。ホイールなど周りの景色を映す部品などは、金属として見えるように的確な色遣いで表現されています。
ひまり 一つの花に2つ以上の色の花が共存する現実的ではない組み合わせが、幻想的で夢の中にあるような世界で構成されています。背景のシャボン玉と合わせて異空間を演出する表現となりました。
愛莉 動物園にいる事で野生を無くしてしまったかのような虎。いつも周りに気を配る事が出来る愛莉の優しさが前面に押し出されています。下地の朱色が効果的に活かされ、虎の体や岩場に深みのある色味を与えています。
杏 夏の爽やかな抜けるような青空の水色が、補色に当たる黄色の花びらを引き立てています。一見色数が少なく見えますが、花びらは濃密に描かれており、1枚1枚丁寧に仕事をした事が垣間見えます。
幸次郎 寒い雪の中で健気に生きる小さき命に愛情を感じる一枚です。顔からお腹にかけて色鮮やかなオレンジ、また柊の赤い実が響きあいアクセントとなり、画面全体のスパイスとして効いています。