日本画で色づくどうぶつたち


左 ゆず / 右 心虹  共に中1  岩絵具・和紙・パネル

 

サヤカです。今回は学生クラスから日本画を二枚、ご紹介いたします!2人とも溌剌とした中学一年生です。いつも学校生や部活のことを楽しそうにおしゃべりしながら描いています。日本画のモチーフには、2人とも動物の姿を選びました。

まず、ゆずの作品はカピバラの露天風呂。自身の名前とリンクしたゆず風呂ですね(笑)カラーチョイスが上手で、温泉の温度や香りが伝わってくるような温かみのある画面になっています。カピバラには茶色から黄色と複数色を使い、チャーミングなフォルムや少し硬そうな毛質を再現しています。薬湯のような色味、水面の揺れもとても気持ちよさそう!背景も暖かいオレンジと黄色のグラデーションに湯気を描き、ほのぼのとした世界観を作り上げました。

次に心虹は、向日葵と猫をモチーフに選びました。猫ちゃんのつぶらな瞳がとても魅力的です。着彩に苦戦し、小原先生に「子どもっぽい!」と指摘されていましたが、全くそんなことを感じさせない仕上がりですね。葉脈や草むらはさまざまな緑色を使い分け、丁寧に描いています。また、向日葵と夜というコンビネーションもいいですね!向日葵は夏や太陽というイメージの方が強いですが、彩度が低い背景によって鮮やかな黄色がまるで満月のように映えています。

2人とも動物の表情を魅力的に描き切りました!使い慣れない画材に苦戦しつつ、楽しんでいた姿が印象に残っています。これからも2人の作品を楽しみにしています!