動きのあるポーズは…


5・6年生の授業の様子

マユカです!昨日のナツメ先生や一昨日のリホ先生に引き続き、今回は5・6年生の作品をご紹介していきます。


5・6年生の人物画

やはり高学年ともなるとポーズは難しいものを選んでも、髪の毛や服、顔も含めしっかりと描き切ることが出来ている子が多いですね。制服やロングヘアー、スカートのたゆみだったり、刀などの少し難しいパーツにも挑戦し、躍動感のあるただの「ポーズ」が、キャラクターとして昇華されています。複雑な手足の重なりや、手前と奥の理解が出来ているからこそ、刀だったり体のパーツで隠れている場所も補って全身を描くことが出来ているのでしょう。さらっと描かれているように見えて、見えていないところを描くというのは結構難しいのです。

趣味の範囲内で楽しんで描くことが多いイラストではよくあることなのですが、人物画を描く時に描き方が分からなかったり面倒くさかったりで、手や全身を描かなかったり、ポーズは全くとらせないで棒立ちにしてしまったりと、描かないパーツが多くなってしまい、結果的に顔だけどんどん上手になっていく、という現象が起きがちです。
そうなってしまうとバストアップの同じような構図しか描けなくなってしまい、イラストレーションの幅が大きく減ってしまいます。アトリエに来てくれる子たちの多くは絵が好き!上手くなりたい!と思ってくれているまさに向上心の塊のような生徒さんばかりですので、今回のカリキュラムを通して、全身を描くことで生まれる躍動感や空間、その絵から生まれるストーリー性などに気づいてもらえたらなぁと思います。こういった動きのあるポーズは、身近な物なら漫画、スポーツ雑誌などにたくさん載っています。初めは好きな漫画の模写から入る、という人もいるくらいです。動きのあるポーズをたくさん見て、真似して、いつか思い通りにオリジナルのイラストが描けるようになったら素敵ですね!