
1・2年生の授業の様子
佐藤です。本日は小学生クラスの 4 月のカリキュラム「人物画」の授業風景をご紹介します。
今回のブログでは 1.2 年生の作品に絞ってお届けします。3〜6 年生の作品についても後日ブログでご紹介しますのでお楽しみに!

1・2年生の人物画
これらは全て4月最終週に描いた 1.2 年生の作品です。1ヶ月間みっしり人物の描き方を勉強し、その集大成として難しいポーズの人物画を描いてもらいました。
お題は「頬杖をついて寝転んでいる人」「胴上げされている人」「ビールジョッキを持ってあぐらをかいている人」。ミオス・オリジナル教本『なにも見なくても人物画が描けるようになる本』に載っているポーズの中から多数決をとって、生徒たちが描きたいお題を選びました。どれも小学校低学年の作品とは思えないほど、上手に描けていますね!
私も授業中に何度か1.2年生向けに人物の描き方を指南しましたが、複雑なポーズを題材にする時は「ちゃんと伝わるかな?」「難しすぎるかな?」と少し心配していました。
あぐらや寝転んだポーズは脚が重なっているので、描き順を意識して、手前側の脚を先に描かないと上手くポーズが取れません。また、人物画に限らず絵を描く時には、まずは球・円柱・円錐のような、シンプルな基本形でモチーフの骨格をしっかり捉えることが大切です。でも大人の生徒さんにお伝えするのとは違って、球・円柱・円錐!などと言っても小学生低学年には中々イメージがしづらいですよね。
しかしそんな心配も杞憂だったようで、皆複雑なポーズをバッチリ描きこなすことが出来ました。
描いていて特に盛り上がったのは「ビールジョッキを持ってあぐらをかいている人」のポーズ。
小学生にはビールジョッキは縁遠い存在……と思いきや、生徒たちにとっては家でお酒を飲んでいるお父さんやお母さんの姿が連想されるようです。「お父さんの絵にして良い?」「うちのお母さんはワインを飲むから、中身をワインにして良い?」と、どんどんお題を膨らませてくれました。
5月の小学生クラスでは、人物の勉強の成果を活かして球体関節人形を制作中です。
4月に人の身体の動きや見え方について学んだので、その知識を人形作りへ存分に活かしてもらいたいと思います!こちらもどうぞお楽しみに。