
佐竹 油彩(模写)
佐藤です。今回は大人クラスから佐竹さんの油彩作品をご紹介します。
左の合掌造り家屋の風景画は、画家の絵を模写したものですが、元々水彩で描かれた作品を佐竹さんが油彩でアレンジされています。
合掌造りといえば白川郷の集落が有名ですが、この絵は山梨県の西湖にある家屋を描いているようです。棟や窓にはえんじや青などのはっきりとした色が使われていますが、全体的に色まとまりが良く、落ち着いていて朴訥とした雰囲気が感じられますね。
佐竹さんは過去にも日本家屋の油彩画を描かれています(過去作品のブログはこちら)。以前の絵が瑞々しい緑やカラッとした空の爽やかさを感じるのに比べて、今回の絵は空がぼんやりと曇っていて、物静かな空気を感じます。
模写元の色の影響もあるかもしれませんが、私自身は夏には賑やかで楽しい絵が描きたくなり、冬には少し寂寥感を感じる絵や、柔和な絵が描きたくなります。
近しいモチーフでもグッと印象が変わっているのは、描かれた季節や気分の変化による影響もあるのかなぁと、勝手ながら想像を巡らせていました。
一方、右の静物画は光と影のコントラストが充分につけられてていて、実在感がありますね。
果物というモチーフも佐竹さんが過去に何度か取り組まれているものですが、ディティールの描き込み具合は過去一番ではないでしょうか?
それでいて、佐竹さんの持ち味である素朴な雰囲気もしっかり漂っています。
過去の作品にも共通する事ですが、風景画にしても静物画にしても、佐竹さんは「場の空気感」を描き出されるのがとてもお上手だなと感じます。
今は新たに風景画に取り組まれています。次の作品も楽しみにしております。