美術高校の受験

オバラです。いよいよ公立の美術系高校の受験3週間前となりました。
毎年冬休みには受験生を対象とした講習会を開いていますが、今年は参加者・参加回数が少なく、私の方が焦っています。
勉強の蓄えがないと塾の冬期講習を優先せざるを得ず、絵を描く時間を確保することが難しくなります。しかし、勉強もギリギリ、デッサン力もギリギリの余裕のない現状は、精神的にキツイ状態。厳しいです。
「優しく穏やかで人が良い」=「波風立てずに穏便に」=「周りを見て平均をいく」という、日本人の美徳を多分に持ち合わせている子が多いのも非常に心配。そんな人が描いたデッサンに、なんの面白みも魅力もありません。先生や親、社会に都合いい(言いなりor指示待ち)人に、感動させる作品が作れる訳はないんです。
自信が持てないから手が遅く、鉛は弱々しく薄く、ミスを恐れ自分で決定打を打てず、モチーフの配置はいつも無難でつまらない。
「虚勢でいいから張っとけ!」「求めるべきは、完成度よりも冒険心!」「派手な服着ろ!」「肉食え!」と性格を少しずつ変えて行っていますが、間に合うかな?