
本日より、表参道での『Authentic Aesthetic -岩田俊彦 作品展-』がはじまり、多忙な岩田です。こちら
上記の展覧会に続き、11月24日から行われる私の展覧会の告知をさせて頂きます。
会場のあらかわ画廊さんはミオスの生徒さんにはお馴染みですね。小原先生が毎年個展をされておりますが、この度私も展覧会をさせて頂くことになりました。
出品するのは「欠片(かけら)」というシリーズの作品群で、私の名前で検索するとウェブ上で出てくる四角くて艶のある「フラットパネルシリーズ」の作品とは別の系統のものです。
こちらは、麻布や木に漆や顔料、砥の粉といった素材を付けたり取ったりしながら作り上げていく作品で、一目みると土の中から掘り出してきた発掘品のような印象を受けるかもしれません。
パネルに漆を塗り重ね、最後に磨き上げる伝統技法で作り上げるフラットパネルの作品との違いは、決まったプロセスに乗っ取った作り方をせず、その時その時の閃きでによる素材とのやりとりの中で作品が作り上げられていくところです。
漆という素材は縄文早期、約9000年前から使われていながら、まだ見ぬ可能性を感じさせる何とも不思議な素材です。
是非会場で、漆が見せる様々な表情をご覧頂ければ幸いです。
※月刊美術12月号に、1ページを割いて此度の展覧会をご紹介頂きます。是非こちらもご覧になって下さい。
岩田俊彦展 ー漆の潜在的な野生の物語ー
2020年11月24日(火)〜12月5日(土)日曜休廊 12時~17時30分(最終日は16時迄)
あらかわ画廊 東京都中央区銀座1-10-19 銀座一ビル3F 03-3566-5213