裁縫も芸術⁉


お久し振りです、ナツメです。
今回は小学生クラスの2月のカリキュラム、ぬいぐるみ作りのご紹介をします。
最初に何を作るか設計図を描いて、小さくなって着られなくなった洋服や、余り布などを家から持ち寄って製作しました。柄がきれいに見えるように布を切るなど、工夫を凝らしながら思い思いに作っていてとても楽しそうでした。思い入れのある服の話をしてくれた子もいました。お別れする運命だった服に再び命が宿りましたので、ぜひ末永く仲良くして下さいね!


昨年までお裁縫をする部活に所属していたので、教える側の私もついつい張り切ってしまいました。おぼつかない手つきにハラハラすることもありましたが、流石と言うべきかみんな手作業に慣れていて、そんな不安もすぐに消えました。作るものも幅広く、(実は毎度のことなのですが)小学生の発想から学びを深めることも多かったです。縫い物のカリキュラムはあまり行われませんが、手芸という観点でものづくりに触れる良い機会になったと思います。
皆さんも学校が長い春休みになってしまったので、空いてる時間があったら家で作ってみてはいかがでしょうか?

高校卒業制作

カズハです。今回は都美術館での高校卒業制作展が中止になり、お披露目できなかった作品のお話をしたいと思います。
制作のきっかけはミオスで海外の女優さんを油絵で描いたことでした。思いの外上手く描けたことから卒制でも人を描きたいという気持ちが湧いてきたのと、小原先生から「人物を描いたら?」と言っていただいたことから、絶対に人を描くぞ!と心に決めていました。しかし「描きたい!」という想いだけでは作品は作れません。そこで様々な人が集まる渋谷が何かヒントになるのではないかと思い、カフェの窓際で人間観察をするようになりました。

外国人観光客、サラリーマン、バンドをやっていそうな人…様々な人が私の前を通り過ぎていきましたが、やはり女子高校生が多いと感じました。可愛い女子高校生が多いなぁと眺めていたのですが、「皆可愛いということは皆同じ顔なのでは」ということに気付き、「誰かが決めた『可愛い』に女子高校生は洗脳され、メイクで理想の顔に近づこうとしている」と考え、そこから計画書を作成することにしました。

渋谷の街にいる3人はそれぞれ違う学校に通う女子高校生。なのに髪型も顔も一緒。ピンクの丸は女の子の可愛さの象徴で、それが渋谷の街を漂っている様子を表しました。
サイズはF100号(縦が約160cm)、キャンバスではなく木製パネルに油彩で描きました。
作品を作る上で注意したことは、顔を可愛くしすぎないこと、ポーズをバラバラにすることです。ただ、このような大きな作品を描いたのは初めてで、想像していた完成図とかなり違ってしまったため、きちんとした試作を作るなど、もう少し計画を練ってから挑めば良かったと反省しています。この経験を今後、美大での作品制作に活かしていけたらと思っています。

キジ、牛骨、鹿のホネ…

大竹です。先週の幼児クラスでは、小学生クラスのワークショップの内容を一足先にチャレンジしてみました!
教室内に鴨・キジの剥製と、牛・鹿の頭の骨を置きそれらを囲みながら大きい紙にクレヨンで描いていきました。1枚目は黒い紙を使用したので、牛骨などを描いている子には「骨は真っ白じゃなくて少し黄色っぽかったり、茶色っぽいところもあるよ」と説明し色を重ね塗りしていきました。実物が目の前にあるので、触ったり近くでよ〜く見ながら描いていきます。いつものスケッチブックよりも大きい紙だったので塗るのも一苦労でしたが、頑張った甲斐もありどれも見事な出来栄えです!
一枚目の黒い紙に描き終わったら別のモチーフに挑戦!二枚目は白い画用紙に描いてみました。年中、年少さんは早くに描き終わったので、皆の描いた絵を並べて発表&鑑賞会をしました。(上手に描きたい年長さんはこだわって時間いっぱい描いていました。)同じものを見て描いているのに、なんでこんなに違うんだろう?と不思議そうな子も。

ワークショップの小学生のお兄さんお姉さんも、ようじ達に負けないくらい上手に描いて下さいね!